シニアライフ総研®ビジネスアワード2023 選定結果発表!!
ビジネスアワード2023 概要と選出方法
【概要】
シニアライフ総研にて2023年内※に『特選ニュース』として取り上げた企業・団体の活動で今後も注視したい、期待したい、と思われる事案を各部門ごとに選出しました。 選定基準は 「プロダクト」「ビジネスモデル」「シニアライフ」の3つの部門において、それぞれ下記の通りとします。
※2022年11月14日(月)~2023年10月20日(金)までの配信ニュース
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プロダクト賞
超高齢社会の日本を豊かにするであろうモノ・コト -
ビジネスモデル賞
新たな切り口でシニア市場の活性化が期待できる企業または団体の活動や取組み -
シニアライフ賞
第二の人生において「明るく」「楽しい」の提供を期待できる商品やサービス、取り組み
【選定方法】
2023年に配信した全362の『特選ニュース』の中からシニアライフ総研運営メンバーにより全52事案(プロダクト賞15事案、ビジネスモデル賞20事案、シニアライフ賞17事案)をノミネートしました。 これらノミネート事案から、シニアライフ総研運営メンバー以外の有識者3名と、シニアライフ総研代表が受賞事案を選定しました。【選出委員(敬称略)】
小黒一三 選 介護業務支援サービス「ライフレンズ」と連携可能な「排泄センサー」を提供開始
黒川由紀子 選 やわらか食調理器&炊飯器&電気圧力鍋。1台3役の『DeliSofter(DS-1D)』が10月1日に発売
福岡伸一・渡瀨英治 選 高齢者や認知症の方に配慮したガスコンロを開発
小黒一三・渡瀨英治 選 アシックス×ORPHE×下北沢病院×ロート製薬 健康寿命および歩行寿命の延伸実現に向けた取組みを開始
黒川由紀子 選 本気のスポーツにデジタルを掛け合わせたEスポーツフィールド、さらに本格筋力マシンフィールドが融合する「楽しみながらフレイル予防する運動習慣化施設」の新業態を新たに立ち上げます。
福岡伸一 選 デイサービス向け口腔ケアサポートサービス『D-サポ』提供開始
小黒一三 選 産官学連携による「シニア×ドローン×地域課題解決」に向けた協定を締結 ~ドローン操縦を通じた、シニアが健康で活躍できる地域づくりへの取り組み~
黒川由紀子・渡瀨英治 選 和歌山県上富田町にて、ミドルシニア向けサイクルツーリズム×セカンドキャリアツアーの展開を開始
福岡伸一 選 シニアのスマホ生活をサポートし、情報格差の解消を。シニア向け「スマートフォン初心者講座」2/6より募集開始。
<2023年度 シニアビジネス市場の総評>
新型コロナウィルスの影響もようやく鎮静化し、人との交流や外出の制限も解除された本年度はシニアビジネス的にも堰を切ったように新たな動きが見られるようになりました。 「シニアライフ」面がまさにその象徴で、コロナ渦で飛躍的にネットリテラシー向上とデジタル化への対応が進んだシニア世代にYouTuber・VTuber・eスポーツ競技者などの活躍が見られるようになり、ドローンなどの先端機器をも趣味や生活の中に取り込み、刺激のあるシニアの生活が垣間見れる事案が目につきました。 「プロダクツ」面ではシニア対応として操作のしやすさや安全性に加え、シニアの運動習慣をサポートするような付加機能を盛り込んだものが多く見られました。製品自体を扱うことへの「ワクワク感」であったり「楽しさ」を体感できるものもあり、これらも結果的にシニアを行動的にさせるものと感じます。 「ビジネスモデル」面ではメーカーが本来の「モノツクリ」ビジネスだけでなく、介護・生活ときには医療制度の変革にも踏み込んだ環境改善を視野に入れた具体的な活動をおこなうようになった事案も見られました。現段階での不便や不満の解消だけでなく、将来あって欲しい社会像の実現を目指しての活動が見られ始めたのは本年のトピックだと思います。 市場全体として、一昨年より目立ち始めた他社や行政・自治体を含む第三者との連携や協業は効率化や相乗効果をねらったものが多かったように思われますが、本年度は全くの異業種や異なる便益の提供を主とする企業・団体同士で新たな価値創造を目指し、志を共にするようなスキームが見られ始めました。これは協業モデルの進化でもあると思います。これからも当該市場でさまざまな進化がおこり、シニアビジネス全体がさらなる発展を遂げることを期待したいものです。 |
シニアライフ総研 代表 渡瀨英治
【選出委員プロフィール(敬称略)】
受賞企業・法人コメント
【ビジネスアワード2023 プロダクト賞】
■パナソニック/介護業務支援サービス「ライフレンズ」と連携可能な「排泄センサー」を提供開始
パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社 ランドリー・クリーナー事業部 トワレ・電気暖房ビジネスユニット 日本市場統括部 商品企画課 南 弘嗣様 この度は、ビジネスアワード2023のプロダクト賞を授賞し、大変光栄に思っております。 本製品「排泄センサー」は介護業務支援サービス「ライフレンズ」と連携し、介護施設のご利用者様の「いつもとの違いを把握し、質の高いケアにお役立ちをしたい」との思いから開発した商品です。今回、このような賞をいただいた事を励みに、さらなる製品開発とサービスの向上に取り組み、ご利用者の方々のQOL向上とそのご家族の安心、また介護施設で働かれているスタッフの方の負荷軽減に貢献できるよう努めて参りたいと存じます。今回の受賞、本当に有難うございました。* * * * * * * * *
【ビジネスアワード2023 ビジネスモデル賞】
■エアデジタル/本気のスポーツにデジタルを掛け合わせたEスポーツフィールド、さらに本格筋力マシンフィールドが融合する「楽しみながらフレイル予防する運動習慣化施設」の新業態を新たに立ち上げます。
代表取締役 前田 相伯様 この度は予期せぬ受賞の御連絡を賜り、誠に嬉しく存じます。 実際のところ、ビジネスモデルというにはまだまだ自走が難しい状況であり、当方が考えるビジネスモデルとしての形に至ってもいないです。 当方の事業空間はとても広く、扱うコンテンツも沢山あります。 まだまだやりたいこと、やっていない事、やれる事、やらなくてはいけない事が沢山あり過ぎる為、今回選んでいただいた事を力に、ビジネスモデルとして独り立ちできるよう、関係企業、スタッフと共に今後もベストを目指します。当事業を気にかけて頂き、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。* * * * * * * * *
【ビジネスアワード2023 シニアライフ賞】
■産官学連携による「シニア×ドローン×地域課題解決」に向けた協定を締結 ~ドローン操縦を通じた、シニアが健康で活躍できる地域づくりへの取り組み~
NTT東日本埼玉事業部BI部まちづくり推進グループ 林 若菜様 /岩見 晃希様 この度は「ビジネスアワード2023 シニアライフ賞」にご選出いただき、ありがとうございます。2022年から開始した本施策を通じて、本庄市にはシニアパイロットで構成されるドローンクラブが創出され、地域の防災活動に参加するなど活躍の場を広げています。参加いただいたシニアの皆様には、「趣味や生き甲斐の一つとなった」というような非常に前向きなコメントもいただいています。このような取り組みを通じて、元気で健康なシニア世代の増加や活躍を推進し、持続可能な活気溢れるより良いまちづくりに向けて取り組んでいきたいと思います。* * * * * * * * *