第2回 コロナ禍シニアの行動変化調査ー2021年4月調査

2021/4/23

65歳以上の72%がワクチン接種予定だが、
いつ接種できるかよく分からないと情報不足が鮮明に。
女性はワクチン接種に敏感で、
安全性や実績の少なさによる不安が強い!


シニアライフ総研®では、シニア層の日常生活における新型コロナウイルス感染症拡大の影響を把握するため、55歳以上の高齢者約890人を対象にインターネット調査を行いました。



【調査概要】

  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2021年4月中旬
  • 対象エリア:日本全国
  • 対象者:介護サポートなどを必要としない健康な高齢者(年齢55~88歳)
  • 有効回答数:887名(男性:462名/女性:425名)


 

【調査結果】

1. 新型コロナウイルスに対するワクチン接種について (複数回答)

新型コロナウイルスに対するワクチン接種について2
※対象:65歳以上 N=584(男性:297、女性:287)


新型コロナワクチンについて接種順位の高い65歳以上のシニアに聞いたところ、「ワクチン接種をするつもりであるが、いつ接種できるのかの予定がよく分からない状態である。」が72%と最も多く、「ワクチン接種をしたいとは思っているが、リスクが良く分からなくて不安である。」17%、「ワクチン接種をするつもりであるが、どこに問合せして良いのか(どこから案内が来るのか)分からない状態である。」11%と続いており、ワクチン接種に関する情報が行き届いていないことがうかがえる。

また、男女別で見ると、男性は「ワクチン接種をするつもりであるが、いつ接種できるのかの予定がよく分からない状態である。」が女性よりも14ポイント高くなっていることから情報量の少なさを感じる傾向が女性より強い。女性は、「有効性や安全性に不安要素が多く、現時点ではワクチン接種はしないつもりである。」、「海外製(海外開発)のワクチンでは、自分には合わないのではないかと心配である。」、「もう少しワクチン接種の実績数が増えてから、接種するかを検討したい。」が男性の約2~3倍の数値となっており、男性よりもワクチン接種にネガティブであり、安全性や実績の少なさによる不安が男性より強い傾向にある。



2. 新型コロナウイルス感染症拡大の影響による使うお金の変化について (単独回答)

コロナ禍でのお金の変化について3



上がったものの上位は「自宅での食費」35%、「光熱費」28%、「生活必需品の購入費」11%と続いており、下がったものの上位は「外食費」59%、「交通費(ガソリン代・公共交通機関の運賃など)」33%、「衣服費」28%と続いていることから、外出自粛に直結する項目の変化が大きく見られる。

 男性

コロナ渦でのお金の変化について_男性

女性

コロナ渦でのお金の変化について_女性


男女別で見ると、「衣服費」に大きな差異が見られ、女性は男性の2倍以上の40%が下がったと回答している。また女性は、男性よりもお金の変化に敏感な傾向にある。



3.新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、「意識や行動」について変化があったもの (複数回答)

「意識や行動」について変化があったもの2



新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、シニア層の90%が「意識や行動」に変化があったとして、中でも「外出時にマスクの装着を欠かさなくなった」81%、「手洗い・うがいなどを、こまめにするようになった」74%、「外出をほとんどしなくなった」28%と続く。これは前回調査時の上位3項目と同様であるが、「外出をほとんどしなくなった」について、2020年6月は48%であったのに対し、2021年4月は28%と20ポイントも減少していることから、外出自粛の意識が薄れていることが分かる。

2021年4月調査【男女別】

「意識や行動」について変化があったもの_男女別



男女別で見ると、男性は「意識や行動」に変化があったのが86%であるのに対して女性は95%であり、更に多くの項目で女性のほうが数値が高いことから、女性の方が行動や意識変容が大きいことが分かる。

また、「ストレスを感じることが増えた」について女性は27%であり男性より15ポイント高いことが特徴的であり、外出自粛で自宅に家族がいることが多いため、普段より家事が増えたためではないかと想定される。



4.新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、「時間が増えたもの」(複数回答)

コロナ禍で「時間が増えたもの」3



新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、シニア層の65%に自身が行う「時間が増えたもの」があり、前回調査(2020年5月)と比較すると9ポイント減少しており、コロナ禍前の生活に多少戻っている傾向にある。中でも上位は「TVの視聴時間」38%、「PCによるインターネットの利用時間」36%、「スマホなどのモバイル端末によるインターネットの利用時間」18%となっており、いずれも前回調査の数値を下回っている。

2021年4月調査【男女別】

コロナ渦で「時間が増えたもの」_男女別



男女別で見ると、男性の60%が「時間が増えたもの」があると回答しているのに対して女性は71%であり、更に多くの項目で女性のほうが数値が高いことから、女性の方が時間の使い方に変化が大きいことが分かる。



5.新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、「時間や機会が減ったもの」(複数回答)

コロナ禍で「時間や機会が減ったもの」3


新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、シニア層の82%に自身が行う「時間や機会が減ったもの」があり、挙げられたのは「外食・食事会」58%、「旅行・レジャー」54%、「友人・知人との交流」41%と続く。これらの傾向は女性が牽引しており、中でも「友人・知人との交流」については男性と20ポイント差、「外食・食事会」は11ポイント差となっており、いずれも交流にまつわる項目の男女差が顕著である。



6.新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、「新たに生活に取り入れたこと・やってみたこと」 (複数回答)

コロナ禍で新たに生活に取り入れたこと3


前回調査では47%が「新たに生活に取り入れたこと・やってみたことがある」と回答していたが、今回調査では40%とやや減少した。上位3位は前回調査と変わらず「室内での健康維持・増進策」18%、「屋外での散歩・ランニング」11%、「今まで作ったことがなかった料理」8%となっているが、いずれも前回調査から数値は減少している。ただし、「動画配信サービスの視聴」、「オンライン飲み会」、「内職」については回答数が少ないものの前回数値を上回っている。


2021年4月調査【男女別】

コロナ渦で新たに生活に取り入れたこと_男女別


男女別で見ると、男性の36%が「新たに生活に取り入れたこと・やってみたことがある」と回答しているのに対して女性は44%であり、更に多くの項目で女性のほうが数値が高いことから、女性の方がコロナ禍の生活スタイルの変化に柔軟に対応できていると想定される。

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