2014.7.25 交通機関の「シニア割引」の対象年齢って何歳から?
前回、世間一般的にはWHOが定義した65歳以上の人の事を指すようですが、法律・法令・制度を調べてみると、「高齢者」、「高齢」という言葉の定義は様々で、明確な定義はないことが分かりました。
結果、参入するマーケットによって、年齢やライフスタイル・・・等々、企業によりそのセグメントは違うということでしたね。
そこで、今回は年齢で「シニア」を定義している企業の事例をご紹介します。
最近「シニアライフ総研」を担当しているからか、よく「シニア割引」という言葉をよく耳にします。
この「シニア割引」ですが、どの企業も「年齢」で区切っています。確かに、年齢以外に何かを証明できる数値的なものが少ないからなのでしょうか・・・
各企業は何歳からを割引対象の「シニア」と定義しているのでしょうか。
今回は交通機関の割引対象年齢を調べてみました。
- 東京都シルバーパス・・・70歳
http://www.tokyobus.or.jp/silver/
発行時に交付費用を払えば、指定されたバスや交通機関を自由に乗り降りできるというもの。 「シルバー」という言葉になっていますが、ホームページには「東京都の高齢者の社会参加を助長し、高齢者の福祉の向上を図るため」とあります。 年を重ね身体が思うように行かなくなると家にこもりがちですので、交通弱者とされる高齢者をそれを少しでも外に!という取り組みですね。
- JR「ジパング倶楽部」・・・・男性65歳、女性60歳 http://www.jreast.co.jp/card/first/otokyu.html
「大人の休日倶楽部ジパングカード」というカードで年会費が必要ですが、会員になると全国のJR運賃が最大3割引き、JRホテルグループの宿泊料金が割引になります。
男女の年齢が異なっていますが、これは年齢差のご夫婦に配慮されたからなのでしょうか・・・
また「大人用の休日倶楽部ミドルカード」というのもあり、50歳以上が対象となっています。 メインキャラクターは吉永小百合さんです。
- 全日本空輸(ANA)・・・65歳 http://www.ana.co.jp/dom/fare/senior_sorawari/
「シニア空割」という割引で、ANAマイレージクラブ会員で65歳以上の場合、お得な運賃で搭乗できるというものです。
キャッチコピーは「65歳を過ぎたら、日本はまるごと あなたのものだ。」
※日本航空(JAL)も同じように「当日シルバー割引」というサービスを行っています。
次回は・・・アミューズメント・娯楽施設の「シニア割引」の年齢についての事例をご紹介いたします!
-
- 企業事例から学ぶ
- 第46回 Starley株式会社
- 記事へ
-
- 行政事例から学ぶ
- 「健康寿命延伸都市」を支える松本ヘルスバレー構想
- 記事へ
-
- メディア事例から学ぶ
- 孫がプロデュースするTikToker シニアインフルエンサー 「きょうかのばあば」
- 記事へ
-
- キャラクター事例から学ぶ
- 3世代マーケティング
- 記事へ
-
- イベント事例から学ぶ
- 2021年6月23日 映画「老後の資金がありません!」前田 哲監督取材レポート
- 記事へ
-
- 2025/3/28
- ●【高年齢者雇用に関する意識調査】65歳以降も働きたいシニア世代は約7割!就労意欲のあるシニア世代の約8割が現在の職場での継続就労を希望することが判明
- 記事へ
-
- 2025/3/28
- ●シニア世代の住まいと暮らしのセルフチェック・スマクラ健康診断結果発表!40歳~70歳100人に聞きました
- 記事へ
-
- 2025/3/27
- ●【業界初!】ウェルネスダイニングが「フレイル対策コンソーシアム」に参画!
- 記事へ
-
- 2025/3/27
- ●【2025年版 高年齢者雇用安定法 対応企業実態調査】 定年後の雇用環境整備が進む一方、 シニア層の報酬見直しとモチベーション維持に課題が残る
- 記事へ
-
- 2025/3/26
- ●「ときめくパズル」で脳アンチエイジング~累計発行部数7万部超えの人気児童書が、大人向けになって新発売!『ときめく脳活 ステンドグラスシールパズル』
- 記事へ