ニッソーネット/第12回「介護の日」アンケート結果

~介護スタッフ741名の本音がわかる~
第12回「介護の日」アンケート集計結果外国人と働くことへの期待は、
「異文化コミュニケーション」が1位で約45%に

福祉の人材サービス及び育成を行う株式会社ニッソーネット(本社:大阪市北区、代表取締役会長兼社長:山下吾一)は11月11日の「介護の日」を記念したアンケートを当社に登録している介護派遣スタッフ対象に実施。

 

今年の調査結果がまとまりましたので、ご報告いたします。このアンケート調査は、厚生労働省により「介護の日」が制定された2008年より継続して行ってきたもので、今年で12回目となります。
 
——————————————————————————————————————————————————

【アント集計結果のポイント】
●介護の現場で、外国人と働く上で楽しみな点は?
1位は、「異文化コミュニケーション」で44.8%に

 
●保険の適用対象になってほしい介護ロボットは?
「移乗・移動支援ロボット」が半数以上。女性が多い現場で負担を軽減するロボットが求められる
 
●長く働ける「介護の職場条件」として、最も求めるものは?
「職場の人間関係が良い」(43.5%)と「納得のいく賃金」(29.8%)で、7割以上を占める
 
●介護の施設長になってもらいたい有名人は?
女性1位は6年連続で「天海祐希」さん、男性1位は2年連続で「内村光良」さん!

■ アンケートについて

  • アンケートの目的:「介護の日」の存在をスタッフに認知してもらうこと、そして、アンケート結果を発信することで、介護の仕事に従事するスタッフの生の声を広く知らせることを目的としています。
  • 調査期間と方法:2019年9月17日~10月14日、インターネット・モバイル回答方式
  • 調査対象と回収数:当社登録の介護派遣スタッフ、回収数741名

※「介護の日」とは?
2008年7月、厚生労働省により、制定された記念日。
“介護について理解と認識を深め、介護従事者・介護サービス利用者および介護家族を支援するとともに、利用者・家族・介護従事者・それらを取り巻く地域社会における支え合いや交流を促進する観点から、高齢者や障害者等に対する介護に関し、国民への啓発を重点的に実施するための日”として、「いい日いい日」の語呂合わせから、11月11日を「介護の日」と決めた。(厚生労働省HPより)

——————————————————————————————————————————————————

■ アンケート集計結果
Q1. 介護の日(11月11日)を知っていますか?
「介護の日」を知らない介護スタッフが、約6割(59.1%)
今年で12年目を迎える「介護の日」ですが、知っている介護スタッフが約4割(40.9%)という結果に。また、「知らない」と回答した介護スタッフは約6割(59.1%)となり、昨年より1.9pt減少したものの、依然として認知度が低い状態が続いています。今年も「介護の日」に向けて、全国各地で関連イベントが開催される予定ですが、引き続き業界全体で認知度を向上させ、介護や介護の仕事への理解促進へ繋げる取り組みが求められます。

Q2. 外国人と働く上で楽しみな点は何ですか? 
1位は「異文化コミュニケーション」で44.8%に
技能実習制度や新たな在留資格の特定技能により、今後、介護現場に携わる外国人の数は増加することが予想されます。そのような中、外国人と働く上で楽しみな点を聞いたところ、最も多かったのが「異文化コミュニケーション」(44.8%)、次いで「人手不足の解消」(22.5%)でした。「外国人と働くこと自体が楽しみ」(13.4%)といった回答も上位に入り、不安(Q3)もある一方で、外国人と働くことへの期待も感じられる結果となりました。

Q3. 外国人と働く上で不安な点は何ですか?
「意思疎通ができるかどうか」が約4割(39.9%)。続いて「生活習慣・文化・マナーの相違」(33.1%)という結果に介護スタッフが外国人と働く上で不安と感じている点として、「意思疎通ができるかどうか」という回答が約4割(39.9%)でした。続いて「生活習慣・文化・マナーの相違」(33.1%)という声が多く、外国人を雇用する際には、現場の中で言葉の壁や生活習慣・文化の違い等への配慮をし、円滑にスタッフ同士の意思疎通や関係構築を行うための工夫が必要と考えられます。

Q4. あなたの職場で「外国人技能実習生」を受け入れることになったら、どう思いますか?
「一緒に働きたいが、不安もある」が約半数。「ぜひ一緒に働きたい」も約3割。
約半数(50.6%)が「一緒に働きたいが、不安もある」と回答し、多くの介護スタッフが「外国人技能実習生」の受け入れを前向きにとらえているものの、不安も感じていることがわかりました。また、「ぜひ一緒に働きたい」という回答が30.2%と昨年から3.0pt微増し、外国人技能実習生と一緒に働くことへの理解と関心が少しずつ広がっていることが伺えます。

Q5. 現在、ロボットの導入が介護報酬で加算されるのは「見守りセンサー」を導入する特別養護老人ホームなど一部に限られていますが、厚生労働省は、2021年の介護報酬決定で保険の適用対象となるロボットの拡大を検討しています。 保険の適用対象になってほしい介護ロボットは何ですか?
半数以上が「移乗・移動支援ロボット」と回答。
「移乗・移動支援ロボット」という回答が半数以上(52.1%)で1位となり、2位は「排泄支援ロボット」(18.8%)でした。女性の多い介護現場で、体力に自信のないスタッフでも安心して、高齢者をベッドから車いすに移乗介助することができるなど、負担が軽減できる介護ロボットが求められているようです。
 ①移乗・移動支援ロボット:パワーアシストスーツ、補講アシストカートなど
 ②排泄支援ロボット:排泄予測デバイス、排便姿勢保持機器など
 ③コミュニケーション支援ロボット:赤ちゃん型や動物型のコミュニケーションロボットなど
 ④機能訓練支援ロボット:歩行訓練支援機器、リハビリトレーニングツールなど

Q6:長く働ける「介護の職場条件」として最も求めるものは何ですか?
「職場の人間関係が良い」(43.5%)と「納得のいく賃金」(29.8%)で、7割以上を占める
長く働ける「介護の職場条件」として最も求めるものは、1位「職場の人間関係が良い」(43.5%)、2位「納得のいく賃金」(29.8%)という結果になり、この2つだけで7割以上を占めました。介護の職場はチームワークが必須です。今後、外国人介護士の増加など様々な環境変化が想定され、現場でどのように対応していくかもポイントになりそうです。

Q7. 介護の仕事を、漢字一文字で表すと何ですか?(自由回答)
1位は「心」。 昨年4位だった「忍」は2位に浮上
今年は、1位「心」(10.4%)、2位「忍」(6.6%)、3位「優」(4.5%)という結果になりました。1位の「心」は、一人一人に寄り添った介護を通じて、ご利用者様や、そのご家族の方に喜ばれる介護の仕事の特長が現れています。また、昨年は1位「心」、2位「愛」、3位「笑」で、4位だった「忍」が今年は2位に浮上。介護の仕事は一筋縄ではいかないこともあり、“忍耐力”を持って取り組むことも必要なようです。

Q8. 介護の施設長になってもらいたい有名人は?
女性1位は6年連続で「天海祐希」さん、男性1位は2年連続で「内村光良」さんに!
女性部門は、女優の「天海祐希」さんが6年連続で1位となり、約20%の票を獲得しました。正義感が強くかっこいい役柄を多く演じ、頼れるリーダーのイメージが支持されているようです。男性部門は、バラエティ番組の司会などで活躍し、親しみやすいイメージの「内村光良」さんが、昨年に続き1位に。映画やテレビドラマにも多数出演している「大泉洋」さんは、昨年のランク外から急上昇し、2位となりました。
※選択肢は、産業能率大学「理想の上司ランキング(2019年度)」より
 

【会社概要】
質の高い介護士、看護師、保育士を「人材派遣」「人材紹介」「紹介予定派遣」という形で、高齢者福祉施設、病院、保育所へ提供。また介護資格講座や、介護・保育セミナーを行う「福祉の教室 ほっと倶楽部」も運営しています。
[社名] 株式会社ニッソーネット  [代表者] 代表取締役会長兼社長 山下吾一
http://www.nissonet.co.jp/company/
[設立] 1999 年 9 月  [資本金] 1,000 万円  [売上高] 65.1 億(2019 年 3 月期) 
[事業内容] 人材サービス事業、教育・研修事業、施設運営事業  [拠点] 18 拠点 
大阪本社: 大阪府大阪市北区芝田 1-4-14 芝田町ビル 2F    TEL:06-6375-2111  FAX:06-6375-1717 
東京本社: 東京都新宿区西新宿 1-13-12 西新宿昭和ビル 3F TEL:03-6911-4011  FAX:03-5321-4311

<本件に関するお問合せ>
・株式会社ニッソーネット 堀田(ほった) 
 TEL:0120-982-279  Email:a-hotta@nissonet.co.jp
・株式会社アネティ(PR会社) 真壁    
 TEL:03-6421-7397  Email:makabe@anety.biz
 

 
シニアマーケティングの豊富な実績事例から、トータルコーディネートさせていただきます。
お気軽にお問い合わせください
マーケット最前線
データ集
メディア集
ビジネスマッチング
注目ビジネス
シニアマーケティングの考え方
連載コラム
編集室から
シニアライフ総研について
ニュース
お問い合わせ

Copyright©Roots of communication Co.,Ltd. All rights reserved.