人口減少・少子高齢社会の手助けになり得る機能性シャツ

2023/2/14

日光市の特別養護老人ホームで実証実験へ

栃木県日光市と、 身体機能改善の研究・商品開発を行う株式会社りらいぶ(旧(株)身体機能研究所)(宮城県仙台市)=下記、 (株)りらいぶ=は2023年1月、 日光市が抱えている人口減少、 少子高齢化社会の課題を解決すべく、 市内の「特別養護老人ホームきびたき荘」に勤める14名の介護施設職員を対象に、 身体機能へのアプローチを目的とした機能性Tシャツ「リライブシャツ」を1週間着用し変化を測る実証実験を実施します。

日光市における高齢化率は全国や県の平均を上回っている状況に加え、 2040年には生産年齢人口と老年人口が逆転すると推計されており、 介護従事者の不足が喫緊の課題となっています。 このたび、 高齢者福祉強化の一環として介護福祉士や看護師、 ケアマネジャー等の身体の負担軽減を目的として「リライブシャツ」の効果を検証するため、 (株)りらいぶと共同の実証実験に至りました。

「リライブシャツ」は着るだけで経絡を整え人間本来の機能を取り戻すとされる“間接テーピング”技術を採用したTシャツで、 実証実験では本製品の着用前、 1週間後を定点で変化を数値的に計測します。

類似の検証は、すでに岡山県新庄村の高齢者向け介護施設や林業従事者向けに行われ、被験者の81%が「身体が楽になった」と認識する結果を得ました。特別養護老人ホームでの本実証実験は2023年春までに結果を発表する予定です。

  • 「着ることで介護現場の負担をケアしたい」日光市とりらいぶが実証実験へ

栃木県日光市と身体機能改善の研究・商品開発を行う(株)りらいぶは、2023年1月、高齢者福祉の取り組みの一環として介護福祉士や看護師、ケアマネジャー等の身体の負担軽減を目的として実証実験を共同で実施します。

実証実験は「着るだけ」で経絡(中医学に由来する、気血が流れる身体内外に拡がる通路)を整え、人間本来の機能を取り戻すことを目指した機能性Tシャツ「リライブシャツ」「リライブインナー」。特別養護老人ホームきびたき荘の介護施設職員14名に1週間着用してもらい、定量的に変化を計測します。

介護業界は要介護者の増加と介護士層の減少に伴い人材不足・離職率の高さが一つの課題に挙がっています。その課題解決のため、多くの自治体では予防介護や介護従事者の労働環境の改善、心身のケアに試行錯誤を重ねています。

栃木県日光市も同様の問題を抱えており、介護施設の労働環境改善を進めており、機能性Tシャツの活用を検討するなかで、(株)りらいぶと共同で実証実験を始めます。

  • 全国の「地域の介護施設現場の課題」解決につなげるための実証実験

本実証実験は、単に「リライブシャツ」の着用による被験者の変化を測定するためではなく、今後、それを全国の介護施設現場で活かすことを目的としています。

そのため検証では「肩こり」「腰痛」「膝痛」など身体の不調、「イライラする」「だるい」など精神面での負荷の変化に関する定量評価だけではなく、客観的数値の指標となる立位体前屈(立った状態で膝を曲げずに前屈し、どこまで柔軟性があるか計る体勢)、画像を使用した姿勢の角度の変化を測定します。

<実施概要>

期間 2023年1月16日~1月23日
参加施設 特別養護老人ホームきびたき荘
被験者 上記事業所に勤務する介護施設職員14名
研究内容 (株)りらいぶの開発したリライブシャツ ・リライブインナーを着用して行う。定量評価のための計測を行い、着用前・着用直後・1 週間後に「 立位体前屈・姿勢の角度」を計測。また、定性評価を行うためのアンケートも実施し、着用前に参加者が書き出した「身体の不調」について着用の 1 週間後にどのように変化したかの調査を実施。
特別養護老人ホームきびたき荘 
  • 第三者機関測定で背筋力が平均38%変化。特許を取得した「リライブシャツ」

リライブシャツは、「着るだけ」で鍼灸のように経絡を刺激して整え、人間本来の身体能力を引き出すことを目的とした機能性Tシャツです。身体の経絡を正しく刺激し気血を流すとされる“間接テーピング”技術が取り入れられており、筋力・可動域・血流量・ストレス・疲労感・睡眠の質・動作などへのアプローチを目指して開発されました。

「着るだけ」という手軽さからも加齢や病で身体機能における不便を伴う方、アスリートなど身体機能を最大限活用したい方、心身ともに負荷が高い重労働従事者の方を中心に活用されています。

第三者機関での測定(※1)では着用することで、背筋力が平均38%、握力は10%変化したという結果が出ています。その他にも様々な実証実験が行われており、アパレルでは珍しく、特許を取得しています。(特許第6409143号)

※1:第三者機関での効果検証試験結果はHPでも公開しています。

  • 今後も介護現場のケアをはじめ地域課題解決へ向け自治体との連携を強化

地方自治体と(株)りらいぶによる「介護施設」での実証実験は、今回の日光市で2件目となります。過去の検証では2022年9月岡山県新庄村の高齢者向け介護施設と林業2社で計34人(男16人、女18人)を対象に、被験者の81%が「身体が楽になった」と認識する結果を得ました。また、同年12月に大阪府守口市の「障がい者支援施設」との実証実験も行われております。その他の自治体とも連携を図っており、日光市で“初”となる実証実験は2023年春までに結果を発表する予定です。

【参照】「介護施設や林業従事者の負担をケアする」岡山県新庄村との取り組みについて
https://shinken.biz/okayamashi-shinjoson/

【参照】「障がい者支援施設の負担をケアする」大阪府守口市との取り組みについて
https://shinken.biz/oosaka-moriguchishi/

今後も、日本全国の自治体との連携を強化しながら、介護施設など人々の身体の負担が大きい仕事の現場のケアを通じて、今後も地域課題の解決のためのアプローチを続けていきます。

  • 【研究商品概要】

リライブシャツ/プリントタイプ/Vネック/ポリエステル
全5色/8サイズ
8,800円(税込)
特許番号第6409143号
 
リライブインナー
全3色/6サイズ
7,700円(税込)

  • 株式会社りらいぶについて

株式会社りらいぶ(旧(株)身体機能研究所)(※2)は「世界中の人たちが心身ともに健康で、幸せな生活を作り上げることに寄与する。」という企業理念のもと、”着る元気 リライブシャツ”の開発・製造・販売を行う。2019年よりリライブシャツの販売を開始。「リライブシャツ」は販売から延べ15万着販売されており、アイマスクやスパッツなどの商品展開をしている。
※2:身体機能研究所は2023年1月1日から株式会社りらいぶに社名変更いたしました。

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