“独居”シニアの特徴ー 定期調査/2020版より
2020/10/27
“独居”シニアは株式配当収入が多く、
人間関係が多岐にわたる層と
コミュニケーションに消極的な層と二極化
現在55歳以上の1965年(昭和40年)以前に生まれたシニア層と呼ばれる全国の男女を対象にしたインターネット調査結果から、「一人暮らしのシニア」と「同居人がいるシニア」で大きく差異があったデータをご紹介いたします。
“独居”シニアは株式配当収入が多い
収入源について、一人暮らし層の「株式配当」は16.8%と、同居層の10.8%と比べて約1.5倍である。
“独居”も”同居”も貯蓄2,000万円は18%
貯蓄高について、1,000万円未満の構成比を比較すると一人暮し層は43.8%であるのに対し、同居層は33.9%と約10ポイント少ない。
また、貯蓄額2,000万円以上の一人暮らし層は18.0%、同居層は18.2%とほぼ同数であった。
“独居”シニアはコミュニケーション相手が多岐
一人暮らし層は「配偶者・パートナー」を除くほとんどの項目において同居層よりもコミュニケーションを取っている割合が高い。
一方で、一人暮らし層は「誰ともコミュニケーションを取っていない」が15.2%と同居層の1.8%に比べて約8倍と高い。
“独居”シニアはコミュニケーションに消極的
将来コミュニケーションを増やしたい相手について、一人暮らし層は「兄弟姉妹」や「共通の趣味の友人」、「同級生などの古くからの友人」、「新たな知人・友人」などの割合が同居層よりも高く、同居層が多く占める「配偶者・パートナー」や「お子様」などと比べて対象相手が多岐に渡る。
一方で、一人暮らし層は「特に誰ともコミュニケーションを増やそうとは思っていない」が46.5%と同居層の29.1%に比べて約1.5倍と高い。
調査概要
- 調査方法 : インターネットリサーチ
- 調査地域 : 全国
- 調査期間 : 2020年3月10日~3月17日
- 調査対象 : 55歳以上の男女 ※居宅介護を受けている方・施設介護を受けている方については介護者による代理回答
- サンプル数 : 1,532サンプル
シニアライフ総研®では、シニアマーケティングやシニアビジネスにおいて、さまざまなニーズやトレンドを把握するため、幅広いテーマで独自調査を行い調査データを分析しご紹介しています。