メガネのZoff出張授業
2024/5/2
シニア世代に向けた目の健康と適切なメガネ選びの啓発活動
https://www.zoff.com/zoff-focus/20240501-3653/
メガネブランド「Zoff(ゾフ)」は、シニア世代の目の健康に対する意識向上を支援し、適切なメガネ選びを啓発するため、2024年2月26日(月)に神奈川県横浜市大倉山地区保健活動推進員会で「メガネのZoff出張授業」を実施しました。
デジタルデバイスの利用増加による目への負担が社会課題となり、目の健康に対する関心が高まっています。Zoffは自社の専門知識を生かして、シニア世代に向けた「アイケア」と「シニア向けメガネ選び」に関する出張授業を実施しました。この取り組みは、目の健康を維持し、シニア世代の充実した生活をサポートすることを目的としています。
【実施概要】
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プログラム名:メガネのZoff出張授業
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場所:横浜市港北区大綱中学校 大綱中学校のコミュニティハウス会議室
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日時:2024年2月26日(月)
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参加者:保健活動推進員30名
【プログラム内容】
「メガネのZoff出張授業」では、目の健康維持と適切なメガネ選びに焦点を当て、参加者が自身の目を大切にする方法を学びます。実用的なアイケアとシニア向けメガネ選びの情報を提供し、参加者はクイズやセルフチェックを通じて、目の健康に関する知識を楽しみながら得る機会となりました。
※講座資料抜粋
■大倉山地区保健活動推進員会 重原さん ご感想
「眼の病気などの説明は分かりやすく参考になりました。眼圧という言葉には頻繁に接しますが、今回初めて意味がわかり、勉強になりました。今回、企画から実施まで、丁寧に相談に乗って頂き、また、手順誘導など具体的で、こちらは不馴れでしたが、お陰さまでつつがなく終了出来ました。ありがとうございました。講師の福村さんはハキハキした解説で、わかりやすかったです。」
■受講いただいた皆様のご感想
「シニア向けレンズの使い分けが特に良くわかりました」
「お話を聞いて、大変参考になった」
「自覚症状がなく(病気が)進行することがあると聞いたので心配になりました。定期的に症状をチェックしたいと思います」
Zoffは今後も、シニア世代が日常生活で目の健康を意識し、充実した生活を送るための様々な取り組みを積極的に進めていきます。
2024/5/1
2024年5月1日
報道関係者各位
TQコネクト株式会社
親の介護が必要になったら、要介護者のためのコミュニケーションツール
「TQタブレット」
新機能搭載でサービス開始
~10秒経過すると自動で繋がるタッチレス「ビデオ通話」、
日常のちょっとした連絡に!「メッセージ付写真共有機能」~
TQコネクト株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社⻑:五⽊ 公明)は、シニア向けタブレット「TQタブレット」に、待望の新機能を追加し、2024年5月1日より販売を開始いたします。TQタブレットは、シニアの方々が安心して利用できるように設計、新機能の追加により、より使いやすく、より身近な存在となることを目指しています。
■新機能追加の背景
離れて暮らす家族、特に身体/認知機能に衰えがある親と満足のいくコミュニケーションが取れていないという声にお応えし、以下の3つの機能を追加致しました。
■1、タッチレスビデオ通話
TQタブレットは、タッチレスで自動的につながる「ビデオ通話」機能を搭載しました。タブレットに着信があると、10秒後に自動的にビデオ通話が始まり、複雑な操作やボタン押しに悩まされることなく、簡単にご家族とのコミュニケーションを楽しむことができます。介護施設に入居されていてなかなか会えないご両親など、大切な人とのつながりを深めることができます。
■2、「メッセージ付写真共有機能」
毎回会話をするのも一苦労。電話をするほどではないけれど、ちょっとだけ共有したいことがある…そんな時に便利な機能です。これによりスマホからタブレットの「アルバム」に画像付きメッセージを簡単に共有できます。日常のちょっとした連絡や、家族の成長や特別なイベント、日々のコミュニケーションにもご活用いただけます。
■3、カラーユニバーサルデザイン機構の提唱する色にカラーを変更
デザインにおいても、ユーザーの多様なニーズに配慮しました。カラーユニバーサルデザイン機構が提唱する色彩理論に基づき、カラーを変更。より多くの方々に快適にご利用いただけるデザインを実現しました。
■TQタブレットとは
シンプル操作で使いやすい、シニアの方も簡単に使えるタブレットです。利用者の方は設定やWi-Fiなどの準備の必要がなく、届いた日からタブレットを利用できます。
「タッチレスビデオ通話」や「メッセージ付写真共有機能」など、安心かつ簡単に利用できます。
また、スマホアプリと連携することで親子間で簡単に繋がることができます。
■TQタブレットの特徴
①家族とのタッチレスビデオ通話
タブレット操作なしでビデオ通話ができます。
②メッセージ付写真共有
ご家族皆さまで「アルバム」を共有。スマホアプリから「アルバム」に共有した画像付きメッセージをタブレットでも閲覧可能です。
③お知らせ通知
写真を追加する度にタブレットに通知が届きます。
④様々なお知らせを配信
毎日の健康体操や管理栄養士のコラムなど、楽しいコンテンツを定期的に配信いたします。
⑤見守り機能でいつでもあんしん
TQアプリでTQタブレットの利用状況を確認。シニアの見守りに繋がります。
■TQアプリとの連携
お持ちのスマートフォンにTQアプリをダウンロードすることでTQタブレットとアプリが連携し、簡単に親子間で繋がることができます。(1契約につき、TQアプリは10人まで登録可能)家族でビデオ通話をしたり、予約通話では複数人での通話も可能です。
TQアプリではTQタブレットの利用履歴が確認できるので、利用状況を定期的に確認し見守ることができます。
またTQアプリで「アルバム」にアップロードした写真はTQタブレットでも閲覧可能です。
詳細につきましては、弊社ウェブサイト(https://tqconnect.co.jp/service/tqt/)をご参照ください。
■お申込み方法
下記URLよりお申込みが可能です。
https://tqconnect.co.jp/service/tqt/
専用フォームよりお申込み完了後、約一週間でご自宅にタブレットをお届けいたします。
■料金プラン
○本体購入費:55,000円(税込)
○初期登録料:11,000円(税込)
○月額料金(基本プラン/3GB):4,400円(税込)
〇月額料金(基本プラン/20GB):7,700円(税込)
※解約手数料:無料
■会社概要
企業名 TQコネクト株式会社
所在地〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-21-1 渋谷ソラスタ
代表取締役社長五木 公明
取締役副社長 江部 宗一郎
コーポレートサイト https://tqconnect.co.jp/
楽しみながらフレイル予防する
運動習慣化施設
エアデジタル株式会社
代表取締役 前田相伯様
ビジネスアワード2023 ビジネスモデル賞を受賞したエアデジタル株式会社の「楽しみながらフレイル予防する運動習慣化施設」。今回は代表取締役の前田相伯様に、現在の施設の状況や課題とその対策、今後のビジョンなどについてお話をうかがいました。
2024年4月取材
Q.「楽しみながらフレイル予防する運動習慣化施設」の新業態を開始されてから1年以上経過しました。まずは施設のご紹介をお願いします。
当社はもともとデジタルスポーツ空間の販売やレンタルをしており、その実機を展示・体験いただく場として埼玉県久喜市のショッピングモール、アリオ鷲宮に体験型デジタルスポーツフィールド「スポーツ60&スマート」を開設しました。そこを昨年、「健康は保ちたいがフィットネスクラブに通うほどでない」という中高年・高齢者がスポーツを通じて楽しく運動できるよう、デジタルと非デジタルが共存する空間としてリニューアルオープンしました。連携協定を締結した久喜市、株式会社安藤・間とも協力し、本気のスポーツにデジタルを掛け合わせたEスポーツフィールドで構成されるデジタルスポーツフィールドに、 本格筋力マシンフィールドを融合させた施設です。
デジタルスポーツフィールドはデジタルコンテンツで脳神経を活性化させ、体も動かしながら身体機能の向上を狙い、トレーナーやプレイヤー間の交流も楽しめるフィールドです。バランス感覚を強化するレジェンドティーバッティング、足腰を鍛えるレジェンドサッカー、胸部のトレーニングになるレジェンドアーチェリーなど、11種類のコンテンツを提供しています。筋力マシンフィールドはデジタルスポーツ空間での運動で不足する筋力や可動域拡張を解決するため、トレーナーのサポートのもとで行う筋力トレーニングフィールドで、いわゆるフィットネスクラブにあるマシンをイメージしていただくとわかりやすいと思います。
Q. この1年の成果についてお聞かせください。
月に300~600名ぐらいのご利用があり、平日はシニアの方、土日祝日はファミリーで利用されるケースが多く、来訪者の約半数がリピーターです。年齢層も幅広く、3歳でゲームしている子もいれば、90歳以上の方がいらっしゃることもあります。障害のある方のご利用もあり、車椅子の方などは利用できないマシンなどもありますが、料金を半額にした上で理学療法士やサポーターをつけて、楽しみながら安全に利用していただけるようにしています。
個人での来訪だけでなく、近隣のデイケアセンターから団体でいらっしゃることもあります。シニアの方にとって使い方のわからないマシンは怖くて利用できないでしょうし、一度使い方を教わっても忘れてしまうこともありますから、こちらも安全・安心に利用していただけるようサポート体制を整えています。
Q. 実際に新業態を開始してから、想定外のことがありましたら具体例をお聞かせください。
当初は40~70代の方の利用を想定していたので、これほどまでに幅広い年代の方にご利用いただけていることにはやはり驚きました。また、施設の中でもとりわけ人気の高いものについては、休日ですと順番を待って並ぶという状況も生じました。たとえばデジタルスポーツフィールドにあるレジェンドティーバッティングやレジェンドサッカーは、大人はもちろんお子さんにも大変な人気です。待ち時間が生じた場合はほかのフィールドで楽しんでいただくなどの誘導も行っています。また、シミュレーションゴルフについては当初扱っていませんでしたが、地元からのニーズが高く導入しました。
Q.「楽しみながらフレイル予防する運動習慣化施設」という新しい業態をスタートする際、苦労されたのはどんなことでしょう。
私はもともとゲームなどデジタルの世界が長かったので、デジタルとフィットネスやフレイル予防というヘルスケアをいかに結びつけるかにはやはり苦労しました。理学療法士やトレーナーなどの専門的な知見のあるスタッフからたくさんヒアリングしてこの形態にすることができました。
Q. 施設利用者の方からはどのような反響があったでしょう。
最初は「どの方にも楽しく利用していただきたい」という思いでいましたが、リニューアルオープンしてしばらくしてから「それは違うな」と思うようになりました。来訪される方がフィットネスでトレーニングしたい方、デジタルスポーツフィールドでサッカーや野球を満喫したい方、パソコンでゲームを楽しみたい方など用途が多種多様なので、目的がそれぞれ異なる以上ひとくくりにはできないと。ただ、リピーターの方が多いということは、やはりお客様ごとに満足していただける要素があったのだろうと感じます。
Q. 現段階の課題とその対策についてお聞かせください。
いわゆるフィットネスクラブを運営するぐらいの収益性まではいたってないのが課題です。リニューアル後も利用料金を上げる勇気がないということも一因で、立地の面からも値上げは難しいところです。解決のためには平日の利用者を増やすことが必須ですので、地域のデイケアセンターなどとの連携を試みるほか、施設の使い勝手などを再検討し、現在レイアウトから改めて作り直そうとしているところです。
Q. 貴社における「シニア」の定義を教えてください。
実はシニアを「●歳から」などと定義づけたことがありません。今回リニューアルした施設についても「40~70歳」というざっくりとしたターゲットは設定していましたが、ふたを開けてみればこれだけ幅広い年齢層にご利用いただいていることからも、あえて設定する必要はないと考えています。
Q. シニアターゲティング市場における今後の抱負をお願いいたします。
まず、近隣のデイケアセンターさんと連携するようなビジネスはぜひやっていきたいと思っています。今よりもっとシニアターゲティングに特化させていくなら、公的な支援も受けた上で店舗もデイサービスの区画、デジタルスポーツフィールドの区画といった形にし、休日は全区画開放して従来通りご家族で楽しんでいただけるスペースとすることは、次の目標として見すえています。
また、うちの機器とモバイルを連携させることも最優先事項として進めていく予定です。そうすると運動量を計測するウェアラブルがあれば、うちのコンテンツのゲームの予約にも使えますし、モバイルと連携する機会も増えるので、そうなったらアプリがあるとより便利ということになりますから、順に段階を踏んでいければと思っています。センサーカメラをつけてお客様のプレーしている模様の写真か動画いずれかをQRコードで操作パネル上に出して、お客様がモバイルで取り込めるようにします。これはエンタメの分野になりますが、エンタメから入ればアプリをインストールしていただきやすいので、それからヘルスケアの提案につなげていきたいと考えています。
シニアライフ総研®ビジネスアワード2023 はこちらから>>>
シニアライフ総研®では、シニアマーケットやシニアビジネスに参入している企業・団体・行政などが、どのような商品やサービスを展開し、どこをターゲットとして、どのようなペルソナ設定で戦略設定から事業運営を図っているのかなど、シニアマーケティングやシニアビジネスの成功事例を取材しています。
産官学連携による
「シニア×ドローン×地域課題解決」
~ドローン操縦を通じた、
シニアが健康で活躍できる地域づくり』への
取り組みに向けた協定を締結~
NTT東日本 ビジネスイノベーション部 まちづくり推進グループ まちづくり推進担当 岩見晃希様
NTT東日本 ビジネスイノベーション部 まちづくり推進グループ まちづくり推進担当 林若菜様
埼玉県本庄市役所 市民生活部市民活動推進課 課長補佐 小林弘幸様
ビジネスアワード2023 シニアライフ賞を受賞したNTT東日本『産官学連携による「シニア×ドローン×地域課題解決」~ドローン操縦を通じた、シニアが健康で活躍できる地域づくり』への取り組みに向けた協定を締結。今回は共同実験を牽引されてきたNTT東日本の岩見晃希様と林若菜様、共同実験のフィールドとなった本庄市の小林弘幸様に、実験の成果やシニアの定義、そして今後の展望などについてお話をうかがいました。
2024年3月取材
Q.ドローン操縦によるシニアの健康増進や社会参画促進への取り組みと、産官学連携を形成された経緯についてお聞かせください。
(岩見氏)
日本の65歳以上人口は3621万人と総人口の28.9%まで増加しており、高齢者の健康問題が社会課題とされています。ドローンの操縦技術の習得と実際の活用がシニアの健康維持・社会参画促進、さらに地域課題解決に有用性があるのではないかという仮説のもと、それらを検証するため、産官学連携にて共同実験を実施することとしました。
具体的な役割分担としては、シニアへのドローン施策の実施にあたり、シニアのフィジカルやメンタルに及ぼす影響の効果測定・考察を筑波大学、シニア向けドローン講習のカリキュラム作成、講習実施・運営を一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)、本庄市自治会連合会にターゲットシニアの募集や参加シニアからの問い合わせ対応や実証実験の運用支援を担当していただきました。弊社は、シニア向けドローン講習カリキュラム作成支援、情報取り纏めなど実証実験の全体管理およびシニアドローンパイロット育成とドローンの活用による地域活性化モデルの検討および社会実装検討の役割を担いました。
(林氏)
そもそもなぜシニアとドローンを紐づけたかといいますと、ドローンは弊社のアセットでもあり、橋梁点検業務などで広く活用しております。我々も実際にドローンを操作してみたところ、想像以上に指先の神経を使い、上手く飛ぶと気持ちが高揚し、次はどんな風に飛ばそうかと思考し、屋外にでて歩き回ることを体感しました。そこで「もしもシニアの方が私達と同様にドローンを扱ったらフレイル予防につながるのではないか」、「家に閉じこもりがちのシニアの方も、ドローンであれば楽しみながら屋外に出て地域の方々と交流するきっかけになるのではないか」とそんな考えから始まりました。最初は社内外で「シニアの健康維持や地域活性化になぜドローンなのか?」という声はあったのですが、この実証により現在もシニアの方々はドローン操縦を趣味とし、地域コミュニティが深まり生き甲斐や楽しみとなっていることからメンタル面では大きな影響力があったと感じております。
Q. 今回の共同実験に参加されたシニアの選出基準や対象者について教えてください。
(林氏)
参加条件は本庄市在住の65~75歳ということのみで、自ら応募してくださった方全員が、そのまま受講生となりました。実際の参加者の年齢は65歳から72歳、全員男性でした。実は全員が脱落することなく最後まで楽しく参加してくださったのも想定外で、半数くらいは途中でリタイアされるかもしれないという状況も想定していました。しかし、参加シニアの皆様のドローン操縦技術の向上意欲が非常に高く、シニアの皆様は大変お元気で楽しくドローンを操縦されておりました。「後期高齢者にドローン操縦は難しいのでは」とこちらの先入観で75歳までのシニアの方と定義したのですが、みなさまの生き生きとした様子を目の当たりにして、上限の年齢を80歳くらいにしても、きっと元気に参加してくださっただろうと思いました。
Q. 共同実験の具体的な取り組み内容をお聞かせください。
(岩見氏)
実際にシニアがドローン操縦をするにあたり知識・技術の習得が可能なのかという検証から、シニア自身の健康増進への影響、さらにはシニアドローンパイロットの活躍による地域課題解決や多世代が共生するまちづくりが可能かについて調査を行ってきました。講習会への参加者への事前説明会では、やはりみなさんが初対面ですからすぐさま打ち解ける、という感じではありませんでした。講習会では、シニア間で全員の方々とコミュニケーションを取ってもらいたいと思っていたので、カリキュラムを進める際のグループは毎回シャッフルをしていました。講師の先生方にも各グループ内でお互いに助け合えるようなカリキュラムにしていただくよう、グループ全員で操縦者を応援したり操縦者の補助役をしたりと、協力しあえる講習内容にいたしました。結果、参加されたシニアのみなさん全員が最後まで講習をやりとげ、ドローン操縦技術を身につけられました。
講習終了後も、実証に参加された13名で自発的に本庄市シニアドローンクラブを立ち上げ、今も頻繁にみなさんでドローン操縦の腕を高められております。講習後にそのような形で自発的にドローンとの関わりを続けられるとは思ってもみなかったので、これこそ今回の実験の最大の成果ではないかと感じますし、今も変わらないメンバーで活動されていることを大変うれしく思います。
また、趣味としてドローン操縦を楽しむだけでなく、地域の小学生にドローン操縦教室を開催したり、地域の防災活動にドローンを使って参加したり、地元の小学生の地域学習授業のため本庄市の現状をドローンにて空撮し、授業に用いたりと、活動の幅を広げていらっしゃいます。
Q.小学校でのドローン空撮動画を使った授業や、ドローン操縦教室について詳しくお聞かせください。
(岩見氏)
本庄市と弊社は 2023 年 9 月 15 日に、シニア活躍推や多世代共生による地域活性化の実現にむけて「ドローンを活用した小学校授業動画作成及び授業のトライアル実施に関する協定」を締結しました。本協定にもとづき、ドローンクラブのみなさまがドローンで撮影した地域の映像を、弊社の社内映像チームが授業用の映像へ編集し、2024 年 2 月 14 日の本庄市立共和小学校の地域学習授業で活用しました。
児童からは動画視聴中に「あれ学校だ!」「ここ見たことある!」など自身の生活に照らした感想が多くでました。また、ドローンクラブのみなさまには授業の一環でドローンの紹介やデモフライトを実施いただき、児童は初めて触れるドローンに興味津々でした。
本施策を通じて、われわれとしては、ドローン空撮映像は児童の授業理解を促進し、よりよい学習へと昇華させることができるものと感じました。先生方からも同様の意見を伺っています。ドローンクラブのみなさまには、児童がどうしたら喜んでくれるか創意工夫してくださり、多世代共生の取り組みのよい事例になったと思います。
(小林氏)
ドローンクラブの皆様には、授業の素材となる映像撮影のため、朝早くから現地で撮影していただきました。ほかにも、授業内容の深掘り、授業で使用する資料の収集にもご協力いただくなど、今回の事業実施に大きく貢献していただきました。シニアと小学生が触れ合う機会を作ることができ、大変有意義な取り組みだったと考えています。
Q. シニアがドローン操縦を学び、地域貢献活動に参加することで期待されるのはどんなことでしょう。
(小林氏)
本庄市には市民提案型協働事業制度があり、ドローンクラブも「ドローンでこういう場所を空撮したい」とか、それをどんなことに使いたいかといったご提案をいただき、小学校でのドローン操縦教室のように本庄市の協働事業という形で進めたものもあります。今後も市としては会場の提供や関係機関との連絡調整、また広報などの分野で支援するなど、協働で事業を進めていければと考えています。こういった方々がどんどん社会に参加して活動していただきたいですし、地域で交流の機会が生まれるような取り組みができればと考えています。
(岩見氏)
シニアのみなさまがやりがいや生き甲斐をもって元気に生活できるように、さらには地元の子どもとの交流の場を広げたり、地元のためにドローン技術を活用して活動したりして、地域活性化を促進したいです。新たな雇用が生まれるなど、ビジネスとしても成り立ち、経済循環ができることが理想です。
Q. 共同実験に参加されたシニアのみなさまからはどのような感想の声が届いたのでしょう。
(岩見氏)
参加者のみなさまからは以下のような感想をいただきました。抜粋してご紹介します。
・講習会は同年代の方々でとても楽しかった。その後、講習会参加者でクラブを設立し、マイドローンを所有するまでに至った。大変楽しい老後の趣味を見つけた。
・ドローンには興味を持っていたものの年齢的に無理かなと思っていたが、シニア対象の講習会があると知り、チャンスと思い参加。年齢が近い人の集まりなのであまり気張らずにできた。クラブの発足により機体の購入や登録申請なども相談でき、飛行の環境なども指導してくれる仲間がいるので楽しく活動している。ひとりではとてもできなかったと思う。
・普段は付き合いのない仲間ができ、参加して本当によかった。
・子どもの見守り活動に使えないかと考え参加した。講習も先生方がフランクに教えてくださり楽しかった。クラブもでき、色々な地域の才能豊かな人達と知り合えたことが、ドローン以上に自分へのプレゼントだと感じる。
・ドローン講習の最初の座学でドローンを取り巻く法令の洗礼を受け、重い気持ちのスタートだった。しかしドローンを用いた操縦実施訓練になると毎回楽しくて、講習終了後まもなく練習用のドローンを購入した。また、講習を一緒に受けた素晴らしい仲間とも意気投合しクラブを結成、充実した日々を送っている。もし、今の自分にドローンがなかったら寂しい日々を過ごしていたと思う。ドローン講習の企画を出してくれた NTT東日本 のみなさま、ドローン講習の機会を提供していただいた本庄市役所の方々、ドローン講習に共に参加し充実した時間を共有してくれる仲間たちに心から感謝している。
・写真が趣味なのでドローンでの撮影にも興味があった。座学で色々な法令の規程があると知った。老化防止も兼ねて今後も楽しく活動したい。
・ドローンが不法投棄や小学生の登下校時の見守りなどに役立てないかと考えた。引きこもりがちだったが、講習を経てドローンクラブができたおかげでみなさんと日々楽しく、忙しく過ごしている。これからも飛行練習や法令の習得に精進し、1 等無人航空機操縦士を目指したい。
・田畑への農薬散布に利用できないかと思い参加を決めたが、最初の座学でそれが簡単ではないことがわかりがっかりした。しかし実技は日を重ねるたびに楽しくなり、今では仲間と一緒にマイドローンを飛ばすことができるようになったので、講習に参加してよかった。
・昔から自由に飛べる空が好きだったので、ドローンにも興味があり講習に参加。ドローンを操縦できるようになり、さらにクラブに入って新たな生活リズムが生まれた。
・ドローンは空飛ぶオモチャと思っていたが講習を受けるとなかなか難しく、だからこそ面白くなった。
・講習の参加者が13名という人数はちょうどよかったと感じる。メンバーのシャッフルにより参加者全員と話せたことが、その後のクラブ設立につながったと思う。新しい趣味の友人ができてうれしい。今後は私的な趣味として楽しむのはもちろん、公共的なことにもドローンを介して協力していきたい。
Q. 御社はどのように「シニアの定義」を設定されているのでしょう。
(岩見氏)
われわれで定義としているのは、65歳以上の地域のみなさんです。定年退職などで会社を引退し、「地域のためになにか行動したいがなにをやろうか」、「老後の趣味を探している」という方々と地域活性化をつなげる、新たな雇用を生み出すといったまちづくり活動を行っています。
Q. 今後の抱負をお聞かせください。
(岩見氏)
シニア世代の活躍促進や多世代交流促進によって、やりがいや存在価値を感じるアクティブシニアの増加や地域愛あふれる若者輩出、持続可能な活気あふれるまちづくりに向けて引き続き取り組んでまいります。シニアの皆様向けのドローン講習プログラムの提供に加えて、NTT 東日本内の映像チーム V-TECHXがSNS の伴走支援や画像/動画編集の技術習得のサポートをすることで、地域の魅力を発信できる集団へと昇華することができると考えています。その他にも NTT ではドローンによる設備点検のスキルも有しており、シニアのみなさまが市内の設備点検ができるよう支援することも可能だと考えます。また、グループ会社の NTT e-Drone Technology では農業用のドローンを操縦できるようにするプログラムも提供していますので、シニアのみなさまが多様な分野で活躍できるように支援することも可能です。今回が実験だけで完結するのではなく、さらに次のステージに進むための最初の一歩となることを願っています。
シニアライフ総研®ビジネスアワード2023 はこちらから>>>
シニアライフ総研®では、シニアマーケットやシニアビジネスに参入している企業・団体・行政などが、どのような商品やサービスを展開し、どこをターゲットとして、どのようなペルソナ設定で戦略設定から事業運営を図っているのかなど、シニアマーケティングやシニアビジネスの成功事例を取材しています。
内閣府発表の『令和4年度 高齢者の健康に関する調査結果』のデータを元に独自に分析し、テーマ別に紹介しています。シニアマーケットをマクロ視点で捉える際にお役立てください。
更新:2024/5/2
シニア男性の64%、シニア女性の55%が毎日外出
外出頻度について男女別でみてみると、「ほとんど毎日」について男性が63.7%、女性が54.7%となっており、男性が9.0ポイント差で多くなっています。「ほとんど外出しない」については男性が3.2%、女性が3.9%となっており、女性が多いもののその差はほとんどありません。
Q. あなたは、ふだん、(散歩なども含め)
どのくらいの頻度で外出しますか【男女別】
85歳を境に毎日外出する・しないが変化
年代別でみてみると、「ほとんど毎日」については、年齢が高くなるにつれ数値が下がっています。85~89歳は26.2%、90~94歳は31.6%、95歳以上は17.6%と半数を下回っており、外出頻度については85歳以降で毎日外出する・しないが大きく変わっています。
また、「ほとんど外出しない」については、95歳以上が41.2%と4割と超えており、身体能力に比例して外出できていないと想定されます。
Q. あなたは、ふだん、(散歩なども含め)
どのくらいの頻度で外出しますか【年齢別】
男性より女性の方が親しい友人・仲間がいる
親しくしている友人・仲間の有無について男女別でみてみると、男女共に「普通にいる」が最も多く、男性40.7%、女性42.6%と女性の方が多くなっていますが、その差はほとんどありません。
「たくさんいる」と「普通にいる」、「少しいる」を合計すると、男性は77.7%、女性は83.5%と女性の方が数値が高くなっており、「ほとんどいない」、「持っていない」を合計すると、男性は19.5%、女性は14.6%であることから、女性の方が親しい友人・仲間が多いことが分かります。
Q. あなたは、ふだん、親しくしている友人・仲間が
どの程度いますか【男女別】
75歳以降で年齢が高くなるにつれ、親しい友人・仲間が少なくなる
年代別でみてみると、85~89歳は「普通にいる」が25.7%、「少しいる」が37.9%、90~94歳は「普通にいる」が19.7%、「少しいる」が28.9%、95歳以上は「普通にいる」が29.4%、「少しいる」が52.9%となっており、85歳以降で「普通にいる」を「少しいる」が上回っている。
「たくさんいる」と「普通にいる」、「少しいる」を合計すると、65歳~69歳が82.5%、70~74歳が83.4%、75~79歳が86.2%、80~84歳が81.0%、85~89歳が67.5%、90~94歳が53.9%、95歳以上が35.3%となっており、75歳以降で年齢が高くにつれ友人・仲間が少なくなることが分かります。
Q. あなたは、ふだん、親しくしている友人・仲間が
どの程度いますか【年齢別】
- 調査対象:65歳以上(令和4年10月1日現在)の男女(施設入所者は除く。)
- N数:4,000人
- 調査期間:令和4年10月28日~11月24日
シニアライフ総研®では、シニアマーケティングやシニアビジネスに関する役立つ情報を提供するために、公表されているデータを独自に分析し、テーマ別に紹介しています。
看護師教育支援メディア運営や医療マーケティング支援を行うメディバンクス株式会社。医療・看護を中心とした医療従事者をネットワークしており、社内研修会や勉強会、各種イベント講師として医師・専門看護師の招聘が可能です。また、内容によっては医療従事者の監修・アドバイスを元にした新商品を共同開発することが可能です。
取り組み例
- 社内・外研修、勉強会の講師として
- 医療従事者監修による新商品開発 (商品開発~市場導入までトータルでプランニングいたします) ※開発内容によりますので、まずはご相談ください。 ※医療器械系卸ルートを販売チャネルとしてマッチングの可能性もございます。
概要シート
シニアライフ総研®では、各企業単独でのシニアマーケット攻略を目指す以外に、他領域と協業することによって活路を見出すことができるタイアップ先として、コンテンツ、講師・アドバイザー・コンサル、販売チャネル、商品提供・共同開発等を行う企業等、幅広い業種でのマッチング実績や概要をご紹介しています。
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介護事業所等に出張し、認知症や障害のある方、高齢者向けに音楽療法にもとづいたプログラムを展開中の株式会社リリムジカ。介護度の制限なく、音楽を通じた参加型プログラムですので、広く高齢者向けコンテンツとしてご活用可能です。更に、より良い環境づくりのための介護現場職員向けの講演会等、講師としてもご採用いただきけます。
取り組み例
- 広い層にご参加いただける音楽プログラムを、高齢者向けイベント集客コンテンツとしてご提供。 (イベントの企画~運営までお手伝いいたします。)
- 介護職員向け講習会講師
柴田萌 氏 経歴
株式会社リリムジカ 取締役 共同代表/ミュージックファシリテーター
「誰もが楽しめる音楽の場づくりを通して介護の現場を活性化する」というミッションのもと、介護現場にて認知症や障がいのある方も楽しめる音楽プログラムを実施。実施回数は年間300回以上にも及ぶ。また介護職や地域の人に向けた音楽の場づくり講座等も行っている。
2008年昭和音楽大学音楽療法コース卒業。
日本音楽療法学会認定音楽療法士/ヤマハエレクトーン演奏グレード5級/ヘルパー2級
概要シート
シニアライフ総研®では、各企業単独でのシニアマーケット攻略を目指す以外に、他領域と協業することによって活路を見出すことができるタイアップ先として、コンテンツ、講師・アドバイザー・コンサル、販売チャネル、商品提供・共同開発等を行う企業等、幅広い業種でのマッチング実績や概要をご紹介しています。
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認知症や高齢化による運転能力に及ぼす影響など、高齢者の安全運転支援につながる研究を通じ、高齢者が安心して運転を続けられる環境づくりに取り組む、NPO法人高齢者安全運転支援研究会。「認知症」「認知症予防」「高齢者運転」をテーマにした講演会講師としての招聘、商品開発時や商品ツール等の監修としてご採用いただけます。
取り組み例
- 「認知症」「認知症予防」「高齢者運転」テーマの講演会の講師
- 認知症対応機能付き商品開発時の監修
- 「認知症」「認知症予防」「高齢者運転」に関するデータソースの提供
実績
- 地域包括支援センターでの講演会に講師派遣を行っております。
- 自動車教習所での高齢者向け講演会/交通安全教室を随時開催しております。
概要シート
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