【シニアの概況】高齢化の社会保障給付費に対する影響 2020年5月

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2020/4/22

社会保障給付費は過去最高

国立社会保障・人口問題研究所「平成28年度社会保障費用統計」により、社会保障給付費(年金・医療・福祉その他を合わせた額)全体について見てみると、平成28(2016)年度は116兆9,027億円となり過去最高の水準となりました。また、国民所得に占める割合は29.84%(前年比0.28ポイント増)となりました。

社会保障給付費の推移

社会保障給付費の推移

出典:国立社会保障・人口問題研究所「平成28年度社会保障費用統計」を加工して作成

1人当たりの医療費は95~99歳が最も多く116.2万円

社会保障給付費のうち、高齢者関係給付費(国立社会保障・人口問題研究所の定義において、年金保険給付費、高齢者医療給付費、老人福祉サービス給付費及び高年齢雇用継続給付費を合わせた額)について見ると、平成28(2016)年度は78兆5,859億円となり、前年度の77兆6,386億円から9,473億円増加しました。一方、社会保障給付費に占める割合は67.2%で、前年度から0.1ポイント減少となっています。

また、平成28年度の年齢階級別1人当たり医療費(医療保険制度分)を見ると、60歳から64歳で36.3万円であるのに対し、75歳から79歳で76.9万円、80歳から84歳で91.9万円となっています。

  年齢階級別1人当たり医療費(平成28年度)医療保険制度分

年齢階級別1人当たり医療費(平成28年度)医療保険制度分

出典:厚生労働省保険局「医療保険に関する基礎資料」を加工して作成

出典:内閣府『令和元年版高齢社会白書』


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