【シニアの概況】家族と世帯 2020年3月
内閣府より発表される『高齢社会白書』を元に、具体的な数字を交えてながら
シニアマーケットについて、テーマ別にご紹介します。
シニアマーケットをマクロ視点で捉える際にお役立てください。
2020/3/17
65歳以上の者のいる世帯は約半分、「単独世帯」・「夫婦のみ世帯」が過半数
65歳以上の者のいる世帯について見ると、平成29(2017)年現在、世帯数は2,378万7千世帯と、全世帯(5,042万5千世帯)の47.2%を占めています。
昭和55(1980)年では世帯構造の中で三世代世帯の割合が一番多く、全体の半数を占めていましたが、平成29(2017)年では夫婦のみの世帯が一番多く約3割を占めており、単独世帯と合わせると半数を超える状況です。
65歳以上の者のいる世帯数及び構成割合(世帯構造別)と
全世帯に占める65歳以上の者がいる世帯の割合

資料:昭和60年以前の数値は厚生省「厚生行政基礎調査」、昭和61 年以降の数値は厚生労働省「国民生活基礎調査」による
一人暮らしの65歳以上が増加傾向
65歳以上の一人暮らしの者は男女ともに増加傾向にあり、昭和55(1980)年には男性約19万人、女性約69万人、65歳以上人口に占める割合は男性4.3%、女性11.2%でしたが、平成27(2015)年には男性約192万人、女性約400万人、65歳以上人口に占める割合は男性13.3%、女性21.1%となっています。
65歳以上の一人暮らしの者の動向

資料:平成27 年までは総務省「国勢調査」による人数、令和2 年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計(全国推計)2018(平成30)年推計)」による世帯数
出典:内閣府『令和元年版高齢社会白書』
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