【シニアの概況】出生数・死亡数と平均寿命

内閣府より発表される『高齢社会白書』を元に、具体的な数字を交えてながら
シニアマーケットについて、テーマ別にご紹介します。
シニアマーケットをマクロ視点で捉える際にお役立てください。


2020/2/18
更新:2021/7/13

65歳以上の人口増により2065年の死亡率は17.7

出生数は減少を続け、令和47(2065)年には56万人になると推計されています。この減少により、年少人口(0~14歳)は令和38(2056)年に1,000万人を割り、令和47(2065)年には898万人と、現在の半分程度になると推計されています。

出生数の減少は、生産年齢人口にまで影響を及ぼし、令和11(2029)年に6,951万人と7,000万人を割り、令和47(2065)年には4,529万人となると推計されています。

一方、65歳以上人口の増大により死亡数は増加、死亡率(人口1,000人当たりの死亡数)は上昇を続け、令和47(2065)年には17.7になると推計されています。

出生数及び死亡数の将来推計

出生数及び死亡数の将来推計

出典:2006年、2010 年、2018年は厚生労働省「人口動態統計」による出生数及び死亡数(いずれも日本人)。2020 年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29年推計)」の出生中位・死亡中位仮定による推計結果(日本における外国人を含む)

2065年の平均寿命は男性84.95年、女性91.35年

日本の平均寿命は、平成30(2018)年現在、男性81.25年、女性87.32年と、前年に比べて男性は0.16年、女性は0.05年上回りました。今後、男女とも平均寿命は延び、令和47(2065)年には、男性84.95年、女性91.35年となり、女性は90年を超えると見込まれています。

平均寿命の推移と将来推計

平均寿命の推移と将来推計

出典:1950 年は厚生労働省「簡易生命表」、1960 年から2015 年までは厚生労働省「完全生命表」、2018 年は厚生労働省「簡易生命表」、2020 年以降は、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29 年推計)」の出生中位・死亡中位仮定による推計結果

出典:内閣府『令和2年版高齢社会白書』


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