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11月20日の「家族の日」に合わせ、「離れて暮らす親に関する意識調査」を実施

2022/12/5

離れて暮らす親とのコミュニケーション頻度に7割以上が満足する中
8割以上が「不安に感じることがある」
一方で「親が今日何をしているか知らない」人が6割以上

11月20日の「家族の日」を前に、 セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、 社長:尾関一郎)は全国の30歳以上の男女400人を対象に「離れて暮らす親に関する意識調査」を実施しました。
 その結果、 約5割が週に1日以上、 別居する親と連絡を取っていることが分かりました。 また、 8割以上の方が「別居している親について不安に感じることがある」と心配しながらも、 「別居している親が今日何をしているか」「親の日課やスケジュール」を知らない方が6割を超えることが明らかになりました。
 なお、 本調査結果を踏まえたセコムIS研究所の研究員・濱田宏彰の分析とコメントも掲載しています。

◆全ての調査結果は以下のURLからダウンロードできます。 ぜひ、 ご活用ください。
URL: https://www.secom.co.jp/corporate/release/2022/pdf_DL/nr_20221116.pdf

  • サマリ1. 親との連絡「週に1日以上」が約5割、 7割以上がコミュニケーション頻度に満足

●離れて暮らす親との連絡頻度は「週に1日以上」の人が47.3%、 連絡手段は1位「電話」(69.5%)、 2位「直接会って話す」(46.8%)、 3位「アプリを使ったメッセージ」(35.6%)。
●離れて暮らす親とのコミュニケーション頻度について、 「直接会う」方法では74.3%、 「直接会う以外」の方法では84.3%人が満足していると判明。

  • サマリ2. 離れて暮らす親に不安がある人は84.7%も、 6割は日々の様子を把握してない

●離れて暮らす親に何かしらの不安がある人は84.7%で、 その内容は1位「転倒などの怪我」(43.3%)、 2位「認知機能の低下」(41.0%)、 3位「感染症」(33.5%)。 また、 「特殊詐欺」(26.5%)など近年増加している犯罪被害への不安も抱えている。
●一方で、 61.8%が「親が今日何をしているか」、 60.5%が「親の交友関係」を把握していないと回答し、 離れた親の日常を知ることができていない実態も明らかになった。

  • サマリ3. 「親が電話に出ないと不安」は64.5%も、 安否確認の手段があるのは5割以下

●「離れて暮らす親に電話をかけてもつながらない場合不安な気持ちになる」と回答した人は64.5%。 しかしその際に安否確認を行う方法がない人が53.0%と約半数。
●親に直接会うためにかかる時間の平均は115.5分と、 物理的に遠方の人も多数いる状況。

調査概要
■実施時期:2022年10月14日(金)~ 10月17日(月)■調査手法:インターネット調査
■調査対象:全国の30歳~69歳の男女で、 ご自身の親(70歳以上)と離れて暮らしている400人(性年代均等回収)
■調査機関:セコム株式会社調べ【実務委託先:楽天インサイト】★構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、 合計が100%にならない場合があります。

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  • <解説>   日々の不安を払拭する、 親とのコミュニケーション方法

サマリ1. 親との連絡「週1日以上」が約5割、 7割以上がコミュニケーション頻度に満足
■離れて暮らす親との連絡手段は電話が最多で69.5%
 連絡頻度は「週に1日以上」の人が47.3%【図1】、 連絡手段は1位「電話」(69.5%)、 2位「直接会って話す」(46.8%)、 3位「アプリを使ったメッセージ」(35.6%)となりました【図2】。

一方、 「直接会って話す」頻度を聞いてみると、 電話等のコミュニケーションよりも減少し、 「週に1日以上」の人は25.0%【図3】という結果になりました。 昨今の新型コロナウイルスによる影響も顕著に表れ、 「コロナ前と比較して親と直接会う頻度が減った」という人は35.8%で、 約3人に1人以上いることが明らかになりました【図4】。

■7割以上の人が離れて暮らす親とのコミュニケーション頻度に満足している
 このように社会環境の変化も影響し、 離れて暮らす親との距離が広がってしまったようにも見えますが、 直接会うコミュニケーションと直接会う以外のコミュニケーションそれぞれの満足度を聞いたところ、 「直接会うコミュニケーション頻度に満足している」が74.3%【図5-1】、 「直接会う以外のコミュニケーション頻度に満足している」が84.3%【図5-2】と一定数の人が満足できていることが分かりました(それぞれ「満足している」「やや満足している」の合計)。

一方、 親と直接会う頻度に満足できていない人にその理由を聞いてみると、 コロナ禍や物理的な距離の遠さなどで「もっと会いたいが難しい」と感じている人もいる結果となりました【図6】。

[図6]親と直接会うコミュニケーション頻度に満足できない理由(自由回答結果を一部抜粋)
•コロナの影響で頻度が減少したため(男性 40代)
•遠くてなかなか会う機会がないため(男性 30代)
•遠方で自分が働いているのでなかなか帰省できないため(女性 60代)
•コロナ感染リスクのことをお互い気遣って、 頻繁に会うことができないため(女性 40代)

サマリ2. 離れて暮らす親に不安がある人は84.7%も、 6割は日々の様子を把握してない
■親の暮らしへの不安は「転倒などの怪我」「認知機能の低下」などの健康面が上位に

前述の通り、 コミュニケーション頻度に不満を持つ人は少ないことが分かりましたが、 別居している親の暮らしについて、 84.7%の人が何かしら不安に感じていると回答しました【図7】。 コミュニケーション頻度の満足度にかかわらず、 不安を持つ人が多いことが判明しました。

具体的な不安のトップ3は、 1位「転倒などの怪我」(43.3%)、 2位「認知機能の低下」(41.0%)、 3位「新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症」(33.5%)で、 いずれも健康面における不安となりました。 他にも「オレオレ詐欺や還付金詐欺などの特殊詐欺」といった、 近年増加している詐欺被害への不安も上位に上りました【図8】。

■親の交友関係を把握している人も6割とコミュニケーションの難しさが浮き彫りに
 別居している親に関して8割超が不安を感じていることが分かりましたが、 親が今日何をしているか把握しているか聞くと、 「把握している」(「正確に把握している」「ほぼ把握している」の合計)と答えたのはわずか38.3%で【図9-1】で、 交友関係を把握しているかという設問でも、 「把握している」のは39.5%にとどまっています【図9-2】。 いずれの設問でも把握できていない人が6割を超え、 別居している親とのコミュニケーションの難しさがうかがえる結果となりました。

サマリ3. 「親が電話に出ないと不安」は64.5%も、 安否確認の手段があるのは5割以下
■親と電話がつながらない場合の安否確認は、 自分や親戚などの身近な人に頼る手段が上位

 離れて暮らす親に電話をかけてもつながらない場合、 不安な気持ちになるかと聞くと、 6割以上の人が「不安な気持ちになる」(「不安な気持ちになると思う」「やや不安な気持ちになると思う」の合計)と回答しました【図10】。 その一方で、 電話がつながらない場合の安否確認手段が「ある」と回答したのは47.0%と半数以下にとどまりました【図11】。 不安な気持ちは抱えつつも、 実際に確認する方法がない方が多数いることがうかがえます。
 連絡手段がある人の具体的な方法は「直接様子を見に行く」(57.4%)が最も多く、 次いで「近隣の親戚やご近所に確認してもらう」(44.1%)となりました【図12】。

■安否確認の手段トップは「直接様子を見に行く」も、 親に会うまでの平均時間は約2時間

 離れて暮らす親と電話がつながらない時の安否確認手段として最も多く挙げられたのは「直接様子を見に行く」でしたが、 本調査回答者の「別居している親に会うまでの移動時間」を見てみると、 平均115.5分となり、 約2時間かかることが分かりました【図13】。
 「直接様子を見に行く」という手段を取った場合、 不安を感じてから実際に安否確認が取れるまでにはかなりの時間を要してしまうことが読み取れます。

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■見守りサービスを選ぶとき重視することは「価格」「サービス内容」、 一方で利用率は2割に満たず
 離れて暮らす親のために見守りサービスを利用すると仮定し、 サービスを選ぶ上で重視することを聞きました。 上位に挙がったのは「価格」(50.0%)「サービス内容」(33.8%)でしたが、 「有事の際の対応速度」(31.3%)や「対応時の手厚さ」(29.0%)も3割前後と検討材料になることが分かりました【図14】。
 一方、 現状で何らかの見守りサービスを利用している人は2割未満にとどまり(16.0%)、 導入に至っている人が少ないことが判明しました【図15】。
 さらに、 今後使ってみたい見守りサービスを聞くと、 「家電の使用状態から親の活動状況を知らせるサービス」(12.3%)や「持ち運べる緊急ボタンによる通報サービス」(10.3%)などが人気を集めました。 別居している親を思う子にとって、 親の身の回りで異変が起きたとき、 すぐに知らせてくれるサービスへのニーズの高さが読み取れます【図16】。

■もしもに備える、 セコムの「安否みまもりサービス」
「セコム・ホームセキュリティ」のオプションサービスで、 離れて暮らすご家族が、 防犯センサーを設置したご実家の様子を専用アプリで確認できるサービスです。 アプリからセコムへ駆け付けを要請できるほか、 センサーが一定時間人の動きを検知しない時はセコムが駆け付けます。 オプションの「温湿度センサー」を設置してご実家の温度・湿度を確認することも可能です。

<料金>
・「セコム・ホームセキュリティ」6,900円/月(税込7,590円/月)
・「安否みまもりサービス」利用料 100円/月(税込110円/月)
・安否確認要請による駆け付け料金 10,000円/回(税込11,000円/回)
・「温湿度センサー」レンタル料   500円/月(税込550円/月) ※オプション
<サービス詳細>
https://www.secom.co.jp/homesecurity/plan/senior/anpimimamori.html

<解説> セコムIS研究所 研究員・濱田に聞く「日々の不安を払拭する、 親とのコミュニケーション方法」
(今回の調査結果について、 セコムIS研究所の研究員・濱田宏彰が対策を紹介します)

■スマートフォンの普及でコミュニケーション方法も変化
 離れて暮らす親の生活において何かしらの不安を感じている人を年代別に分析すると、 30代が75.0%で最も少なく60代が92.0%で最も多い結果となり、 年代が上がるほど不安を感じている人の割合が増加する傾向にあることが明らかになりました。
 具体的な不安の内容では、 「転倒などの怪我」(43.3%)と「認知機能の低下」(41.0%)が4割を超えて上位となり、 年代別に見てもそれぞれ3~5割の人が不安を感じていることから、 世代を問わず共通する不安要素であると考えられます。
 親との連絡手段は、 40~60代が「電話」を利用している人が最も多く6~8割におよぶ一方、 30代は「アプリを使ったメッセージ」(63.5%)の利用が最多となり、 スマートフォンの普及によるコミュニケーション方法の変化を読み取ることができます。
 親の生活を不安に思う人が8割を超える一方で、 親の日々の予定や交友関係を把握している人は4割にも満たない結果となりました。 不安を払拭するには親子双方にとって負担にならない頻度・方法で継続的にコミュニケーションがとれる環境を構築しておくことが大切です。 例えば、 メッセージアプリで「おはよう」「おやすみ」といった簡単な挨拶を日課にするほか、 短時間でも良いので定期的に電話をするなど、 できることから習慣化していきましょう。
 最近ではスマートフォンを使いこなすご高齢者もいますので、 親御さんがSNSを利用している場合は、 その発信情報や頻度から安否を確認することも一つの方法です。 SNSによる交流は社会とのつながりを感じる機会にもなり得るので、 親御さんのメンタルヘルスにも良い影響があるとされています。

■多彩になった見守りサービス、 選択肢が豊富に
 親と電話がつながらない場合の安否確認手段がある人は47.0%と半数にも満たないことが分かりましたが、 遠方ですぐに会いに行けないという方は、 親御さんの近くに住む親戚や近所の方に確認してもらうと良いでしょう。 もしもに備えて連絡先を控えておくほか、 親御さんと近所の方が日頃から挨拶を交わすなど良好な関係が構築されていると安心です。
 日々のコミュニケーションに加えて、 専門の見守りサービスを利用することも不安を払拭する方法の一つです。 最近では、 親御さんの自宅に訪問や駆け付けをしてくれるサービスや、 家電の使用状態から間接的に活動状況を確認できるサービスなど選択肢が豊富になりました。
 本調査では、 サービスを選ぶ上で重視することとして「価格」(50.0%)が1位となりましたが、 サービス内容や品質、 万一の時のサポート体制等も考慮の上、 信頼できるサービスを利用することが重要です。
 仕事をしている割合が高い子世代にとって離れて暮らす親御さんを常に気に掛けるのは難しいと言えますが、 本人の意向や健康レベルを考慮したコミュニケーションや見守りサービスを活用することで、 親も子もより安心できる状態にしましょう。

セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ 研究員・濱田宏彰

シニアリスクコンサルタント/防犯設備士/防災士/日本市民安全学会常任理事