【シニアの意識】住み替え時の不安点/将来の住宅/子供との同居 2021年2月

内閣府より発表された『平成30年度 高齢者の住宅と生活環境に関する調査結果』を元に、
具体的な数字を交えてながらシニアマーケットについて、テーマ別にご紹介します。
シニアマーケットをマクロ視点で捉える際にお役立てください。


2021/2/22

シニアが住み替えをする場合の不安点は費用が圧倒的に多い

住み替えをする場合に不安なことは、「費用がかかる」が 43.5%で最も多く、次いで「住み慣れ た地域を離れること」30.5%、「病院や商業施設等の近隣環境が整っている場所が少ない」15.2%、「引っ越しなど住宅環境の整備が面倒」14.9%と続いています。

 

住み替えをする場合の不安なこと

住み替えをする場合の不安なこと

出典:「平成30年度 高齢者の住宅と生活環境に関する調査結果」を加工して作成

 

 

半数のシニアが、身体が衰弱化しても現住居に住み続けたい

体が虚弱化したときに住みたい住宅としては、「現在の住居に、とくに改修などはせずそのまま 住み続けたい」28.7%と「現在の住宅を改修し住みやすくする」27.4%が僅差で上位に並び、 次いで「介護を受けられる特別養護老人ホームなどの施設に入居する」18.5%、「サービス付き 高齢者向け住宅に入居する」14.3%、「介護を受けられる有料老人ホームなどの施設に入居す る」12.2%、「子や親族などの家に移って世話をしてもらう」7.9%)の順となっています。

 

身体が虚弱化した時に住みたい住宅

身体が虚弱化した時に住みたい住宅

出典:「平成30年度 高齢者の住宅と生活環境に関する調査結果」を加工して作成

 

男性よりも女性の方が子供との同居・近居意向が強い

全体では、子供と「同居したい」は 34.8%、「同居ではなく近居したい」29.0%、「同居か近居のどちらかをしたい」9.6%と合わせると、計73.4%が子供と同居か近居をしたいと考えています。また「同居も近居もしたくない」は 18.9%となっています。

また、男女別でみてみると、女性は「同居したい」が37.9%で、男性31.2%よりも上回っています。また、「同居したい」、「同居ではなく近居したい」、「同居か近居のどちらかをしたい」の合計は男性70.0%に対して女性が76.3%と高くなっています。

 

子供と同居や近居の意向

子供と同居や近居の意向2

出典:「平成30年度 高齢者の住宅と生活環境に関する調査結果」を加工して作成

 

子供との同居・近居メリットは手助けや世話をしてもらえること

子供と同居又は近居したい人に、同居又は近居をするメリットを聞いたところ、「ちょっとした 手助けが必要な場合に安心して過ごせる」が 81.3%で最も高く、「自立した生活ができなくなった 場合に世話をしてもらえる」51.0%、「子や孫の世話ができる」22.3%と続いています。

 

同居又は近居をする場合のメリット

同居又は近居をする場合のメリット

出典:「平成30年度 高齢者の住宅と生活環境に関する調査結果」を加工して作成

 


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