【シニアの意識】災害時の対策/住居の改修/住み替え時の重視点 2021年2月
内閣府より発表された『平成30年度 高齢者の住宅と生活環境に関する調査結果』を元に、
具体的な数字を交えてながらシニアマーケットについて、テーマ別にご紹介します。
シニアマーケットをマクロ視点で捉える際にお役立てください。
2021/2/10
約7割が現在の住まいで災害に備えて何らかの対策をとっている
地震などの災害に備えてとっている対策があるかないかの割合については、「対策をとっている」が67.5%と約7割と多く、「対策を取っていない」は32.5%と約3割に留まっています。
地震などの災害に備えてとっている対策の有無
シニアの災害対策で最も多いのは「非常食」や「避難用具」の準備
現在の住まいでの災害対策の具体策については、「非常食や避難用品などの準備をしている」が38.4%、「近くの学校や 公園など、避難する場所を決めている」36.5%、「家族・親族との連絡方法などを決めている」28.7%が上位となっています。
地震などの災害に備えてとっている対策
シニアの約9割は現住居に住み続ける予定だが、何らかの改修が必要と約5割が考えている。
今後現在の住居にすみ続けるために必要な改修の内容は、「手すりを設置する」が35.0%が最も多く、「床や通路面の段差解消」19.1%、「浴槽を入りやすいものへ取り変える」13.6%、「ブザーの設置など防犯設備や緊急通報のための装置を設置する」13.6%と続いています。また、何らかの改修が必要と考えている人は53.5%で、「住み続ける予定はない」は3.2%と非常に少なくなっています。
今後も現在の住まいに住み続けるために必要な改修
シニアの新住宅への重視点No.1は「高齢者向けに設計されていること」と
「医療・介護サービスが受けやすいこと」
新しい住宅に住み替える場合の重視点は、「手すりが取り付けてある、床の段差が取り除かれて いるなど、高齢者向けに設計されていること」「医療や介護サービスなどが受けやすいこと」が38.1%と最も多く、「駅や商店街が近く、移動や買い物が便利にできること」37.3%となっています。
新しい住宅に住み替えする場合の重視点
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