【シニアの概況】高齢者の自殺者・東日本大震災における被害状況 2019年11月
内閣府より発表される『高齢社会白書』を元に、具体的な数字を交えてながら
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60歳以上の者の自殺者は減少傾向に
2018年における60歳以上の自殺者数は8,367人で、前年から減少しています。年齢階層別に見ると、60~69歳(3,079人)、70~79歳(2,998人)、80歳以上(2,290人)となり、70~79歳及び80歳以上では前年に比べ増加しています。
60歳以上の自殺者数の推移
東日本大震災関連死の死者数のうち約89%は66歳以上
2011年3月11日に発生した東日本大震災における被害状況を見ると、被害が大きかった岩手県、宮城県、福島県の3県で収容された死亡者は2019年2月28日までに15,827人にのぼり、検視等を終えて年齢が判明している15,767人のうち60歳以上の人は10,420人と66.1%を占めています。
東北地方太平洋沖地震における年齢階級別死亡者数
また、東日本大震災における震災関連死の死者※数は、2018年9月30日時点で3,701人にのぼり、このうち66歳以上が3,279人と全体の88.6%を占めています。
※「震災関連死の死者」とは、「東日本大震災による負傷の悪化等により亡くなられた方で、災害弔慰金の支給等に関する法律に基づき、当該災害弔慰金の支給対象となった方」と定義。(実際には支給されていない方も含む。)
記事作成:2019年11月
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