2017.12.08 自己破産するシニアが増えている意外な原因
自己破産をする高齢者が増えているという記事を目にしました。
2016年の自己破産の申し立てが6万4000件を超え、13年ぶりに増加に転じた。かつて、多重債務は無計画な若い世代の問題とされていたが、最近では働き盛りの中年や退職したシニアが、カードローンなどをきっかけに自己破産に陥るケースが目立つといいます。
これまでは、30代~40代など、クレジットカードの返済などに困り、自己破産するケースが多かったところが、最近は高齢者の自己破産も増えてきたという内容です。
退職・失業、そして、年金生活、病気などをきっかけにそのような問題が顕在化するとありました。
住宅ローンや、カードローンも毎月収入があれば、返済できていたものが、何らかの事情が起こり、収入が減ったり、なくなったりで、返済できなくなり、借金が増える。そして、返せなくなり、「自己破産」というケースです。
契約当事者が70歳以上の消費相談件数がこちらです。
ここ数年は減少していますが10年前と比べると増えている状況です。
過去の住宅ローンを老後に引きずって高齢になって自己破産する、というのは経済的なことはもちろん、精神的には非常につらいと思います。
老後を見据えて無理なローンを組まない、収入に見合った生活水準にすることが重要だと感じました。