2015.7.23 2060年には2.5人に1人が65歳以上!
これまで、各企業の割引対象年齢から「シニア」「シルバー」の定義を見てきましたが、数回にわたり、シニアマーケットに纏わるデータをご紹介いたします。
もちろん、既にご存じの内容かと思いますが、様々な定義やデータを整理してご紹介させていただきます。
今回のテーマは「高齢化率」について。
以前にご紹介しましたが、世界保健機構(WHO)の定義では65歳以上を「高齢者」としています。
また、高齢化率によって下記のように定義されています。
<高齢化率によって定義される“社会”>
- 高齢化率が7%を超えた社会・・・「高齢化社会」
- 高齢化率が14%を超えた社会・・・「高齢社会」
- 高齢化率が21%を超えた社会・・・「超高齢社会」
現在の日本は「超高齢社会」と言われていますが、日本はいつ、それぞれの”社会”に分類されたのでしょうか。
<日本が分類された年>
- 「高齢化社会」・・・1970年
- 「高齢社会」・・・1994年
- 「超高齢社会」・・・2007年
それでは、今後高齢化率はどのように推移していくのでしょうか。
2060年には何と約40%!これから45年後なのでかなり先の話ではありますが、2.5人に1人が65歳以上になる世界は想像できないですよね。
更に、シニアマーケットをセグメントする際にも、高齢化を語る上でも重要なキーワードとなる「団塊世代」。この「団塊世代」の定義は皆さんご存知ですか?
第一次ベビーブーム世代とも言われていますが、厚生労働省によると、
「1947年(昭和22年)~1949(昭和24年)生まれ)」
とされています。年齢にすると、2015年現在「66歳~68歳」の方たちです。この団塊世代人口が非常に多く、高齢化率上昇に拍車をかける要素となっています。
近年、多くの企業がシニアマーケットに参入していますが、これらのデータから、シニアマーケットがいかに大きいマーケットであるかが改めて分かりますね。