自宅や身近な生活圏を中心に暮らす70代以上のシニアの特徴

アラ70/マイペース層とは?広げすぎない暮らしの「マイペース」シニア

65歳以上の健康寿命内で、自宅や身近な生活圏を中心に暮らしている層。新しい活動や人間関係を大きく広げるよりも、今の生活リズムを保つ傾向があります。テレビや紙媒体との接点が強く、趣味や消費、社会参加も無理のない範囲にとどまりやすい点が特徴です。


アラ70/マイペース層とは

アラ70/マイペース層とは、65歳以上の健康寿命内で、自宅や身近な生活圏を中心に生活している層を指します。シニアライフ総研®独自の6区分では、年齢だけでなく、健康状態、デジタル利用、趣味・コミュニティ参加などの行動データをもとに、高齢期の生活実態を整理しています。

アラ70/マイペース層はその中でも、外部との接点を大きく広げるより、現在の生活リズムや身近な人間関係を保ちながら、安定した日常を維持している点が特徴です。

項目内容
年齢区分65歳以上の健康寿命内
定義自宅や身近な生活圏を中心に生活している層
平均年齢70.7歳
サンプル数494名

注記:
シニアライフ総研®「SENIOR LIFESTYLE DATA BOOK 2026」掲載の基本属性データに基づく。

アラ70/マイペース層の特徴

アラ70/マイペース層の特徴は、大きく3つに整理できます。第一に、テレビを中心に、新聞やBS・CS放送など従来型メディアとの接点が強いことです。第二に、新しい趣味や活動を大きく広げるよりも、自宅や身近な範囲で生活リズムを維持していることです。第三に、コミュニティ参加や情報発信は控えめで、人との接点も身近な関係を中心に保たれている点です。

情報接触

テレビを中心に
従来型メディアと接触

生活行動

自宅や近隣を中心に
生活リズムを維持

社会参加

人との接点は
身近な範囲にとどまる


1.メディア・デジタル接触

テレビ中心で続く「オールドメディア生活」

アラ70/マイペース層では、テレビを中心とした情報接触が続いています。地上波テレビの接触率は高く、BS・CS放送や新聞(紙版)にも一定の接触が見られます。一方で、YouTubeやネットの口コミ・ブログ、電子版の新聞・雑誌などの利用は、アラ70/アクティブ層と比べると限定的です。

情報接触は、能動的に新しい情報を探すというより、テレビや紙媒体など、生活の中に定着したメディアを通じて受け取る傾向が見られます。同じ65歳以上の健康寿命内にある層でも、アラ70/アクティブ層とは情報接触の広がり方に違いがあります。

引退層の主要メディア接触TOP5

メディア全体男性女性
テレビ(地上波)95.3%95.7%95.0%
ネットニュース80.6%78.5%82.4%
テレビ(BS・CS放送)57.7%66.1%50.2%
YouTube48.4%51.9%45.2%

注記:
対象:アラ70/マイペース層(全体:N=494、男性:n=233、女性:n=261)
形式:MA(複数回答)
※「まったく見ない/利用しない」と回答した人を除く割合です。

2.趣味・余暇

変えずに続ける「日常ルーティン重視」

アラ70/マイペース層は、新しい趣味や活動を大きく広げるよりも、現在の生活リズムを保ちながら日常を維持している点が特徴です。将来やってみたい趣味について「特にない」とする割合が高く、趣味や余暇の広がりは控えめです。

アクティブ層のように、旅行やコミュニティ活動を通じて生活の幅を積極的に広げるというより、自宅や近隣を中心に、無理のない範囲で楽しみや行動を続けている層といえます。趣味や消費の内容を読み解く際には、現在の生活リズムや行動範囲との関係をあわせて見る必要があります。

3.コミュニケーション・コミュニティ参加

夫婦中心で完結する「ミニマム・リレーション」

アラ70/マイペース層は、コミュニティ参加や人間関係の拡大に対して控えめな傾向が見られます。コミュニティに参加していない人が多く、今後コミュニケーションを増やしたい相手についても、特に増やしたいとは考えていない層が一定数存在します。

会話や関係性は、配偶者や身近な相手を中心に保たれやすく、新しい人間関係を広げるよりも、現在の関係を無理なく維持する傾向があります。こうした特徴は、同じアラ70世代でも、社会参加や情報共有が活発なアラ70/アクティブ層との違いとして見ることができます。

アラ70/アクティブ層との行動・意識比較

比較項目アラ70/アクティブ層アラ70/マイペース層
コミュニティに参加していない38.9%75.1%
コミュニケーションを増やしたくない24.7%46.4%
情報は自分から発信しない18.3%46.2%
将来やってみたい趣味はない32.0%63.6%

注記:
対象:アラ70/アクティブ層(N=409)、アラ70/マイペース層(N=494)
形式:MA(複数回答)
※各設問における特徴的な項目を抜粋しています。

4.5指標で見るアラ70/マイペース層の生活特性

アラ70/マイペース層は、デジタル・リアル双方の接点を身近な範囲に保つ層です。大きく生活を広げるよりも、現在の生活圏や人間関係の中で、安定した日常を維持している点が特徴です。

指標傾向
経済的余力年金中心の堅実な家計
購買接点店舗中心で通販利用は限定的
趣味・体験支出非日常投資には控えめ
将来への準備健康維持中心で終活は未着手
社会・トレンド感度情報接触はあるが自発性は平均的

アラ70/マイペース層の詳細な読み解きが必要な方へ

アラ70/マイペース層は、テレビや新聞、BS・CS放送など従来型メディアとの接点を持ちながら、自宅や身近な生活圏を中心に日常を維持している層です。また、趣味や社会参加、情報発信は控えめで、現在の生活リズムや身近な関係を保つ傾向が見られます。

そのため、アラ70/マイペース層をマーケティング上のターゲットとして検討する際は、メディア接触、生活圏、趣味・余暇、コミュニケーション、購買行動、他区分との違いを組み合わせて見る必要があります。具体的な接点設計や訴求の方向性は、商材・サービスの内容によって異なるため、詳細な分析が必要です。

アラ70/マイペース層に向けたマーケティングの視点

本ページでは、アラ70/マイペース層の特徴の一部をご紹介しています。実際のマーケティング活用では、メディア接触、生活圏、購買行動、趣味・余暇、コミュニケーション、他の5区分との違いを組み合わせて見ることが重要です。

貴社の商品・サービスにおいて、アラ70/マイペース層が有望ターゲットとなるか、どのような接点設計が適しているかを確認したい場合は、お問い合わせください。


FAQ

Q. アラ70/マイペース層とはどのような層ですか?

A. アラ70/マイペース層とは、65歳以上の健康寿命内で、自宅や身近な生活圏を中心に生活している層を指します。シニアライフ総研®独自の6区分では、年齢だけでなく、健康状態、情報接触、デジタル利用、趣味・コミュニティ参加などの行動データをもとに整理しています。

Q. アラ70/マイペース層にはどのような特徴がありますか?

A. アラ70/マイペース層は、テレビや新聞、BS・CS放送など従来型メディアとの接点が強く、自宅や身近な生活圏を中心に日常を維持している点が特徴です。新しい活動や人間関係を大きく広げるよりも、現在の生活リズムを保つ傾向が見られます。

Q. アラ70/マイペース層とアラ70/アクティブ層の違いは何ですか?

A. どちらも65歳以上の健康寿命内にある層ですが、アラ70/アクティブ層は趣味や旅行、コミュニティ参加などを通じて生活の幅を広げる傾向があります。一方、アラ70/マイペース層は、自宅や身近な生活圏を中心に、無理のない範囲で日常を維持する傾向が見られます。

Q. アラ70/マイペース層をマーケティングで見る際のポイントは何ですか?

A. アラ70/マイペース層は、メディア接触、生活圏、趣味・余暇、コミュニケーション、購買行動などを組み合わせて見る必要があります。どの接点を重視すべきか、どのような訴求が適しているかは商材・サービスの内容によって異なるため、他区分との違いも含めて詳細に見る必要があります。

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