ナリス化粧品/日本介護美容セラピスト協会、認定セラピスト2,000名突破
2021/4/2
7年間の取り組み、看護・介護従事者の受講者数増で仕事に直結 セラピスト養成に加え、フットセラピーインストラクター養成事業を開始
これまでに介護内容の進化や質の向上を目的に、複数の大学や病院と、介護の学術的な成果について研究を重ね、2015年以降は、ほぼ毎年、合計8回の学会発表を行ってきました。また、今月からは、高齢者の歩行困難を引き起こす足のむくみや、転倒防止を目的としたフットセラピー認定インストラクターの養成講座を開始します。
■足のトラブルによる寝たきり、転倒が引き起こす要介護を防ぐためのインストラクター養成を開始 フットケア セラピーは、第2の心臓とも呼ばれるふくらはぎを刺激し、むくみや、足裏のアーチ崩れを防ぐことで、転倒を防止するマッサージトリートメントです。
コロナ禍の昨今、外出機会が減ることで、高齢者の脚力の低下やむくみによる歩行困難が、寝たきりや転倒に繋がり、要介護状態となる現状があります。足のトラブルは、生命に直結するものではないために、軽視されてきましたが、自ら歩行することを億劫にし、自立した生活を困難にします。多くの高齢者が足に何らかのトラブルを抱えている現状を鑑み、ビューティタッチセラピストの養成に加えて、フットセラピーインストラクターの養成事業を4月8日から開始します。
■今月以降、全国13か所でリアル講座を再開
「触れる」ことを最も大事にしてきた当協会では、もともと、免疫力の下がった高齢者と接することにおいて、特に衛生面の知識や対応スキルを身に付ける講座を実施してきましたが、緊急事態宣言発令中は、リアルの講座を中止せざるを得ない状態でした。今月以降はさらに感染拡大を防止する細心の注意を払い、リアルの講座を再開します。高齢者の中でも認知症やうつ症状のある人には、人と話す、触れ合うというコミュニケーションがとても大切であり、コミュニケーションが減ることが、認知症状やうつ症状の悪化につながりかねないと言えます。長引くコロナ禍にあっては、コロナ対策と同じように、認知症やうつ症状の進行を抑える取り組みが必要であり、セラピストの活躍は、高齢者の認知症状の悪化を防ぐことで、介護士や医療従事者の業務を軽減することに繋がると考えます。ハンドセラピー・フェイシャルセラピー・メイクセラピー・介護基礎が総合的に学べる認定基本講座14か所に加え、フットケアセラピーの専門講座は6か所、メディカルアロマセラピーの専門講座は、11か所で開催します。
■8年目に向けた今後の展望
当協会の取り組みは、2016年度には厚労省の「保険外サービス活用ガイドブック」に取り上げられるなど、超高齢社会にとって、必要な新しいサービスとして認知されつつあります。超高齢社会に突入した現在、高齢者にとって適切な接し方は、より必要と求められるものと思われます。
看護・介護従事者だけでなく、地域に密着したケアとしても、幅広い人が高齢者と自然に触れ合うことができる「ビューティタッチセラピー」をさらに普及啓蒙していきたいと考えます。(代表理事:谷 都美子)
介護士の資格を持つ人は、介護基礎講座が免除になるなど、その人の能力によって受けなければならない講座が異なり、講座の受講の有無により費用が異なります。詳しい内容は、HPからお問いあわせください。また、新型コロナ感染拡大に伴い、講座スケジュールが変更になる可能性があるため、当協会、ホームページにてご確認ください。
専門講座は、認定基本講座を受講後に受けられる講座で、専門講座のみの受講はお受けしておりません。
【一般社団法人介護美容セラピスト協会 概要】
※一般社団法人日本介護美容セラピスト協会は、株式会社ナリス化粧品が、100%出資しています。
所在地:大阪市福島区海老江1丁目11番17号(株式会社ナリス化粧品 本社内)
設立:2014年4月
代表者:代表理事 谷 都美子
事業内容:心と体の美容療法®を創出。ビューティタッチセラピー®(介護美容)の手法を用いて、マッサージやメイクなどの「肌に触れるケア」をとり入れることで、主に高齢者の自立支援やQOLの向上を目指す。全国で、ビューティタッチセラピストの養成と認定講座を開催。2,025名(2021年3月末現在)の認定セラピストを輩出している。また、施設や地方包括ケア等のリクエストに応え、セラピストの派遣を行っている。
2014年9月 九州ヘルスケアサービス産業創出研究会テーマ事業に認定
2015年3月 日本健康支援学会で発表
2015年3月 日本早期認知症学会で発表
2016年3月 厚生労働省 「保険外サービス活用ガイドブック」に掲載
2018年6月 日本健康心理学会、日本ヒューマン・ケア心理学会学術集合合同大会で発表
2019年3月 日本健康支援学会で発表
2019年7月 日本感性工学会で発表
2019年10月 日本早期認知症学会で発表
2019年11月 日本ヘルスプロモーション理学療法学会で発表
2021年3月 日本化粧医療学会で発表