【シニアの概況】高齢化の社会保障給付費に対する影響 2023年
内閣府より発表される『高齢社会白書』を元に、具体的な数字を交えてながら
シニアマーケットについて、テーマ別にご紹介します。
シニアマーケットをマクロ視点で捉える際にお役立てください。
更新:2023/11/20
2020年度の社会保障給付費は過去最高水準
社会保障給付費(年金・医療・福祉その他を合わせた額)全体について見ると、2020年度は132兆2,211億円となり過去最高の水準となりました。また、国民所得に占める割合は35.19%(前年度比4.26ポイント増)となりました。社会保障給付費のうち、高齢者関係給付費(年金保険給付費、高齢者医療給付費、老人福祉サービス給付費及び高年齢雇用継続給付費を合わせた額)について見ると、2020度は83兆1,541億円となり、前年度の82兆1,675億円から9,866億円増加しています。なお、社会保障給付費に占める割合は62.9%で、前年度から3.4ポイントの減少となっています。
社会保障給付推移推移
出典:内閣府『令和5年版高齢社会白書』