ゴルフコースメディア

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全国600コースのゴルフ場のスコアカードへの広告掲載が可能です。ゴルフを趣味としてたしなむ、健康思考の高い富裕層や、アクティブシニア層がターゲットです。
※ゴルフ場受付での手渡しサンプリングメニューもございます。

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20170222【シニア向けメディア】ゴルフコースメディア_メディアシート

シニア向けメディアプランニングから実施に至るまでトータルで
コーディネートさせていただきます。お気軽にお問合せください。

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アクティブユーザー数(月1度以上のアクションのある会員)が約18,000人、30秒に1回更新されているシニア向けコミュニティサイトで、シニアユーザーに直接アプローチすることができます。

50代~70歳以上の会員が、オンラインでの交流だけでなく、リアルなイベントに参加しています。

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シニア向けメディアプランニングから実施に至るまでトータルで
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史上初、世界的サッカークラブと東洋医療が連携し、健康寿命延伸に挑む インテル×SHIN9「インテルアカデミーヘルス」プロジェクト始動

~新トレーニングメソッド、トレーナーライセンスやパーソナルジムを共同開発~

 

 この度、 鍼灸整骨院事業・訪問鍼灸事業を手掛ける株式会社SHIN9 (本社:大阪市港区、 代表取締役:小泉英一、 以下:SHIN9)は、 イタリアの名門サッカークラブ「FCインテルナツィオナーレ・ミラノ」(以下:インテル)と業務提携を締結し、 「インテルアカデミーヘルス」プロジェクトを始動したことをお知らせいたします。 本プロジェクトでは、 新トレーニングメソッドの確立、 トレーナーの育成、 およびパーソナルジムの運営など、 予防医療の観点から総合的にヘルスケアサービスを提供してまいります。

 

 

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【背景】

 SHIN9は、 東京・大阪に現在20院以上の鍼灸整骨院「こいずみ鍼灸整骨院」を運営するとともに、 「健康寿命プラス5」を掲げ、 地域の健康寿命の延伸を目指しています。 「健康寿命プラス5」の実現には、 SHIN9がこれまでも施術してきたような、 既に顕在化した症状に対するアプローチだけではなく、 予防医療としてのアプローチも必要であると考えています。 昨今、 世の中における「健康」「ヘルスケア」への関心は高まりを見せ、 フィットネスクラブやパーソナルジムが人気を博している一方で、 個人の健康状態によってはトレーニングだけではなく鍼灸整骨のようなメンテナンスも必要な人がいるにも関わらず、 そういった人々へ適切かつ総合的なサービスを提供できる場はほとんど存在していないのが現状です。

 この度のプロジェクトでは、 今後のグローバル社会における課題を見据え、 ヘルスケア分野への参入を検討していたインテルとともに、 SHIN9が「健康寿命プラス5」の実現を推進してまいります。

 

【「インテルアカデミーヘルス」プロジェクトとは】

 本プロジェクトでは、 両者がより「健康的な社会」を実現するために、 トッププロスポーツ選手のフィジカルトレーニングを実施・管理しているインテルのノウハウとSHIN9の持つ東洋医学等のナレッジを組み合わせ、 個人の健康状態に合った適切なメニューを提供できるよう、 効果的なトレーニングメソッドを共同で開発・確立します。 そして、 そのメソッドをライセンス化・カリキュラム化し、 「インテルアカデミーヘルス」公認トレーナーを育成します。 さらに、 ライセンスを保持する公認トレーナーとともにパーソナルジムを開設し、 総合的なトレーニング・メンテナンスサービスをプロのスポーツ選手だけではなく、 一般の方にも提供できる仕組みを構築してまいります。

 

【今後の展望】

 2017年6月を目途に、 共同メソッドの開発を行い、 年内にはメソッドをカリキュラム化していく予定です。 2018年4月には公認トレーナーの育成を開始し、 翌2019年には初期メンバーにてパーソナルジムを開設することを目指しております。

 

【企業概要】

■ FCインテルナツィオナーレ・ミラノ

1908年に創設された、 イタリア・ミラノをホームタウンとするプロサッカークラブ。 セリエAに所属。 ホームスタジアムは、 “ジュゼッペ・メアッツァ”スタジアム。 リーグ優勝18回、 チャンピオンズリーグ優勝3回、 UEFAカップ優勝3回のタイトルを持つ。 日本をはじめ世界各国で少年サッカースクール「インテルアカデミー」を展開。

http://www.inter.it/jp/hp

 

■株式会社 SHIN9

2004年設立。 「健康寿命プラス5」を掲げ、 鍼灸整骨院事業を通し、地域の健康に貢献するヘルスケア企業。 所属する施術者は全て鍼灸師・柔道整復師の国家資格保有者であり、 高い見識と技術を保持している。

コミュニケーションを重視した院運営を行い、 その高いサービス力を背景に大阪・東京で23院を運営している。

http://www.shin9.co.jp/

 

※今月下旬より、 当社代表小泉と浜口はミラノへ入り各施設の視察、 リーグ戦を観戦し、 現地にてクラブ役員とパートナー契約の調印式を行います。

 

 インテルオフィシャルホームページ内にてその模様が掲載される予定となっておりますので、 記者の皆様にはパートナー契約が正式に締結した時よりインテルアカデミーヘルスのロゴ及び本日2/17の模様をご掲載いただけますと幸いです。 (パートナー契約はミラノにて締結となりますが、 このプロジェクトに必要な契約については既に締結されています。 )

高齢者、難聴者にも聞こえやすい社会とは? 3月2日「音のバリアフリーを考える」イベント開催

福祉・防災関係者向けトークショー&スピーカー試聴会

 

産経新聞社(東京都千代田区、社長・熊坂隆光)とニッポン放送(東京都千代田区、社長・岩崎正幸)は、3月2日に音のバリアフリースピーカー「ミライスピーカー」を開発したサウンドファン(東京都台東区、社長・佐藤和則)との共催イベント「音のバリアフリーを考える」を開催します。ミライスピーカーの試聴をしながら、高齢者、難聴者、そして健聴者にも聞こえやすい “音のバリアフリー社会の実現”について考えます。高齢者福祉、障害者福祉および防災関係者にとっても参考となる内容と思います。ぜひご来場ください。入場無料(ただし事前申し込みが必要)です。

 

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「ミライスピーカー」は、「蓄音機の音は聞きやすい」という高齢者の声をヒントにサウンドファンが開発。一点の音源から発せられる従来のスピーカーとは異なり、曲面の振動板全体で音を発生させる『曲面サウンド』という技術(特許取得)により音波が拡散しないで耳元まで届きます。よって、遠く離れた場所まで明瞭に聞こえる新しい音が実現し、多くの方の「聞こえ」をサポートします。老人ホームにおいて実施した実証実験でも8割の方が「聞こえやすい」と回答しています。すでに介護施設のほか、金融機関や空港、地方自治体などでも導入されています。

 

一方、日本人の約11%が難聴またはおそらく難聴だと思っており、74歳以上ではその割合が42%まで上がります(2015年一般社団法人日本補聴器工業会調べ)。高齢化社会により加齢性難聴者はさらに増えると予測されます。また、2016年4月施行の障害者差別解消法により、「音のバリアフリー」への対応が官民共に急がれています。まもなく6年が経過する東日本大震災の教訓からも、災害時に音の障壁を取り除くことは、社会全体で考えるべきテーマです。

 

こうした背景から、産経新聞社とニッポン放送がサウンドファンと共同で、今年1月に「音のバリアフリー社会実現プロジェクト」を発足。最初の取り組みとして「ミライスピーカー」を活用した今回のイベントを開催します。今後、3社連携による防災ラジオの開発なども進める予定です。

 

《イベント開催概要》

【タイトル】「音のバリアフリーを考える」トークイベント&試聴会

【開催日時】3月2日(木)10:30~12:00 ※10:00開場

【場所】 ニッポン放送イマジンスタジオ(東京都千代田区有楽町1-9-3)

【内容】 司会・上柳昌彦ニッポン放送アナウンサー

・音のバリアフリー社会を考えるトークショー

  佐藤和則サウンドファン社長、河合雅司産経新聞論説委員ほか出演

・ミライスピーカーを使った試聴会

・ミライスピーカーの説明と、今後の商品開発について

・質疑応答

※本イベントには、手話通訳が入る予定です。

【定員】50名 ※事前にお申し込みいただき、当選者に招待状をお送りします。

【入場】無料

 

【お申し込み】氏名、性別、年齢、所属(一般/自治体関係者/障害者団体・高齢者団体関係者/その他)、住所、電話番号、参加希望人数、参加理由(任意)を明記の上、産経新聞社「音のバリアフリー」係宛に次のいずれかでお申し込みください。2月22日(水)必着。

 

【はがき】〒100-8079 東京都千代田区大手町1-7-2

【FAX】03-3243-8377

【メール】furusato@sankei.co.jp         

 

■音のバリアフリー社会実現プロジェクト

産経新聞社とニッポン放送は、オーディオメーカーのサウンドファンと共同で、難聴者にも健聴者にも聞こえやすい環境づくり=“音のバリアフリー社会”の実現について考えるプロジェクトを今年1月に発足しました。難聴者、加齢性難聴者、そして健聴者、誰もが聞こえやすい環境を社会全体で考えていこうというもので、どんな場面で“音のバリア”が存在するのか、まずは検証します。公共の場や家庭内でできる工夫、また災害時の対応などについて考え、今後はミライスピーカーを搭載した「防災ラジオ」の開発などを3社共同で進める予定です。

 

【お問い合わせ先】

産経新聞社新プロジェクト本部 担当:鵜澤・柴田

電 話 03-3243-8524

FAX 03-3243-8377

メール furusato@sankei.co.jp 

介護付有料老人ホーム「ソナーレ」シリーズにおける健康管理サービス「AiFIT(仮称)」の試験導入について

~ソニーグループのプロダクトや技術を通じた機能訓練でのIoT活用~

 

ソニー・ライフケアグループのライフケアデザイン株式会社(東京都渋谷区渋谷、代表取締役社長 出井学)は、運営する介護付有料老人ホーム「ソナーレ祖師ヶ谷大蔵」(東京都世田谷区祖師谷)において、個別機能訓練の充実と生活リハビリへの活用等を目的に、ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社(東京都品川区東品川、代表取締役社長 十時裕樹)が開発した健康管理サービス「AiFIT(仮称)」(アイフィット)の試験導入を開始しましたので、お知らせいたします。
また、同サービスの提供にあたっては、ソニーマーケティング株式会社(東京都港区港南、代表取締役社長 河野弘)が販売窓口となり、本格導入に向けて連携してまいります。
今後もソニー・ライフケアおよびライフケアデザインはソニーグループ各社と幅広く連携し、プロダクトや技術を通じた生活提案の充実、ご入居者の満足度向上に取り組んでまいります。

 

1.ソニーグループ内連携への取組み
介護付有料老人ホーム「ソナーレ」シリーズでは、“Life Focus”をコンセプトとして掲げ、ご入居者お一人おひとりに合わせた生活提案を行う独自の専門職「ライフマネージャー」を配置し、ADL(日常生活動作)の維持・改善にとどまらず、QOL(生活の質)向上を追求しています。
身体状況や認知状況が低下する傾向にある高齢者の生活を豊かにすることを目指し、その具体的な取組みの一つとして「Life Focus ACTIVITY」を推進している他、その一環で生活の質の向上に資するソニーグループのプロダクトや技術を積極的に導入しています。


2.健康管理サービス「AiFIT(仮称)」の試験導入
介護サービスの一層の強化や上記の取組みを踏まえ、このたび、個別機能訓練の充実と生活リハビリへの活用等を目的に、ソニーモバイルコミュニケーションズが開発した「AiFIT(仮称)」を介護付有料老人ホーム「ソナーレ祖師ヶ谷大蔵」に試験導入しました。
「AiFIT(仮称)」は、日常の記録と毎月の測定による健康管理アドバイスサービスで、今回の試験導入では、センサーデバイスとタブレットを使って短時間・省スペースで体力や認知レベルを測定します。種目は全8種目で、体力は6種目、認知機能は2種目から構成されており、約5~10分程度と短時間で測定可能です。測定結果は、持久力や筋力、認知機能など6種類の観点から判定し、その内容に応じてリハビリのトレーニングメニューを提示します。また、トレーニングメニューの内容は、ソニーモバイルコミュニケーションズが提供する筑波大学監修のメニューの他、ライフケアデザインの作業療法士(OT)がカスタマイズした独自メニューも提案可能です。



高齢者ビジネス

シニア市場



高齢者の健康寿命の延伸において、要介護・要支援状態となった後もできるだけ体力や認知機能を維持することは極めて重要であり、機能訓練やリハビリに対する社会的ニーズは年々高まっています。さらに、できるだけ小さい負荷で、定期的な測定による現状の“見える化”やそれぞれの方に合わせた個別のトレーニングメニューの提案、ご入居者とそのご家族に分かりやすく説明することは、今後介護サービスの提供においてますます求められると考えます。
今般の試験導入の結果と上記認識を踏まえ、本年5月1日にオープンする介護付有料老人ホーム「ソナーレ浦和」(埼玉県さいたま市浦和区)にも本サービスを導入する予定です。ソニーモバイルコミュニケーションズが得意とする分かりやすいユーザーインタフェースのデザインおよびサービス・ソリューション構築ノウハウを活用し、介護サービスにおけるIoT活用の可能性検証の一つとするとともに、介護サービスの品質向上にむけ、より一層努めてまいります。

認知機能は50歳を境に低下、40代からの認知症予防が重要と判明

~「認知症ねっと」認知機能チェック受検者1万人突破~

 

 介護・医療の情報サービスを提供する株式会社エス・エム・エス(代表取締役社長:後藤夏樹、 東証一部上場、 以下「当社」)は、 日本最大級の認知症専門サイト「認知症ねっと」において2016年11月より提供を開始した「認知機能チェック」ツールの受検者が、 約1か月間で1万人を突破したことをお知らせします。
この受検結果をひろかわクリニック院長である広川慶裕先生に分析いただいたところ、 認知機能は50歳頃より徐々に低下をはじめ、 55歳頃から明らかな低下がみられることがわかりました。 そのため、 認知機能低下前の40歳頃から、 認知症の予防に取り組むことが大切であると考えられます。

                                         
【「認知機能チェック」とは】

 「認知機能チェック」は、 認知症の前段階と言われるMCI(軽度認知障害)で起こるとされる認知機能の低下を5分程度でセルフチェックし、 認知症の予防を促すことを目的としたものです。 認知機能を「記憶力」「計算力」「言語能力」「遂行能力」「判断力」の5つに分類し、 それぞれの機能に対応した簡単な問題を解くことで、 認知機能の状態を可視化することができます。
 2016年12月からは会員登録(無料)をすると、 認知機能チェックの結果の保存が可能になりました。 この機能を活用し、 定期的な認知機能チェックの受検と、 結果の推移確認を通して、 認知症の予防に役立てていただきたいと考えています。 また、 認知機能に低下が見られた方向けに、 認知機能をトレーニングできるサービスとして、 椅子に座りながら取り組める体操動画やドリルを提供しています。 これらは2017年4月に個人や企業に対して、 「認知機能チェック」と「頭の健康コンテンツ」を一体化したインターネットサービスとして提供する予定です。
「認知機能チェック」はこちら→ https://info.ninchisho.net/check/ch20


【分析結果サマリー】 

シニア ビジネス

認知症ねっと「認知機能チェック受検結果」

・認知機能は50歳頃には低下を開始
・認知機能の中でも高次な「遂行力」「判断力」がより早期に低下している
・言語能力」は70歳頃まで比較的機能が保たれる傾向
・「記憶力」のうち「ワーキングメモリ」「遅延再生」の機能は50歳頃から低下が始まるが、 「エピソード記憶」機能は70歳頃まで保たれる
・「判断力」のうち「注意力」が、 他の機能に比べて早期から大きく低下する傾向がある
*
詳細な分析結果は添付資料「認知機能チェック結果における考察」を参照ください。


【受検結果調査概要】

・調査期間:2016年11月7日~12月18日
・有効受検者数:11,379名(重複受検者などは除外済)
・調査方法:インターネット調査(ウェブサイト「認知症ねっと」内の「認知機能チェック」の受検データ)


【広川慶裕先生プロフィール】

シニア ビジネス広川 慶裕(ひろかわ よしひろ)氏
ひろかわクリニック院長

京都大学医学部卒業。 京都大学医学部付属病院精神科勤務後、 大阪府内の精神科病院長を務めた際、 重度認知症患者の「先生、 ありがとう」という最期の言葉に認知症治療の使命感を強く感じ、 平成13年より本格的に認知症治療と予防に関わる。 以降、 常に第一線で患者・家族に寄り添った診療を行う。
2014年6月より認知症予防と働く人のメンタルヘルスに特化した『ひろかわクリニック』『品川駅前MCI相談室』を開院。
当社とは、 「認知症ねっと」の記事監修や、 認知症予防講座「認トレ教室」の共同開催などで協業。



【「認知症ねっと」について】
 「認知症ねっと」は、 月間60万人以上が訪れる日本最大級の認知症専門サイトです。 認知症専門ドクターや認知症ケアに関わる医療・介護の専門家による監修・協力を得ながら、 認知症の予防やケア(介護)に感心のある方々に向けて、 体系的に整理された認知症情報と、 認知症関連の最新ニュースを日々発信しています。 厚生労働省によると、 認知症を患う人の数は2025年に700万人(高齢者の5人に1人)を超えると推計されています。 認知症の前段階であるMCI(軽度認知障害)は、 そのままにしておくと5年で約半数が認知症に移行すると言われる一方、 予防に取り組むことで14~44%が健常な状態に戻るとされています。

 「認知症ねっと」では、 認知症情報や「認知機能チェック」ツールなどの提供を通して、 MCIの早期発見と認知症の予防に尽力していきます。
「認知症ねっと」はこちら→ https://info.ninchisho.net


【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社エス・エム・エス (東京都港区芝公園2-11-1 住友不動産芝公園タワー)
・取材・報道について 広報グループ 養田(ようだ)
電話:03-6721-2404 E-mail: smsinfo@bm-sms.co.jp
URL : http://www.bm-sms.co.jp/
・「認知症ねっと」「認知機能チェック」について ヘルスケア事業部 吉山(よしやま)
電話:03-6721-2411 E-mail: info@ninchisho.net
URL : https://info.ninchisho.net

「親の雑誌-新装版-」3月1日より発売開始

300人以上の個人史を発行した、親のための自分史「親の雑誌」がサービス内容を刷新

 

 株式会社こころみは、親のための自分史作成サービス「親の雑誌」の内容、仕様、価格などを刷新し、3月1日より「親の雑誌-新装版-」として発売開始いたします。

                                         
 
 株式会社こころみ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:神山晃男)は、親のための自分史作成サービス「親の雑誌」の内容、仕様、価格などを刷新し、3月1日より「親の雑誌-新装版-」として発売開始いたします。
 親御さんの人生の振り返りや思い出を一冊の雑誌形式でまとめる「親の雑誌」は、“親のために作る自分史”という新ジャンルのサービスとして平成27年5月から発売し、申込者数1000件を超える大きな反響がありました。これまで、北海道から沖縄まで全国にお住まいの60歳から105歳の「親御さん」を対象に、300人以上の個人史「親の雑誌」を発行し、現在も毎日約1人のペースで発行し続けております。作成したご家族からは、「今まで知らなかった親の人生を残すことができた」「昔を思い出すことで親が元気になった。出来上がった雑誌は宝物」、「原稿の確認や写真選びを一緒にすることで、親との絆が深まった」など多くの感想が寄せられています。

 

シニア ビジネス
 
 
 新装版では、お客さまのご要望が多かった点を見直し、「気軽に作れる」良さはそのままに、一生残る記念品にふさわしい雑誌にバージョンアップします。全20ページ(従来は16ページ)のフルカラー、厚みがあるミラーコート紙使用の表紙など装丁を改善し、写真掲載点数の増加や個人年表の充実、ご家族コメント欄の新設など、掲載内容の充実を図りました。さらに、雑誌制作自体を楽しんでいただけるよう「親の雑誌コンシェルジュ」をご用意。親子の絆を深める雑誌作りのアドバイスや、雑誌完成後のプレゼント方法のご提案など、雑誌作成前から雑誌作成後までご家族をフォローアップします。訪問取材と電話取材を経て全5冊の雑誌ができるサービスの価格は18万円(税別)で、30万円~100万円程度が主流の「自分史」の中でも安価な設定になっています。
 なお、旧来の「親の雑誌」は1月末日で受付を終了し、「親の雑誌-新装版-」は2月1日からWEB先行予約を開始、3月1日より一般発売開始となります。


 従来の7万円から値上げとなる今回の価格改定ですが、サービス開始から1年間でお客さまからお寄せいただいたさまざまなご要望を取り入れより良いサービス内容とすると共に、将来も継続的に本サービスを提供し続けられる制作体制を築いていくべく、今回の決断に至りました。
 今後、弊社ではさまざまな企業やサービスとの提携やタイアップを積極的に進めることで、より多くの方に「親の雑誌」を作成いただき、サービスを通じて元気な超高齢社会の実現に貢献することを目指します。



親の雑誌-新装版-7つのポイント
 ページボリュームアップ
4ページ増え、表紙を含めて全20ページになります。ページ数が増えたことで思い出のお写真がより大きく、数多く掲載できます。また、初回訪問インタビューの記事内容も見やすくなります。
 見た目が美しく、とっておきの一冊に
 全ページの紙質を変更し、表紙は厚みがあるミラーコート紙を使用するので、家族の思い出の雑誌にふさわしい仕上がりになります。
 年表がさらに充実
 大好評の年表ページが3ページになり、親御さんの記録をしっかりと残せます。
 家族コメントを残せる
 最終ページには、お申し込みいただいたご家族の一言コメントを新たに掲載。「親の雑誌」を一緒に作ってきた思いや親御さんへの感謝の気持ちを伝えます。
 表紙を選べる
 大事な一冊だから、表紙にはこだわりたい。訪問時撮影のお写真で作る表紙、思い出写真で作る表紙、ノーマルなデザイン表紙の中から選択できます。
 「親の雑誌コンシェルジュ」をご用意
 親子の絆を深める雑誌作りのアドバイスや、雑誌完成後のプレゼント方法のご提案など、雑誌作成前から雑誌作成後まで、雑誌を作ることを楽しんでいただけるようご家族をフォローアップします。
 大切にお届け
 親の雑誌専用ボックスでお手元にお届け。親御さんへのプレゼント用のギフト袋もついてきます。


■親の雑誌の特徴
リーズナブルに、気軽に作成できます
「親の雑誌」は”自分のため”ではなく、”親のため”に作るため、気軽さを最大の特徴にしています。取材込みの制作価格は18万円(税別)で、30万円~100万円程度が主流の「自分史」の中でも安価です。最少で5冊のみ作成できるため、100冊ほど作成するのが一般的な自分史のように、友人・知人に配布するなどの煩わしさもありません。また、コンテンツの大部分をインタビュー記事で構成するため、自ら執筆する必要もありません。会話サービスのスタッフであり、「聞く」専門家であるコミュニケーターが親御さんのお宅を訪問し、ご誕生から現在までのヒストリーを取材します。
 訪問取材後の20分の電話インタビューでは、最近の出来事やご趣味などについてお話しいただき、ショートストーリーとして掲載します。電話インタビューは訪問した担当者が行うため、安心してお話しいただけることも特徴の一つです。


世界にたった5冊の雑誌は家族のコミュニケーションツールとしてご活用いただけます
訪問取材と電話取材によるインタビュー記事に、親御さんのプロフィールや家族写真を加えて、約3~4カ月後に全20ページフルカラーの雑誌5冊をご家族のもとにお届けします。家族には語らなかったこと、今だから家族に伝えたいことなど、ふだん聞くことができない話が満載。世界に5冊しかない雑誌は、家族間のコミュニケーションツールとしてご活用いただけます。


親のための自分史作成サービス「親の雑誌-新装版-」概要 シニア ビジネス
【発売日】平成29年3月1日 ※2月1日よりWEB先行予約
【料金】 18万円~(税別)
・全20ページフルカラーの雑誌5冊  
・初回訪問取材および3~4回のお電話取材とレポート
※雑誌は1冊につき2500円(税別)で増刷可能です。
*追加注文の場合は5冊~
※東京都23区以外に親御さんがお住まいの場合は、別途出張経費(交通費等)を申し受けます。


各種特別プラン】 *すべて税別
◇親の雑誌新装版スペシャル・エディション・・・25万円
  特典:全24ページ/全20冊&保存版特別仕様1冊/家族インタビュー/デザイン校正
◇両親の雑誌・・・33万円  
特典:夫婦2冊用バインダー/夫婦相互インタビュー
お父さま、お母さまの雑誌を1冊ずつ作成します。なお、お父さまとお母さまの取材日が同日の場合に限ります。
◇特別編集プラン・・・50万円~
  ご要望に合わせ、プロのライター&ディレクターが制作します。ご自身で書いた文章の編集も可能です。
◇故人の雑誌・・・25万円~   ◇会社の雑誌・・・40万円~


オプション
□増刷 2500円/冊 *50冊以上は2000円/冊 *送料一律1000円
□ページ追加 3万円~             
□デザイン校正 1万5000円 
□家族インタビュー(お電話) 6000円
□インタビュールーム手配 1万円~
□プロカメラマンによる写真撮影 6万円 *東京都23区以外は交通費別途 *撮影データ付き
□スタイリング、ヘアメーク 5万円 *東京都23区以外は交通費別途
□インタビュービデオ作成 10万円~
□アルバム作成サービス5万円~ *アルバム等のお写真をデータ化 
□初回訪問取材・土日対応 1万円
□特急料金3万円 *訪問から6週間で作成 


お問い合わせ
0120-042-488(平日9時~18時) 
URL:http://tsunagariplus.cocolomi.net/oyanozasshi/


■株式会社こころみ 会社概要
 代表者:代表取締役社長 神山晃男
 本  社:〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-9-15 広尾宮田アネックスビル3階
 資本金:1550万円
 設 立:2013年6月17日
 事業内容:会話サービス「つながりプラス」、親のための自分史作成サービス「親の雑 
 誌」

シニア 生活 実態

文=松井健太郎
写真=高岡 弘

 

家の冷蔵庫にマヨネーズが18個。
もの忘れがひどくなり、認知症の疑いも。

 

 年齢を重ねると、もの忘れが頻繁になってきます。人の名前が思い出せないのは日常茶飯事で、「あの人と、あそこへ行って、あれしたじゃない?」という「あれ」が頻発する会話も増えてきます。外出するときに鍵をどこに置いたか思い出せずに困ったり、お会計のときに鞄に財布が入っていなくて恥ずかしい思いをしたり。その程度のもの忘れ体験ならまだ笑い話で済むかもしれませんが、もの忘れの度合いが進行すると、電車やバスに乗っても、自分がどこへ行こうとしていたのか、降りる駅や停留所の名前も忘れてしまって延々と乗り続けるという怖い経験をすることにもなってしまいます。

 もの忘れの段階を超え、認知症の疑いが見られるようになると、物事を忘れないための対策が必要になります。たとえば、薬の飲み忘れを防ぐためには、朝・昼・晩ごとに飲む薬を入れておくポケットがついた「カレンダー式の薬入れ」も販売されています。飲むべき時刻にアラームが鳴って知らせてくれるアラーム式のものもあり、薬を飲んだか飲んでいないかが一目でわかります。それでも、飲むのを忘れる方も多いようで、ホームヘルパーさんが訪問すると、長期間、薬を飲んでいなかったという話も耳にします。薬を飲まなければ命にかかわるような方にとっては深刻な問題です。あるいは逆に、薬を飲んだことを忘れて、何回も飲んでしまう方は副作用が心配です。大事な薬を飲むことを自分でコントロールできない場合は、家族やヘルパーさんのサポートが必要でしょう。

 スーパーに買い物に出かけたとき、何を買いに来たのかを忘れてしまう方がおられます。あるいは、自分にとってはないと不安になるようなものをつい買ってしまうというケースもあります。マヨネーズが冷蔵庫に18個もあるという方もそう。一般的には認知症と言われるレベルですが、そんな場合に薦めるのは、「家にあるものリスト」をポケットか財布に入れて買い物に行くこと。普通は「買うものリスト」を書いて行くのですが、逆です。すでに家にあり、買う必要のないものを書いておくのです。そうすれば、マヨネーズを大量に買うこともなくなるはず。ただ、そのリストを持っていることすら忘れてしまうと意味はないのですが……。「またマヨネーズ。買っちゃダメって何度言ったらわかるの!」と家族はつい怒ってしまいがちですが、怒っても効果はありません。ある種の病気だというふうに理解し、穏やかに見守ってほしいものです。

 

高齢者 生活 シニア 生活



心配な方は「もの忘れ外来」へ。
回想法という思い出を語る治療法も。

 もの忘れが頻繁になると、年輩の方々は「このまま認知症になったらどうしよう」と先のことを心配されます。そんな方々のために、最近、病院に設置されてきているのが「もの忘れ外来」です。もの忘れ外来の診療は、大きく分けて2つあります。脳の画像検査と神経心理学的な検査です。それらの検査で、もしも認知症の疑いやMCI(認知症の前段階)と診断された場合は、薬物治療、もしくは、回想法や脳トレーニングなどの非薬物治療を受けることを薦められ、本人が受けたいと思えばそうした治療に参加します。

 MCIかどうかを判断する際に、記憶は重要な要素になりますので、少し記憶の機能について話します。頭の中に蓄えられている記憶を思い出す際には、2種類の思い出し方があります。たとえば、目の前にいる友人の名前を直接、思い出すことを「再生」と言います。「この方は誰ですか?」と聞けば、「鈴木さん」と答えます。これが再生です。他方、「この方は誰ですか?」と聞かれても思い出せないとき、こちらからヒントを出します。「鈴木さんか、佐藤さんか、田中さんです」。すると、「ああ、鈴木さんです」と思い出します。この思い出し方を「再認」と呼びます。私たちが高齢者や認知症の方に対して行っている回想法も、再認の方法を応用しながら関わっています。「どちらのお生まれですか?」と尋ね、相手が思い出すことができない場合は、「北の方でしたっけ?」「冬は寒くありませんでしたか?」「北海道とか、青森とか?」とヒントを出していきます。すると、「そう、北海道」と思い出すことができるのです。記憶は、認知症になっても頭の中に蓄えられています。もの忘れがひどい方の記憶の貯蔵庫にもちゃんと保管されています。ただ、それを取り出すことが困難になっているだけなのです。

 ヒントを出すためには、その方の情報を得ている必要があります。あらかじめご家族にお話を伺うなど準備をしたうえで関わります。あるいは、回想法を続けるうちに徐々に本人の記憶がつながっていって、「そういえば」と思い出すことが重要な情報源になることもあります。建築を学ぶ大学院生が回想法で修士論文を書いたことがあり、そのとき、思い出の家を再現するという回想法を行いました。子どもの頃、新潟に住んでいて、家の近くに川が流れていて、と思い出しながらそれを絵に描いていきます。広い庭があって、奥に鳥居があってと話すと、画用紙で鳥居をつくり、目の前に立てます。その鳥居を見て、「そういえば」と、「塀の向こうの家には怖いおばあちゃんが住んでいて、庭に実った柿を『よこしなさい』と言われて怖かった」と、その方は思い出されました。鳥居という刺激が目の前に提示されることで、頭の中に眠っていた記憶が呼び覚まされたのです。そういう瞬間は感動的です。「怖かった」と心が動いたような記憶は、おそらく記憶の貯蔵庫の取り出しやすいところにあるのかもしれません。


高齢者 生活 シニア 生活

例えば、自分で紙に書き、置いておく。
記憶を取り出す力の低下を補う工夫を。

 記憶を取り出す力の低下を感じてきたら、それを補う工夫を楽しみながら行うといいと思います。しばらく前、私の母が心筋梗塞で入院しました。救急車で運ばれ、ICUに入るほど危険な状態でした。入院中、母は何度も「ここはどこ?」「なんでここにいるの?」と繰り返しました。「突然倒れて救急車で運ばれ、入院しているのよ」と説明しても、翌日にはまた「なんでここにいるの?」と不満げな表情で聞いてくるのです。母のその状態に、妙案で対抗したのは6人いる孫の一人でした。ベッドのそばにあった折り紙に、「何月何日、焼鳥屋さんで倒れて、救急車で、○○病院に入院」と母(孫にとっては祖母)と一緒に思い出しながら、母の手で書いてもらったのです。「緊急手術、成功」と。「子どもたち(祖母にとっては孫)が、お医者さんに何回も、『手術、痛くしないで』と言ってくれた♡」。少し乱れた字でしたが、自筆で書いたものをベッドの台の上に置いておくと、自分の状況を理解するようになりました。これは、リアリティ・オリエンテーションという専門家が使う方法です。それを知ってか知らずか、孫が行ったのには感心しました。その後も孫たちは、途切れないようにシフトを組んで母を看病し、無事退院することができました。

 自筆で書くと、自分の置かれた状況を否定できなくなるという効果もあります。これは販売業に携わっている方から聞いたことですが、確かに本人が注文しているのに、自宅にものが届くと「注文していない」とおっしゃる方がいると。お年寄りのお客さんに多いそうです。そこで、注文票の住所や名前を自分で書いてもらうようにしたと。すると、「私が書いたのか……」と理解して、苦情を取り下げるようになったそうです。そんなふうに、記憶の低下を補うための工夫はいろいあるはずです。そもそも、私たちは体験したことのほとんどは忘れて生活しているのですから、もの忘れや記憶の低下を悲観しないで、楽しく思い出せる方法を実践してみてはいかがでしょうか。

 

2017年1月


プロフィール高齢者 生活 シニア 生活

黒川由紀子
くろかわ・ゆきこ●1956年東京都生まれ。東京大学教育学部教育心理学科卒業。保健学博士、臨床心理士。東京大学医学部精神医学教室、大正大学教授、慶成会老年学研究所所長を経て、上智大学・同大学院教授。ミシガン大学老年学夏期セミナーの運営委員などを務めた。著書に、『日本の心理臨床5 高齢者と心理臨床』(誠信書房)、『いちばん未来のアイデアブック』(木楽舎/監修)など。

歳を重ねてもアクティブに
人生を楽しむためのライフスタイル提案雑誌

株式会社小学館 サライ編集部 編集長 小坂眞吾氏

2016年12月 取材

シニア 媒体

「サライ」は50代以上でアクティブに生活や趣味を楽しむ、いわゆるアクティブシニアに向けて旅行や日本文化など人生を豊かに楽しむための情報や、ライフスタイル情報を発信する雑誌です。

  • 発行:小学館
  • 発売:毎月10日
  • 定価:税込700円(税込)
  • 発行部数:17万1250部
  • サイズ:A4変形判

Q.読者層であるアクティブシニアの定義についてどのようにお考えでしょうか?

まず、「サライ」は「趣味の雑誌」というイメージを持たれがちですが、「生きることを楽しむための雑誌」です。表面的には旅、美食、趣味といったものを扱いますが、その底辺に流れるテーマは「人生」と「暮らし」。生きる喜び、暮らす楽しみを提供するのがサライの使命なのです。

毎月10万部以上の売上がある雑誌ですから、あまりマニアックな特集は組んでいません。まず楽しく生きるというベースがあって、その実現のために趣味に取り組んでほしいと思っています。
編集部員にも、「ひとつの趣味のために人生を捧げている人は、サライの読者ではない」という風によく言っています。

趣味のために生きるのではなく、生きるために趣味がある。色々なことに興味を持ち、生きることそのものを楽しんでいる人が、「サライ」のターゲットとなるアクティブシニアです。

シニア 媒体

 Q.他の雑誌との違いや工夫されているところがあればお教えください。

本誌に掲載する写真は、手前から奥までピントを合わせて撮るようにカメラマンにお願いしています。読者に「老眼だからぼやけて見えるのではないか」といった不安を与えないためです。
また、「サライ」はライフスタイル誌であると同時に情報誌でもあります。写真もひとつの情報になるので、写っているものですべてを説明するという意味でも、すみずみまではっきり写っている写真が好ましいです。

コンテンツについては、以前すべてのページをカラーにしていたのですが、カラーの場合どうしてもビジュアルや写真がメインになり、パラパラとめくって、ただ眺めただけで終わってしまいます。月刊で700円払っていただいていますので、一度読んで終わりではなく、一か月間じっくり楽しんでいただけるコンテンツ作りを目指したいという思いから、2016年11月号よりモノクロページを導入しました。
文章メインの「読む」コンテンツを増やすことで、読者の滞在時間を増やし、満足度を深めたいと思っております。

モノクロページは現在16ページあり、作家の林望さんや「国家の品格」の藤原正彦さん、言語学者の金田一秀穂さん、荒俣宏さんらに連載をお願いしていただいております。

Q.雑誌作りにおいての考えや気を付けていることはございますか?

創刊時(1989年)は、最新の情報や流行を載せることが雑誌界の主流でした。
「こんなお店がオープンしました」、「いまこんなものが流行っています」などです。

しかし「サライ」は逆に、新しいものを一切載せず、古くからあるものだけを掲載しました。
新しい店は、水泡のように次々と生まれて、次々と消えていく。その中にあって、100年、200年と続いている老舗こそホンモノであり、真に掲載すべき情報である、という発想です。

創刊当時はシニアをターゲットとしていこうという意識は全くなく、シンプルに、古くからある良いモノ・コトを紹介するということがコンセプトでした。当初はいわゆる「アラサー」「アラフォー」のOLさんが、電車の中で「サライ」を読んでいるのをよく見かけたものです。今でも基本は変わっておらず、シニア向け雑誌という意識では作っていません。

現在は女性誌でも伝統や文化の記事が増えたので、「サライ」読者は男性シニア層の比率が高くなりましたが、歳をとっていても、年齢で行動や趣味を制限しない人が多い傾向があります。
そのため、「シニアだから何々」、「シニアだからこういうネタが受けそうだ」という記事にならないように気を付けています。「趣味や楽しみに年齢は関係ない」ということを踏まえて、“生きることを楽しむ”という記事づくりをしていった結果、シニア層の読者が多くなっていったのです。

健康法なども、高齢者にしか通用しないような記事は組まないですし、病気の話題も扱いません。
健康はあくまでもより楽しく生きるための手段であり、人生を楽しむために健康でいようという考え方です。
つまり趣味も、健康に気を使うということも、すべてはより楽しく生きるための手段なのです。
例えば2016年12月号の特集「書を愉しむ」もそうです。趣味として本格的に入門するというより、エッセンスを少しかじって年賀状に取り入れてみるくらいの心持ちでいいのです。

シニア 媒体

Q.現在そしてこれからのシニアマーケットについて何かお考えはありますか。

まだ顕在化していませんが、今後年金問題などから貧富の二極化が進むと思います。
この数年でというわけではないと思いますが、今現在の「サライ」の読者ターゲットは趣味にアクティブな中流家庭を想定していますので、「数十年後に、読者はいるのか」という懸念があります。

また、お金が極端にない人とある人に分かれると、可処分所得がないと趣味も持てず、アクティブになれないため、その頃にはアクティブシニアという概念自体が成り立つのかという懸念もあります。とは言っても、サライの読者は値段が高くても良いものは買うという人たちですので、そこまでまだ深刻には捉えていませんが…。

Q.「サライ」読者のようなアクティブシニア層にものを買ってもらうにはどのように?

「サライ」は隔月で通販カタログ「大人の逸品」が付いているのですが、売れる商品の傾向から見ると、単なる「高級感」だけでは読者は動かないと感じます。
商品に物語や歴史があり、価値の裏付けがあり、自分の価値観に合致する商品にお金を出すようです。一生使うものであれば価格が高くても買ってくれますね。

実例で言うと、ライカのデジタルカメラは一台10万円ほどの価格にもかかわらず、約一年半で300台ほど売れています。この冬に売り出した、京都の大徳寺でお坊さんが実際に着ている作務衣は、大徳寺の格の高さや歴史と、作務衣という人気商品でよく売れています。

Q.サライ読者に響きそうな商品はどのようなものでしょうか。

やはりこちらも一時の流行でない、歴史や伝統を感じさせるものや物語性があるものです。
あるウォーキングシューズの誌面タイアップを行った際、歩きやすいという商品特長を「サライ」流に紹介したのですが、ウォーキングに興味がある読者が多いということもあり、記事広告掲載後、百貨店での売り上げが三倍ほどになったと聞きました。
商品の機能やコンセプトとうまく合致すると、購買力のある読者だけに、大きな広告効果が見込めると思います。

また、レナウンのアクアスキュータムというブランドも毎年タイアップ広告をいただいておりますが、読者からの支持が非常に高いです。第一次世界大戦時にトレンチコートを世界で初めて作ったという、歴史と伝統あるブランドです。ここにもやはり支持されている理由として、信頼性と歴史的な面での正統性と、「英国王室御用達」というところがあるかと思います。

創刊時から、日本の伝統、文化や古くからあるお店などを紹介して支持されていることもあり、「老舗」「歴史」「伝統」「物語」「職人」などがサライ読者に響くキーワードです。


サライ.jp:http://serai.jp/


 

シニアライフ総研®では、シニア向けメディアページ内でご紹介している各メディアの中から、特におすすめのシニア向けメディアについて、メディア担当者へのインタビューを通じて、ターゲット属性や人気コンテンツ、出稿事例などを掘り下げ、ご紹介いたします。

日本カーライフアシスト株式会社『「高齢者講習」サンプリング』
きょうかのばあば氏  
菅原京香氏
株式会社小学館
『サライ』第2回

高齢者の関与する消費トラブルの相談は約20万件

全国の消費生活センターに寄せられた契約当事者が70歳以上の相談件数は、2008年から増加傾向にあり、2012年には20万件を超えました。2013年は195,480件となり、前年より減少に転じましたが、依然として20万件近い相談が寄せられています。

また、2014年度に70歳以上の高齢者から寄せられた相談を販売方法・手口別にみると、電話勧誘販売が35,951件(18.4%)、次いで家庭訪販が25,877件(13.2%)となっています。

 

シニア 生活 高齢者 生活 シニア 実態 高齢者 実態

 出典: 国民生活センターホームページ「高齢者の消費者被害」(2015年5月末日までの登録分)より内閣府作成

 


住宅火災における死者数は約70%が高齢者

65歳以上の高齢者の住宅火災による死者数(放火自殺者等を除く)についてみると、2014年は699人となっており、前年より微減、また、全死者数に占める割合は69.5%となっている。



高齢者 生活 シニア 生活 高齢者 実態 シニア 実態

出典: 消防庁「2014年(1月~12月)における火災の状況(確定値)」

  

養護者による虐待を受けている高齢者の約70%が要介護認定

2014年度に全国の1,741市町村(特別区を含む)で受け付けた高齢者虐待に関する相談・通報件数は、養介護施設従事者等によるものが1,120件で前年度(962件)と比べて16.4%増加し、養護者によるものが25,791件となり、前年度(25,310件)と比べて1.9%増加しました。また、2014年度の虐待判断事例件数は、養介護施設従事者等によるものが300件、養護者によるものが15,739件となっています。養護者による虐待の種別(複数回答)は、身体的虐待が66.9%で最も多く、次いで心理的虐待(42.1%)、介護等放棄(22.1%)、経済的虐待(20.9%)となっています。

養護者による虐待を受けている高齢者の属性を見てみると、女性が77.4%を占めており、年齢階級別では「80~84歳」が23.8%と最も多い。また、虐待を受けている高齢者のうち、67.1%が要介護認定を受けており、虐待の加害者は、「息子」(40.3%)が最も多く、次いで、「夫」(19.6%)、「娘」(17.1%)と続いている

 

養護者により虐待を受けている高齢者属性(性別/年齢/要介護認定申請状況/
要介護状況区分/虐待者との同居の有無/虐待者との続柄)

シニアマーケットー高齢者出典: 厚生労働省「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する
法律に基づく対応状況等に関する調査結果」(2013年度)

                        

記事作成:2017年2月

 


 
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