シニアの接触メディアについてー2023年3月調査

2023/10/30

 

  • 情報収集メディアについて、全世代で「テレビ」が最も多く、次いで「インターネット」となっており、テレビとインターネットは双璧となりつつある。

  • 年齢が高いほどマスメディアからの情報収集が多い傾向にあるが、マスメディアの中でも「雑誌」からの情報収集は低い。

  • 「インターネット」は男性比率が高く、SNSは女性比率が高い。

  • 動画視聴について、若者はテレビ離れが叫ばれる中、全年齢層で一番高いのは「テレビ」で、次いで「YouTube」と続く。シニア世代もオンラインメディアでの動画視聴が増えおり、将来的には更にデジタルプラットフォームを利用する割合が増える可能性が十分にある。

  • 旅行についての情報源については、サイト検索が相当数いるものの、TV・新聞・DMなどを情報ソースとする比率が高く、SNSについては若年層のみ。

 


インターネットはテレビに次ぐ情報源になっており、インターネットは男性、SNSは女性が牽引

  • 情報収集手段について、全世代で「テレビ」が最も多く、次いで「インターネット」となっており、その差はあるものの、50代・60代・70代で60%を超えており、テレビとインターネットは双璧になりつつある。

  • 「新聞」については、年代が高くになるにつれ数値が高くなっており、40代が17.3%に対して80代以上は63.3%と約4倍となっておりその差が大きい。特に70代以降は半数を超えている。また80代以上に限っては「新聞」は「テレビ」に次ぐ情報収集メディアとなっている。

  • 「ラジオ」については70代が19.0%であるのに対し、80代以上が27.0%となっており、その差が大きい。

  • 全体的に年齢が高いほどマスメディアからの情報収集が多い傾向にあるが、「雑誌」については、40代が13.3%に対して、80代以上15.8%と大きな差はなく、「雑誌」からの情報収集はマスメディアの中でも低い。

  • 「インターネット」については男性の方が女性よりも各世代で数値が高く、特に80代以上は男女差が24.0ポイントとその差が大きい。

  • SNSについては、60代以降どのメディアも20%以下ではあるが、中でも「LINE」が最も多い。ただし、2番目に多いメディアについては年代で異なっており、60代は「ツイッター」、70代・80代以上は「フェイスブック」となっている。

  • 60代以降の男女別で見てみると、「LINE」と「インスタグラム」については男女間の差が大きく、女性の方がコミュニケーションツールとして上手くSNSを活用している傾向にある。ただし、「フェイスブック」については男性の方が数値が高くなっており、仕事上での繋がりを引退しても継続している可能性がある。

 

Q. 普段情報収集に、何をご利用になっていますか?
あてはまるものをすべて教えてください。(MA)


若者はテレビ離れが叫ばれる中、60以上で動画視聴1位はテレビ、次いで多いのはYouTube

  • 動画視聴手段について、全世代で「テレビ(地上波、BS放送等)」が最も多く、次いで「YouTube」、「無料動画配信サービス」と続いている。「「テレビ(地上波、BS放送等)」については、60代以上で8割を超えており圧倒的に数値が大きい。

  • 年代別で見てみると、70代と80代以上のテレビ以外の差が大きく、中でも「YouTube」は70代と80代以上の差が15.5ポイント、「無料動画配信サービス」は8.8ポイントとその差が大きい。

  • 男女別で見てみると、「YouTube」については男性の方が多く見られており、60代男性と70代男性は半数を超えているが、60代女性と70代女性は半数以下となっている。

  • シニア世代もオンラインメディアを活用する傾向があるため。将来的には更にデジタルプラットフォームを利用する人が増える可能性が十分にある。

 

 

Q. 普段動画を見るために、何をご利用になっていますか?
あてはまるものをすべて教えてください。(MA)


旅行について60代以降はサイト検索が相当数いるものの、TV・新聞・DMなどを情報ソースとする比率が高く、SNSについては若年層のみ

 

  • 旅行に行く際の情報収集について、全世代で「検索で調べた複数のいろいろな旅行情報サイト」が最も多い。ただし、年代が高くになるにつれその割合も減少し、40代は49.3%と約半数が利用しているのに対して、80代以上は25.5%となっており、その差は大きい。ただし、80代以上は「旅行にはいかない」と回答した割合が33.8%と最も多くなっている。

  • 年代別で「旅行には行かない」を除いて見てみると、60代は「検索で調べた複数のいろいろな旅行情報サイト」が43.0%と最も多く、次いで「友人・知人・家族からのアドバイス」19.3%、「旅行に関するテレビ番組」「旅行先の情報が書かれたガイドブック」17.3%と続いている。70代は「検索で調べた複数のいろいろな旅行情報サイト」が最も多く40.5%と最も多く、次いで「旅行に関するテレビ番組」25.5%、「新聞・折込チラシ」21.8%と続いている。」80代以上は「検索で調べた複数のいろいろな旅行情報サイト」が25.5%と最も多く、次いで「友人・知人・家族からのアドバイス」18.5%、「新聞・折込チラシ」「旅行会社から送られてくるパンフレット」15.5%となっている。

  • 「新聞・折込チラシ」については、40代が4.0%であるのに対して、70代は21.8%、80代以上は15.5%となっており、「旅行会社から送られてくるパンフレット」については40代が4.0%であるのに対して、70代は18.5%、80代以上15.5%とその差が大きく、70代以降はサイト検索が多いものの、テレビや新聞・折り込みチラシなどを情報ソースとする比率が若年層と比較して高くなっている。

  • 「YouTubeなどの動画共有サイトで現地の動画を見る」や「インスタグラムやツイッターなどのSNS」の割合は年代が高くなると数値が低くなり、特にSNSについては40代が13.8%にあるのに対して、80代以上は1.5%となっておりその差が大きく、情報ソースとしてはほぼ参考にされていない。

  • 男女別に見ると、女性は男性に比べて「友人・知人・家族からのアドバイス」と人を介した情報収集が多く、60代は男性が15%に対して23.0%、70代は男性が18.0%に対して23.5%、80代以上は11.1%に対して26.0%と、どの世代でも女性の方が多くなっており、特に80代以上は2倍以上の差がある。

 

Q. 旅行に行くときどのように情報を収集していらっしゃいますか?
あてはまるものをすべて教えてください。(MA)


調査概要

  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2023年3月中旬
  • 対象エリア:日本全国
  • 対象者:40代~80代以上の男女
  • 有効回答数:2,000名(男性:1,000名/女性:1,000名)


 

その他、シニアに関する幅広いテーマでの独自調査分析情報はこちらからご覧ください。

シニアの健康・運動・睡眠についてー2023年3月調査
シニアの余暇・趣味・習い事についてー2023年3月調査
シニアの就労状況について
ー2023年3月調査
シニアマーケティングの豊富な実績事例から、トータルコーディネートさせていただきます。
お気軽にお問い合わせください
マーケット最前線
データ集
メディア集
ビジネスマッチング
注目ビジネス
シニアマーケティングの考え方
連載コラム
編集室から
シニアライフ総研について
ニュース
お問い合わせ

Copyright©Roots of communication Co.,Ltd. All rights reserved.