「アラウンド70歳(団塊世代)実態調査」人生100年時代
健康寿命を延ばすことを目標に活動するキューサイ株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:神戸聡)「100歳まで楽しく歩こうプロジェクト」(http://100aru.com/)は、本プロジェクトの認知と理解を広めるための強化月間(キューサイ100ある月間:2018年2月25日~4月25日)にアラウンド70歳(団塊世代)の実態調査を実施いたしました。
※【キューサイ調べ】
【調査結果まとめ】
【1】アラウンド70歳の実態 カラダ編
◇今後の人生において不安なこと 男女ともに第1位は「自分や家族の健康」 65%以上
◇女性より男性の方が現時点では健康上の不調を感じている
◇不調を感じる一方、男性は6割しか健康維持の運動を行っていない
【2】アラウンド70歳の実態 ココロ編
◇普段心がけていること 男女ともに第1位は「楽しみを見つけること」 6割以上
◇今後チャレンジしたい趣味 男女ともに第1位は「パソコン・インターネット」、2位「旅行・観光」
●アラウンド70歳のリアルボイス 息子・娘世代へアドバイス
●調査総括
【1】アラウンド70歳の実態 カラダ編
◇今後の人生において不安なこと 第1位は「自分や家族の健康」 65%以上
『今後の人生において不安なこと』を聞いたところ、「自分や家族の健康」と回答した方が男女ともに65%以上でした。また、男性は「生活費など経済的なこと(男性50%、女性41%)」「配偶者に先立たれた後の生活(男性38%、女性32%)」「今後の住まい(男性28%、女性25%)」など現実的な生活に対する不安が女性より高く、女性は「楽しみや生き甲斐を無くすこと(男性23%、女性36%)」「頼れる人がいなく孤独な暮らしになること(男性19%、女性34%)」など精神面に関する不安が男性より高い傾向が伺えました。
◇女性より男性の方が現時点では健康上の不調を感じている
『現在感じている健康上の不調』について聞いたところ、男女ともに「1位:体力の低下、疲れやすい(男性52%、女性44%)、2位:肩こり・腰痛・関節痛(男性41%、女性34%)、3位:歯や歯茎の不調(男性31%、女性27%)」という結果で、上位3項目に対して男性の方が不調を感じていることが分かりました。また、トップ10を比較しても、女性の平均値が21.8%であることに対し、男性は23.9%と男性の方が総じて現在健康上の不調を感じていることが明らかになりました。なかでも、「4位:高血圧」は男性36%、女性17%と特に大きな差が見られました。
◇不調を感じる一方、男性は6割しか健康維持の運動を行っていない
『現在健康維持のために行っていること』について聞いたところ、健康維持のために運動を行っている女性が8割に対し、男性は6割。また、女性の7割が健康維持のために積極的にテレビや新聞を見ており、情報にアンテナを張る様子が伺えました。男性より女性の方が意識的に健康維持に取り組んでいるようです。
【2】アラウンド70歳の実態 ココロ編
◇普段心がけていること 男女ともに第1位「楽しみを見つけること」
『気持ちの面で普段心がけていること』について聞いたところ、男女ともに6割以上の方が「楽しみを見つける、興味をもつ」ことを意識していることが明らかになりました。また、約半数の方が「感謝の心をもつ」「くよくよしない」等の回答をされ、前向きな心の持ち方で日々を過ごされている姿が浮かびます。「新しいことに挑戦」については、女性の方が意欲が高く、男性の2倍以上の差が見られました。
◇今後チャレンジしたい趣味 男女ともに第1位「パソコン・インターネット」
『今後チャレンジしたい趣味』について聞いたところ、男女ともに7割が「パソコン・インターネット」という回答でした。インターネット普及率が高まる中、変化する時代に対応する柔軟な考えをもち、新しいことにチャレンジしようとするアラウンド70歳の意欲が伺えました。また、「旅行・観光」「散歩」「園芸・家庭菜園」等、時間を使いながらゆったりと楽しむ趣味への関心も高いようです。
●アラウンド70歳のリアルボイス 息子・娘世代へアドバイス
アラウンド70歳の方に『50歳の時の自分に声をかけるとしたら、どのようなアドバイスがしたいか』を聞いたところ、「1位:しっかり貯蓄、2位:無理をしない、3位:何事にもチャレンジ」の声が多く挙がりました。
~実際に挙げられた声~
◆しっかり貯蓄
「お金は大切。生活設計きちんとしよう」(70歳/女性)
「お金は貯めるに越したことはない」(70歳/女性)
「無駄遣いせず貯蓄に励め。酒、煙草は控え目にしなさい」(70歳/男性)
◆無理をしない
「無理はしないこと。体壊すよ。休みの時はきちんと休んで」(70歳/女性)
「一人で必死になるな。もっと肩の力を抜いたらどうだ」(68歳/男性)
「無理はするな。ストレスを溜め込まないように」(71歳/男性)
◆何事にもチャレンジ
「今の若いうちにしておきたいことをしたらいいよ。これからの人生で今が一番若いんだよ」(72歳/女性)
「もう年だからと何もしないのはもったいないよ。趣味を持ちなさい。まだまだ冒険できる年齢なんだから」(69歳/女性)
「冒険して他人と違うことをせよ。オンリーワンを目指せ」(68歳/男性)
●調査総括:「人生の先輩方の声は、“100年時代”を生きる大切なヒント」
今回のアラウンド70歳の実態調査を通して、アラウンド70歳の方々がとても前向きで新しいことへの挑戦意欲をお持ちの一方、将来に対する不安や健康上の不調を感じられている様子が伺えました。近年は70代まで働く方も多くいらっしゃいますが、一般的に退職年齢は65歳。アラウンド70歳の方にとって、退職後に数年経過したこのタイミングはカラダの面でもココロの面でもこれからの人生を考える時期かと思います。
弊社が毎年実施している100歳100人実態調査には、これからを楽しく健康に生きる秘訣が沢山つまっていますので、100歳まで楽しく歩ける人生に向けてお役立ていただければ幸いです。また、若い世代の方々には、100歳やアラウンド70歳という人生の大先輩の言葉を、“人生100年時代”を歩むうえでのヒントとしていただければ嬉しく思います。
【調査概要】
・調査時期:2018年3月28日(水)~4月2日(月)
・調査地域:全国
・調査方法:WEB調査
・調査主体:キューサイ株式会社「100歳まで楽しく歩こうプロジェクト」
・調査実施:株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント
・調査対象:68~72歳の男女200名
【100歳まで楽しく歩こうプロジェクト概要】 公式サイト: http://100aru.com/
人々の健康と幸せを想い、ケール青汁を製造・販売して35余年、ヘルスケア・スキンケア事業に取り組み、2016年に本プロジェクトを発足させました。日本は高齢化社会の先進国であり、2060年には人口の4人に1人が75歳以上になるという推計もあります(※)。これから先、医療費や介護費用の大幅な増加も予測され、「自らの健康は自ら維持しなければいけない」という時代を迎える中、「健康寿命」の延伸が長寿大国といわれる日本の取り組むべき課題だと考え、「健康寿命を100歳にする」ことを目指し、社員一丸となって社内外へ向けて取り組んでまいります。
「100歳まで楽しく歩こう」プロジェクトロゴ