老いと生き方を対話する体験型プログラム「ダイアログ・ウィズ・タイム」
テーマは「未来に会いに行こう」。特別ワークショップを10月27日(日)に東京にて開催
ソーシャルエンターテイメント・プログラムを提供する一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ(東京都港区、代表:志村季世恵)は、高齢者が案内人となり老いと生き方を考える体験型プログラム「ダイアログ・ウィズ・タイム」を2025年春に開催することを決定しました。
開催に際し、75歳以上の案内人(アテンド)を募集します。
また、ジェネレーションギャップを楽しみ、高齢者とともに生き方の知恵を探る特別ワークショップを10月27日(日)に開催します。当日は、今年「ダイアログ・ウィズ・タイム」で案内人を務めた75歳〜88歳の高齢者が参加し経験を語るほか、バースセラピスト・志村季世恵によるワークショップも行い、老いや高齢について、年代を超えて楽しみながら考えます。
ダイアログ・ウィズ・タイムは、「未来に会いに行こう。」をテーマに、75歳以上の高齢者アテンド(案内人)と共に、老いを実感してみるアクティビティや人生についての対話を体験し、限りある命や生き方、時間について対話するソーシャルエンターテイメントです。
日本には、団塊の世代と呼ばれる約800万人の集団が存在し、内閣府の試算では、2025年には75歳以上となる後期高齢者が全人口の約3割、3500万人に達する見込みです。
高齢化社会という言葉にはネガティブな印象が伴いがちですが、高齢者の豊かな経験や知恵は、社会全体の多様性を高め、新たな価値観を生み出す重要な資源となります。
本年4月から7月にかけて実施した「ダイアログ・ウィズ・タイム」では、参加者が対話を通じて高齢に対する理解を深めた結果、
「歳を重ねることについて不安が減った」
「老後に対するネガティブな考えを、新しく更新することができた」
といったポジティブな変化が見られました。
この成果を踏まえ、高齢者自身が積極的に社会に関わり、他世代との対話を通じて多様性ある社会を実現していくため、2025年春の「ダイアログ・ウィズ・タイム」再開催を決定しました。
ダイアローグ・ジャパン・ソサエティでは、来春に向けて新たな高齢者アテンドを募集するとともに特別ワークショップを行います。このワークショップでは様々な世代の参加者とともに未来について楽しみながら対話し、命についてポジティブに考えるための学びの場とします。
【参加者募集】特別ワークショップ概要
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日時:2024年10月27日(日)13時30分〜17時00分
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場所:ミーティングスペースAP浜松町(東京都港区芝公園2丁目4−1 B1F 芝パークビル B館)
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参加条件:小学生以上〜高齢の方 ※小学生は必ず保護者と一緒にご参加ください
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参加費:大人(中学生以上)500円(税込) ※小学生無料
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お申込み:Googleフォームよりお申込みください
https://forms.gle/PaR4zmhnEQYo82rR8 -
締切:2024年10月11日(金)
*応募者多数の場合は抽選となります。
*当落についてはお申し込みのメールアドレスへ【10月16日(水)】までにご連絡いたします。
【75歳以上限定(*1)】「ダイアログ・ウィズ・タイム」アテンド募集概要
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応募条件:
・1950年(昭和25年)以前にお生まれの方
・体力に自信があり、ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」に通うことの出来る方 -
応募方法:「履歴書」をメール、もしくは郵送でお送りください。
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メール:withtime@dialogue-japan.org
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送り先:〒105-0022 東京都港区海岸1-10-45 アトレ竹芝シアター棟 1F ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」 ダイアログ・ウィズ・タイム事務局 宛
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締切:2024年11月8日(金) ※結果は11月15日(金)までにご連絡
(*1)2025年春開催時の年齢
【研修の流れ】
事前研修①:11月30日(土)、12月14日(土)、1月11日(土)
事前研修②:2025年2月頃(日程未定)
現地研修:2025年3月頃(日程未定)
本番:2025年4月中旬~6月下旬まで
「ダイアログ・ウィズ・タイム」とは
「未来に会いに行こう。」をテーマに、75歳以上の高齢者アテンド(案内人)と共に、老いを体感できる様々なアクティビティを体験し、限りある命や生き方、時間について考えるソーシャルエンターテイメントです。アテンドと参加者が人生経験を共有し、世代を超えて対話することで、年齢を重ねることの豊かさを知るだけでなく、自分自身の今やこれからについて考えるきっかけを生み出します。
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」「ダイアログ・イン・サイレンス」に次ぐプログラムとして、2012年にイスラエルで開催されて以降、ドイツ、スイス、フィンランド、台湾、シンガポールでも開催。日本では2017年にプレ開催、2019年と2024年に開催しました。
2024年4月27日~7月7日に開催した2024年版では、プログラムの体験前と体験後にアンケートを実施しました。歳をとることに対して、体験前は「不安だ」と答えた人が62.5%に対し、体験後は24.9%に減少するなど、歳を重ねることに対してのネガティブイメージが顕著に一転し、ポジティブイメージに変わることがわかりました。
【ダイアローグ・ジャパン・ソサエティについて】
たがいを認め、助けあう社会を実現するためのフラッグシッププロジェクトを開催。1999年以降、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」「ダイアログ・イン・サイレンス」「ダイアログ・ウィズ・タイム」のソーシャルエンターテイメントプログラムを開催し、これまで延べ約28万人が体験しました。
誰もが対等に対話することで協力し信頼し安心して社会参加ができるようにし、もっとより豊かで多様性のある社会の形成及び発展に寄与することを目的としています。
<本件に関するお問い合わせ先>
一般社団法人 ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ
広報担当:関川・脇本
Email: press@dialogue-japan.org TEL : 03-6231-1640
ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」では、メディアの方によるご体験取材を随時受け付けております。上記連絡先よりお問い合わせください。