【シニアの意識】賃貸住宅への入居を断られた経験/将来の住まいへの不安 2020年10月
内閣府より発表された『平成30年度 高齢者の住宅と生活環境に関する調査結果』を元に、
具体的な数字を交えてながらシニアマーケットについて、テーマ別にご紹介します。
シニアマーケットをマクロ視点で捉える際にお役立てください。
2020/10/29
賃貸住宅の入居を断れる経験はがあるシニアは4%
60歳以上の男女を対象とした『平成30年度 高齢者の住宅と生活環境に関する調査結果』によると、現在の住まいが「賃貸住宅(一戸建て)」または「賃貸住宅(アパート、マンション、公営・公団等の集合住宅)」の人に、今までに入居を断られた経験の有無を聞いたところと、「ある」と答えたのは4.3%でした。
今までに賃貸住宅の入居を断られた経験の有無
入居を断られた経験のある人(n=9人)の、入居を断られたときの年齢は、「50代以前」が55.6%と最も多く、「60代」は33.3%、「70 代」「80 代以降」は0となっています。
現在の住まいの居住年数【都市規模別】
シニアの約4人に1人は将来の住まいに不安と感じている
将来の住居に関する不安の有無については、「不安と感じていることはない」が71.1%、「不安と感じていることがある」は26.3%となっています。
将来の住まいに関して不安と感じていることの有無【全体】
年齢が上がると将来の住まいへの不安は低くなる傾向にある
年代別にみると、「不安と感じていることがある」は年齢が上がると低くなる傾向にあり、75歳以上では20%弱にとどまっています。
将来の住まいに関して不安と感じていることの有無【年齢別】
賃貸住宅に住んでいるシニアは持ち家よりも将来の住まいへの不安を感じている
住宅形態別にみてみると、「不安と感じていることがある」は、「賃貸住宅(一戸建て」では43.6%、賃貸住宅(集合住宅)34.9%と、持ち家に比べて高くなっています。また、最も不安を感じている割合が少ないのは、持ち家(分譲マンション等の集合住宅)となっています。
将来の住まいに関して不安と感じていることの有無【住宅形態別】
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