第一法規/ケアマネジャーの抱えるモヤモヤを解消!

2020/7/2

Webで簡単に検索できる『ケアマネジャーNAVI』を発売!
判断に迷う算定要件も、広範にわたる制度内容も、
「わかった 活かせた 共有できた」 ケアマネ事業所のためのWebサービス

法律関連出版物、各種データベースを提供する第一法規株式会社(東京都港区・代表取締役社長:田中英弥 以下「第一法規」)は、ケアマネジャーの業務をあらゆる角度から支援するWEBサービス『ケアマネジャーNAVI』をリリースしました。

特設サイトはこちら
https://www.daiichihoki.co.jp/fukushi/caremanenavi/
昨今、ケアマネジャーは利用者と向き合い、利用者の自立のためのケアマネジメントを実践するため、介護保険法令・制度の理解・多職種との連携・地域資源の活用等、業務の質とスキル向上が求められています。
一方で、実地指導への対応や多岐にわたる書類作成、新人の育成や労務管理をはじめとする事業所運営の知識等ケアマネジャーが知っておくべきことはたくさんあります。

そのようなケアマネジメント業務を支援し、「利用者・利用者家族の笑顔」「ケアマネジメントの質向上」「業務効率の改善」「経験の浅いケアマネジャーの指導・育成」を目的として、『ケアマネジャーNAVI』をリリースしました。
『ケアマネジャーNAVI』は、多様なケアマネジメント業務に必要な「知識」「経験」「業務効率」を全面的にバックアップします。
 
ケアマネジャーNAVI
 
☆知識(わかった)

各種制度をはじめとする業務上必要な情報や今さら聞けない用語等をわかりやすいQ&A・事典形式で掲載、定期的に更新されるため最新情報の把握にも不安はありません。書籍やサイトで一つ一つ調べていられない多忙なケアマネジャーを強力にサポートします!
 
業務別QA キーワード解説
 
☆経験(活かせた)

各介護支援専門員協会監修の実践事例、実地指導への対応も根拠のしっかりした正確な情報と詳細で丁寧な解説しています。
守備範囲の広いケアマネジメント業務と知識を体系的に確認できるため経験の浅いケアマネジャーの研修教材・事業所内の研修資料としても有効に活用いただけます!
 
ケアプラン事例 指導・監査チェックリスト
 
☆効率UP(共有できた)

社会保障審議会・担当課長会議等事業所内で共有しておくべき情報・書式、忘れてはいけない予定や事業所としての経験をWEB上で管理することで、何度も同じことを調べる・確認する時間が省けます。
 
書式・資料 カレンダーと私たちのノート
 
まずは資料請求・無料トライアルにて、『ケアマネジャーNAVI』を体感してください。
 

【商品概要】
商品名:『ケアマネジャーNAVI』
本体仕様:WEBサービス
本体価格:年間1ID 本体30,000円

商品紹介ページはこちら
https://www.daiichihoki.co.jp/fukushi/caremanenavi/

発売元:第一法規株式会社
https://www.daiichihoki.co.jp/
 

2020/7/2

日本初「本格的な高齢者向けフィットネス・メソッド」
スティック2本を用いた4支点エクササイズの『スティックサイズ』

株式会社セルビスタ(事業所:スティックサイズ大和郷本店:東京都文京区、代表取締役:小島佑司)は、2020年7月1日より、スティックサイズ初の支部として、代表取締役:小島佑司の故郷新潟にて活動を開始致します(http://stickcise.com/)。スティックサイズ¹⁾は、日本初の高齢者向けに、2本のスティックを使った本格的な4支点運動として、シニアの予防医療・未病対策を実施しています。
2019年より新潟県で試験的にスティックサイズ事業を実施し、東京都と比べ地域特有の様々な課題が見つかりました。
その中でも、特に解決しなければならない課題としては、加速する高齢化における予防医療、冬季期間の屋外運動制限、車移動文化が関係する若者の早期高齢化です。
課題解決の為、屋内の活動として、スティックサイズ発行資格を所有するトレーナー²⁾の派遣を行い、最大30人規模のグループレッスン³⁾、パーソナルトレーニングサービス⁵⁾をNPO管轄施設、体育館、地元温泉旅館等にて実施致します。
大自然を生かした屋外活動としては、地元企業、観光産業と提携し、スティックウォーキング⁴⁾を実施致します。

 

100歳を自分の足で歩く事を目標に、スティックサイズを受講するシニア

100歳を自分の足で歩く事を目標に、スティックサイズを受講するシニア

 

■「(1)日本初の本格的な高齢者向け4支点運動スティックサイズとは?
現在進行形の超高齢化社会において、医療費削減が必須の日本国は、高齢者の予防医療・未病対策がカギに成ると言われています。
医療界では予防医療・未病対策の充実の1つに、メディカルフィットネスジム(医療法第42条に基づく施設)を再考し、フィットネス界やスポーツ界との連携を模索する動きが出始めましたが、日本のフィットネス手法の殆どは、若い世代(健康志向者・スポーツ愛好家・アスリート)に向けて開発されたものばかりで、高齢者がフィットネスを追求する場合、この若手向け手法をモーション・ダウンするしか無い状況で、そのマッチングに懸念が残ります。
そこで弊社は、日本初となる、※最初からシニアの身体特徴を捉えたフィットネス開発をし、(最大155cmのシニアエクササイズ専用スティックの開発と、シニア向け4支点運動スティックサイズ200種類の考案)、3年間の効果実験の元、2019年1月17日より、シニア向けパーソナルトレーニングジムとして、東京本店を開業し、シニアの予防医療・未病対策サービスを提供しています。


※シニアの身体特徴を考えたフィットネス・メソッド

足腰が弱く、可動域が狭く、体力が落ちたシニアの身体は、できるだけ短時間で成果追求しなければなりません。
ここで弊社は、2支点(両脚)での立位主体の運動よりも、スティック2本を用いて身体を安定させながら運動をした方が、高齢者が自身の体重を4支点(両脚とスティック2本)で支える事で安心を生み、更に、1ポーズ(動作)でも複合部位に効果がある事を検証しました。
これを『stickcise(スティックサイズ)』と呼び、多くの高齢者に訴求して、医療界とも連携し予防医療・未病対策に繋げています。

このスティックサイズは、バランスに不安を感じるシニアが安心して運動ができるという利点の他に、指先を使う事で脳細胞の活性化、胸腺、呼吸筋を刺激しての免疫力アップ、呼気が上がらない運動の為、飛沫感染に気を付けなければならないコロナ禍に最適な運動であるなど、多数医療従事者より好評を頂いております。スティックサイズは、通常のストレッチやエクササイズではできない、主に高齢者の身体軸作りからコロナウイルス対策までも網羅した全く新しいメソッド(エクササイズ)と成ります。

2020年7月1日現在、医療界と連携したメディカルフィットネスジムとして、スティックサイズ大和郷本店(東京都文京区)ではパーソナルトレーニングサービス、東京都豊島区と協力して区民の健康を守るグループレッスンサービスを実施しています。

40~90代・若者層~シニアまでトレーニング可能

40~90代・若者層~シニアまでトレーニング可能

 

■(2)スティックサイズ有資格トレーナー
○○健康指導士、○○トレーナー資格、など無数のトレーナー資格がある中で、スティックサイズ資格は、以下の点に拘っています。
➀資格受講条件
国際トレーナーライセンス保有者、又は理学療法士
②接客への拘り、心から身体を元気に!
スティックサイズ大和郷本店(東京都文京区)は、顧客紹介率が51%です。(株)マーケティングデザイン※1の調べによるとフィットネスジム顧客紹介率の平均は1.5~1.8%です。スティックサイズ資格では、特に「接客技術」に力を入れています。
運動による身体の健康づくりは勿論、心からも身体の健康づくりを目指しています。
➂予防医療トレーナーを目指す。
スティックサイズの特徴は(1)でお伝えしているとおりですが、スティックサイズ資格では、特に座りすぎる事が原因で起こる身体疾患の予防に注力しています。
現代社会は、椅子に座ることが日常化しています。実は人間にとって、椅子に座るという事は人体構造上プログラムされていません、そして1時間座り続けることは2時間の寿命を縮めると言われています。※2
特に、「自力で長時間立つ事が辛い高齢者、座りすぎにより身体バランスが崩れている若年性シニア」が、定期的なスティックサイズ指導の実施で、未病段階での対策することを目指しています。

※1
https://www.goodsalespromotion.jp/blog/

※2
https://www.translatetheweb.com/?from=pl&to=ja&ref=SERP&refd=www.bing.com&dl=ja&rr=UC&a=https%3a%2f%2fktociewyleczy.pl%2fwiedza%2fproblemy-zdrowotne%2fchoroby-ukladu-miesniowo-szkieletowego%2fbol-plecow%2f7332-siedzacy-tryb-zycia-to-nie-tylko-bol-plecow

■(3)最大30名のグループレッスン
スティックサイズのグループレッスンでは、1クラス最大30名までの定員を決め、座りすぎによる身体のバランス崩れを整えることは勿論、体幹と四肢の連動、体幹と呼吸の連動、足先の感覚を整えてバランス力を強化するなど、万人に共通する身体の基礎作りを行います。
現時点では、地域の方に気軽に足を運んでいただく事を目的に、NPO管轄事業所、区の所有施設、等で定期的にレッスンを開催する予定です。

2019年7月に実施した、赤倉温泉スティックサイズ

2019年7月に実施した、赤倉温泉スティックサイズ

 

■(4)地元企業、観光産業とコラボして大自然の中でスティックウォーキング指導
大自然の中でスティックウォーキング※3やスティックサイズを実施し、その後日帰り温泉や妙高の食を満喫する、1Day健康旅行や、宿泊型のヘルスツーリズム等の、観光健康産業を展開します。

※3
スティックサイズ専用スティックを使ったウォーキング。歩行の途中でスティックサイズを入れ身体を整えながら歩いたり、クロスカントリースキー選手が実践する少し長めのスティックで歩くなど、差別化されたウォーキング。

大自然の中で実施する、スティックウォーキング

大自然の中で実施する、スティックウォーキング

 

■(5)パーソナルトレーニング指導
スティックサイズ大和郷本店(東京都文京区)では、顧客によってトレーニングメニューが違う事は勿論の事、遺伝子解析や簡易的な尿検査により、癌細胞、活性酸素、身体糖化度合い、腎臓の糸球体ろ過量から高血圧、糖尿病のリスクチェック、地域ドクターと連携して健康サポートなど、お客様の健康をお守りしています。
また、ジムに来ることが困難なお客様の為にも、地域限定での出張サービスを展開しています。
新潟県でも、出張によるパーソナルトレーニングを実施していきます。

 
□株式会社セルビスタ概要
加速する高齢化社会で「高齢者の予防医療」に着目し、高齢者に特化した安心安全の新しいエクササイズ(4支点運動:スティックサイズ)を中心に、高齢者の統括的な健康・美容に貢献。
単なる運動能力向上の為のスポーツジムではなく、医療従事者と連携したメディカルフィットネスジムとして、身体機能力の向上は勿論、認知症対策や日常生活管理(食事管理・睡眠管理・心理管理等・病の早期発見)を盛り込んだ、各個人に合わせたメニューを、効果最優先の1対1パーソナルトレーニングを行っています。


・法人名=株式会社セルビスタ(CELLVISTA Inc.)
・事業所=東京都文京区本駒込6-5-4 HM本駒込ビル1F
・代表者=代表取締役:小島佑司

・設立日=2018年07月10日
・URL=http://stickcise.com/ http://cellvista.jp/
・連絡先=080-7056-8869、info@stickcise.com
・事業内容=オリジナル・フィットネスメソッドと成る4支点運動
『stickcise(スティックサイズ)』に関わる、
・施設の運営、管理
・インストラクターの養成、派遣
・アスリートの育成、指導
・商品開発、物販
・カテゴリ=①stickcise:60歳以上の高齢者向け(未病対策、健康維持、認知症対策)
②plus stickcise:若年層向け(体力向上、美容、リハビリ)
③ultimate stickcise:日本代表クラスのアスリート向け(パフォーマンスUP)

 

2020/7/2

“人生100年時代を生きる”をテーマとした特集ページ
「いのちを守る食と暮らし」が新たにスタートしました

食と健康をテーマとしたヘルスケア・スタートアップ「株式会社おいしい健康」は、株式会社⼩学館と協業し、⼤⼈のためのライフスタイルWEBメディア「サライ.jp(https://serai.jp/)」に、”人生100年時代を生きる”をテーマとした特集ページ『いのちを守る食と暮らし(https://serai.jp/save-life)』を開始しました。

いのちを守る食と暮らし

 

平均寿命が延伸し続け、私たち日本人は、中高年期に差し掛かってなお、残り数十年もの余生をどのように生きるか改めて考えなければならない時代となりました。

多くの日本人が老後に様々な不安を感じ、家族や社会に迷惑をかけたくない気持ちを抱くなか、長寿を安心・幸せなものとするための情報発信を行うことがこの協業の目的です。

◾️「いのちを守る⾷と暮らし」の概要
「いのちを守る食と暮らし」特集ページでは、誰もがいつまでもおいしく食べられるように、というビジョンのもと、管理栄養士が監修する健康的でおいしい食事のレシピをご紹介するとともに、ここでしか読むことが出来ない文化人や第一線で活躍されている医師への読み応えのあるインタビュー記事も今後充実させてまいります。

株式会社おいしい健康が持つ「食」「健康」に関するビッグデータと知見、「サライ.jp」が持つ生活者インサイトと記事制作力を掛け合わせて、コロナ禍を経験した私たちが、人生100年時代をどう健康に楽しく生きていくのかをユーザーの皆さまと一緒に考えていきます。
第1回目のゲストは養老孟司さんにご出演頂き、人生100年時代の生き方について、語って頂いています。
 

いのちを守る食と暮らし2

 

※また、今後、広告主の皆様向けの広告メニューもリリース予定です。
新型コロナウィルス感染症を受け、日常生活における健康管理へのニーズはますます高まっております。
今回、アクティブシニアに向けた良質なコンテンツを発信するサライ.jpとの協業を通じ、100年時代における暮らしと人生をより素晴らしいものとすべく、励んでまいります。

■サライ.jpについて
小学館の雑誌『サライ』の公式サイトです。歳を重ねてもアクティブに行動したい知的な高齢者シニア世代=サライ世代の方々に向けたライフスタイル提案と旅・食・人物・歴史・文化・趣味・健康・モノ情報など上質な情報を発信しています。

サイトURL
https://serai.jp/

■株式会社おいしい健康について
株式会社おいしい健康では、「誰もがいつまでも、おいしく食べられるように」という理念のもと、生活者・家庭目線のヘルスケア事業を展開しております。テクノロジーとビッグデータを活用し、生活者個々の健康を食事面から支えることは、病気予防や重症化防止に寄与するのみならず、その先にある「心からの笑顔」を増やすことにつながります。元気であってほしい、食べたい・食べさせてあげたいという家族の想いを叶え、健康維持や予防、病気、妊娠・育児や介護のときであっても、毎日を笑顔で過ごせる社会の実現を目指します。

代表者名
野尻哲也

設立
2016年7月

コーポレートサイト
https://corp.oishi-kenko.com/
https://oishi-kenko.com/

 

 

2020/7/2

【コロナ禍で売上減の酒類業界を支援】

約1ヶ月で500名以上のシニアがオンラインイベントに参加する、国内最大級のシニア向けコミュニティサービス「趣味人倶楽部」は、コロナ禍で売上減の酒業界支援として、「シニア向けオンライン酒蔵ツアー」のサービスを開始しました。シニア向けのオンラインイベントと、ECを掛け合わせた、”新しい生活様式”における、”新しいお酒の販売・体験方法”となります。
第一弾は、有名日本酒ブランド「獺祭」のオンライン酒蔵ツアーを、2020年6月25日に開催しました。
 
シニア向けオンライン酒蔵ツアー
 
株式会社オースタンス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:菊川 諒人)が運営する、国内最大級のシニア向けコミュニティサービス「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」(会員約34万人※1)は、コロナの影響でオンラインイベントでの交流が盛んになっており、約1ヶ月で500名以上※2がオンラインイベントに参加しています。

新型コロナの影響で、オンラインイベントのニーズが高まっており、酒類・食品メーカー様を中心に、様々な企業様とオンラインイベント(ウェビナー)の企画運営を積極的に行っています。そこで、コロナ禍で売上減の酒業界支援として、シニア向けオンライン酒蔵ツアーのサービスを開始しました。Zoomなどのビデオ通話ツールを活用した、シニア向けのオンラインイベントと、ECを掛け合わせた新しい生活様式に合わせた、”新しい生活様式”における新しいお酒の販売方法となります。
第一弾として、旭酒造株式会社と共に、有名日本酒ブランド「獺祭」のオンライン酒蔵ツアーを、2020年6月25日に開催いたしました。

【シニア向けオンライン酒蔵ツアーとは】
「EC × オンライン体験」の、全く新しい旅行体験です。商品購入、オンライン体験、交流(コミュニティ)と、一連の流れで体験をデザインしています。
 
シニア向けオンライン酒蔵ツアーとは
 
【オンライン酒蔵ツアー スキーム】
酒類メーカー様からは、お酒などの物品協賛と、お持ちのコンテンツ(お酒に関する専門家や、映像など)をご提供いただきます。
趣味人倶楽部は全体の体験の設計や集客を行い、お酒を楽しむコミュニティ作りにつなげます。
趣味人倶楽部のお客様は、商品購入とオンラインイベントの体験をすることができます。
 
オンライン酒蔵ツアー スキーム
 
【旭酒造「獺祭」とのオンライン酒蔵ツアー:当日の様子】
・ご自宅に、獺祭の利酒セットと「旅のしおり」「クイズシート」等の「オンライン酒蔵ツアーセット」が届く
 
旭酒造「獺祭」とのオンライン酒蔵ツアー:当日の様子
 
・個別のグループに分かれて、利酒セットで乾杯している様子
 
利酒セットで乾杯している様子
 
・サプライズとして用意した、「獺祭マスター」の認定書の贈呈
 
「獺祭マスター」の認定書の贈呈
 
・当日の流れ(当日の様子を同時進行で描いた「グラフィックレコーダー」の絵)
 
当日の流れ
 
【今後の展望】
ワイナリー、クラフトビールの企業様と、第二弾の実施を予定しております。季節に合った、オンラインツアーを提供していきます。
また、政府による「Go To トラベルキャンペーン」の影響で、外出需要が増える可能性もあるため、新型コロナウイルスの状況を鑑みて、新しいリアル体験についても、将来的には提供していきたいと考えています。

(※1)会員数34万人、2020年6月末時点
(※2)オンラインイベントへの累計参加人数

(以上)

 【趣味人倶楽部シニアコミュニティラボ とは】
国内最大級のシニア向けコミュニティサイト「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」(会員34万人)を運営する株式会社オースタンスが、そのプラットフォームと知見を活かし、シニア調査、コミュニティプロデュース、シニア向け商品・サービスのコンサルティングや共同開発を行っていきます。調査研究とビジネスの力を繋ぎ、シニアのコミュニティを活性化していくことで、シニアの孤独問題に立ち向かいます。
【株式会社オースタンス とは】
会社名:株式会社オースタンス
代表者:代表取締役 菊川 諒人
事業内容:50,60代向けのコミュニティ事業として、WEBサービスとリアル体験を提供

シニア市場掘起しについて、前回は「既存商品でシニア市場活性化」についてご紹介しましたが、今回は「若者向け商品がシニア市場狙う」についてご紹介します。

若者商品の市場成熟でシニア市場開拓好機

今までシニアとは関係の薄かった若者商品が、市場成熟化に伴い更なる拡大に向けシニア市場を開拓。またシニアの体力変化を好機と捉えシニア市場を狙い始めた事例です。 スマートフォン、フリマアプリ「メルカリ」、電動アシスト自転車 の3つの若者商品事例から企業のシニアアプローチを探りました。

事例①スマートフォン

スマートフォン 日本にiPhoneが登場したのは2008年7月。その後急速に普及率が上昇したことは「第7回 消費元気なシニアの攻略 シニアのネット消費急伸」で触れました。 一方、そのスマートフォンの生産台数は約3,000万台(2018年)で2017年より200万台減になりました。更に2019年には300万台減が見込まれ、スマートフォンの高普及率ゆえに生産レベルでは停滞市場になりつつあります。 そこで2018年頃から各社から「シニア用スマートフォン」が登場し低普及率のシニアに対して拡販開始されました。加えてシニアが多く所有するガラケー層へのスマートフォン代替攻略も強化されました。未だスマートフォンを所有していないシニアの中には孫と写真を撮ったり、SNSを使ったりなどスマートフォンを使ってみたいと思う方も多いと思われますが、一方では高価格であることや操作の難しさ、あるいはパソコン代用で済むなど、乗り換えがネックになっている面もありそうです。 いずれにせよスマートフォン販売各社はシニアを照準に割引プラン導入、サポート体制強化(無料スマホ教室、購入後のお店・電話・メールでの相談、サポートアプリ用意)など販促活動が活発になっています。その結果、2019年1月現在の調査(NTTドコモ、関東圏)によると、70代のスマートフォンの所有率は4割強と高まり、ガラケーの所有率を逆転しました。 スマホ保有率 更に、最近のコロナ禍でスマートフォンの所有だけでなく使い方が多方面に広がっており、益々シニアのスマートフォン所有は高まりそうです。 シニアライフ総研が行った「コロナ渦シニアの行動変化調査(全国の男女55~87才666名/2020年5月下旬調査)」によると、コロナ禍により時間が増えたコトとして、「PCによるインターネットの利用」(40%強)や「スマホなどのモバイル端末によるインターネットの利用」(約20%)が突出して高くなっています。また新たに生活に取り入れたこととして、「スマートフォンでの新たなアプリ利用」(10%弱)、「積極的な情報収集」(約10%)、「PCやスマートフォン、タブレットなどでのゲーム」(約5%)、更には買物では通販利用増(10%強)などを挙げています。 このようにスマートフォンの便利さはコロナ禍で一気に拡大したわけで、便利なことは間違いなく習慣化されますので、シニアにおけるスマホの利用はさらに高まりそうです。

>>>コロナ渦シニアの行動変化調査

企画のヒント

ここ数年、各社のシニアアプローチはかなり積極的で60、70代のスマートフォンの普及率は急激に高まっています。コロナ禍を考えると更に高まる可能性も考えられます。しかし一方では現状で満足しているシニアが多いのも事実です。 そのため、シニアに浸透しつつあるスマホのこれからの新規開拓の可能性を探る必要があります。現在大手3社や低料金販売会社の販促は活発ですが、ガラケーからスマートフォンに換えるだけの魅力が彼らに伝わっていないのかもしれません。スマートフォンを所有するためのソフト(シニアにとって楽しく使うには?)、ハード(使い方)、料金のシンプルな説明を改めて推進することが大事かもしれません。それが理解できた時点での伸びしろはどのくらいあるかを探ることも必要だと言えそうです。 また、コロナ禍でシニアが新たに利用し始めたスマートフォンの魅力(情報収集、アプリの魅力、ゲーム、ネット通販など)をスマートフォン未所有層に対していかに上手に伝えるか、カギになりそうです。 もう一つ、3G系のガラケーの終了予告が発表されています。その代替をいかに促進させるかにありますが、その時の代替可能率の把握も必要になります。※au「CDMA  1XWIN」は2020年3月末終了。ドコモ「FOMA」2026年3月末終了。ソフトバンクは検討中。

事例②フリマアプリ 「メルカリ」

フリマアプリ「メルカリ」 ここ数年で急成長し、2018年は一大ブームにまで盛り上がった中古品売買仲介のメルカリ。この急成長の原動力となったのが20~30代の女性を中心とした利用層でした。競合の動きも活発で、ヤフオクは買取手数料無料(2017年11月)で対抗し、楽天は傘下の2つのフリマアプリ事業を統合してラクマ設立(2018.2月)で対抗を強化しました。 しかし、メルカリ内にも課題があり、アプリダウンロード数は9000万に近いと言われていますが、月間利用者数は2018年4月で1667万人、2019年4月で2216万人と大幅増を果たしているものの、ダウンロード数に対する割合は2割強と低く、競合に流れている数も多いのかもしれません。 そのようなこともあり、メルカリは2018年2月にオンラインでリーチ(到達)できない層(主に40代以上)へアプローチするため、北海道と愛知で新聞折込チラシを開始。その内容はメルカリを知ってはいるが取扱いが分からない人への告知で、「冬本番!アウター大特集」や「徒歩0分。スマホの中でオープン」とスーパーのようなチラシデザインにし、裏面には「メルカリ出品マニュアル」として売るためのポイントから発送に至るまでの流れを説明。このチラシは、メルカリのことを分かっているようで分からないことが意外と多いという前提で作られたようです。 このチラシ効果はあったようで、2019年には関東圏を含む10エリアに拡大して展開しています。また使い方教育を自社単独や他社と組んで展開していますが、2019年10月にはシニア攻略を進めるドコモと提携し60~70代を対象としたスマホ講座でメルカリの使い方を100店舗で展開しました。最近では60代以上の利用者が急増しているとの事です。 彼らのメルカリ利用の目的は「生前整理」や「終活」のキーワードで出品されている商品が1年間で2.5倍(2018/2017)になったと言われています。時代の傾向がシニア対策をバックアップしたとも言えます。 また同社の60代層への調査によると、フリマアプリを利用している人はチャレンジしたい層が多く、特にスポーツ、社会貢献に意欲的で、いわゆるアーリーアダプター層(初期購入層)ともいえ、うまくいくとフォロワー(追随層)にもフリマアプリが広がる可能性が見えてきたようです。

企画のヒント

若者を中心に急成長した市場ですが、競合の動向やこれからの市場性を考え、メルカリは先手を打ってシニア市場を攻略したといえます。好都合にシニア層の利用が急増し、その人たちはアーリーアダプター(初期購入層)層が多いとの事。しかもシニアのメルカリ利用の目的は「終活」という社会的テーマでもあります。今後はアーリーアダプターからフォロワーへの移行期ともいえるため、フォロワーに向けてどのような販促を展開すればよいかの検討時期といえます。 上述のスマホの販促でメルカリはドコモと提携して使い方講習会を各地で展開して効化を挙げています。これからも若者商品のシニア攻略は功を奏しているようですので、そのような企業とのタイアップ販促は効果が見込めそうです。

事例③電動アシスト自転車

電動アシスト自転車 電動アシスト自転車はパナソニックをはじめ各社から販売されており、現在の主購入層は30~40代女性、子供を乗せるママチャリ、あるいは坂道のある地区でのニーズが高くなっているようです。 しかし近年、高齢者の自動車事故がマスコミで報道され、社会問題になっています。それに呼応するようにシニアの運転免許返納者が増加傾向(2019年60万件)にあります。そこで自転車販売チェーン店「あさひ」は自動車免許返納者に対して電動アシスト自転車の値引き販売(10万円以上商品から5000円引き)を開始しました。 同社は既にシニア対策として豊富なシニア自転車の店内展示、自転車選びや試乗に専門スタッフがサポート、購入後のサービス、無料点検、修理、保険、出張修理など実施していますが、更にシニア販売を強化したものといえます。 一方でシニアが購入するには難点もありそうです。免許返納後の自転車はシニアの脚として強い味方になりますが、「あさひ」をはじめホームセンターなどの販売店が意外と自宅近くになく、ネットでの購入では相談しにくい面があり、試乗や商品選択、購入、そしてサービスに不安が残りそうです。 またシニアの脚といえども10万円は少々高額で買いにくく、更には二輪車、三輪車と種類はあるものの、万が一の転倒、怪我の心配、交通事故の心配などマイナス点が想像できます。 免許返納という新たな市場創出機会だけに、できればメーカーと一体となって拡販規模を拡大し、社会的認知向上を図ることがシニアという大きな市場掘起しに繋がりそうです。

運転免許返納者への他社販促

  • 廃車買取サイト「廃車買取おもいでガレージ」はシニアの運転免許自主返納者に買取プラス金額で対応。普通自動車にはプラス5,000円、軽自動車にはプラス3,000円で買取を行っています。
  • イオンは高齢者顧客が多いこともあり、免許返納者増に伴うシニア集客対策として最寄駅からのシャトルバスを用意しはじめています。

企画のヒント

電動アシスト自転車の主購入層は30~40代女性、子供を乗せるママチャリ、あるいは坂道のある地区でのニーズが高いということですが、シニアの運転免許返納者増加は自転車業界にとっては大きなチャンスともいえます。社会現象をうまく捉えることはビジネスチャンスといえますが、大型チェーン店の「あさひ」が展開しても、その認知の広がりには限度がありそうです。 そのため、小売業とメーカーのコラボレーションによる販促がビッグビジネスの入り口になりそうです。また、シニア商品販売店での異業種提携販促も効果がありそうです

 

2020年7月


プロフィール

mr.kaneko3 金子良男(かねこ よしお) 1945年生まれ。団塊世代より2歳年上。のんびり、せっかちの性格。 法政大学経営学部卒業。広告会社企画調査局入局(現マーケティング局)。当初は消費者調査・分析で鍛えられ、その後プランニング部へ。クリエイティブやセールスプロモーション、媒体などとの擦り合わせの中で企画作業を推進。担当業種は自動車(10数年、国内、東南アジア各国)、食品、飲料、ラーメン、男性化粧品、競馬など多数の企画を立案。 最後に担当したのが広告会社としての開発部門の責任者。狙いは営業支援、情報発信による新規クライアント獲得及び自社PR。業務は今を捉える消費者研究・開発、商品の流出・流入まで捉えるブランド管理、広告効果予測システム、今を勝つための企業の戦術事例づくりなどなど。 現在退職したものの、”昔の仕事気分を楽しもう”とブログ「「市場攻略のスゴ技発見」を発信し、今なお世の中の動き、企業の動きを分析しています。 WEBサイト:市場攻略のスゴ技発見

過去のコラム

予防策や歴史的経緯から、社会・医療が果たす役割まで、認知症のすべてがここにある。「長谷川式スケール」開発者の眼にはいま、どんな世界が映っているのか?自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言。

  ・著者:長谷川/和夫
  ・出版社: KADOKAWA
  ・発売日:2019年12月


「この本は、これまで何百人、何千人もの患者さんを診てきた専門医であるボクが、また、『痴呆』から『認知症』への呼称変更に関する国の検討委員も務めたボクが、実際に認知症になって、当事者となってわかったことをお伝えしたいと思ってつくりました」――(「はじめに」より抜粋)
2017年、「長谷川式スケール」開発者である認知症の権威、長谷川和夫さんは自ら認知症であることを公表しました。その理由はなぜでしょう? 研究者として接してきた「認知症」と、実際にご自身がなってわかった「認知症」とのギャップは、どこにあったのでしょうか?
予防策、歴史的な変遷、超高齢化社会を迎える日本で医療が果たすべき役割までを網羅した、「認知症の生き字引」がどうしても日本人に遺していきたかった書。認知症のすべてが、ここにあります。

 
〈目次〉
第1章 認知症になったボク
第2章 認知症とは何か
第3章 認知症になってわかったこと
第4章 「長谷川式スケール」開発秘話
第5章 認知症の歴史
第6章 社会は、医療は何ができるか
第7章 日本人に伝えたい遺言
 
〈内容例〉
「確かさ」が揺らぐ/自ら公表/認知症の定義/多かったのは脳血管性/治る認知症も/危険因子は加齢/MCI(軽度認知障害)とは/予防で重要なこと/固定したものではない/時間を差し上げる/役割を奪わない/笑いの大切さ/その人中心のケア/騙さない/「長谷川式スケール」とは/スケール創設の経緯/何を検査しているのか/「93から7を引く」は間違い/「お願いする」姿勢/全国を歩いて調査/納屋で叫ぶ人/国際老年精神医学会の会議開催/「痴呆」は侮蔑的/スピリチュアル・ケア/進む日本の政策/有効な薬/薬の副作用/耐えること/いまの夢/死を上手に受け入れる……ほか
 
 
 
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