【シニアの概況】高齢化の社会保障給付費に対する影響 2019年4月
社会保障給付費は過去最高
国立社会保障・人口問題研究所「平成27年度社会保障費用統計」により、社会保障給付費(年金・医療・福祉その他を合わせた額)全体についてみてみると、2015年度は114兆8,596億円となり過去最高の水準となりました。また、国民所得に占める割合は29.57%(前年比0.08ポイント減)でした。
社会保障給付費の推移

出典:国立社会保障・人口問題研究所「平成27年度社会保障費用統計」
増加する高齢者関係給付費
社会保障給付費のうち、高齢者関係給付費(国立社会保障・人口問題研究所の定義において、年金保険給付費、高齢者医療給付費、老人福祉サービス給付費及び高年齢雇用継続給付費を合わせた額)についてみると、2015年度は77兆6,386億円となり、前年度の76兆1,383億円から1兆5,003億円増加しました。一方、社会保障給付費に占める割合は67.6%で、前年度から0.3ポイント減少となっています。
また、平成27年度の年齢階級別1人当たり医療費(医療保険制度分)をみると、60歳から64歳で37.1万円であるのに対し、75歳から79歳で79.3万円、80歳から84歳で94.0万円となっています。
年齢階級別1人当たり医療費(平成27年度)医療保険制度分
医療保険制度分-1.png)
出典:厚生労働省保険局「医療保険に関する基礎資料」
記事作成:2019年4月
>>>高齢者の経済状況
シニアマーケットに関するリサーチ等のご相談も承っております。お気軽にお問合せください。
マーケット最前線
-
- 企業事例から学ぶ
- 第53回 株式会社ルネサンス
- 記事へ
-
- 行政事例から学ぶ
- 「健康寿命延伸都市」を支える松本ヘルスバレー構想
- 記事へ
-
- メディア事例から学ぶ
- 孫がプロデュースするTikToker シニアインフルエンサー 「きょうかのばあば」
- 記事へ
-
- キャラクター事例から学ぶ
- 3世代マーケティング
- 記事へ
-
- イベント事例から学ぶ
- 2021年6月23日 映画「老後の資金がありません!」前田 哲監督取材レポート
- 記事へ
特選ニュース
-
- 2025/11/17
- ●警視庁&移動スーパーとくし丸 自宅の防犯対策や特殊詐欺被害防止に向けた啓発活動を実施東京エリアの43台で、被害件数が多い高齢者に対し注意喚起へ(11/17〜)
- 記事へ
-
- 2025/11/16
- ●約92%!?老後資金に不安を感じる人と対策を徹底調査
- 記事へ
-
- 2025/11/15
- ●今年を「キレイに」締めくくりませんか?外出が難しい高齢者に“美容室の感動”を届ける『年末キャンペーン』開催!
- 記事へ
-
- 2025/11/14
- ●シニア世代の「今後の住まい」に関するアンケート調査を実施
- 記事へ
-
- 2025/11/13
- ●横浜市の高齢者のフレイル率1.3倍増の危機に“美容ケア”で対応!介護美容研究所が横浜市と協定締結し、市主催フレイル予防イベントに出展
- 記事へ






