株式会社ベンチャーバンク/「ゆずりんピック」開催
平均年齢85歳のスポーツ祭典!リオに負けない熱戦『ゆずりんピック』開催【イベントレポート&追加開催決定】
~楽しく運動習慣を身に着け、一生歩ける体へ~
「一生歩ける身体・生きがいの創造」をコンセプトに関東で17施設を直営店舗で展開するリハビリ・機能訓練型デイサービス「ゆずりは」(運営/株式会社ベンチャーバンク)は、2016年8月1日~8月26日に、ご利用者様約840名(5施設総数)が参加したスポーツの祭典「ゆずりんピック」を開催しました。
「足踏みリレー」はアンダーハンドパスで!リオさながら、チームプレーを楽しむ
介護保険・通所介護(デイサービス)適用施設「ゆずりは」では、<一生歩ける身体&生きがいの創造>を提唱し、日々の椅子ヨガやエクササイズなどのレッスンはもちろん、季節ごとのイベントを通して、運動する楽しさを提供しています。
今年は、世界最大のスポーツの祭典・リオ五輪の開催を受け、平均年齢85歳の男女による団体競技戦『ゆずりんピック』を開催しました。
利用者の身体機能、疾患は、千差万別。介護保険を使わずに、健康維持のために通所される方から、杖を利用しての歩行、認知症、難聴、全盲など、多様な利用者が、一緒に楽しめるように、競技は全てクラス対抗団体戦で実施。運動を通して、一体感・達成感を感じながら、みんなで楽しむことで、運動習慣につながるモチベーションを向上させることが目的です。
この夏、テレビで五輪放映を楽しんだ方が非常に多く、男子体操団体金メダルや男子400mリレー銀メダル獲得など、レッスン間の休憩時間は、日本選手の話題で持ちきりでした。地球の裏側での日本人の活躍に刺激を受け、『ゆずりんピック』の「足踏みリレー」では、バトンの渡し方を、オーバーハンドパスにするかアンダーハンドパスにするか、助走はどのタイミングで行うかなど、クラス全員で協議がはじまり、1秒を争う熱戦が繰り広げられました。
5施設での成功と反響を受け、パラリンピック開催期間中である9月12日~16日に追加開催が決定。パラリンピックの父とされるグッドマン博士の言葉である「失ったものを数えるな。残されたものを最大限に生かせ」は、若かった自分とのギャップに悩み、苦しむことも多い高齢者の方々にも響く言葉です。運動を楽しむことで、過去の姿を追いかけるのではなく、旅行に行きたい、孫と遊びたいなど未来の目標を見つけ、できるようになっていく自分に生きがいを見出していく、そんな高齢者をひとりでも多くサポートできるように、「ゆずりは」は、これからも日本人の健康寿命延伸に貢献していきます。
【ゆずりんピック 概要】
- 開催地:各ゆずりは施設(首都圏・5施設)
- 開催期間:8月1日~26日(施設により異なる)
- 追加開催:9月12日~16日(首都圏・1施設)
- 出場選手:総勢約840名(各施設の参加者総数)
- 平均年齢:約85歳
【競技種目(一部)】※全てクラス対抗の団体戦競技
- 足踏みリレー・・・選手は円になって椅子に座りスタンバイ。バトンを持ち、座ったまま、その場で足踏みを実施。決められた回数を終えたら、隣の選手へバトンをつなぎ、一周何分かを競う。トラック競技の花形・リレーを模したオリジナル競技。
- 玉入れ・・・選手は円になって座り、更にかごを背負ったスタッフがローラー付の椅子に座りながら、円の中に登場。選手の円の中を逃げ回る。かごに入った玉の数を競うオリジナル競技。
- ボール当て・・・マス目状の枠に、いろいろな物や得点ボードを設置し、ボールを当て、その合計点を競う。アーチェリーを模したオリジナル競技。
- 紙ひこうき投げ・・・選手は紙ひこうきを折るところから競技スタート。飛距離を競う。やり投げを模したオリジナル競技。
【『ゆずりんピック』レポート】
最高齢92歳!開催前から戦いはスタート!
リオ五輪開催中の8月15日~19日に実施されたゆずりは千歳烏山では、足踏みリレーとボール当て競技が実施されました。最高齢は92歳。4年前のロンドン五輪から、毎年、ゆずりんピックを開催している千歳烏山では、今年はどんな競技が行われるのか、日々の日本人のメダルラッシュの話と合わせて、みなさんの休憩時間の話の的になっていました。
実際にゆずりんピックの開催が発表され、世界中が一流アスリートのパフォーマンスに興奮した8月は、施設全体の運動意欲が上がり、「次こそはメダル取るぞ!休まず、ゆずりはに来なきゃね。家での運動宿題もしっかりやらなきゃ」という声が聞こえ出し、これまで、自宅での運動が週に1回だった方が、2、3回と増えるなど、開催前から効果が表れていました。
足踏みは転倒防止、ボール当てはリーチ範囲の拡大!
足踏みリレーでは、円になり椅子に座った選手(利用者)は、となりの人と綿密にバトンであるボールの受け渡しについて協議。足踏みをしながら、バトンをとなりに向け始める、アンダーか、オーバーのバトンパスか、抜かりなく相談し、本番ではスタッフが驚くほどの高速足踏みをする方が続出しました。高齢になると足腰の筋力が低下してきますが、背もたれのある椅子を使用し足踏み運動をすることで、転倒防止にもつながっていきます。
マス目状の枠に点数を配置し、高得点を競うボール当てでは、正しい姿勢で椅子に座り、腕力だけでなく、しっかりと腹部に力を入れ、伸びやかに狙ったマスにボールを投げることが重要。この動きを行うことで、リーチ範囲の拡大と座位バランスの向上を目指します。一人二投を行う中で、「いけ!もう少し、となりのマスだ!」など観客からの応援も白熱しました。
ボール当てで、ひとりをみんなで応援し、足踏みリレーのバトンでひとつにながった利用者の方々は、飛び切りの笑顔を見せてくれました。
優勝クラスには金メダルが授与されました。インストラクター高田美帆さんによると、「優勝クラスは宿題を毎日やる方が仲間を牽引し、2つの競技ともにトップの成績を収めました。ゆずりはでは、ひとりで運動を続けるのではなく、ご利用者様同士が、仲間となり、笑いながら運動習慣を身につけていきますので、その結果だと思います」ということでした。
「ゆずりは」概要
- 介護保険「通所介護(デイサービス)」適用施設
- 対象:要介護認定者、健康維持を目的とした運動を希望されている方(認定外の方も利用可)
- 17施設(東京都・神奈川県)
- 電話:03-6369-2867(平日:9:00~18:00)
- 営業時間:9:30~12:35/14:00~17:35(施設により異なる)
- 定休日:土曜、日曜、年末年始、GW、お盆休み
- HP:http://rf-yuzuriha.com