【シニアの概況】出生数・死亡数と平均寿命

内閣府より発表される『高齢社会白書』を元に、具体的な数字を交えてながら シニアマーケットについて、テーマ別にご紹介します。 シニアマーケットをマクロ視点で捉える際にお役立てください。


2020/2/18 更新:2021/7/13

65歳以上の人口増により2065年の死亡率は17.7

出生数は減少を続け、令和47(2065)年には56万人になると推計されています。この減少により、年少人口(0~14歳)は令和38(2056)年に1,000万人を割り、令和47(2065)年には898万人と、現在の半分程度になると推計されています。

出生数の減少は、生産年齢人口にまで影響を及ぼし、令和11(2029)年に6,951万人と7,000万人を割り、令和47(2065)年には4,529万人となると推計されています。

一方、65歳以上人口の増大により死亡数は増加、死亡率(人口1,000人当たりの死亡数)は上昇を続け、令和47(2065)年には17.7になると推計されています。

出生数及び死亡数の将来推計

出生数及び死亡数の将来推計

出典:2006年、2010 年、2018年は厚生労働省「人口動態統計」による出生数及び死亡数(いずれも日本人)。2020 年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29年推計)」の出生中位・死亡中位仮定による推計結果(日本における外国人を含む)

2065年の平均寿命は男性84.95年、女性91.35年

日本の平均寿命は、平成30(2018)年現在、男性81.25年、女性87.32年と、前年に比べて男性は0.16年、女性は0.05年上回りました。今後、男女とも平均寿命は延び、令和47(2065)年には、男性84.95年、女性91.35年となり、女性は90年を超えると見込まれています。

平均寿命の推移と将来推計

平均寿命の推移と将来推計

出典:1950 年は厚生労働省「簡易生命表」、1960 年から2015 年までは厚生労働省「完全生命表」、2018 年は厚生労働省「簡易生命表」、2020 年以降は、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29 年推計)」の出生中位・死亡中位仮定による推計結果

出典:内閣府『令和2年版高齢社会白書』


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新型コロナウイルスの感染拡大が世界中で懸念されています。発生源となった中国では、※78,630名の感染者・2,747名の死亡者が確認されています。また、クルーズ船での集団感染を始め日本国内でも感染者が増加しており、※186名の感染者・4名の死亡者が確認されています。

毎日、メディアやSNSなどを通じて、感染の広がりや政府の対応に関する情報が飛び交い、不安を募らせている方も多いかと思います。しかし、一部では、少々ヒートアップしすぎなのでは?という声もあるようです。

確かに致死率はインフルエンザの方が高いですが、新型のウイルスのため今後どのぐらいの影響が生じるのか分からず、予防接種や治療薬もないことから、不安を募らせている方が多いのが現状です。

そこで、今回はコロナウイルスと高齢者についてご紹介いたします。

 

※患者数・死亡者数:WHOサイトより(2020年2月28日12時)
https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019

コロナウイルス

 

 


コロナウイルスとは?症状は?

既にご存じだと思いますが、コロナウイルスは、動物や人間に病気を引き起こす可能性のあるウイルスで、コロナウイルス病COVID-19を引き起こします。

最も一般的な症状は、発熱、疲労感、空咳です。一部の患者では、関節の痛み、鼻詰まり、鼻水、のどの痛み、または下痢を起こすことがあります。これらの症状は徐々に始まります。約80%の人は特別な治療を受けずに回復しますが、感染した6人に約1人が呼吸困難などの重症化するようです。

特に、高齢者や、高血圧、心臓病、糖尿病などの疾患がある人は、重症化する可能性が高くなり、※現時点で日本国内で確認されている死亡者4名は、80代男性が3名、80代女性が1名と、いずれも80代の高齢者となっています。

また、※現時点で日本国内のコロナウイルスによる死亡率は約2.2%となっており、世界で見ると約3.4%となっています。


※患者数・死亡者数:WHOサイトより(2020年2月28日12時)
※日本国内死亡者情報:厚生労働省より(2020年2月28日12時)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

 

 


 

インフルエンザで見る、高齢者の危険度

既に国内で4名の80代の方がコロナウイルスにより亡くなられており、世界各国でも高齢者が死亡に至る可能性が高いため、今後注意が必要です。

以前、『2019.11.22 高齢者のインフルエンザについて』の記事でご紹介しましたが、昨年度のインフルエンザによる発症者数が最も多かった2019年1月の入院患者を年齢別に見ると、80歳以上が最も多く、36.9%となっていました。また70~79歳は19.3%、60~69歳は9.1%となっており、60歳以上で全体の65.3%を占めていました。

過去10年間のインフルエンザが死因による死亡者数を見ると増加傾向にあり、80歳以上が特に増加していることが分かります。直近2018年は80代が1,317名で全体の約4割、90代が1,203名で3.6割となっており、65歳以上の高齢者は全死亡者数のうち94%となっています。

 

インフルエンザによる死亡者数の推移

インフルエンザによる死亡者数推移_人口動態統計より

人口動態統計より加工して作成


このように、インフルエンザを見ても、ウイルス感染者は幼児や子供などの若い世代にも多いものの、死亡者数は高齢者の方が圧倒的に高いため、特に医療機関や高齢者向けの施設は院内感染対策と、予防対策をしっかり行う必要があります。

 


新型コロナウイルスを防ぐには

新型コロナウイルスは飛沫感染と接触感染により感染します。空気感染は起きていないと考えられていますが、閉鎖した空間・近距離での多人数の会話等には注意が必要です。中でも、最低限の手洗いと”うがい”は必須となります。そのほか、首相官邸HPで公表されているものをご紹介します。(動画出典:政府インターネットテレビ)

 

新型コロナウイルスを防ぐには(2020年2月25日改訂版)

出典:首相官邸HPより

マスクについてのお願い

出典:首相官邸HPより

 


新型コロナウイルス関連リンク

連日の報道から、SNS等でデマも多く拡散されているようです。コロナウイルスに関する情報には信頼できるものを参考にしてください。

 

 


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皆さまは、ご家族やご親戚内で「長寿祝い」をされていますか?

両親や祖父母に元気で長生きして欲しいと思うのは家族であれば当然です。そのような気持ち思いの表れとして、日本では古くからさまざまな長寿祝いで人生の節目を祝ってきました。

今回はその豊かな人生を祝う「賀寿」についてご紹介します。

 

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「賀寿」とは?その歴史は?

「賀寿」とは、長寿を祝福し、周りの者が長寿にあやかるお祝いです。算賀〔さんが〕、賀の祝い、長寿の祝いとも呼ばれています。

「吾、十有五にして学に志、三十にして立ち、四十にして惑わず、五十にして天命を知り、六十にして耳順、七十にして心の欲する所に従いて矩を踰えず」という有名な言葉がありますが、紀元前550年頃存在した思想家・孔子が説いた儒教では、敬老思想や長寿を尊ぶ思想がありました。

この思想が日本にも伝わり、奈良から平安時代にかけて40歳(四十賀)、50歳(五十賀)、60歳(六十賀)をそれぞれ長寿の年として、貴族の間で祝う風習が生まれました。この頃は詩を送ることで長寿を祝う風習だったそうです。

しかし、鎌倉時代以降、40歳(四十賀)や50歳(五十賀)という考えは薄れ、古希(70歳)や喜寿(77歳)などより長命の長寿祝いが誕生し、呼び名も現在のように変化しました。鎌倉時代にまだまだ平均寿命が短いこの時代に、なぜ70歳の古希、77歳の喜寿などの長寿祝いが生まれのか?これは…平清盛のひ孫である藤原貞子が107歳まで生きたためだと言われています。古希・喜寿・米寿・白寿のテーマカラーが紫色であるのは、当時高貴な身分の人しか着られなかった紫色の衣装を藤原貞子が着ていたためではないかとも言われています。

江戸時代になると、還暦(60歳)が生まれ、傘寿(80歳)、半寿(88歳)、卒寿(90歳)などのバリエーションも誕生しています。ちなみに、77歳や88歳などの「ぞろ目」が多いのは、中国では昔から「ぞろ目」を不吉な数字と捉えていて、この年にはお祝いすることで厄払いをしようと考えていたためです。

このように、「賀寿」には長い歴史があるのですが、2002年に「緑寿」が日本百貨店協会によって提唱されています。緑寿は数え年66歳の方の長寿を祝うものです。平均寿命が延び、65歳での定年が定着した現代では、還暦の60歳はまだまだ現役世代です。そのため緑寿には、65歳で定年を迎えたこれまでの労いと、まさにこれから第2の人生を元気に歩み出す人へのエールが込められた賀寿となっています。

 

還暦祝い

 


長寿祝いの種類とその由来

長寿祝いは還暦から始まり、本来は数え年の誕生日に祝うものでしたが、最近は満年齢で祝う人が多くなっています。長寿を祝う節目の年齢にはそれぞれ名前が付けられていて由来があります。それぞれの長寿祝いの年齢・由来をご紹介します。

 
呼び方年齢由来

還暦
(かんれき)

 61歳
(満60歳)
60年で十干十二支(じっかんじゅうにし)が一巡してもとの暦に還ることに由来。赤いちゃんちゃんこは赤子に戻りもう一度生まれ変わって出直すという意味。長寿祝いの色は赤・朱。 
緑寿
(ろくじゅ)

66歳

「緑」を「ろく」とも読むことから「66=ろくろく=緑緑寿」を完結したもの。
長寿祝いの色は緑。
古希
(こき)
70歳中国の詩人、杜甫の詩の一節「人生七十古来稀なり」に由来。 
長寿祝いの色は紫。
喜寿
(きじゅ)
77歳 喜の草書を楷書にすると「㐂」と書き、字を分解すると十七の上に七が付いたような文字となることに由来。
長寿祝いの色は紫。
傘寿
(さんじゅ)
80歳 「八十寿(やそじゅ)」とも言う。傘の字の略字「仐」を分解すると八十となることに由来。
長寿祝いの色は金茶。
米寿
(べいじゅ)
88歳米の字を分解すると八十八となることに由来。
長寿祝いの色は金茶。 
卒寿
(そつじゅ)
90歳 卒の字の略字「卆」が九十と読めることに由来。
長寿祝いの色は白。
白寿
(はくじゅ)
99歳 百の字から一を引くと「白」になることに由来。
長寿祝いの色は白。
百寿
(ももじゅ)
100歳100歳であることから百寿。ひゃくじゅ。紀寿(きじゅ)とも。紀は一世紀を表すことから。
長寿祝いの色は白。 
茶寿
(ちゃじゅ)
108歳茶の字を分解すると八十八、十、十となり、すべて合わせると108になることに由来。 
皇寿
(こうじゅ)
111歳皇の字を分解すると白(99歳)、一、十、一となり、すべて合わせると111になることに由来。 
大還暦
(だいかんれき)
120歳2回目の還暦。 


「人生50年」と呼ばれた昔は、還暦まで長生きすることが珍しい時代でしたが、平均寿命が長くなった現在は60歳を超えても元気な人が多くなりました。そのため、還暦の祝いはあまり大げさにはせず、古稀や喜寿くらいから盛大に祝うのが一般的になってるようですよ!

 


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2020/1/31

以前の「2020.1.16 シニアにとってのメディア別重要度」の記事ではシニアが情報源として、趣味・娯楽について、それぞれのメディアがどのくらい重要だと感じているかについてご紹介しました。それは…

  • シニアにとって情報源としての情報度が高いものは”テレビ”と”新聞”“インターネット”については全世代よりも低い

  • シニアが娯楽として活用するメディアの重要度は”テレビ”が最も高く、“新聞”はあくまでも情報収集メディアと捉えられている可能性が高い


ということでした。

今回は、テレビ、新聞、雑誌、インターネットの4つのメディアについて、どのくらい”信用”しているかについてご紹介します。

新聞

 


シニアが最も信頼しているメディアは”新聞”、最も信頼していないのは”インターネット”

テレビ、新聞、雑誌、インターネットという4つのメディアについて、それぞれのメディアに信頼できる情報がどの程度あると思うかについて、平成30年度の全世代では”新聞”が最も多く68.6%、次いでテレビ”63.7%、”インターネット”32.2%、”雑誌”16.8%の順となっており、各メディアの『重要度』はテレビが最も高かった(88.3%※)のに対し、『信頼度』は新聞の方が高いという結果になっています。更に、”インターネット”への『重要度』もテレビには劣るものの高い数値(77.5%※)だったのに対し、『信頼度』になると、32.2%と半分以下の数値となっています。

このことから、全世代において、”インターネット”は情報として積極的に接しているものの信頼度は低く、またその自覚を持った上でネット上の情報を取捨選択していると言えます。

※前回記事参照

世代別で見ると、20代は”テレビ”と”新聞”の信頼度が全世代よりも低く”インターネット”及び”雑誌”の信頼度が最も高い世代となっています。

60代を見てみると、20代とは相反しており”インターネット”の信頼度が最も低く27.4%、また”雑誌”も10.0%と最も低い世代となっています。

このことから、シニアは”新聞”の情報への信頼度が最も高く、”インターネット”への信頼度は最も低い世代のようです。

 

平成30年度各メディアの信頼度

平成30年度各メディアの信頼度

 


1年前と比べてシニアの”テレビ”と”新聞”の情報に対する信頼度は下がっている

前年の平成29年度と比較してみると、全年代では大きく差異はありませんが、”インターネット”の信頼度が1.4%アップしています。その他特徴的なのは…

  • 30代:”テレビ”の信頼度が10.8%アップ(55.0%⇒65.8%)
  • 30代:”新聞”の信頼度が8.6%アップ(63.4%⇒72.0%)
  • 40代:”インターネット”の信頼度が7.1%ダウン(38.6%⇒31.5%)

となっています。

60代の変化を見てみると、

  • テレビ:7.5%ダウン(71.4%⇒63.9%)
  • 新聞:6.4%ダウン(77.6%⇒71.2%)
  • インターネット:3.4%アップ(24.0%⇒27.4%)
  • 雑誌:3.8%ダウン(13.8%⇒10.0%)

と、他世代に比べて”テレビ”と”新聞”への信頼度が大きく下がっています。その反面、”インターネット”への信頼度がアップしています。

 

インターネットやスマートフォンの普及によって情報収集経路が増えているため、年々信頼度も変化しているようです。

 

 

 

※総務省「平成30年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」を加工して作成

 


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総務省統計局より発表される『消費動向指数』を元に、具体的な数字を交えてながら
シニアマーケットについて、テーマ別にご紹介します。
シニアマーケットをマクロ視点で捉える際にお役立てください。


 

以前の記事※で、1か月あたりの穀類の消費支出の合計は全体平均で5,247円(※7.8%)、60~69歳で5,744円(8.0%)、70歳~4,950円(7.9%)であり、60代は全体よりも多く、70歳~は全体を下回る支出となっています。

※前記事:【シニアの消費】食料費の内訳 2019年8月
※( )内は食費全体を100%とした場合の割合

 

世帯主の年齢階級別1世帯あたりの食料支出金額一覧

世帯主の年齢階級別1世帯あたりの食料支出金額一覧

今回は、食費の中から「穀類」の内訳をご紹介します。 


世帯主の年齢階級別1世帯あたり穀類支出一覧

穀類一覧

 

穀類で最も購入額が多いのは「米」、次いで「パン」

全体平均の穀類の合計金額は5,247円で、食費支出合計に対しての割合が7.8%※となっており、食費の中で6番目に多いカテゴリとなっています。
内訳の上位は、その他を除くと「米」が1,615円と最も多く、「他のパン」1,456円、「食パン」634円となっており、比率は「米」が30.8%、「他のパン」が27.7%、「食パン」12.1%となっており、「米」と「他のパン」が非常に多いことが分かります。

【シニアの消費】食料費の内訳 2019年8月


<全体平均>1世帯当たりの「穀類」支出(%は構成比)

全体

 

60~69歳は全体よりも「乾うどん・そば」、「もち」の消費が多い

60~69歳の穀類の合計金額は全体平均が5,247円なのに対し、5,744円となっており、全体平均よりも497円上回っています。

全ての商品で全体平均を上回っており、全体平均よりも特に多いのが「乾うどん・そば」。全体平均が159円なのに対して191円と約1.2倍となっています。次いで全体よりも多いのが「もち」。全体平均が125円なのに対して149円と約1.2倍となっています。

 

 

<60~69歳>1世帯当たりの穀類支出(%は構成比)

60代

 

70歳~は全体よりも「米」の消費が多く、「スパゲッティ」や「カップ麺」の消費が少ない

70歳~の穀類の合計金額は全体平均が5,247円なのに対し、4,950円となっており、全体平均よりも297円少なくなっています。

全体平均よりも合計支出額は少ないものの、「米」については60代よりも多く、1,795円となっており、全体平均の1.1倍となっています。

更に、「もち」は全体平均が125円なのに対して180円と約1.4倍となっており差が大きくなっています。「もち」に次いで差が大きいのは60代と同様に「乾うどん・そば」で、全体平均が159円なのに対して215円とそれぞれと約1.4倍の支出となっています。

一方、「スパゲッティ」は全体平均よりも少なく、全体平均が74円なのに対し、42円と約6割となっています。また「カップ麺」も全体平均が314円なのに対し194円と約6割となっています。

 

 

<70歳~>1世帯当たりの穀類支出(%は構成比)

70歳~

 

※データ出典元:統計局「消費動向指数(CTI)参考詳細表 年次 2018年世帯主の年齢階級別(総世帯)を加工して作成

 

記事作成:2020年2月


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総務省統計局より発表される『消費動向指数』を元に、具体的な数字を交えてながら
シニアマーケットについて、テーマ別にご紹介します。
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以前の記事※で、1か月あたりの菓子類類の消費支出の合計は全体平均で5,800円(※8.6%)、60~69歳で5,991円(8.3%)、70歳~5,046円(8.0%)であり、60代は全体よりも多く、70歳~は全体を下回る支出となっています。

※前記事:【シニアの消費】食料費の内訳 2019年8月
※( )内は食費全体を100%とした場合の割合

 

世帯主の年齢階級別1世帯あたりの食料支出金額一覧

世帯主の年齢階級別1世帯あたりの食料支出金額一覧

今回は、食費の中から「菓子類」の内訳をご紹介します。 


世帯主の年齢階級別1世帯あたり菓子類支出一覧

菓子類の一覧

 

お菓子類での購入金額上位は「アイスクリーム・シャーベット」
「チョコレート」「ケーキ」の順

全体平均の菓子類の合計金額は5,800円で、食費支出合計に対しての割合が8.6%※となっており、食費の中で5番目に多いカテゴリとなっています。
内訳の上位は、その他を除くと「アイスクリーム・シャーベット」が636円と最も多く、「チョコレート」461円、「ケーキ」434円となっており、比率は「アイスクリーム・シャーベット」が11.0%、「チョコレート」が7.9%、「ケーキ」7.5%となっています。

【シニアの消費】食料費の内訳 2019年8月


<全体平均>1世帯当たりの「菓子類」支出(%は構成比)

全体

 

60~69歳は「まんじゅう」、「せんべい」が多い

60~69歳の菓子類の合計金額は全体平均が5,800円なのに対し、5,991円となっており、全体平均よりも191円上回っています。

中でも、金額差は少ないものの、全体平均よりも特に多いのが「まんじゅう」。全体平均が79円なのに対して100円と約1.3倍となっています。次いで全体よりも多いのが「せんべい」。全体平均が407円なのに対して484円と約1.2倍となっています。

逆に、全体よりも大きく少ないのが、「スナック菓子」と「チョコレート菓子」。「スナック菓子」は全体平均が304円なのに対し230円。「チョコレート菓子」は全体平均が102円なのに対し80円と、それぞれ全体の8割程度にとどまっています。

 

<60~69歳>1世帯当たりの菓子類支出(%は構成比)

全体

 

70歳~は「ようかん」、「カステラ」が多く、シニア世代は洋菓子よりも和菓子

70歳~の菓子類の合計金額は全体平均が5,800円なのに対し、5,046円となっており、全体平均よりも191円少なく9割弱の支出額となっています。

全体平均よりも支出額は少ないものの、「ようかん」は全体平均が51円なのに対して75円、「カステラ」は全体平均が59円なのに対して81円とそれぞれと約1.5倍の支出となっています。また、「せんべい」、「まんじゅう」も全体平均よりも上回っています。

一方、60代と同様に「スナック菓子」、「チョコレート菓子」は全体平均よりも少なく、「スナック菓子」については、全体平均が304円なのに対し、128円と約4割、「チョコレート菓子」は全体平均が102円なのに対し48円と約5割にとどまっています。

このことから、シニア世代は洋菓子よりも「せんべい」、「まんじゅう」、「ようかん」のような和菓子を好む傾向にあると言えます。

 

<70歳~>1世帯当たりの菓子類支出(%は構成比)

70代

 

※データ出典元:統計局「消費動向指数(CTI)参考詳細表 年次 2018年世帯主の年齢階級別(総世帯)を加工して作成

 

記事作成:2020年2月


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2020/2/27

 日本郵便株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 衣川 和秀)は、社宅跡地を活用した不動産開発事業を進めており、このたび、「グランダ常盤台弐番館」が完成しましたのでお知らせします。
 当施設は、東武東上線「ときわ台」駅北口徒歩8分の住宅地に所在し、近接する公園や温浴施設、敷地内に整備した自主管理歩道など、住環境および生活利便に優れた立地に誕生しました。
 全56室の介護付有料老人ホームとして、株式会社ベネッセスタイルケアに一括賃貸します。
 なお、当施設は2020年3月1日から運営を開始します。

  「グランダ常盤台弐番館」は、当社が建設した高齢者住宅としては「グランダ目白弐番館(2019年3月開業)」、「ココファン妙蓮寺(2020年1月開業)」に続き3棟目です。
 

建物外観(南東側から)

建物外観(南東側から)

建物外観(エントランス正面)

建物外観(エントランス正面)

 

1 施設計画
 人と街につながる施設
 公園の景色やにぎわいを取り込むとともに、交流が生まれる空間を設えることで、開放的で入居者同士のつながりが生まれる施設を目指しています。
(1)入居者の交流促進
 ・各フロアの中心となる位置に入居者が集うことのできるティールームを設置し、さまざまな交流が生まれるようフロアごとに雰囲気の異なる空間を演出しています。
 ・誕生日など特別な日にも集うことができるパーティールームを設置しています。

 

2階 ティールーム

2階 ティールーム

 

(2)街を取り込む開放的な空間
 ・日照の良好な南側および樹木やにぎわいのある公園側にガラス張りのエントランスラウンジとダイニングルームを設置し、街の風景と一体となった空間を演出しています。

1階 エントランスラウンジ

1階 エントランスラウンジ

5階 ダイニングルーム

5階 ダイニングルーム


(3)バリアフリー設計のさまざまな住戸プラン
 ・お二人での入居が可能なお部屋やルーフバルコニー付きのお部屋など、20㎡~63㎡の10タイプをご用意しています。
 ・住戸の扉はドアレールによる段差をなくすなど、車椅子でも生活しやすいようにバリアフリーに対応しています。

専有部 A7タイプ(30.7㎡)

専有部 A7タイプ(30.7㎡)

 

2 施設概要

グランダ常盤台弐番館施設概要

 

【お客さまのお問い合わせ先】
日本郵便株式会社 不動産部 住宅開発担当
  電話:(直通)03-3477-0815

 

2020/2/27

寝具メーカー西川による、フレイル予防のための新健康増進サービスとして、
地域コミュニティクラブ『FitMin』を4月1日からスタート!

 

西川株式会社では、大阪府箕面市で30年にわたり地域に根ざした介護用品販売・サービスの専門ショップ「ネーブルハウス」を展開しご好評をいただいています。このたび、同店舗の1階にアシックスジャパン株式会社(以下アシックス)が運営する機能訓練特化型デイサービス「トライアス」を併設し、複合施設として3月2日(月)にリニューアルオープンいたします。さらに、ネーブルハウス箕面店では4月1日(水)より、西川の“睡眠”とアシックスの“運動”のノウハウを活かしたフレイル※予防のための新健康増進サービスとして、会員制の地域コミュニティクラブ『FitMin(フィットミン)』を開始いたします。

 

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このたびのリニューアルにより、同じ建物内で福祉用具の相談・購入とデイサービスへの参加が可能になり、ご利用者様の利便性が向上。さらに、両社のノウハウを活かし地域の健康増進に貢献したいという想いから、健康を意識するお客様に向けて、フレイル予防のための健康と生活習慣づくりをサポートする『FitMin』をスタートいたします。質の高い眠りから生まれる“快眠”の効果(免疫力回復、活力向上、疲労回復など)をベースに、アシックスが監修した運動プログラムを取り入れ、健康へのアプローチを多角化した健康増進サービスを提供。地域の方々の健康寿命の延伸に寄与できる地域コミュニティクラブを目指します。

 

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『FitMin』では、月額会員制のクラブに入会いただくと、一人ひとりに合わせた「オーダーメイドまくら」を貸し出します。まず体型測定を行い、当社のオーダーメイド寝具システム「FIT LABO」でオーダーメイドまくらを作成。“自分に合ったいい眠り”を手に入れることから健康づくりをはじめます。そして、眠りと組み合わせることでより効率的に健康にアプローチできる下記の3つのサービスを提供し、ご利用者の方々の身体と心の両面から生活習慣づくりをサポートします。また、地域コミュニケーションの場として、健康の情報交換が行える機会を創造してまいります。

『FitMin』 マルチシナジーサービス
・FitMin Check:  専用測定器による睡眠姿勢や歩行姿勢を改善するためのモニタリング、改善提案
・FitMin Active:  眠りの質を高めるための快眠フィットネス(アシックス監修)
・FitMin Fun:  充実した暮らしと心身のストレス軽減を目的としたヨガ教室や各種イベントプログラム

※フレイルとは・・・日本老年医学会が2014年に提唱した概念で、「Frailty(虚弱)」の日本語訳です。健康な状態と要介護状態の中間に位置し、身体的機能や認知機能の低下が見られる状態のことを指します。適切な治療や予防を行うことで要介護状態に進まずにすむ可能性があります。
 

『FitMin』施設概要

● オープン:  2020年4月1日(水)

● 場所:  〒562-0036 大阪府箕面市船場西1丁目14-16
  1F:アシックスが運営する機能訓練特化型デイサービス「トライアス」
  2F:西川の介護用品販売・サービス「ネーブルハウス」
● 料金:  会員制 / 月会費3,500円+税
  (別途入会金2,000円+税、事務手数料1,500円+税)

 

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『FitMin』サービス概要

【STEP 1】 一人ひとりに合ったオーダーメイドまくらのレンタルサービス
『FitMin』にご入会いただくと、はじめに自分にぴったりの「FIT LABO オーダーメイドまくら」(※1)を作成し、月会費にてご利用いただきます。自分にあったまくらで快眠をサポートし、健康のためのベースをつくります。
[オーダーメイドまくら作成の流れ]
1 カウンセリング&測定: 当社が開発したオリジナルの測定器にて、立位姿勢を測定します。
2 つくる: 測定したデータをもとに、まくらを作成。まくらの硬さ(中材の種類)は、お好みの感触によって5種類の中からお選びいただけます。
3 あわせる: スタッフが寝姿勢をチェックしながら、5mm単位で最終調整を行います。
4 完成: ご自宅に持ち帰りご利用いただきます。まくらのメンテナンスは、何度でも可能です。

 

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※1 FIT LABOとは・・・西川のオーダーメイド寝具システム。カウンセリングからはじまり、一人ひとりの身体を専用の立位測定器で全身測定して、オーダーメイドまくらとマットレスを提供します。全国約130店舗にて展開中。https://www.fit-labo.com/

【STEP 2】 眠りと組み合わせて健康へアプローチする3つのマルチシナジーサービス
「FitMin Check」「FitMin Active」「FitMin Fun」の3つのサービスを活用いただき、ご利用者の方々の身体と心の両面から生活習慣づくりをサポートします。また、地域コミュニケーションの場として、健康の情報交換が行える機会を創造してまいります。

(1) FitMin Check −測定サービス−
カウンセリングや測定で、身体を「整える」定期的な健康管理をサポートします。
実施場所:2F「ネーブルハウス」内
営業時間:ネーブルハウス営業時(10:00〜17:00 定休日:第1・第3・第5日曜日・祝祭日)

[内容]
・『FitMin』会員向けに、定期的な歩行姿勢改善と睡眠環境改善の提案。
・「ネーブルハウス」に設置の歩行姿勢測定システム(※2)と「FIT LABO」の測定器を使用し、歩行姿勢や睡眠姿勢を改善するためのモニタリング、改善提案、姿勢を整えるアドバイスを実施。
・足型測定と歩行測定で身体に合ったシューズを提案。
・骨密度チェック、血流、脳年齢などの測定会を不定期に実施。
※2 (株)アシックスとNECソリューションイノベータ(株)が共同開発した「歩く姿勢」を数値化するシステム。

(2) FitMin Active −運動サービス−
よりよい眠りをサポートするための「運動」「ストレッチ」「リラックス」の3つを軸にしたフィットネスプログラム。「運動」では主に身体面を、「リラックス」では精神面を、「ストレッチ」ではその両方をという様に、心身両面の要素のメニューをバランスよく提案します。
実施場所:1F 「トライアス」内 トレーニング設備
営業時間:土曜日9:00〜18:00(1レッスン / 60分:体調チェックなどを除いた実質時間は約40分)

[内容]
・ 「運動」プログラム:ステップ(足踏み)動作をベースにした有酸素運動を20分実施。
・ 「ストレッチ」プログラム:身体の伸展動作や捻転動作を中心としたストレッチを10分実施。
・ 「リラックス」プログラム:精神的にリラックスするような様々なアクティビティを5〜10分実施。

 

(3) FitMin Fun −イベントサービス−
ストレス軽減のためのイベントを定期的に開催し、身体だけでなく心の健康を提案します。そして、地域コミュニケーションの場として健康の情報交換を行える機会を創造します。
実施場所:2F 多目的スペース、屋外
日時:   ヨガ教室: 木曜日 / 1日2回(朝の部・昼の部)
イベント: 月1回、不定期開催

[内容(予定含む)]
・週1回、1日2回(朝の部・昼の部)のヨガレッスンを実施。
・運動 / 快眠 / 認知症予防 / ストレス軽減 / ハンドセラピーなど各種セミナー。
・ボールウォーキング、ライフキネティック、森林浴セラピーなど屋外でのフィールドワークを実施。
・ウォーキング歩行練習。
 

『FitMin』アンバサダー介護福祉士 兼 モデル 上条百里奈(かみじょう ゆりな)さん からのコメント

sub6健康づくりやフレイル予防には、地域の福祉力を上げることが大切だと考えています。地域で集まり楽しめる場所があることで、人とのつながりができ、自然に健康づくりにも前向きな姿勢ができるのです。『FitMin』は、両社の強みである「睡眠」や「運動」のノウハウを活かしつつ、地域の皆さんが安心して通えるコミュニティの場になることを目指しており、睡眠や運動を軸とした正しい生活習慣づくりを身につけつつ、健康を維持していくために大切な「人とのつながり」も創造することができる地域の福祉力アップに寄与できる新しいサービスになるのではないかと考えています。『FitMin』を活用していただくことで、健康的でいきいきとした毎日を過ごし、地域にもつながりができる、それが結果的にフレイル予防や介護予防に繋がっていくようなコミュニティになってくれたら嬉しいです。

[プロフィール]中学生時代の介護職場体験を契機として、高齢者との関わり方に関心を持つようになり、介護福祉士の資格を取得。現役介護福祉士として、介護現場から得られる高齢者と関わることによる学びや気づきを啓蒙する講演活動を行う。

 

 

西川の介護&ケア用品ショップ「ネーブルハウス」概要

西川が介護事業を始めて30年。「ネーブルハウス」は、介護用品やケアグッズ(ベッド、寝具、車いす、日常生活支援用品、シルバーカー、歩行器など)の販売やレンタル、また住宅改修などの提案も行う専門ショップです。快適で心豊かな生活を送っていただけるよう、地域に根ざし、ご利用者様をサポートしています。
[主な利用対象者]サポートする方・される方(要支援1・2、要介護1〜5の認定を受けた方)
[店舗]東急百貨店本店(東京都)、八木橋百貨店(埼玉県)
[事業所]箕面(大阪府)、三田(兵庫県)、奈良(奈良県)
[WEB]https://nablehouse.co.jp

 

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アシックス機能訓練特化型デイサービス「トライアス」概要

「トライアス」はアシックス独自の理論に基づいた運動サービスプログラムを利用者に個別に提供する、機能訓練特化型デイサービス施設です。要支援・要介護認定者を主な利用者とし、それ以上の介護状態となりにくいようにするもので、開業に合わせて開発した、測定・運動プログラム構築・進捗管理と、利用者管理を一貫して行う当社独自の運動サービスプログラム「DUAL SPARK(デュアルスパーク)」を活用します。
[主な利用対象者]要支援1・2および要介護1・2の認定を受けた方
[事業所]西宮、芦屋、神戸西、尼崎、伊丹(兵庫県)、箕面(大阪府)
[WEB] http://tryus.jp/

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〈 一般のお客様からのお問合せ先 〉
西川株式会社  TEL. 0120-36-8161(受付時間:平日10:00〜17:00)
https://www.nishikawa1566.com/

 

2020/2/27

現金派からは「現金の方が粋だから」と心情的回答も
〜手持ちがなくて困ったことがあるなど意見多数!
JMS、「キャッシュレス・現金の利用実態」に関するアンケート調査を実施〜

 

 株式会社ジェイエムエス(本社:東京都新宿区、取締役社長:片貝 真樹)は、キャッシュレス決済の利用経験がある関東以外に在住の60歳以上の男女109名を対象に実施した「キャッシュレス・現金の利用実態」に関するアンケート調査の結果を発表しました。

 

「キャッシュレス・現金の利用実態」に関するアンケート調査

調査概要:「キャッシュレス・現金の利用実態」に関するアンケート調査
有効回答:キャッシュレス決済の利用経験がある、関東以外在住、60歳以上男女109名
調査方法:インターネット調査
調査期間:2020年2月17日~年2月18日

 

67.9%のシニアが現金で困った経験あり

 最初に「Q1. 現金に関して困った経験や不満がありますか?」(n=109)と質問したところ、「ある」が67.9%と半数以上のシニアが現金で困った経験があることが判明しました。
 
Q1. 現金に関して困った経験や不満がありますか?

Q1. 現金に関して困った経験や不満がありますか?

 

現金で困った経験「必要なときに手持ちがない」67.6%

 続けて、Q1で「ある」と回答した方に「Q2. どのように困った・不満があったかを教えてください。」(n=74)と質問したところ、「必要なときに手持ちがないことがある」が67.6%で最多、次いで「引き出し手数料がもったいない」が59.5%の順になりました。

 

Q2. どのように困った・不満があったかを教えてください。

Q2. どのように困った・不満があったかを教えてください。

 

<現金に関して困った経験や不満について/自由回答/一部抜粋>
・62歳:高額紙幣しか手元になく、店におつりがない。
・68歳:カードが使えると思って現金をあまり持っていなかったこと。
・64歳:予定していた金額を超えた場合。
・67歳:旅行に出ると地方へ行けば行くほど現金社会である。地元民には特段関係がなさそうであるが旅行者
     にはとんでもなく不便である。
・60歳:今のような感染症に怯える環境ならば、直接触る現金のやり取りより、キャッシュレス決済が安心で
             きる。
・65歳:いつも行くスーパーで現金しか受け付けない。
・79歳:1万円札で支払おうとしたらおつりがないと言われ買い物を断念した。
・73歳:古いお札が販売機で使えない。
・66歳:田舎なのでATMまで遠い。
 

 

61.5%の地方シニアが「現金よりキャッシュレス派」

 次に、「Q3. キャッシュレスと現金、あなたはどちら派ですか?」(n=109)と質問したところ、「絶対キャッシュレス派!」「どちらかといえばキャッシュレス派!」の回答が61.5%と、半数以上のシニアが現金決済よりもキャッシュレス決済の方が好ましいと感じていることがわかりました。

 

Q3. キャッシュレスと現金、あなたはどちら派ですか?

Q3. キャッシュレスと現金、あなたはどちら派ですか?

 

 

キャッシュレス派の理由は「ポイントが溜まるから」が約8割

 続けて、Q3で「キャッシュレス派」と回答した方に「Q4. その理由を教えてください。」(n=67)と質問したところ、「ポイントが溜まるから」が79.1%で最多、次いで「支払いがスムーズだから」74.6%の順になりました。

 

Q4. キャッシュレス派の理由を教えてください。

Q4. キャッシュレス派の理由を教えてください。

 

現金派の理由「キャッシュレスは浪費しがち」「現金の方が粋」ほか

 最後に、Q3で「現金派」と回答した方に「Q5. その理由を教えてください。」(n=21)と質問したところ、「キャッシュレスだとつい浪費してしまい、管理が難しいから」が61.9%で最多、次いで「どんなお店でも使えるから」が47.6%、「現金の方が安全だと思うから(セキュリティなど)」が42.9%と続きました。なかには「現金の方が粋だから」と考えているシニアもおり、心情的な理由で現金決済を好む人もいることがわかりました。

Q5. 現金派の理由を教えてください。

Q5. 現金派の理由を教えてください。

 

まとめ

 今回の調査では、地方のシニアのキャッシュレス決済のリアルな利用状況が表面化し、半数を超えるシニアが、ポイントが貯まることやスムーズな支払いの便利さから「キャッシュレス派」ということが判明しました。加えて、現金を必要な時に持ち合わせていなかったり、地方がゆえにATMがない、お店側のおつりがないなど、困った経験も多くみられました。一方で、現金派の意見では、キャッシュレスだと使い過ぎてしまう、どんなお店でも使えるといった意見に加え、「現金の方が粋だから」と心情的な理由で現金を選択しているシニアもいることが明らかになりました。それぞれの支払いの良さを尊重しつつ、快適な支払い環境が求められています。
 

地方でもキャッシュレス決済端末をお得に導入できる「JMSおまかせサービス」

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 地方のお店でも気軽にキャッシュレス決済を実現できる「キャッシュレス導入しようキャンペーン」を実施中!期間中にご成約いただくと、端末0円に加え、2020年9月末売上分まで電子マネー手数料が0円になるなどのお得な特典をご用意して、地方のキャッシュレスを応援します。

 

<キャンペーン概要>
キャンペーン期間 :2020年2月1日〜2020年3月31日ご契約分まで
特典       :(1)端末費用0円
          (2)JCBギフトカード3,000円プレゼント
          (3)おてがるPay契約で、2020年9月末売上分までの電子マネー手数料が0円
             ※一部対象外の電子マネーがございます
キャンペーンサイト:https://www.japanmerchantservices.com/lp/004/?banner_id=us-PR-2
 

会社概要

社名       : 株式会社ジェイエムエス(https://www.japanmerchantservices.com/
本社所在地    : 東京都新宿区大久保3-8-2 住友不動産新宿ガーデンタワー
代表       : 取締役社長 片貝 真樹
設立       : 2000年6月
資本金      : 8,000万円
事業内容     : クレジットカード事業などに関する加盟店業務の代行業

 

2020/2/26

「三世代免許」になったら、話し合おう。
高齢ドライバーの運転能力疑似体験から学ぶ、
「逆走」について思いやりの気持ちをもって話し合うことの大切さ

 

 NEXCO東日本(東京都千代田区)は、昨年より「高速道路での高齢ドライバーによる逆走」を他人ゴトにせず、「自分の家族にも起こりえること」という意識を持つことを呼びかける「家族みんなで 無くそう逆走」プロジェクトを実施しています。
 この度、京成ドライビングスクールにて『NEXCO東日本 家族みんなで 無くそう逆走「三世代免許 特別講義」』を開催いたしました。孫世代にあたる方々にご参加いただき、近年、社会問題としても取り上げられている“高齢者の運転”をテーマとした特別講義と、高齢者体験装置を身につけていただく高齢者体験による2部構成で、参加者からは「若い世代に高齢者が今、感じていることを実際に体験して欲しい」といった声も上がりました。

「家族みんなで 無くそう逆走」公式サイト:https://www.e-nexco.co.jp/family_nakusogyakuso

 

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 第一部の特別講義では、高速道路を管理しているNEXCO東日本で交通安全啓発を担当している栗田から、「高速道路における逆走の実態」と「家族みんなで 無くそう逆走」プロジェクトについてお話しいたしました。
 その中で、高速道路で発生した逆走の統計を用いて、平成30年に全国の高速道路で発生した逆走200件の内、約7割が65歳以上のドライバーによるものであり、「行き先を間違えたり行き過ぎたりしてしまった」「進行方向を勘違いしてしまった」「自分が高速道路に入った自覚がない」など、その理由が多岐にわたっていることを解説いたしました。
 また、NEXCO東日本では高速道路での逆走に対し、路面標示や矢印板の設置や逆走に対しての理解促進広報など、高齢者を含む全世代に向けた防止対策に取り組んでいることや、多くの方にご自身のご両親・祖父母といった身近な家族にも起こりえることとして関心を持っていただくための「家族みんなで 無くそう逆走」プロジェクトを平成30年より続け、様々な年代の方にこの問題を意識していただけるよう活動していることを説明いたしました。

 

 

高齢者体験装置を身に着け、高齢ドライバーの身体的状況を疑似的に体験

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 第二部では、葛飾区社会福祉協議会の亀川様にご登壇いただき、高齢者疑似体験を実施いたしました。亀川様からは、この体験は高齢になった時の身体的機能の低下や心理的変化を疑似的に体験することで、相手を思いやる・気遣う心・助けてもらったことに対する感謝の気持ちを育むことを目的として実施しており、今回の体験を通して高齢者(祖父母世代)について考えるきっかけにしていただきたい、とご説明いただきました。

 高齢者疑似体験では、サポーターや重りをつけることによって、身体的機能の低下を疑似的に体験いただき、参加者の方々から口々に「手足が動かし辛くなる」「身体のバランスが崩れる」「足が上がりにくい」などの声が上がりました。その後の階段昇降やドライビングシミュレータ体験では、「身体が重く感じる」「一歩進むだけで辛い」「アクセル/ブレーキが踏みにくい」「サイドミラーが見づらく危なかった」と、よりリアルな高齢者体験の感想をいただきました。

 

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NEXCO東日本が提唱する“免許のあり方”を考える「三世代免許」とは

 NEXCO東日本では、昨今の逆走に関する実態を受け、家族内で話し合うきっかけとして「三世代免許」を新たに提唱し、なかなか話を切り出すタイミングの難しい「逆走」や「免許のあり方」について話し始めることを呼びかけています。

<三世代免許とは> 祖父母世代・親世代・そして孫世代の全ての世代が運転免許を所有したタイミングのこと

 「三世代免許」のタイミングでは、孫・親・祖父母の全員が免許を持っている状態のため、ドライバーとして対等な話し合いができます。また、祖父母世代の皆様にはお孫さんの成長を実感し、ご自身の年齢に目を向けていただくきっかけにもなると考えています。当然、ドライバー歴が異なるので運転の経験値も異なりますが、「運転や免許のあり方」について話し合うために、同じテーブルにつくきっかけづくりとして活用していただきたいと考えています。
 また、この「三世代免許」というきっかけを知っていただくことを目的に、2020年1月にWEB限定ロードムービー「THE FIRST LONG DRIVE ~#きっかけは三世代免許~」を公開いたしました。



■WEBムービー「THE FIRST LONG DRIVE ~#きっかけは三世代免許~」

 

NEXCO東日本は、今後も高速道路の交通安全のため、交通安全啓発広報に努めてまいります。

 

「家族みんなで 無くそう逆走」プロジェクトについて

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 NEXCO東日本は、「高齢ドライバーの高速道路での逆走」を防ぐための新プロジェクトを平成30年10月から始動し、高齢ドライバーとご家族が今すぐできる逆走防止に向けた3つのアクションを呼びかけています。また、簡単に家族が逆走防止に対して行動を起こしやすくできるよう、皮膚感覚をキャッチする脳力の衰えをチェックできる「スマヌ法」などを紹介しています。

最新情報はNEXCO東日本のHPをご覧ください。
https://www.e-nexco.co.jp/family_nakusogyakuso/


■「家族みんなで 無くそう逆走」3つのアクション
①家族みんなで逆走を知ろう  ②家族みんなでチェックしよう ③家族みんなを逆走事故から守ろう

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「家族みんなで 無くそう逆走」監修
朝田 隆(あさだ・たかし)メモリークリニックお茶の水院長


 1955年生まれ。
メモリークリニックお茶の水院長、筑波大学名誉教授、東京医科歯科大学医学部特任教授、医学博士。数々の認知症実態調査に関わり、軽度認知障害(MCI)のうちに予防を始めることを強く推奨、デイケアプログラムの実施など第一線で活躍中。
『効く!「脳トレ」ブック』(三笠書房)など編著書多数。

2020/2/26

病院・介護施設での突発的な消臭除菌対応用スプレー
「QAIS –clear-(クワイスクリア)」新発売

 

 サンスターグループ(以下サンスター)は、病院・介護施設・在宅療養における衛生処置の際の速やかな消臭や、室内の手すり、家具まわりの除菌・ウイルス除去用途のスプレー「QAIS –clear–(クワイスクリア)」を2020年3月31日(火)より、病院・介護施設向け、およびECサイトで新発売します。主成分である弱酸性の次亜塩素酸水溶液により、優れた消臭・菌、ウイルスへの除去効果を発揮します。
 
 
 サンスターは、臭いの原因物質や菌、ウイルスを光触媒反応で水や二酸化炭素などに分解する高性能脱臭・除菌システム「QAIS –air– 01(クワイスエアーゼロワン)」を、「カラダがよろこぶ空気。」をつくる室内空気環境・空間デザインソリューションとして、主に病院や介護施設向けに2019年9月に発売しました。「QAIS –air– 01」は、病室や介護室内で常時稼働させ、室内に浮遊する臭気物質や菌・ウイルスを吸気ファンで機器内に取り込んで脱臭・除菌・不活性化する製品です。これに対して、今回発売する消臭除菌スプレー「QAIS –clear–(クワイスクリア)」は、「QAIS」シリーズ第2弾として、病室・介護室、トイレ、洗面などで衛生処置(嘔吐物、排せつ物など)、突発的な菌・ウイルス・臭いに対する速やかな除菌・ウイルス除去、消臭や、ドアノブ、手すり、机、床など気になる箇所の菌・ウイルスの除去を行う用途として製品化しました。
 なお、今回の新製品を含む「QAIS」シリーズを、2020年2月26日(水)~28日(金)にインテックス大阪で開催される第6回 医療と介護の総合展[大阪](第6回 介護&看護EXPO大阪 小間番号26-33)に出展します。
 
 
「QAIS –clear–(クワイスクリア)」

「QAIS –clear–(クワイスクリア)」

 

【発売背景】
 医療・介護現場における衛生処置では、次亜塩素酸ナトリウム原液を、使用時に水で希釈してタオルなどに浸み込ませてふき取るのが一般的ですが、菌、ウイルス除去効果は高いものの手間がかかります。これに対して、今回の製品に採用した弱酸性の次亜塩素酸水溶液は、希釈の必要がなく、医療・介護現場の突発的な処置にも素早く対応でき、優れた消臭・菌、ウイルス除去効果を持つことが特徴です。
 病室や介護室内で常時稼働させ、室内に浮遊する臭気物質や菌・ウイルスを吸気ファンで機器内に取り込んで脱臭・除菌・不活性化する「QAIS –air– 01」と、今回発売する消臭・除菌スプレー「QAIS –clear–(クワイスクリア)」を組合せることで、医療・介護現場でのニーズによりきめ細かく対応できると考え、製品化に至りました。

【QAIS –clear–(クワイスクリア)の主な特長】
① 嫌なニオイ*1をすっきり消臭
② ニオイの原因菌等の細菌、ウイルスを除去*2
③ 肌と同じ弱酸性、ノンアルコール処方
*1・2 すべての臭い、菌、ウイルスに対応するものではありません。

【用途・使用方法】
・部屋、洗面所、トイレ、キッチン、玄関などの突発的な臭いの消臭として、壁や天井から50cm以上離して、気になる空間に1㎡あたり約2回を目安にスプレー。
・除菌、ウイルス除去として、テーブル、流し台、便座、便器、ドアノブなどの表面から20~30cm離してスプレーし、5分以上放置したあと、布などでふき取る。

【発売時期および地域】
2020年3月31日(火) 全国の病院・介護施設向けに代理店経由での販売
2020年3月末予定    ECサイトでの販売   https://www.sunstarqais.com/

 【商品仕様】

 

    商品名      容量   希望小売価格(税抜)
QAIS –clear–
(クワイスクリア)
       500mL
  (約600回スプレー可能)
    1,600円


【サンスターグループについて】
サンスターグループは、持株会社サンスターSA(スイス・エトワ)を中心に、オーラルケア、健康食品、化粧品など消費者向けの製品・サービスをグローバルに統括するサンスター・スイスSA(スイス)と、自動車や建築向けの接着剤・シーリング材、オートバイや自動車向け金属加工部品などの産業向け製品・サービスをグローバルに統括するサンスター・シンガポールPte.Ltd.(シンガポール)を中核会社とする企業グループです。

<お客様からの製品についてのお問い合わせ先>
サンスターグループ 生産財事業グループ Eサイエンス事業本部 事業開発部 TEL:03-3457-1990

 

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