SMIRING/高齢者と障がい者が地域と若者を支える食堂「スマイリング・キッチン・LABO(ラボ)」
2021/3/11
2021年3月25日グランドオープン!
■「スマイリング・キッチン・LABO」は、障がい者施設、就労継続支援B型事業所として障がい者、要介護や要支援の状態にある高齢者も採用し、多様な方がそれぞれの役割を発揮しながらモーニングやランチ(ビュッフェ形式)、テイクアウト惣菜を提供する地域のための食堂です。
また、お客さんが一定時間、お店のお手伝いをすると、一食無料のチケットを受け取れます。誰でも食べれるように店内の応援ボードに寄付(自分で使うのも良し)できるシステムや、敷地内に駄菓子屋を併設するなど、地域の人と人がつながる場を目指していきます。

■「高齢者の暮らしは若者が支えるもの」というイメージを逆転させる。
高齢者1人を支えるための若者の人数は年々少なくなっていきます。
しかし、若者たちが背負うのは高齢者の暮らしだけではありません。仕事から帰ってきたあとは料理や掃除、洗濯、もちろん家族との時間も大切です。
だけどもし、高齢者の方が少しだけでも家事や育児をお手伝いしてくれたら?
若者だって甘えていい。全部を頑張らなくていい。おんぶしたり、おんぶされたり。
新しいカタチで新しい関係を築き、誰もがそれぞれの役割を発揮しながら楽しく過ごせる社会を目指したい。そんな想いから誕生した「おんぶにだっこプロジェクト」。
高齢者が共働き世帯の若者や子ども達に地域食堂として料理を振る舞っています。
参加した家族は、「週1回でも夕食を作らなくていいというのはすごく助かる。」「地域の他の子と一緒に食べられて、うちの子もすごく嬉しそう。」などの声が聞かれました。また、普段は料理をしないという高齢者も「若い人たちが喜んでくれるから、やりがいがある。」と普段では考えられないような長時間、立って調理をされ、それにはスタッフも驚いています。
これまでは週1回程度、イベント的に開催してきましたが、これを日常的に提供したいという思いから「スマイリング・キッチン・LABO」を立ち上げました。

要介護の高齢者が料理を振る舞う。
■地域や人とのつながりを一緒に見つける拠点でありたい。
イギリスでは、既存の医療の枠組みでは解決が難しい問題のための仕組みとして「社会的処方」というものがあるそうです。
医師が薬を処方して患者さんの健康問題を改善するのではなく、「地域とのつながり」を処方することで身体も気持ちも元気になり、「社会的に健康」な状態を取り戻すことができるのではないか?という取組みです。
すでに日本でも川崎を皮切りに全国で取組みがスタートしています。
スマイリング・キッチン・LABOでは、このような「地域とのつながりを処方する拠点“社会的処方研究所”」としての機能も備え、つながり支え合う地域を目指していきたいと考えています。

内装は地域の方々とDIY!子ども達が駄菓子屋の壁を漆喰で塗りました。
■レンタルスペース、レンタルキッチンとして
土日にはレンタルスペース、レンタルキッチンとして地域の方々がイベントや集まりに使っていただけるよう開放し、お茶でもしながら気軽に集えるカジュアルな公民館のような場としての活用も見込んでいます。
また、事業連携する特定非営利活動法人おんぶにだっことも協力し、福祉・介護業界や高校生など学生向けに学び・健康・料理・エンタメなど様々なイベントも開催していきます。

普段は料理をしない男性高齢者も子どもの笑顔のためにと大活躍。

敷地内には駄菓子屋も併設
定休日:土日、年末年始
営業時間:8:30~17:00
所在地:〒471-0805 愛知県豊田市美里5丁目17-5
運営会社:株式会社SMIRING
Facebook:https://www.facebook.com/smiring.kitchen.labo
運営会社Webサイト:https://smiring.info/
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