【シニアの意識】生きがい/社会的な活動 2021年5月
内閣府より発表された『令和元年 高齢者の経済生活に関する調査』を元に、
具体的な数字を交えてながらシニアマーケットについて、テーマ別にご紹介します。
シニアマーケットをマクロ視点で捉える際にお役立てください。
2021/5/18
シニアの約8割は生きがいを感じており、特に女性が強い。
現在、生きがいを「十分感じている」は37.2%で、「多少感じている」42.5%を合わせると、79.6%が生きがいを『感じている(計)』となります。 一方、生きがいを「まったく感じていない」は3.6%で、「あまり感じていない」16.2%を合わせると、19.8%が生きがいを『感じていない(計)』となっています。
男女別で見てみると、女性は「十分感じている」が40.5%と、男性33.6%に比べて高くなっています。
生きがいの程度
健康状態についてシニアの約半数が「良い」と回答
現在の健康状態は、「良い」が26.7%で、「まあ良い」28.0%を合わせると、54.7%が『良い(計)』となっています。 一方、「良くない」は1.9%で、「あまり良くない」17.5%を合わせると、19.5%が『良くない (計)』となっています。
年齢別で見てみると、『良くない(計)』は75歳以上で25%を超えています。
健康状態
シニアの約4割が社会的な活動を行っている
現在行っている社会的な活動は、「自治会、町内会などの自治組織の活動」が21.8%で最も多く、 次いで「趣味やスポーツを通じたボランティア・社会奉仕などの活動」が16.9%で、これ以外の活動は少数となっています。なお、「特に活動はしていない」は63.3%を占めています。
社会的な活動
シニアが社会的な活動をしない理由No.1は「体力的に難しい」
現在社会的な活動をしていない人に、その理由を聞くと、「体力的に難しい」が30.5%と「時間的な余裕がない」28.0%が多く、他の理由は1割未満となっています。なお、「活動をする意思がない」は28.7%となっています。
社会的な活動をしていない理由
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