お盆に帰省する人は4割弱、親の年齢が80代以上で帰省率が低下

 

帰省時の生活音の困り事は『テレビの音量』が最多

 

「100年のスピーカーの歴史」に聞こえにくさの解消という新しい視点を提示し、特許技術「曲面サウンド」をもってサウンド領域に新たな価値と可能性を提供する株式会社サウンドファン(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:山地浩、以下:サウンドファン、以下「当社」)は、30代以上の男女431名に、今年のお盆の帰省に関する調査を実施し、その結果を発表いたします。

 

 

 

◆調査概要

調査期間:2024年6月27日〜7月4日

アンケート対象者:30代以上の男女

有効回答:431名

回答者の分布(下図)

 

*株式会社プラスアルファ・コンサルティング提供 テキストマイニングツール『見える化エンジン』調べ

 

 

◆今年のお盆に帰省する人は4割弱、親の年齢が上がるにつれ帰省しない人が増加

 

「Q.今年のお盆は帰省しますか?」とお聞きしたところ、全体の37.4%の方が、「帰省する」と回答しました。

 

 

 

親の年齢別に見てみると、年齢が上がるにつれて「帰省しない」と答える方が増え、80代以上では49.1%が「帰省しない」と回答して「帰省する」を超えました。

 

*40代以下の方の結果は回答数が8名と少数のため、上記グラフには反映していません。結果として、8名全員が「帰省しない」を選択しました。

 

 

◆帰省時に気になる生活音は「テレビの音」が最多。続いて「いびき」「足音・話し声」

 

「帰省する」方に、帰省時の生活音で気になることを聞いたところ、最多回答が「テレビの音」に関すること、続いて「いびき」「足音」「話し声」となりました。

 

 

 

「テレビの音」に関する困りごとコメント(抜粋)

・確かにテレビの音はすごく大きいです。あまりいうと怒りそうだし、言わないようにしていますが。(回答者50代、親80代)

・テレビの音がかなり大きく、そのせいか声も大きいので会話していてとても疲れる(回答者40代、親70代)

・テレビの音が大きくうるさい、子どもの寝かしつけ時に話し声が聞こえてうるさい時がある(回答者30代、親60代)

 

 

◆まとめ

 2024年のお盆の帰省に関して調査した結果、全体の約4割の方が帰省を予定されていることがわかりました。親の年代別にみていくと、親が50代〜70代までは「帰省する」方が「帰省しない」方を上回っていますが、80代以上になるとそれが逆転して「帰省しない」の方が多くなることがわかりました。

また、帰省時の生活音の悩みについては「テレビの音」に関するものが最多となりました。

 

年末年始やお盆に帰省した際、親の生活の変化に気がつく方もいます。その中でも、「テレビの音量が大きくなってきた」という声は多く、今回の調査でもそれが明らかになりました。テレビの音量を大きくしているご本人は、音量が大きいことを自覚できず、知らないうちに音量レベルが上がっていることがあります。また、音量を上げても言葉が聞き取れず、テレビの内容をしっかり理解できないケースもあります。外出が難しくなるとテレビが社会との接点になることもありますし、災害時の情報をテレビで確認する方も多く、テレビの言葉がしっかり聞こえる環境を整えることは重要と考えます。

 

ミライスピーカーは、テレビの音量を上げずに言葉をくっきりさせるスピーカーです。これまで加齢により聞こえにくくなってきた方を中心に、テレビ視聴を快適にする用途で多くの方に支持され、累計販売台数が25万台を突破しました(2024年5月末時点)。さらに、全国の家電量販店やECサイトから収集した実売データランキング「BCNランキング」のスピーカー部門にて、2024年5月/6月の2ヶ月連続で機種別販売数量No.1を獲得いたしました。

 

ミライスピーカーとテレビ接続は、イヤホンジャックに音声ケーブルを差し込むだけで簡単です。そのため、機械操作が苦手な遠方のご両親へのプレゼントとしても安心して選んでいただけます。帰省時にテレビの大音量が気になった方に、ミライスピーカーの活用をお勧めします。

*ミライスピーカーの「聞こえ」には個人差があります。

 

 

◆「ミライスピーカー」製品ラインナップ

 

 

ミライスピーカー・ミニ

テレビの音量上げずに、言葉がくっきりコンパクトモデル
▼製品紹介ぺージ

https://shop.soundfun.co.jp/Landing/Formlp/miraispeaker_home.aspx

 

 

【型式】コンパクト型アンプ内臓曲面サウンドスピーカー

【スピーカー形式】新開発ハイブリッド方式曲面振動板スピーカーユニット(特許取得済)

【周波数特性】180Hz〜20kHz(総合特性)*参考値

【アンプ出力】15W(MAX専用設計デジタルアンプ駆動)

【入力/入力感度】3.5㎜ステレオミニジャック

【使用環境】温度-10℃〜+40℃多湿環境での使用は避けてください。

【サイズ】W90mmxH154mm(最大突起含)xD200mm

【重量】約0.6kg(電源アダプター約100g別)

【電源】付属品 電源アダプター使用(DC  IN 12V 1.5A)

【付属品】電源アダプター×1音声ケーブル(2m)×1(両端3.5㎜ステレオミニプラグ) 取扱説明書類 ×1 別紙「ミライスピーカーをより快適にご使用いただくために」×1

 
 
 

 

ミライスピーカー・ステレオ

テレビの音量上げずに、言葉くっきり

ドラマや映画が臨場感をもって楽しめる
▼製品紹介ぺージ
https://shop.soundfun.co.jp/Landing/Formlp/miraispeaker_stereo.aspx

 

 

【型式】コンパクト型曲面サウンドスピーカーシステム(ステレオアンプ内蔵)

【スピーカー形式】新開発ハイブリッド方式曲面振動板スピーカーユニット(特許取得済)

【周波数特性】150Hz〜20kHz(総合特性)*参考値

【アンプ出力】実用最大出力15W×2(ステレオ)

【入力/入力感度】①光デジタル入力②3.5㎜ステレオミニジャック

【使用環境】温度-10℃〜40℃多湿環境での使用は避けてください。

【サイズ】W542mmxH87mmxD160mm

【重量】約1.7kg(ACアダプター約120g別)

【電源】付属品ACアダプター使用(DC IN 12V 2A)

 【付属品】ACアダプター×1光デジタルケーブル(1.5m)×1 音声ケーブル(1.5m)×1(両端3.5㎜ステレオミニプラグ) 専用リモコン×1 リモコン用電池単三×2 取扱説明書類×1

 

各製品や曲面サウンドについて、詳しくは以下サイトでご確認ください。
日本サイト:https://soundfun.co.jp/
米国サイト:https://soundfun.net/

 

 

・”音”そのものを変換する新技術 「ミライスピーカー®」独自の『曲面サウンド』とは

従来のスピーカーの振動板は、円すい形であるのに対して、「ミライスピーカー®」の振動板は、平板を湾曲させた形状となっています。この曲面振動板から発せられる曲面サウンドが、広く遠くまでハッキリとした音声を届け、言葉の「聞こえ」にお困りの方をサポートします。

 

 

・従来のスピーカーとの“音波”の違い

可視化が難しい音波ですが、ミライスピーカーの特有の音波がなぜ生まれるのか、東京都立大学・大久保准教授の協力により、振動板の動きからシミュレーション解析を行いました。従来のスピーカーとは異なり、高音域において、広範囲にしっかりと音を届ける音場がつくられることが確認されました。今後も、スピーカー100年の歴史を変える『曲面サウンド』の音について研究を続けてまいります。

 

 

 

<会社概要>

会社名:株式会社サウンドファン   https://soundfun.co.jp/ 
本社:東京都中央区東日本橋2丁目22番1号クロスシー東日本橋ビル8階
設立:2013年10月7日

代表取締役社長:山地 浩
資本金: 50,000,000 円 (資本準備金含む:100,000,000円)
事業内容:テレビ等の音声を聞こえやすい音に変換するテクノロジー「ミライスピーカー®」の開発・製造・販売

 


関連記事

内閣府より発表される『高齢社会白書』を元に、具体的な数字を交えてながら
シニアマーケットについて、テーマ別にご紹介します。
シニアマーケットをマクロ視点で捉える際にお役立てください。

 


更新:2023/11/8

 

2022年現在、県別の高齢化率で最も高いのは秋田県38.6%、最も低いのは東京都22.8%

2022年現在の高齢化率は、最も高い秋田県で38.6%、最も低い東京都で22.8%となっています。今後、高齢化率は、全ての都道府県で上昇し、2045年には、最も高い秋田県では50.1%となり、最も低い東京都でも、30%を超えて30.7%に達すると見込まれています。また、首都圏において、埼玉県の高齢化率は、2022年の27.4%から8.4ポイント上昇し、2045年には35.8%に、神奈川県では25.8%から9.4ポイント上昇し35.2%になると見込まれるなど、今後、日本の高齢化は、大都市圏を含めて全国的な広がりを見ることとなりそうです。

 

都道府県別高齢化率の推移

 

2022年は総務省「人口推計」、2045年は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(2018)年推計)」

 

さらに、2015年を基準年として、都市規模別に65歳以上人口の推移を見ると、都市規模が大きいほど65歳以上人口は増加する見込みとなっています。一方で、人口5万人未満の都市では、2020年をピークに65歳以上人口は減少し、2035年には2015年時点よりも減少する見込みとなっています。

 

 

都市規模別に見た65歳以上人口指数(2015年=100)の推移

 

 

出典:内閣府『令和5年版高齢社会白書』

お問合せいただき誠にありがとうございます。

お問い合わせ内容に対しましては、弊社担当者からご連絡差し上げますので、 今しばらくお待ちくださいませ。 尚、お問合せには、2営業日以内にご返信致しますが、 万が一連絡がない場合、大変御手数ではございますが、 ルーツ・オブ・コミュニケーション株式会社(TEL:03-3553-7878)までご連絡をお願い致します。

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シニア向け新築マンション分譲事業などをおこなっている株式会社フージャースケアデザイン(本社:東京都中央区、代表取締役社長:大久保将樹)は、入居者の50代〜80代の男女216名を対象に、新型コロナウイルス(COVID-19)(※ 以下、コロナと記載)の感染拡大から約1年半経過し、健常で比較的時間にも経済面にも余裕がある高齢者が実際にどのような生活を過ごしているか、主に消費や活動の観点で実態調査を実施いたしました。

[調査概要]

  • 調査の方法 : 紙アンケート直接投票
  • 調査の対象 : シニア向け分譲マンション入居者
  • 有効回答数 : 216名(平均年齢78歳・男女比 3:7)
  • 調査の期間 : 2021年5月19日(水)〜28日(金)

01. 買い物について

01

日常の買い物について、来店回数については平均は2.36回(加重平均/週)。週1・2・3回が各約25%となっております。
コロナ前との比較においては「減った」という回答が63%となっており想像通り影響は大きいです。一方で26%の方が「増えた」と回答しています。
外食などが困難となり、家庭内での食事の食材調達などが影響していると思われます。


02. 友人家族との交流について

コロナ禍での友人との交流

02-1

コロナ禍での家族との交流

02-2

友人との交流を調査すると、お出かけは「減った」が94%と大きく減少しています。
メール・LINEは

  • 「増えた」69%
  • 「減った」24%

と実交流の代替として機能しているものの、電話での交流は

  • 「増えた」47%
  • 「減った」46%

と拮抗しています。

実のお出かけでの交流の大きな減少に影響して、行き先を決める、約束をする、感想などを共有するなどの行為も減少していると想定され、関係性の希薄化、社会関与の低減にも影響が出ている可能性があります。

家族との交流も比較的似た結果となっています。

  • お出かけは「減った」が90%
  • メールLINEは「増えた」62%、「減った」28%
  • 電話は増えた「50%」、「減った」43%

となりました。友人に比べて影響は若干小さいものの、類似の傾向となっています。


03. 通信手段について

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ネットショッピングは53%が利用せず、47%が利用しています。
「増えた」が41%、「減った」が2%、「変わらない」が4%となっており、圧倒的な増加傾向が見られます。
コロナを機会に利用を開始した層もいるのではないでしょうか。

贈答品(お中元・お歳暮等)についてもネット経由が16%(※)となりました。
参考までにスマートフォンの所有率も調査しましたが、76%が所有しており、実に4人に3人がスマートフォンユーザーとなっています。

※ 回答者の内、贈っていない、未回答を除く割合

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動画配信サービスについては利用率が約3割。利用する人の内、YouTube利用割合が84%と圧倒的に高いです。
次点がアマゾンプライム19%、Netflix10%とサブスクリプションサービス利用者も一定数います。

健常高齢者の内、サブスク利用者は1割程度の模様です。
生産年齢世帯の動画配信(サブスク)利用率が3~4割程度と比較すると、低利用率ではありますが、スマホ・タブレット機器等の普及も高齢者が遅れて普及した事も鑑みると、時間や経済面に余裕のある高齢者のこれからの利用増加は十分に可能性があると思われます。


04. おうち時間の充実について

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食費についてはコロナ前後で

  • 「増えた」23%
  • 「減った」18%

と大きな傾向はありませんでした。
「変わらない」が59%となっています。
外食が減ったことを考えると、「減った」割合が想定より少なかったです。
一方で「増えた」も23%となっており、コロナでの限定された生活において食事にかける費用を増やす人も一定数いました。

コロナ禍での具体的な活動については、増加したものが、

  • 1位:TV(48%)
  • 2位:読書(31%)
  • 3位:運動(22%)
  • 4位:睡眠(20%)
  • 5位:趣味(14%)

となりました。基本的には一人で行える活動が増えたという結果となっています。


05. 1年以内に購入した高額な買い物について

05-1

金額については、上記の通りとなっています。
品名毎に記すと、

  • 衣服 : 12件
  • TV : 9件
  • 車 : 7件
  • 冷蔵庫 : 6件
  • 掃除機 : 4件

となりました。累計で整理してみると、家具家電54件と有効回答の5割弱が購入しています。
おうち時間の充実については、高齢世帯でも同様の傾向があります。


会社概要
株式会社フージャース ケアデザイン
https://www.hoosiers.co.jp
現在、7物件を運営、2物件を分譲中(2021年6月末現在)

所在地 : 〒103-0022 東京都中央区日本橋室町四丁目3番16号 柳屋太陽ビル2階
設立日 : 2015年7月1日
資本金 : 400百万円
代表者 : 代表取締役社長 大久保 将樹
事業内容 : シニア向け新築マンション分譲事業、シニア向けマンション管理・運営事業、介護保険事業

新感覚カードゲーム『懐話ふだ』

株式会社明成孝橋美術 企画営業部 薮内様

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Q.今回のシニアライフ総研ビジネスアワードで受賞された商品/サービスの概要やコンセプト、こだわり等をお教えください。

『懐話ふだ』は、思い出話を楽しみながら手軽に“回想法”に取り組める新感覚カードゲームです。カードのお題に沿った思い出話をすることで脳を活性化させ、認知症のリハビリテーションにつながります。トランプの神経衰弱に近いルールなので、少人数でも遊びやすく、カードの組み合わせによってさまざまなトークをすることができます。

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Q.シニアに向けた商品・サービスを販売・提供開始するに至った理由・きっかけは何だったのでしょうか?

はじめは学生と企業がコラボして商品を開発するビジネスコンテストに参加したことがきっかけでした。その中で法政大学の西川英彦・本條晴一郎ゼミに所属する学生チームが、メンバーのご家族に認知症の当事者の方がいらっしゃることから、脳トレやリハビリテーション要素のあるカードゲーム『懐話ふだ』を提案いたしました。学生チームには「社会課題を解決する印刷製品」をテーマとして伝えていましたので、必ずしもシニア向けの商品である必要はありませんでしたが、少子高齢化・認知症患者の増加など、介護福祉現場が抱える様々な問題の解決は当社のテーマに沿っていると判断し、『懐話ふだ』プロジェクトがスタートいたしました。

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Q.具体的にどういったシニア層をターゲットにされているのでしょうか?

当初は老人ホームやデイサービスなどの介護福祉施設等でレクリエーション(介護レク)に利用していただくことが主な目的でした。しかし、プロジェクトが本格的にスタートしてから間もなく新型コロナウイルスの感染拡大により、施設等で大人数での介護レクが自粛されるようになりました。そこで、カードのお題やルールをブラッシュアップし、ご家族全員で楽しんでいただけるようなカードゲームとして販売を開始し、現在では個人の方に購入していただく機会が増えています。

 

Q.ターゲットとのコミュニケーションはどうやって取っていますか?またコミュニケーションの中で感じる課題は何かありますか?

商品化までは、実際に介護福祉の現場で働く方々にいただいたご意見をもとに、より遊びやすいカードゲームになるよう何度も試作を重ねました。『懐話ふだ』はECサイト以外の販路がございませんため、現状はシニア層に直接コミュニケーションを取ることが難しい状況です。幅広い世代の方に『懐話ふだ』を知っていただけるよう、企業研修や教育現場での活用を提案するオンラインイベントを計画中です。

 

Q.今後はどんな商品・サービスを開発・付加されたいでしょうか? 

当社の主力事業は、化粧品や健康食品のパッケージのデザイン・印刷加工です。美容健康業界のお客様とのお取引で培ったパッケージ印刷技術を活かして、社会が抱える様々な問題を解決できたらと考えています。また、前述のビジネスコンテストで生まれた新商品のプロジェクトも進行中ですが、『懐話ふだ』プロジェクトも引き続き進行してまいります。

 



株式会社明成孝橋美術 http://www.ideapot.co.jp/
特選ニュースURL http://seniorlife-soken.com/archives/20676

創業大正十五年 蓼科 親湯温泉

合資会社親湯温泉 代表取締役社長 柳澤 幸輝様

蓼科倶楽部ユニバーサルデザインタイプ

 

Q.今回のシニアライフ総研ビジネスアワードで受賞された商品/サービスの概要やコンセプト、こだわり等をお教えください。

当社はシニアにも使いやすい環境作りに力を入れており、2019年の客室リニューアル工事では、スイートルーム客室「蓼科倶楽部」の一部を幅広い方にご利用いただけるユニバーサルデザイン客室に改装しました。同時にベッドタイプの客室も新たに15部屋新設し、ベッドタイプの客室には全て手すりを設置しました。今後より多くのシニアのお客様に蓼科親湯温泉を使いやすくご利用いただけるよう今回和室タイプの客室にも手すりを設置し全客室に手すりをご用意致しました。

ユニバーサルデザイン客室の入り口はフラット、またはスロープになっており車椅子の利用も可能です。それに加え、トイレとお風呂には必ず手すりが付いています。トイレの手すりは縦に掴める手すりと横に掴める手すりを組み合わせ、位置などにも配慮をし、実際に手すりを利用するお客様のお声を参考に設置しました。また客室は蓼科親湯温泉と関わりの深い文人達をイメージしたデザインで機能性だけでなく雰囲気も愉しめるのがポイントです。

2種類の手すりがあるユニバーサルデザイン客室のトイレ

2種類の手すりがあるユニバーサルデザイン客室のトイレ

 

Q.シニアに向けた商品・サービスを販売・提供開始するに至った理由・きっかけは何だったのでしょうか?

明治、大正、昭和史を彩るあまたの文人たちが創業大正十五年 蓼科 親湯温泉にお越しになり、多くの作品が生まれました。文人との関わりから、以前より岩波文庫の回廊を設置し、リニューアル時には3万冊の蔵書ラウンジや親湯温泉と関わりのある10人の文人たちをイメージした客室「蓼科倶楽部」を新設しました。当館のある蓼科温泉は楽天トラベルの「2019年 シニアに人気の温泉地ランキング」で2位を獲得するほどのシニアに人気の温泉地です。また以前より大浴場を畳敷きにしており、滑りにくく滑っても怪我しにくいことからシニアのお客様からお問い合わせも多くいただいておりました。そういったお客様によりご快適にお過ごしいただけるよう、ユニバーサルサービスの一環としてリニューアルの際にユニバーサルデザイン客室の新設や手すりの設置、ベッドタイプ客室の増室を行いました。また旅館の寛ぎを残し、ホテルの快適さを取り入れるため、和室のお部屋にベッドを配した客室もご用意し、シニアのお客様の使いやすさを考えリニューアルを行いました。

 

Q.具体的にどういったシニア層をターゲットにされているのでしょうか?

蓼科山の大自然の懐に抱かれた当館には、3万冊の蔵書ラウンジや岩波文庫の回廊、そして親湯温泉と関わりのある10人の文人たちをイメージした客室「蓼科倶楽部」など当館と文人たちの繋がりを表現するスペースがございます。その他にもプライベートを尊重した大人の寛ぎを味わえる個室レストランや貸切露天風呂も利用が可能です。日常の喧騒から離れ、新鮮な空気の中、大人の寛ぎを求めた文学好きのシニアの方にお愉しみいただける宿です。そしてユニバーサルデザイン客室やユニバーサルサービスの提供、畳敷きの大浴場のご用意もございますので、普通の宿では不便を感じる事情をお持ちのシニアの方が、不便なくご利用いただける環境を目指しております。

3万冊の蔵書Lounge&Bar

3万冊の蔵書Lounge&Bar

 

Q.ターゲットとのコミュニケーションはどうやって取っていますか?またコミュニケーションの中で感じる課題は何かありますか?

ご滞在中のお客様とコミュニケーションを取る際、そのお客様のペースに合わせて話すペーシングを大事にしております。またご利用いただいたお客様にご滞在中のご感想を伺うようにしております。特に当館のユニバーサルデザイン客室やベッドのお部屋、オストメイト対応の多目的トイレについては使い勝手はどうだったか、ベッドの高さはちょうどよかったかについてのご意見を社内で共有し、こういった実際に利用されるお客様の声をもとに、さらなる快適な滞在を提供できるよう改善を行っております。

 

Q.今後はどんな商品・サービスを開発・付加されたいでしょうか? 

当館では創業100周年に向けて、100周年カウントダウンプロジェクトと称したリニューアルを2016年より毎年行なっております。今回シニアライフ賞に選ばれた館内リニューアルもそのプロジェクトの一環です。今後もその一環としてよりしてよりご快適にお過ごしいただくためのリニューアルなどのイベントを行うと同時に、幅広いお客様が平等に使いやすく感じるようなユニバーサルサービスを磨いていきたいと思っております。そのために様々なお客様の意見を伺い、今後のサービス改善に生かしていきたいと思っております。

 



創業大正十五年 蓼科 親湯温泉 https://www.tateshina-shinyu.com/
特選ニュースURL http://seniorlife-soken.com/archives/16423

 

2020年5月13日(金)の読売新聞の『[シニア]魅力アップ<4>聞き上手 人間関係広げる』にて、シニアライフ総研のコメントをご掲載いただきました。※画像をクリックし拡大して記事をご覧ください。

 

2020年5月13日読売新聞

 

シニアライフ総研への取材等に関しましては、お気軽にお問合せください。

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