【シニアの概況】地域別にみる高齢化 2020年4月
内閣府より発表される『高齢社会白書』を元に、具体的な数字を交えてながら
シニアマーケットについて、テーマ別にご紹介します。
シニアマーケットをマクロ視点で捉える際にお役立てください。
2020/4/8
高齢化率が最も高い都道府県は「秋田県」、最も低いのは「沖縄県」
平成30(2018)年現在の高齢化率は、最も高い秋田県で36.4%、最も低い沖縄県で21.6%となっています。今後、高齢化率は、すべての都道府県で上昇し、令和27(2045)年には、最も高い秋田県では50.1%となり、最も低い東京都でも、30%を超えて30.7%に達すると見込まれています。
また、首都圏を見ると、千葉県の高齢化率は、平成30(2018)年の27.5%から8.9ポイント上昇し、令和27(2045)年には36.4%に、神奈川県では25.1%から10.1ポイント上昇し35.2%になると見込まれており、今後、我が国の高齢化は、大都市圏を含めて全国的な広がりをみることとなります。
都道府県別高齢化率の推移
都市規模が大きいほど65歳以上人口の伸びが大きい
さらに、平成27(2015)年を基準年として、都市規模別に65歳以上人口の推移を見ると、都市規模が大きいほど65歳以上人口の伸びが大きい見込みとなっています。
一方で、「人口5万人未満の都市」では、令和2(2020)年をピークに65歳以上人口は減少し、令和17(2035)年には平成27(2015)年時点よりも65歳以上人口は減少する見込みです。
都市規模別にみた65歳以上人口指数(2015年=100)の推移
出典:内閣府『令和元年版高齢社会白書』
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