2020.9.7 全国の病院・診療所での患者数はどのくらい?

前回のマーケターのつぶや記の記事『2020.8.28 日本の医療施設数はどのくらい?』にて、日本全国にどのくらいの医療施設があるのか、厚生労働省『平成30(2018)年医療施設(動態)調査・病院報告の概況』のデータからご紹介しました。

  • 全国の医療施設は約18万施設
  • 「有床診療所」施設数は22年間で34%に減少
  • 病院は50~99床規模が最も多い
  • 全病院の病床のうち「感染症病床」は0.1%
  • 人口10万人対病院床数の1位は高知県、最下位は神奈川県

>>>詳しくはこちら『2020.8.28 日本の医療施設数はどのくらい?』

今回は、前回に引き続き、厚生労働省『平成30(2018)年医療施設(動態)調査・病院報告の概況』のデータから全国の病院・診療所での患者数はどのくらいいるのかご紹介します。

354830_s

 


1日平均在院患者数は約125万人

平成30年中における全国の病院の1日平均在院患者数は1,246,867人となっており、このうち、「精神科病院」は 214,956人で、「一般病院」は1,031,911人となっています。

一般病院の1日平均在院患者数を病床の種類別にみると、「精神病床」は69,361人、「療養病床」は 281,799人、「一般病床」は679,070人で、「療養病床」のうち「介護療養病床」は39,239人となっています。

また、1日平均新入院患者数は44,826人、1日平均退院患者数は44,878人、療養病床を有する診療所の「療養病床」の1日平均在院患者数は4,763人で、「療養病床」のうち「介護療養病床」は1,812 人となっています。

 1日平均在院・新入院・退院患者数

1日平均在院・新入院・退院患者数

出典:厚生労働省『平成30(2018)年医療施設(動態)調査・病院報告の概況』を加工して作成

※介護療養病床:療養病床のうち、「健康保険法等の一部を改正する法律(平成18 年法律第83 号)附則第130 条 の2第1項の規定によりなおその効力を有するものとされた介護保険法」に規定する都道府県知事の指定介護療養型医療施設としての指定に係る病床のこと

 

1日の外来患者数は約130万人

病院の1日平均外来患者数は1,334,097人で、このうち、「精神科病院」は58,489人で、「一般病院」は1,275,608人となっており、それぞれ前年に比べ減少しています。

病院の1日平均外来患者数

病院の1日平均外来患者数

出典:厚生労働省『平成30(2018)年医療施設(動態)調査・病院報告の概況』を加工して作成

 

四国地方は1日の外来患者が多い

都道府県別にみると、高知県が1,486人と最も多く、次いで徳島県1,486人と続いており、神奈川県827人、静岡県836 と少なくなっています。

病院の都道府県別にみた人口 10 万対1日平均外来患者数

病院の都道府県別にみた人口 10 万対1日平均外来患者数

出典:厚生労働省『平成30(2018)年医療施設(動態)調査・病院報告の概況』を加工して作成

 

介護療養病床の患者数最多都道府県は「高知県」

病院の1日平均在院患者数について病床の種類別構成割合をみてみると、「精神病床」22.8%、「療養病床」 22.6%、「一般病床」54.5%となっています。

これを都道府県別でみてみると、「介護療養病床」については、高知県242人が最も多く、次いで富山県122人となっており、山形県1.8人、宮城県4.7人などが少なくなっています。

 

病院の都道府県別にみた人口 10 万対1日平均在院患者数_介護療養病床 

病院の都道府県別にみた人口 10 万対1日平均在院患者数_介護療養病床

出典:厚生労働省『平成30(2018)年医療施設(動態)調査・病院報告の概況』を加工して作成

 

介護療養病床(病院)の病床利用率は91%

病院の病床利用率は80.5%で、病床の種類別にみると、「精神病床」は 86.1%、「療養病床」は 87.7%。「介護療養病床」は 91.3%で前年に比べ0.4ポイント上昇しており、他病床よりも高くなっています。また、 療養病床を有する診療所の「療養病床」の病床利用率は56.5%で、「介護療養病床」は72.3%となっています。

病床の種類別にみた病床利用率

病床の種類別にみた病床利用率2

出典:厚生労働省『平成30(2018)年医療施設(動態)調査・病院報告の概況』を加工して作成

 

介護療養病床(病院)の平均在院日数は約310日

病院の平均在院日数は27.8日で、前年に比べ0.4日短くなっており、病床の種類別にみると、「精神病床」は265.8日、「療養病床」は141.5日、「一般病床」は16.1 日でそれぞれ前年に比べ短くなっています。一方で「介護療養病床」は311.9 日で、前年に比べ3.0 日長くなっています。また、療養病床を有する診療所の「療養病床」は97.9 日で、「介護療養病床」は132.2 日となっています。

病床の種類別にみた平均在院日数

病床の種類別にみた平均在院日数

出典:厚生労働省『平成30(2018)年医療施設(動態)調査・病院報告の概況』を加工して作成

 

介護療養病床の在院日数が最も高いのは「秋田県」

病院の平均在院日数を都道府県別にみると、「全病床」は高知県が45.6日と最も長く、東京都が21.8日と最も短くなっています。病床別にみると、「療養病床」は富山県が220.1日と最も長く、長崎県が92.9日と最も短く、「一般病床」では高知県が21.4日と最も長く、神奈川県が13.7日と最も短く、「介護療養病床」では秋田県が493.0 日と最も長く、山形県が72.2 日と最も短くなっています。

病院の平均在院日数

病院の平均在院日数

出典:厚生労働省『平成30(2018)年医療施設(動態)調査・病院報告の概況』を加工して作成

 

【引用】厚生労働省『平成30(2018)年医療施設(動態)調査・病院報告の概況』

 


関連記事

シニアマーケティングの豊富な実績事例から、トータルコーディネートさせていただきます。
お気軽にお問い合わせください
マーケット最前線
データ集
メディア集
ビジネスマッチング
注目ビジネス
シニアの定義
連載コラム
編集室から
シニアライフ総研について
ニュース
お問い合わせ

Copyright©Roots of communication Co.,Ltd. All rights reserved.