エー・アンド・デイ/バリアフリースケール(車いす用)に関する特許を取得

2020/3/11

A&Dは、介護・医療スタッフの負担を軽減する体重計、
バリアフリースケール(車いす用)「AD-6106R」に関する
特許を取得いたしました。

 

株式会社エー・アンド・デイ(本社:東京都豊島区、代表取締役執行役員社長:森島 泰信)は、介護・医療スタッフの負担を軽減する体重計、バリアフリースケール(車いす用)「AD-6106R」に関する特許を取得いたしました。
本発明により、体重計の軽量化が実現するため、体重計の移動や保管する際の介護・医療スタッフの負担を軽減することができます。

A&D1 A&D2

【1.本発明に至る背景】

車いすに乗ったまま体重を測ることができる体重計は、被測定対象の重量が作用する計量台が広い面積を持ち、また測定したい人の体重の他に手すりや車いすの重量が荷重として作用する分、計量台の変形量が大きく、計量台に内蔵された荷重センサのロードセルの測定誤差につながるおそれがあります。
そこで、正しく測定を行うためには、被測定対象の重量が作用する計量台の剛性強度を高めて変形を抑制する補強構造が必要なため、体重計そのものが重くなっていました。
このように重い体重計を老人ホームなどの施設内で移動、保管する作業は、特に女性の介護・医療スタッフにとっては重労働となるため、この種の体重計の軽量化が求められていました。

【2.本発明の概要】

計量台の補強構造を見直し、荷重を分散させることによりロードセル周辺の変形を抑制すると共に、主要部の構造にハニカム(ハチの巣)構造を採用することで、測定誤差の増加(測定精度の低下)を防止した状態のまま、体重計の総重量を軽量化することができました。

【3.本発明により解決されたこと】

本発明により、従来品の強度や測定精度を低下させずに、従来の体重計の総重量約25kgを約18kgまで30%近くも軽量化することに成功し、国内唯一の20kg以下を実現しました。
老人ホームなどで就労されている介護・医療スタッフにとって、体重計の総重量が軽量化されている分、体重計を施設内で移動させたり、使用しないときに片づける際の作業の負担が軽減されます。

【4.バリアフリースケール(車いす用)「AD-6106R」のその他の特長】

https://www.aandd.co.jp/products/medical/medical-scales/me-weighing/ad6106r/

●スムーズな移動が可能
 ・大型キャスターで3Way走行できます。
 ・エレベータや保管室の狭い扉は、ヨコ走行でスムーズに進入できます。
●立掛け自立スタンド
 ・自立しますので、ドアの開閉時などに手を放しても横倒しになりません。
 ・狭い収納スペースにも対応できます。
●移動中のけが防止
 ・持ち手を設置し、エッジの少ないデザインで指挟みや切傷事故を防止します。
●ユーザー様インタビューはこちらからどうぞ
 社会福祉法人 馬島福祉会 特別養護老人ホーム 恒春園様
 https://aandd.actibookone.com/content/detail?param=eyJjb250ZW50TnVtIjoiMTI3MjMifQ==&detailFlg=1

【5.特許の概要】

発行日  :令和2年2月12日(2020.2.12)
特許番号 :特許第6644435号
特許権者 :株式会社エー・アンド・デイ
発明の名称:体重計

<会社概要>
会社名  :株式会社エー・アンド・デイ
本店所在地:〒170-0013 東京都豊島区東池袋3-23-14
代表者  :代表取締役執行役員社長 森島 泰信
設立   :1977年5月
資本金  :6,388百万円
市場情報 :東証1部 7745
事業内容 :電子計測器、産業用重量計、電子天びん、医療用電子機器、試験機、工業計測機器、
      その他電子応用機器の研究開発・製造・販売

 

 

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