MAMORIO、認知症の方や高齢者向けのお出かけ支援ツール「Me-MAMORIO」を新発売
〜国内最大級のネットワークで落し物を防止してお出かけをサポート〜
エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役CEO:内藤晴夫、以下 エーザイ)とMAMORIO株式会社(本社:東京都、代表取締役:増木大己、以下 MAMORIO社)は、9月13日より、日本において、認知症の方や高齢者を対象とするお出かけ支援ツール「Me-MAMORIO」※1(読み:みまもりお)を発売することをお知らせします。
認知症の方や高齢者向けのお出かけ支援ツール「Me-MAMORIO」を新発売
エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役CEO:内藤晴夫、以下 エーザイ)とMAMORIO株式会社(本社:東京都、代表取締役:増木大己、以下 MAMORIO社)は、9月13日より、日本において、認知症の方や高齢者を対象とするお出かけ支援ツール「Me-MAMORIO」※1(読み:みまもりお)を発売することをお知らせします。
「Me-MAMORIO」は、近距離無線通信規格Bluetooth2を活用した小型タグです。軽量で丸いボタン形状で、認知症の方や高齢者が携帯しやすいように、上着や帽子に縫い付けたり、鞄や財布などに入れたりすることができます。「Me-MAMORIO」を携帯した認知症の方や高齢者が、アプリケーションをインストールしたスマートフォンを持つ地域住民、または駅などに設置された固定受信装置に近づくと、「Me-MAMORIO」の位置情報が自動的にサーバーに送信されます。ご家族や介護関係者は、位置情報をスマートフォンで確認することができます。また、「Me-MAMORIO」使用者の急なケガや病気などのトラブルに備え、東京海上グループと提携し、ご本人やご家族が利用できる24時間電話受付の緊急医療相談やサービスなどを提供します。
総務省の統計では、団塊世代が75歳以上を迎える2025年には、65歳以上の高齢者は3,657万人、総人口の30%にのぼると考えられています。また、厚生労働省によると、認知症の方は、2025年には65歳以上の高齢者の5人に1人となる約700万人まで増加すると予測されています。さらに、警視庁の集計では、2016年に警察に届け出のあった行方不明者のうち、認知症が原因だった人は15,432人となり、統計を開始した2012年以降、年々増加しています。
エーザイとMAMORIO社は、2016年7月に「Me-MAMORIO」の開発提携に関する契約を締結し、自治体や地域住民などの協力のもと、実用化に向けた実証実験を行ってきました。その結果、認知症の方や高齢者の自由なお出かけ支援のためには、ご本人が携帯しやすいタグの形状や重量の工夫、および位置情報データの取得精度の向上に加え、「Me-MAMORIO」の活用と併せた、人的ネットワークを含む見守り環境の整備が重要であることが分かりました。
エーザイは、自治体、医療従事者や介護関係者などの協力を得て、2008年から疾患啓発や医療・介護関係者等による多職種連携などの「認知症と共生するまちづくり」に取り組んでおり、「Me-MAMORIO」活用の前提となる、地域の見守り環境整備の支援をめざします。
MAMORIO社は、「Me-MAMORIO」と同様のIoTタグ技術を使った紛失防止タグ「MAMORIO」の販売展開を通じて、タグの位置情報把握のための国内最大級のスマートフォンアプリのネットワークおよび駅や百貨店などに固定受信装置を設置したMAMORIO Spotを有しており、「Me-MAMORIO」もこれらを利用して展開することとなります。
エーザイとMAMORIO社は、「Me-MAMORIO」の普及と共に、地域全体の見守り環境の整備を進め、認知症の方や高齢者が、自分らしさを保ち、住み慣れたまちで自由に外出できる社会の実現を支援してまいります。
1. お出かけ支援ツール「Me-MAMORIO」について

名称: Me-MAMORIO
販売価格: 4,500円 (消費税抜き)
月額利用料金なし
関連アプリケーション無料
本体サイズ: 直径37㎜、厚み5.8㎜
本体重量: 7g
色: 白、黒


2. 「Me-MAMORIO」の機能
1)自宅からの外出を確認
「Me-MAMORIO」とスマートフォンを同期(ペアリング)しておくと、「Me-MAMORIO」を携帯したご本人が自宅から外出したことを、自宅にいるご家族が、スマートフォンのアプリケーションから確認することができます。
2) 在宅確認の支援
無料のアプリケーションをインストールしたタブレットやスマートフォンをWiFiなどの通信環境のある自宅に設置することで、ご家族や介護関係者は遠隔地にいながらにして、スマートフォンやタブレットから「Me-MAMORIO」の位置情報を確認することにより、ご本人の在宅あるいは外出された時間を確認することができます。
3) 外出時の見守り支援
「Me-MAMORIO」を携帯して自宅から外出した認知症の方や高齢者が、無料アプリケーションをインストールしたスマートフォンやタブレットを持つ見守り協力者、あるいは駅などのMAMORIO Spotに設置された固定受信装置に近づくと、自動的に位置情報がサーバーに送信されます。ご家族や介護関係者は、スマートフォンやタブレットから、最大で24時間前までの確認できます。
見守り協力者は、全地球測位システム(GPS)とBluetooth※2をオンにしてアプリケーションを起動することで、見守りに協力することができます。見守り協力者には、「Me-MAMORIO」と近づいたことは知らされません。
3. エーザイ株式会社について
エーザイ株式会社は、本社を日本に置く研究開発型グローバル製薬企業です。患者様とそのご家族の喜怒哀楽を第一義に考え、そのベネフィット向上に貢献する「ヒューマン・ヘルスケア(hhc)」を企業理念としています。グローバルな研究開発・生産・販売拠点ネットワークを持ち、戦略的重要領域と位置づける「がん」「神経領域」を中心とするアンメット・メディカル・ニーズの高い疾患領域において、世界で約1万人の社員が革新的な新薬の創出と提供に取り組んでいます。
エーザイは、アルツハイマー型認知症・レビー小体型認知症治療薬の開発・販売から得た経験を生かし、医療従事者や介護関係者、行政などの協力を得て、認知症と共生する「まちづくり」に取り組んできました。全国110 カ所の市町村や医師会との協定を締結し、疾患啓発や、医療や介護関係者などの多職種間での連携を支援しています。
エーザイの詳細情報は、http://www.eisai.co.jpをご覧ください。
4. MAMORIO株式会社(旧社名:株式会社落し物ドットコム)について
MAMORIO株式会社は利用ユーザー同士のスマートフォンのクラウドトラッキングプラットフォームとAI技術でたいせつなモノをみつける世界最小のIoT製品「MAMORIO」の開発・運用をはじめとし、日本最大の遺失物情報のポータルサイト「落し物ドットコム(http://otoshimono.com)」の開発・運営等を手がけ、「なくすを、なくす。」をビジョンに、あらゆる大切なモノがなくならない社会の実現を目指す日本のスタートアップ企業です。
詳細については下記URLをご覧ください。 http://company.mamorio.jp
製品の情報と購入 https://mamorio.jp/me-mamorio/
Me-MAMORIO専用ダイアル 03-6479-1425 (受付日時:平日10:00~19:00)
※1 「Me-MAMORIO」は、MAMORIO社の登録商標です。
※2 Bluetoothは、米国Bluetooth SIG,Inc.の登録商標です。
~シニアが採用されない原因は高齢者雇用に対して「人事責任者が消極的」(31.4%)、「職場全体に消極的な雰囲気」(18.6%)~
エンジニアのためのキャリア応援マガジン「fabcross for エンジニア」は、65歳以上の男女2000人を対象に、「シニアの労働観・労働実態」に関する調査を実施しました。
同調査の中から、今回は「働きたい」と考えているが「働いていない」か「不定期に働いている」シニアに尋ねたアンケート結果を紹介します。
【TOPICS】
- シニアが働けていないのは「職場の高齢者雇用に消極的な雰囲気」「健康面の不安」が原因か
- シニアは週3日前後の勤務を希望し、1~3件の求人に応募
- 希望する仕事は「自宅から通いやすい」(58.1%)、「能力・経験が生かせる」(39.5%)
- 採用されなかったのは「職場全体」が高齢者雇用に消極的だったから
【調査背景】
前回の調査では、定年を迎えてからも仕事を続けているシニアから回答を得たアンケート結果を取り上げました。一方で、高齢や健康面の不安などが原因なのか、「働きたい」と望んでいても定期的に働けていないシニアもいます。
前回レポートでお伝えしたとおり、働く意欲があって働けているシニアでは現在の生活への満足度は平均76.0点だったのに対して、働きたいが定期的に働けていないシニアの満足度は平均65.9点となりました。
働きたいが定期的に働けていないシニアは、なぜ定期的な仕事に就けていないのでしょうか。その理由をどのように考えているのか、調査してみました。
【調査結果サマリー】
◇シニアが働けていないのは「職場の高齢者雇用に消極的な雰囲気」「健康面の不安」が原因か
・今回、アンケートに回答したシニアが、働きたくても定期的に働けていないのはなぜだろうか。まずは以前の勤務先との関係について尋ねてみたところ、「正社員だったが定年を迎えた」(51.0%)ことから働けていないと答えた回答者が多かった。

・続いて、以前の勤務先から継続雇用や契約延長されなかった理由を複数回答可の形式で質問してみた。「当てはまる項目はない」(32.8%)、「その他」(16.4%)を選んだ回答者が多かったが、「職場全体に高齢者雇用に消極的な雰囲気があった」(15.6%)、「自分の健康面に不安があった」(13.1%)ことから継続雇用や契約延長されなかったと考えていることが分かった。

◇シニアは週3日前後の勤務を希望し、1~3件の求人に応募
・「働きたい」と望んでいても定期的に働けていないシニアは、週に何日くらい働きたいのだろうか。前回調査で紹介した「働きたい」と考えて週1日以上は働いているシニアと比較したグラフは次のとおりとなった。
「働きたい」と望んでいても定期的に働けていないシニアには、「週3~4日働きたい」(47.0%)、「週1~2日働きたい」(41.0%)と望んでいる人が多かった。

・「働きたい」と望んでいても定期的に働けていないシニアは、以前の勤務先で働かなくなってから、企業・団体が出している求人に何件くらい応募しているのだろうか。具体的な応募件数を記載してもらったところ、56.1%は「0」件だと回答した。1~3件ほどに応募したシニアが多く、30.1%を占めた。
・11件以上の求人に応募したシニアはわずか3.6%だったが、応募した件数は50件や100件に達すると回答したシニアもいた。

◇シニアが希望する仕事は「自宅から通いやすい」(58.1%)、「能力・経験が生かせる」(39.5%)
・どのような求人に応募したのか複数回答可で聞いたところ、「自宅から通いやすいエリア」(58.1%)に応募したとの回答が最も多かった。次いで「自分の能力・経験が生かせる」(39.5%)、「勤務日数について融通してくれる」(29.1%)といった条件で選んでいるシニアが多いことが分かった。

◇採用されなかったのは「職場全体」が高齢者雇用に消極的だったから
・求人に応募しても採用されなかった理由について、どのように分析しているのだろうか。「人事責任者が高齢者雇用に消極的だった」(31.4%)から採用されなかったと感じる回答者が最も多く、「職場全体に高齢者雇用に消極的な雰囲気があった」(18.6%)、「自分の専門的な能力・スキルが評価されなかった」(14.0%)といった要因がそれに続いた。

・このように定年を迎えてから求職活動をしてみたシニアに、どのような感想を抱いたかと聞いてみた。主な回答は次のとおりだった。
<年齢がネックとなって働けない>
・65歳を超えると働く場所はないです
・まず年齢がチェックされる。求人にはあからさまには書けないらしいが、これが実情
・高齢者の再就職は考えていたより、ハードルが高いと思った
・63歳を超えたらもう求人はないのだと思います。余程若々しく見えるようにしないと、話を聞いてもらえないです
・求人には年齢制限なしとしながらも、実態は高齢の理由だけで、面接さえも受けられなかった
・年齢で勤められる業種は限られていると思ったのが一番で、何十年かやってきた職種は頭から年齢でアウト。狭き門を実感した。定年がある以上、定年後継続雇用はあるものの一般中途雇用は高齢者にはない
・健康上も、能力的にも、また意欲においても人並み以上とおもうが、68歳という年齢では、この国では門戸が実質的に開かれていない
・年齢の壁を超えるのが大変だと痛感した。年齢だけで、選べる職種が限定されてしまうのが残念です
<専門性が必要/自身の専門性とのミスマッチ>
・資格をとっておくべきだった
・特殊な資格・スキル・体力等が無ければ、現実はいくら条件を下げても、高齢者には再就職は難しい
・持っている資格を有効に生かせる求人数が少ない。応募企業内に知人がいないと保障の面でマイナスとなる場合が多いと感じた。面接では「会社内に保証人となってもらえるような人がいますか?」とよく聞かれた
・技術は日進月歩であり、古い技術や経験は評価されないと思いました
・元々、仕事をする事が好きだった事があるが在宅の仕事はcomputerを使用する事しかないのかなあと言う事が正直な感想です。自分の資格や今迄の実力を生かせる仕事って少ないと思いました
<その他>
・公務員等、前職の職業で影響されているのではないでしょうか
・時間の融通の利く職場を探すのが難しいと思った。自分の希望する労働時間で働くのが困難な職場が多い
・どの会社も上に立つ人次第と、以前より強く思うようになった
・介護で求職活動を中断した
・不採用の理由を明確に応募者に回答することを義務付けたらどうか?
・まだまだ働けるのに、年齢制限で働けない場合が多い。高齢者社会になるのに、もっと積極的に働ける職場を提供してもらえれば意欲のある人は認知予防にもなると思いました
【調査概要】
調査方法:ネットリサーチ
期間:2017年7月18~20日
対象:「とても働きたい」「ある程度は働きたい」と考えているが「不定期に働いている」か「働いていない」と答えた65歳以上の男性131人、女性69人
–メディア関係の皆様へ—
本調査データはご自由にご活用ください。
記事での紹介・引用時には、エンジニアのためのキャリア応援マガジン「fabcross for エンジニア」調べ、など、調査元を明記ください。
Webサイトでご紹介いただく際は、下記の記事にリンクを貼っていただけると幸いです。
http://engineer.fabcross.jp/archeive/170912_senior.html
グラフデータは【プレスリリース画像一覧】からダウンロードいただくか、上記の記事URLから取得ください。より大サイズのグラフをご希望でしたら、メイテック広報部 三宅(kouhou@meitec.com)までお問い合わせください。
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【メイテックグループについて】
メイテックグループは、エンジニアのキャリアを支援することを事業コンセプトに、設計・開発から、解析・評価、設計補助まで、幅広い業務領域に対応したエンジニアによる技術サービスを提供しております。
グループで、約9,000名の正社員エンジニアが働いており、取引先は大手製造業を中心に、常時1,200社以上、延べ4,000社以上の取引実績があります。
社名:株式会社メイテック
設立:昭和49年(1974年)7月17日
代表者:代表取締役社長 國分 秀世
本社所在地:東京本社/〒107-0052 東京都港区赤坂8-5-26 住友不動産青山ビル 西館
Tel:(03)5413-2600(代)
資本金:50億円(2017年3月31日現在)
株式:東証1部(No.9744)
売上高:899億79百万円(グループ連結:2017年3月期)
社員数:7,132名(2017年3月31日現在)
営業拠点:東京・名古屋・大阪など国内主要都市33拠点
取引先:株式1部・2部上場企業および優良中堅企業約1,200社
事業内容:
1)研究開発
2)設計・開発
3)解析・試験・評価
労働者派遣事業許可番号「派 23-301659」
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