【シニアの意識】現在の住居で困っていること/解決方法/解決予定 2021年1月
内閣府より発表された『平成30年度 高齢者の住宅と生活環境に関する調査結果』を元に、
具体的な数字を交えてながらシニアマーケットについて、テーマ別にご紹介します。
シニアマーケットをマクロ視点で捉える際にお役立てください。
2021/1/19
約3.5割のシニアが現在の住居で困っていることがある
60歳以上の男女を対象とした『平成30年度 高齢者の住宅と生活環境に関する調査結果』によると、現在の住居で困っていることは、「住まいが古くなりいたんでいる」が14.1%で最も多く、「住宅の構造(段差や階段など)や造りが高齢者には使いにくい」が8.3%、「住宅が広すぎて管理がたいへん」7.9%と続いています。また「何も問題点はない」は65.5%となっています。
現在の住居で困っていること
年齢が若いほど現在の住居で困っていることがある割合が高い
現在の住居で困っていることがある割合について、60~64歳は41.6%と最も多くなっているが、80歳~は23.2%と最も低くなっており、年齢が低いほど困っている割合が高い傾向にあります。
現在の住居で困っていることがある割合【年代別】
現在の住宅で困りごとがあるシニアの4割弱はリフォームで解決
現在の住居で何らかの困っていることがある人に、その解決方法を聞いたところ、「リフォーム」が37.0%と最も多く、「現世帯員ごと新しい住居への住み替え」が6.8%、「子、孫、その他の親族との同居」5.8%、「介護サービスの利用(ヘルパーの利用や入浴介助など)」5.7%、「サービ ス付き高齢者向け住宅への入居」4.6%、「介護施設への入居」4.4%と、住まいを移る回答が4~7%程度の幅で並んでいます。なお、「分からない」が21.7%となっています。
お住まいの住宅で困っていることの解決方法
困りごとがあるシニアの7割弱は解決方法の実施予定がない
現在の住宅の困りごとを解決する方法を認知している人に、実施する予定の有無を聞いたところ、「あり」は23.4%にとどまり、「なし」が66.3%、「わからない」が10.2%となっています。
解決方法を実施する予定
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