【シニアの概況】成年後見制度/近所づきあい/孤独死 2021年4月
内閣府より発表される『高齢社会白書』を元に、具体的な数字を交えてながら
シニアマーケットについて、テーマ別にご紹介します。
シニアマーケットをマクロ視点で捉える際にお役立てください。
2021/4/21
増加傾向にある成年後見制度の利用者数
令和元(2019)年12月末時点における成年後見制度の利用者数は224,442人で、各類型(成年後見、保佐、補助、任意後見)で増加傾向にあります。
成年後見制度の利用者数の推移
男性一人暮らしの半数以上が近所の人とのつきあいは「あいさつ程度」
65歳以上の人の近所の人とのつきあいの程度を世帯タイプ別に見ると、男性単身世帯においては、「あいさつをする程度」が半数以上であり、「つきあいはほとんどない」と回答する割合も他より高くなっています。
近所の人とのつきあいの程度【男性】
近所の人とのつきあいの程度【女性】
一人暮らしの60歳以上の者の半数以上が孤立死を「身近な問題」と感じている
孤立死(誰にも看取られることなく亡くなった後に発見される死)を身近な問題だと感じる(「とても感じる」と「まあ感じる」の合計)人の割合は、60歳以上の者全体では34.1%ですが、一人暮らし世帯では50.8%と5割を超えています。
孤立死を身近な問題と感じるものの割合
孤立死と考えられる事例が多数発生
死因不明の急性死や事故で亡くなった人の検案、解剖を行っている東京都監察医務院が公表しているデータによると、東京23区内における一人暮らしで65歳以上の人の自宅での死亡者数は、平成30(2018)年に3,882人となっています。
東京23区内における一人暮らしで65歳以上の人の自宅での死亡者数
出典・引用:内閣府『令和2年版高齢社会白書』
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