【シニアの意識】現在の住まいについて 2020年9月
内閣府より発表された『平成30年度 高齢者の住宅と生活環境に関する調査結果』を元に、
具体的な数字を交えてながらシニアマーケットについて、テーマ別にご紹介します。
シニアマーケットをマクロ視点で捉える際にお役立てください。
2020/9/29
シニアの約半数は現在の住まいに31年以上住んでいる
60歳以上の男女を対象とした『平成30年度 高齢者の住宅と生活環境に関する調査結果』によると、現在の地域への居住年数は、「31 年以上」が51.1%と約半数を占め、「生まれたときから」が 9.7%と約1割。合わせて約6割が31年以上同じ地域に住んでいます。比較的短い「5年以内」5.7%、「10 年以内」6.2%は、合わせて1割強となっています。
現在の住まいの居住年数【全体】
都市規模別にみると、「生まれたときから」は都市規模が小さいほど高く、町村では約2割(19.4%)。 大都市では「5年以内」「10 年以内」が合わせて2割弱と、他の都市規模(約1割)に比べて高くなっています。
現在の住まいの居住年数【都市規模別】
シニアの一戸建ての持ち家率は約8割
現在の住まいは、「持家(一戸建て)」が 81.4%で最も多く、「賃貸住宅(アパート、マンション、 公営・公団等の集合住宅)」9.2%、「持家(分譲マンション等の集合住宅)」6.8%、「賃貸住宅 (一戸建て)」2.1%と続いています。
現在の住まいの住居形態【全体】
都市規模別にみると、大都市は他の都市規模に比べて「持家(一戸建て)」が62.8%と低く、「持家 (分譲マンション等の集合住宅)」は16.5%、「賃貸住宅(アパート、マンション、公営・公団 等の集合住宅)」17.5%と高くなっています。
現在の住まいの住居形態【都市規模別】
サ高住に住んでいるシニアは全体の0.4%
現在の住まいが「サービス付き高齢者向け住宅」などの高齢者向け住宅かについては、「いいえ」が98.1%を占め、「はい」はわずかに0.4%、「わからない」が1.5%となっています。
現在の住まいはサービス付き高齢者向け住宅か【全体】
年齢別にみても「はい」が約9.8割を占めており、大きな差は見られません。
現在の住まいはサービス付き高齢者向け住宅か【年齢別】
都市別に見ても、「はい」が1割にも満たず、大きな差は見られません。
現在の住まいはサービス付き高齢者向け住宅か【都市規模別】
出典・引用:内閣府『平成30年度 高齢者の住宅と生活環境に関する調査結果』
※調査対象者:全国の60歳以上の男女
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