一般社団法人 日本認知症コミュニケーション協議会
認知症の予防・進行防止、虐待防止のために、認知症の基礎知識とコミュニケーション力を身につける「認知症ライフパートナー検定試験」申込受付開始!
一般社団法人 日本認知症コミュニケーション協議会(所在地:東京都渋谷区 理事長:渡辺 光子)は、2016年7月17日(日)に実施する認知症ライフパートナー検定試験(第15回3級検定/第13回2級検定)の申込受付開始いたしました。2級、3級は、どなたでも受験できます。
今後、ますます認知症の人が増え続けていく現状の中、検定試験を通してすべての人に認知症について広く知ってほしいという思いから全国(札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・岡山・福岡)7ヶ所で「認知症ライフパートナー」検定試験を実施しています。
受験される人は下は10代から上は80代まで。一般の方、学生の方をはじめ、福祉・医療の専門職の方など幅広い方が受験しています。受験資格は、どなたでも受験できます。
検定試験の問題は、各公式テキストから出題されます。2016年で8年目をむかえ、現在、約2.5万人を超える方々が受験しています。今回で3級検定が15回目、2級検定が13回目をむかえます。
【認知症の正しい知識と、認知症の人の心理状態を理解する】
公式テキストでは、認知症という病気の種類と特徴、病気から起こるさまざまな症状、心理状態とその対応の仕方を学び、理解します。また、その人に合ったアクティビティを用いたケア、認知症の人とのコミュニケーションのとり方、ケアの在り方などをさまざまなアクティビティの事例を通して学びます。認知症に関する正しい知識や手法、介護保険や社会資源の活用なども修得できます。
【アクティビティ・ケアとは】
「アクティビティ・ケア」とは、回想法・音楽・運動・園芸・絵画・化粧・アロマセラピーなどその人に合ったさまざまなアクティビティを用いてコミュニケーションをとりながら、その人の生活改善、生活の活性化に繋げるケアのことです。そのためには、認知症の人の価値観や生き方、趣味・趣向、身体状況を理解し、アセスメント(心身状態確認)を通して「できること」と「できないこと」を見極めながら、その人に合ったアクティビティを選択し、計画・運営します。認知症の人とともにケアに関わる人、家族の方もアクティビティを楽しむことが、お互いのストレスを少なくし、認知症予防や進行を抑えるために有効なケアの手法となります。
【認知症ライフパートナーの役割】
認知症ライフパートナーは、認知症についての基礎的な知識とともに、“アクティビティ”(回想・音楽・園芸など)を用いたケアの手法を身に付け、認知症の人たちのこれまでの生き方や価値観を尊重しながら、その思いや願いに応え、実際にアクティビティを用いたコミュニケーションを通して、認知症の人や家族の生活支援をしていきます。認知症の人のケアに関わる方々のサポートを行うという役割があります。このように認知症の人の心の叫びを理解しケアできる人材の養成が急務です。
【検定試験(3級・2級)の基準】
〈3級検定〉「認知症ライフパートナー検定試験 3級検定 」公式テキストから出題され、基礎知識の理解度を問います。認知症という病気の特徴や症状に関する基礎知識、アクティビティ(音楽、園芸、回想法・運動など)を用いたコミュニケーション手法、福祉制度の活用についての理解度を確認します。
〈2級検定〉「認知症ライフパートナー検定試験 2級検定 」公式テキストから出題されます。2級検定では、認知症の人の病気の特性や症状、生活習慣病、食事、排泄、睡眠、薬など、より深い専門知識と認知症予防について問います。また、アクティビティ・ケアの計画・運営など専門的知識と、アクティビティ・ケアの進め方などについて確認します。さらに、居住環境に対する留意点や介護保険など制度の活用についての理解度を確認します。
【試験概要】
試験日:2016年7月17日(日)
申込受付締切:2016年6月13日(月)
検定試験会場:札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・岡山・福岡 全7会場
3級検定: 5,500円(税込)
2級検定: 8,800円(税込)
1級検定:12,000円(税込)
受験資格:学歴・年齢・性別・国籍による制限はありません。
※但し、1級受験資格は、2級合格者となります。
お申込み方法:当協議会HP(http://www.jadecc.jp/)・郵送・FAX
一般社団法人 日本認知症コミュニケーション協議会(http://www.jadecc.jp/)
認知症ライフパートナー検定試験(http://www.jadecc.jp/license/index.html)