急拡大しているシニアマーケットですが、日本に65歳以上の人数は何人いるのか?高齢化率は今後どのように変化するのか?今現在の介護施設の数は?高齢者の健康・介護事情から高齢者の購買行動・支出金額、高齢者の意識・・・
内閣府より発表される『高齢社会白書』や、総務省統計局より発表される『消費動向指数』等のデータを元に、具体的な数字を交えてながらシニアマーケットについて、テーマ別にご紹介します。
【シニアの概況】高齢者の犯罪被害/犯罪者 2021年3月
犯罪による65歳以上の者の被害の状況について、65歳以上の者の刑法犯被害認知件数で見ると、全刑法犯被害認知件数が戦後最多を記録した平成14(2002)年に22万5,095件となり、ピークを迎えて以降、減少傾向にあります。なお、全認知件数に対して、65歳以上の者が占める割合は、平成30(2018)年は15.3%と、増加傾向にあります。
【シニアの意識】共同居住に関する意識 2021年3月
血縁のない人々で協力して暮らす住まいについての考えは、「居住したことなく、今後も居住する予定はない」が84.4%、居住経験のある人(「現在、居住しており、今後も住み続けたい」「現在、 居住しているが、今後は居住する予定はない」「過去に居住したことがあるが、今後は居住する予定はない」の計)は1.0%で、今後居住に意向がある人(「興味があり、今後考えたい」12.9% +「現在居住しており、今後も住み続けたい」0.1%)は 13.0%となっています。
【シニアの概況】高齢者の交通事故死者数/高齢運転者による死亡事故件数 2021年3月
令和元(2019)年中における65歳以上の者の交通事故死者数は、1,782人で、減少傾向が続いています。65歳以上人口10万人当たりの交通事故死者数も、平成22(2010)年の8.6人から令和元(2019)年には5.0人へと大きく減少しました。
【シニアの意識】住み替え時の不安点/将来の住宅/子供との同居 2021年2月
住み替えをする場合に不安なことは、「費用がかかる」が 43.5%で最も多く、次いで「住み慣れ た地域を離れること」30.5%、「病院や商業施設等の近隣環境が整っている場所が少ない」15.2%、「引っ越しなど住宅環境の整備が面倒」14.9%と続いています。
【シニアの概況】高齢者の住まい/外出手段 2021年2月
65歳以上の者のいる主世帯について、住宅所有の状況を見ると、持ち家が82.1%と最も多くなっています。ただし、65歳以上の単身主世帯の持家の割合は66.2%となっており、65歳以上の者のいる主世帯総数に比べて持ち家の割合が低くなっています。
【シニアの意識】災害時の対策/住居の改修/住み替え時の重視点 2021年2月
地震などの災害に備えてとっている対策があるかないかの割合については、「対策をとっている」が67.5%と約7割と多く、「対策を取っていない」は32.5%と約3割に留まっています。
【シニアの概況】60歳以上の者の学習活動 2021年1月
60歳以上の者のうち、この1年くらいの間に学習をしたことのある人は、60代では55.0%、70歳以上では42.5%となっており、70歳以上で低くなります。学習の形式は、60代では「インターネット」が最も多く、16.5%である一方で、70歳以上では「公民館や生涯学習センターなど公的な機関における講座や教室」が16.2%と最も多くなっています。
【シニアの意識】現在の住居で困っていること/解決方法/解決予定 2021年1月
現在の住居で困っていることは、「住まいが古くなりいたんでいる」が14.1%で最も多く、「住宅の構造(段差や階段など)や造りが高齢者には使いにくい」が8.3%、「住宅が広すぎて管理がたいへん」7.9%と続いています。また「何も問題点はない」は65.5%となっています。
【シニアの概況】60歳以上の者の社会参加活動 2021年1月
60歳以上の者の社会活動の状況について見ると、60歳~69歳では71.9%、70歳以上では47.5%の者が働いているか、またはボランティア活動、地域社会活動(町内会、地域行事など)、趣味やおけいこ事を行っています。
【シニアの概況】介護時間/介護による離職/介護従事者の現状 2020年9月
平成28(2016)年の同居している主な介護者が1日のうち介護に要している時間を見ると、「必要な時に手をかす程度」が44.5%と最も多い一方で、「ほとんど終日」も22.1%となっています。
【シニアの意識】賃貸住宅への入居を断られた経験/将来の住まいへの不安 2020年10月
現在の住まいが「賃貸住宅(一戸建て)」または「賃貸住宅(アパート、マンション、公営・公団等の集合住宅)」の人に、今までに入居を断られた経験の有無を聞いたところと、「ある」と答えたのは4.3%でした。
【シニアの意識】現在の住まいについて 2020年9月
60歳以上の男女を対象とした『平成30年度 高齢者の住宅と生活環境に関する調査結果』によると、現在の地域への居住年数は、「31 年以上」が51.1%と約半数を占め、「生まれたときから」が 9.7%と約1割。合わせて約6割が31年以上同じ地域に住んでいます。
【シニアの概況】介護を頼みたい人/介護費用意識/介護者の属性 2020年9月
内閣府の調査で、55歳以上の人に介護を頼みたい人について聞いたところ、男性の場合は「配偶者」が56.9%、女性の場合は「ヘルパーなど介護サービスの人」が39.5%と最も多くなっています。
【シニアの意識】社会的な活動について 2020年9月
現在行っている社会的な活動について尋ねたところ、現在行っている社会的な活動は、「自治体、町内会などの自治組織の活動」26.5%が最も多く、次いで「趣味やス ポーツを通じたボランティア・社会奉仕などの活動」17.5%となっており、これ以外の活動は1割未満となっています。また、「特に活動はしていない」が 60.1%を占めています
【シニアの概況】死因/要介護認定者数と原因 2020年9月
65歳以上の者の死因別の死亡率(65歳以上人口10万人当たりの死亡数)を見てみると、平成29(2017)年は、「悪性新生物(がん)」が921.5と最も高く、次いで「心疾患(高血圧性を除く)」542.2、「老衰」289.6と続いています。
【シニアの意識】支えられるべき年齢/最期を迎えたい場所/孤独死について 2020年8月
「一般的に、支えられるべき高齢者とは何歳以上だと思いますか。」という質問に対して、「80 歳以上」28.4%、「75 歳以上」28.1%がほぼ同率で最も多く、70 歳以上が 20.1%と続いています。一方、「年齢では判断できない」が 9.7%と、約1割を占めています。
【シニアの概況】平均寿命と健康寿命/運動習慣 2020年8月
日常生活に制限のない期間(健康寿命)は、平成28(2016)年時点で男性が72.14年、女性が74.79年となっており、それぞれ平成22年(2010)年と比べて延びています。さらに、同期間における健康寿命の延びは、平均寿命の延びを上回っています。
【シニアの意識】誰からどのような内容で頼られるのか 2020年8月
「頼られているのは誰からですか。」という質問で、「配偶者(あるいはパートナー)」が69%と最も多く、次いで「子」が68%、「孫」が28%の順となっています。
【シニアの概況】高齢者の体力・数的思考力・読解力 2020年7月
平成29(2017)年の70~74歳の男子・女子、75~79歳の男子・女子の新体力テスト(握力、上体起こし、長座体前屈、開眼片足立ち、10m障害物歩行、6分間歩行)の合計点は、それぞれ平成10(1998)年の65~69歳男子・女子、70~74歳の男子・女子の新体力テストの合計点を上回っています。
【シニアの意識】人と話す頻度/頼る・頼られることの有無 2020年7月
「あなたは、ふだん、どの程度、人(同居の家族を含む)と話をしますか。電話やEメールなども含め てお答えください。」という質問で、全体の91%が「毎日」、5%が「2~3日に1回」、2%が「1週間に1回未満・ ほとんど話をしない」の順となっています。