【シニアの概況】コロナ禍でのコミュニケーションの変化 2023年
内閣府より発表される『高齢社会白書』を元に、具体的な数字を交えてながら
シニアマーケットについて、テーマ別にご紹介します。
シニアマーケットをマクロ視点で捉える際にお役立てください。
更新:2023/12/14
コロナ禍で約6割が直接会ってのコミュニケーションが減少したと回答。
2021年度に実施した「人々のつながりに関する基礎調査」の調査結果を見ると、コロナ禍により、人と直接会ってコミュニケーションをとることが「減った」と回答した割合が6割を超えています。そのうち、約3割が直接会わずにコミュニケーションをとることが「増えた」と回答しています。
コロナ禍により人と直接会ってコミュニケーションをとること
コロナ禍により直接会ってコミュニケーションをとることが減った人のうち
直接会わずにコミュニケーションをとること
コロナ禍でインターネットからの情報収集が5年前の2倍以上に。
健康調査の結果では、コロナ禍前のインターネットでの医療機関や病気等の情報収集状況を2017年と比べて、インターネットで調べることがある高齢者の割合が大きく増加しています。
インターネットの情報収集状況
8割以上がインターネットを活用しており増加傾向。
内閣府「高齢者の生活と意識に関する国際比較調査」によると、「携帯電話・スマホで家族・友人などと連絡をとる」「インターネットで情報を集めたり、ショッピングをする」と回答した割合が徐々に高くなっています。
情報機器の利用状況
情報機器を利用しない理由は「使い方が分からないので面倒だから」が最多。
情報機器を利用しない理由について見ると、2015年度までは「必要性を感じないから」と回答する割合が最も高かったですが、2020年度では「必要性を感じないから」と回答する割合が大きく減少し、「使い方がわからないので、面倒だから」が大きく増加しています。
情報機器を利用しない理由
出典:内閣府『令和5年版高齢社会白書』