健康寿命とは|都道府県別ランキング

 

数字で見るシニアマーケット『【シニアの概況】平均寿命と健康寿命/運動習慣 2020年8月』にて平均寿命と健康寿命についてご紹介いたしましたが、今回はその健康寿命について、健康寿命とは?の定義から、最新の健康寿命、健康寿命の都道府県ランキングをご紹介いたします。

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健康寿命の定義とは?

まず、健康寿命の定義についてですが、厚生労働省のWEBサイト上では・・・

“WHOが提唱した新しい指標で、平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間。

国連の世界保健機関(WHO)は健康寿命という新しい寿命の指標を取り入れました。これまでの平均寿命はいわゆる「寝たきり」や「認知症」といった介護を要する期間を含むため、生涯の健康な時期とに大きな開きがあることが指摘されておりました。

と記されています。『健康寿命』という言葉が注目され始めたのは、2000年に厚生省(現・厚生労働省)によって決定された総合的な健康政策「健康日本21」内にて『健康寿命の延伸』について言及された頃からと思われます。「健康日本21」では栄養・食生活、たばこ、糖尿病、がん、アルコール」など9分野で課題を選定し、達成すべき数値目標が定められました。その後2008年には一部が改正され、2013年度には全面改正された『健康日本21(第二次)』が適用となりました。

 

日本における最新の健康寿命は?

『健康日本21(第二次)』における目標項目の一つとして、健康寿命の延伸と健康格差の縮小の実現に関する目標が下記の通り掲げられています。それに対する進捗状況値として、国立健康・栄養研究所WEBサイトに記載してありますが、2021年5月現在で確認される最新値は男性72.14年、女性74.79年となっています。

項目

策定時の
ベースライン

目標

現状値
(最新年)

 ①健康寿命の延伸
(日常生活に制限のない期間の平均の延伸)
男性 70.42年
女性 73.62年
(平成22年) 

 平均寿命の増加分を
上回る健康寿命の増加
(令和4年度)

男性 72.14年
女性 74.79年
(平成28年)

 ②健康格差の縮小
(日常生活に制限のない期間の平均の都道府県格差の縮小)
男性 2.79年
女性 2.95年
(平成22年) 
都道府県格差の縮小
(令和4年度) 
男性 2.00年
女性 2.70年
(平成22年)

 

 

 

 

 

 

都道府県別の健康寿命ランキング

上記の目標項目②健康格差の縮小(日常生活に制限のない期間の平均の都道府県格差の縮小)とありますが、都道府県別で最も健康寿命が長いのはどこなのでしょうか。

男性は山梨県が最も長く73.21年となっており、埼玉県73.10年、愛知県73.06と続いています。また、最も短いのは秋田県で71.21年となっており、最長と最短の都道府県の差は2年となっています。

健康寿命 2016年【男性】

都道府県別健康寿命_男性

出典:厚生労働科学研究 都道府県別健康寿命を加工して作成

 

また、女性は愛知県が最も長く、76.32年となっており、三重県76.30年、山梨県76.22と続いています。また、最も短いのは広島県で73.62年となっており、最長と最短の都道府県の差は2.7年となっています。

 

健康寿命 2016年【女性】

都道府県別健康寿命_女性

出典:厚生労働科学研究 都道府県別健康寿命を加工して作成

 

次回は引き続き、世界の世界寿命をご紹介いたします!

 

 


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