男性長寿日本一の横浜市青葉区で桐蔭学園とやさしい街あざみ野実行委員会が、高齢者・認知症に関する意識調査を実施。
2022/1/12
「やさしい街あざみ野」への取り組みを進化させることを目的に調査を実施
学校法人桐蔭学園(横浜市青葉区、 理事長:溝上慎一)は、 「やさしい街あざみ野実行委員会」(横浜市青葉区、 代表:根岸里香)の協力を得て、 認知症の人にやさしい街あざみ野プロジェクトの一環で、 高齢者および認知症に関する住民の意識調査『青葉区あざみ野地域アンケート調査2021』を2021年6 ~7月に実施しました。
• 50代・60代世代 では 、 青葉区(あざみ野・すすき野)の 「健康」「生きがい」「二つのライフ(キャリア意識)」 「パーソナリティ特性(外向性・経験への開かれ)」 は 全国データに比べて 高い傾向 が認められた。 <分析II>より
• 「 二つのライフ (キャリア意識) 」の活動から見ると、 あざみ野地区の “ボランティアや地域・社会支援”の割合が50代・60代ともに高い 。 <分析II>より
• 20代から80代の分析では、 認知症の人に対する態度が肯定的な人は、 地域への関与度・地域貢献への効力感が高い ことが認められた。 <分析I>より
学校法人桐蔭学園(横浜市青葉区、 理事長:溝上慎一)は、 「やさしい街あざみ野実行委員会」(横浜市青葉区、 代表:根岸里香)の協力を得て、 認知症の人にやさしい街あざみ野プロジェクトの一環で、 高齢者および認知症に関する住民の意識調査 『青葉区あざみ野地域アンケート調査2021』 を2021年6 ~7月に実施しました。
本調査の拠点となるあざみ野がある 横浜市青葉区 は、 2015年の市区町村別の平均寿命で 男性長寿日本一(83.3歳) を誇る地域です。 やさしい街あざみ野実行委員会が主催する「認知症の人にやさしい街あざみ野プロジェクト」では、 高齢化が進む同地域で認知症の方や高齢者の方が住みやすい街づくりをめざして、 あざみ野商店会や住民、 桐蔭学園が連携して各種プロジェクトを実施しています。 今回のアンケートは、 あざみ野地域の現状を把握し、 街の姿を可視化することで、 「やさしい街あざみ野」への取り組みを進化させることを目的にしています。 調査は桐蔭横浜大学の学生が住民の方へのアンケートの説明と集計を実行委員と一緒に担当しました。
主な結果は以下の通りです。
詳細については、 以下よりご確認ください。
https://65c00837-3b1b-41a4-8b69-876ba2fb41cd.usrfiles.com/ugd/65c008_4c5fc1ce50834ccd85332a2e20853294.pdf
◆ 上記以外の主な結果
< 分析I>
• 20代においては、 認知症や認知症サポーター養成講座に対する意識が低い。
• 高齢者の認知症と若年性認知症についての知識理解度については、 若年性認知症の理解度が低く、 さらに認知症サポーター養成講座の受講者でも若年性認知症の理解度が十分でないことが明らかになった。
< 分析II>
• 60代の「二つのライフ(キャリア意識)」の“見通しなし”が全国データに比べてさほど低くないことから二極化している可能性が考えられる 。
<調査概要>
◆名称:『青葉区あざみ野地域アンケート調査2021』
◆実施時期:2021年6月18日~7月31日
◆調査方法と対象:
1.アンケート調査:対象は青葉区あざみ野地域の住民、 その他青葉区、 横浜市、 川崎市、 神奈川県、 東京都在住の20歳以上の社会人を対象にした。
2.調査方法:調査用紙またはGoogle formsによるインターネット調査のいずれかでの回答
◆有効回答数:493名
◆分析I: (20-80代)-認知症・地域関与他に関する項目の分析 493名
◆分析II: (50代・60代)上記の有効回答数の中から「青葉区あざみ野」「青葉区すすき野」「青葉区その他」の50代、 60代の回答者を抽出し、 以下に示す「シニア調査2021」
(2021年6月25日) http://smizok.net/education/ の同年齢層データとの比較を行い、 あざみ野、 すすき野、 青葉区その他の地域の人びとの健康等の実態を明らかにすることを目的とした。
<分析II対象者>
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【お問い合わせ先】
桐蔭学園トランジションセンター https://www.toin-tc.com/
(やさしい街あざみ野実行委員会 アンケート調査担当)
(担当:桐蔭学園 武田)
transition@toin.ac.jp