【シニアの概況】介護施設・介護職員 2019年8月
内閣府より発表される『高齢社会白書』を元に、具体的な数字を交えてながら
シニアマーケットについて、テーマ別にご紹介します。
シニアマーケットをマクロ視点で捉える際にお役立てください。
介護施設等の定員数は増加傾向にあり、特に有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅が増加
介護施設等の定員数をみると、増加傾向にあります。施設別にみると、2016年では、介護老人福祉施設(特養)(530,280人)、有料老人ホーム(482,792人)、介護老人保健施設(老健)(370,366人)等の定員数が多くなっています。また、近年は有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅の定員数が特に増えています。
介護施設等の定員数(病症数)の推移
介護従事職員数は増加傾向
要介護(要支援)認定者数の増加に伴い、介護に従事する職員数は大幅に増加しています。2016年度は、2000年度(54.9万人)の約3.3倍の183.3万人となっています。
介護職員数の推移
介護職員の不足感は高まっており、有効求人倍率は他に比べ高い水準にある
介護分野の有効求人倍率をみると、全産業の有効求人倍率に比べ、高い水準を維持し続けています。特に2006年から2008年までは全産業の有効求人倍率が低下した一方で、介護分野の有効求人倍率は1.68倍から2.31倍まで上昇しました。
リーマンショック後は、介護分野の有効求人倍率も低下したが、2011年からは全産業・介護分野ともに有効求人倍率は再び上昇し、特に2014年からは介護分野の有効求人倍率の伸びは全産業の有効求人倍率に比べ、高くなっています。2017年の介護分野の有効求人倍率は3.50倍となり、全産業の有効求人倍率(1.50倍)の約2.3倍となりました。
有効求人倍率(介護分野)の推移
記事作成:2019年8月
関連記事
内閣府より発表される『高齢社会白書』を元に、具体的な数字を交えてながらシニアマーケットについて、テーマ別にご紹介します。シニアマーケットをマクロ視点で捉える際にお役立てください。
シニアマーケットに関するリサーチ等のご相談も承っております。お気軽にお問合せください。
-
- 企業事例から学ぶ
- 第52回 株式会社ルネサンス ビジネスアワード2024 プロダクト賞企業
- 記事へ
-
- 行政事例から学ぶ
- 「健康寿命延伸都市」を支える松本ヘルスバレー構想
- 記事へ
-
- メディア事例から学ぶ
- 孫がプロデュースするTikToker シニアインフルエンサー 「きょうかのばあば」
- 記事へ
-
- キャラクター事例から学ぶ
- 3世代マーケティング
- 記事へ
-
- イベント事例から学ぶ
- 2021年6月23日 映画「老後の資金がありません!」前田 哲監督取材レポート
- 記事へ
-
- 2025/8/20
- ●株式会社レップ、おしゃれ心を彩るリバティ・ファブリックスを採用した”魅せる”ショッピングカート2025年7月下旬より発売開始
- 記事へ
-
- 2025/8/19
- ●Luup、より多くの方々の短距離移動課題解決を目指す三輪・小型のユニバーサルカー「Unimo(ユニモ)」を発表
- 記事へ
-
- 2025/8/10
- ●令和のお盆事情2025「お盆に関するアンケート」結果を発表「自由な形式でのお盆行事」を望む声が約半数(53.6%)に
- 記事へ
-
- 2025/8/9
- ●「ドルツプレミアム」W音波振動ハブラシ スマート EW-DT88を発売軽失禁対策、男性はシミが目立たない服を選ぶ人が多数。女性はパッド利用者が多いが生理用品で代用する割合が高い!専用対策品の機能性訴求や社会通念変容が課題か|介護マーケティング研究所 by介護ポストセブン「ドルツプレミアム」W音波振動ハブラシ スマート EW-DT88を発売
- 記事へ
-
- 2025/8/8
- ●「ドルツプレミアム」W音波振動ハブラシ スマート EW-DT88を発売
- 記事へ