40代以上の働く女性、約4割が「ロコモ」を感じる。年代別に見ると、40代がやや高い傾向。「パートナーや家族に気をつけてほしい」との回答が増加。
2022/9/30
「ロコモ」対策には「筋肉をつける」「運動を行う」「よく歩く」ことが大切。コロナ禍前に比べ、ウォーキングを取り入れている人が約6割。
長瀬産業株式会社(本社:東京都千代田区/代表取締役社長:朝倉 研二)の100%子会社である、 株式会社ナガセビューティケァ(本社:東京都中央区日本橋本町1-2-8/代表取締役社長:千葉 敏英)では、 このたび、 全国の40歳代~60歳代の働く女性を対象とした≪働く女性の「ロコモティブシンドローム」に関する意識調査≫と題したアンケート調査を実施いたしました(調査期間:2022年7月19日~20日、 有効回答数600人)。 ここに調査結果がまとまりましたのでご報告いたします。
トピックス
■「ロコモ」について5割以上が「もっと啓蒙した方がいい」と回答
「パートナーや家族に気をつけてほしい」、 2018年調査より6ポイント増
■「ロコモ」だと感じているのは約4割 年代別では40代がやや高い傾向
仕事中の運動量が多いほど「ロコモ」だと感じていない結果に
■「ロコモ」対策で大切だと思うのは「筋肉をつける」が76.0%で最多
2018年調査と比べ、 理想と現実のギャップが縮小傾向に
■6割以上が日常生活で首や関節の痛みを感じたことがある
痛みを和らげるために、 約4割が「運動・筋力トレーニングをする」と回答
■ 日常生活に「ウォーキング」を意識的に取り入れていると答えた人は5割以上
そのうちの57.5%が、 コロナ禍前より積極的に取り入れているとの結果に
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【働く女性の「ロコモティブシンドローム」に関する意識調査の目的】
内閣府の「令和4年版高齢社会白書」によると、 日本の65歳以上人口は、 昭和25年(1950年)には総人口の5%に満たなかったのが、 昭和45年(1970年)に7%を、 平成6年(1994年)には14%を超え、 令和3年(2021年)10月1日現在では、 28.9%に達しているそうです。 こうした中、 厚生労働省でも「サルコペニア」※注1 や「ロコモティブシンドローム」※注2 への対策を呼び掛けています。
そこで、 ナガセビューティケァでは、 2018年に実施した「ロコモ」に関する調査を再度実施。 ロコモと関連性が高い「首や関節の痛み」「ウォーキング」についての調査と併せて、 コロナ禍を経た女性の意識と実態を探りました。
※注1 サルコペニア:「筋肉減少症」と訳される医学用語。 ギリシア語で「筋肉」を意味するsarx(=sarco)と、 「減少」を意味するpeniaをあわせた造語。 おもに加齢や疾患により、 高齢者において活動性が低下し筋肉量が減少すること、 および、 握力などの筋力低下がおこる状態と定義されている。
※注2 ロコモティブシンドローム:ロコモ(運動器症候群)は、 加齢に伴う筋力の低下や関節や脊椎の病気、 骨粗しょう症などにより運動器の機能が衰えて、 要介護や寝たきりになるなど、 そのリスクの高い状態を表す言葉。 平成19年(2007年)に日本整形外科学会が提唱。
【働く女性の「ロコモティブシンドローム」に関する意識調査 項目ごとの結果サマリー】
1:<ロコモティブシンドローム>について
■「ロコモ」について5割以上が「もっと啓蒙した方がいい」と回答
「パートナーや家族に気をつけてほしい」6ポイント増
「『ロコモティブシンドローム(運動器症候群)』について思うことをすべて教えてください」と質問したところ、 最も多い回答は「もっと啓蒙したほうがいい」(51.0%)、 次いで「世の中に浸透していない」(39.5%)という結果になりました。 2018年の調査と同様に、 世間での認知度の低さを指摘する意見が上位にあがりました。
また、 3位となった「パートナーや家族に気をつけてほしいと思う」という回答が37.3%と、 2018年の調査より6ポイント増となりました。
■「ロコモ」だと感じているのは約4割 年代別では40代がやや高い傾向
運動量が多い人ほど「ロコモ」だと感じていない結果に
「『ロコモティブシンドローム』について、 現在、 ご自身についてあてはまるものを教えてください」
また、 「仕事中の運動量」と比較したところ、 「立ったり歩いたりするなど、 動くことが多い」方は、 「いまは『ロコモティブシンドローム』だと感じていない」
また、 「仕事中の運動量」と比較したところ、 「立ったり歩いたりするなど、 動くことが多い」方は、 「いまは『ロコモティブシンドローム』だと感じていない」
■「ロコモ」が気になりはじめた年齢の平均は49.2歳
40代は平均40.7歳で、 最も早く「ロコモ」を自覚
ご自身が「ロコモティブシンドローム」
■今までと違う・・・きっかけは「動きの衰え」が最多
コロナによる運動不足などをきっかけに「ロコモ」を意識した人も
「ロコモティブシンドローム」
■気になる症状トップ3は「膝の関節痛」「腰の関節痛」「
「あなたに現在あてはまる症状があれば教えてください」
■「ロコモ」症状の原因だと思うことトップは「加齢」
続くのは「運動不足」「筋肉量の減少」と“運動”に関する回答
現在の症状の原因についてあてはまる理由を質問したところ、 最も多い回答は「年齢を重ねている(加齢)」(73.6%)
年代別では、 上位3つのすべての項目で50代が平均を超えています。
■「ロコモ」対策で大切だと思うことは「筋肉をつける」
2018年と比較すると、 理想と現実のギャップが縮小傾向に
「『ロコモティブシンドローム』対策のために大切だと思うこと、 また実際に行っていることを教えてください」と質問したところ、 最も大切だと思うことは「筋肉をつける」(76.0%)、 次いで「日常的に運動を行う」(70.5%)、 「よく歩く」(70.2%)と運動に関する回答が続きました。
また、 「大切だと思うこと」と、 「実際に行っていること」とのポイント差に注目すると、 2018年の調査と比べ、 「日常的に運動を行う」が8.3ポイント、 「よく歩く」が9.5ポイント、 それぞれ差が縮まり、 理想と現実のギャップが縮小する結果になりました。
「大切だと思うこと」と「実際に行っていること」
2: <首や関節の痛み>について
■日常生活の中で、 首や関節の痛みを感じたことがある人は6割以上
「日常生活の中で、 首や関節の痛みを感じたことがありますか」と質問したところ、 64.2%の方が「ある」と回答しました。
■痛みを感じたことのある部位、 トップ3は「首」「腰」「肩」
一番強く感じる部位は「腰」「膝」「首」「肩」で全体の76.
関節の痛みを感じたことがある部位について質問したところ、 トップ3は「首」(57.1%)、 「腰」(53.2%)、 「肩」(52.5%)となりました。
痛みを一番強く感じる部位は、 「腰」「膝」「首」「肩」で、 全体の76.4%を占めています。
■痛みを和らげるために行っていること、 トップ3は「運動・筋力トレーニングをする」
「市販の痛み止めの湿布・飲み薬を使う」「整骨院や鍼灸院、 マッサージなどに行く」
「首や関節の痛みを感じたことがある」と回答した方に「
3: <ウォーキング>について
■日常生活の中で、 ウォーキングを意識的に取り入れているのは半数以上
年代別では、 60代が58.0%で最も多い結果に
「日常生活の中で、 『ウォーキング』を意識的に取り入れていますか」
年代別では、 60代で取り入れている割合が平均を超える58.0%
■運動不足解消のためウォーキングをはじめた方が約8割
「ロコモの原因は運動不足」と一番感じている50代が最多
「ウォーキング」を取り入れたきっかけについて質問したところ、 76.8%の方が「運動不足解消のため」と回答しました。
年代別では、 50代が80.6%で最多となっており、 これは、 「ロコモ」の原因を「運動不足」
■
「コロナ禍での新しい生活様式に変わる前に比べて、 積極的に『ウォーキング』を取り入れるようになりましたか」
■コロナ対策が緩和されても、 94.9%が「ウォーキングを継続したい」と回答
今後、 コロナ対策が緩和された後のウォーキングの継続意向について聞い
■ウォーキングをする上で気を付けていること 「習慣化」がトップ
ウォーキングをする上で気を付けていることについて聞いたところ
また、 「季節や自然を感じて楽しむ」(39.4%)
■ウォーキングをしていてよかったこと、 「体力がついた」「身体の調子が良くなった」など、
健康への好影響実感 「新しい風景やスポットを発見できた」も上位に
「『ウォーキング』していてよかったと思うことは何ですか」
ウォーキングが日常生活での新たな発見のきっかけとなっている様
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【調査概要】
調査主体: 株式会社ナガセビューティケァ
アンケート対象: 有職女性600名
年齢: 40歳代~60歳代(40代200人、 50代200人、 60代200人)
地域: 全国
調査方法: インターネットによるアンケート記入式
調査時期: 2022年7月19日~20日
スクリーニング条件: 「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」について
「言葉も意味もよく知っている」と回答した方
実査委託先: 楽天インサイト株式会社
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【この件に関するお問い合わせ先】
テレワーク実施に伴い、 お問い合わせにつきましてはpr@nagase.co.jpまで
株式会社ナガセビューティケァ 広報担当 加納
HPアドレス https://nbc.jp
※調査結果はウェブサイトからもご覧頂けます