【シニアの意識】仕事の満足度/仕事をする理由/今の仕事についた時期・方法 2021年8月
内閣府より発表された『令和元年 高齢者の経済生活に関する調査』を元に、
具体的な数字を交えてながらシニアマーケットについて、テーマ別にご紹介します。
シニアマーケットをマクロ視点で捉える際にお役立てください。
2021/8/3
仕事をしているシニアの8割は満足している
現在収入のある仕事をしている人に、仕事の満足度を聞くと、「満足している」が 50.9%で、「やや満足している」31.8%を合わせると、82.7%が『満足している(計)』。 一方、「不満がある」0.9%と「やや不満がある」5.7%を合わせると、6.6%が『不満があ る(計)』となっています。
仕事の満足度
シニアの仕事をする理由No.1は「収入がほしいから」
現在収入のある仕事をしている人に、仕事をしている主な理由を聞くと、「収入がほしいから」が45.4%で最も多く、次いで「働くのは体によいから、老化を防ぐから」23.5%、「仕事そのものが面白いから、自分の知識・能力を生かせるから」21.9%と続いています。
男女別で見てみると、女性は「働くのは体によいから、老化を防ぐから」が28.4%と、男性19.8%に比べて 高くなっています。
仕事をしている理由【男女別】
住居形態別で見てみると、「収入がほしいから」は、賃貸住宅60.0%と持家(住宅ローン返済中)55.4%で高く、持家(住宅ローン返済なし)40.2%で低い傾向にあります。持家(住宅ローン返済中)では、「働くのは体によいから、老化を防ぐから」が16.9%と低くなっています。賃貸住宅では、「仕事そのものが面白い から、自分の知識・能力を生かせるから」が10.9%と低くなっています。
仕事をしている理由【住居形態別】
働くシニアの約半数は「40代以前からの仕事を継続」
現在収入のある仕事をしている人に、今の仕事についた年齢を聞くと、「40代以前からの仕事を継続している」が50.3%と半数を占めており、次いで「60~64歳ころ」が16.8%と多くなっています。
今の仕事についた時期
働くシニアの現在の仕事は「知人・友人等の紹介」が最も多い
現在収入のある仕事をしている人に、今の仕事を見つけた方法を聞くと、「知人・友人等の紹介」が28.1%で最も多く、次いで「自分で起業」が15.7%などと続いています。ただし、「その他」が22.0%います。
今の仕事を見つけた方法
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