高齢者向けおしゃべりAI見守りスピーカー|実証実験を福島県川俣町にて開始

 

 

今月1月から2月にかけて50世帯を対象に実施

 

株式会社シーマン人工知能研究所(本社:東京都新宿区 代表:斎藤由多加)、株式会社オプテージ(本社:大阪府大阪市 代表取締役社長:名部正彦)、福島県川俣町は、一人暮らしの高齢者向けおしゃべりAI見守りスピーカー(以下、「本製品」といいます。)の実証実験(以下、「本実証実験」といいます。)において提携し、福島県川俣町において、2025年1月から2月にかけて本実証実験を実施することを発表いたします。

 

一人暮らしの高齢者向けおしゃべりAI見守りスピーカー「俣兵衛」

 

 

【本実証実験について】

本実証実験は、シーマン人工知能研究所が独自に開発した本製品を使い、一人暮らしの高齢者が本製品と会話し、その会話を通じて得られた情報を関係者に共有するというものです。

 

具体的には、自宅に設置された本製品が、毎日一人暮らしの高齢者に話しかけることで、会話で得られた結果を、その高齢者を見守るご家族等 (高齢者のお子様ご夫婦、訪問介護事業者、自治体関係者の方など)に、毎日メールで送るといった機能を提供します。また、地元のイベント情報や天気予報、占い情報などを伝える便利な機能も実装します。

 

 

【本製品により提供される機能】

本サービスを管理総括する自治体(本実証実験においては、福島県川俣町がそれにあたります)の担当者が、当該システムの管理画面から、対象者の体調異常、変調、また緊急事態を察知し、必要時には本製品が民生委員などに対して直接連絡をする機能を提供することを目指しています。

 

高齢化、および過疎が深刻化するコミュニティにおいて、訪問介護の対象の情報を会話によって収集することで、訪問の優先順位を調整するなど、逼迫する介護現場を底支えする試みといえます。

 

スマートスピーカーの多くは、自宅のインターネット回線に無線(Wi-Fi)接続する必要がありますが、本実証実験においては、オプテージが連携したことにより、同社の提供するモバイル回線(mineo・データ通信SIM)を本製品に内蔵することで、手間のかかるインターネット回線やWi-Fi設定などを行わずとも即座に使える仕様をとっており、利用者による設定の手間が一切不要となりました。

 

 

【本実証実験の背景と経緯】

シーマン人工知能研究所は、震災復興を目的とした福島イノベーション・コースト構想のもと設立された「地域復興実用化開発等促進事業費補助金」の採択を2022年に受け、本製品の開発を進め、その一環として、本実証実験のための準備を行なってきました。

 

今回の開発においては、シーマン人工知能研究所のゲーム開発を通じて得てきた知見が生かされており、具体例としては、高齢者を監視しているような印象にならないよう、本AIの声およびキャラクターを可愛い子どもの妖怪キャラクターとして設定しました。その声優には川俣町の小学生の子どもを起用しています。

 

本実証実験では、実際に本製品によってどのような効果が得られ、また、どのような不都合があるのかを見極めることを目的としており、特に一人暮らしの高齢者の方や、高齢化社会において、IoTやAIのテクノロジーを社会実装する際の課題を洗い出すことも目的としています。

 

また、本実証実験をサポートするオプテージは、ベンチャー企業等へのモバイル通信を活用した新規事業創出プログラム「DENPAto(でんぱと)」の一環として、新しいビジネスと新しい市場の創出を目指し、参加しています。

 

 

【シーマン人工知能研究所独自のAI日本語会話制御エンジン】

本事業の中核にあるのがAIの技術です。しかし昨今のブームの中心にあるGPTに依存したものとは異なります。100万人ユーザーを擁するエンターテイメント業界での知見をもとに、GPTとは別のシーマン人工知能研究所独自のAI日本語会話制御エンジン(SwitchingSystem)により、GPTの能力を引き出し、かつ「楽しませる会話」を生成することに主眼を置いて開発されています。

 
 
1999年に発売された人工会話の先駆的ゲーム『シーマン~禁断のペット~』

 

 

【一人暮らしの高齢者向けおしゃべりAI見守りスピーカー「俣兵衛」の3つ特徴】

 
 
一人暮らしの高齢者向けおしゃべりAI見守りスピーカー「俣兵衛」

 

AIの技術を活かし、ひとり暮らしの高齢者の暮らしを穏やかに見守るために、本製品には以下の3つの特徴を持たせました。

 

 

① あたたかみのある日本語会話

当社はゲーム制作会社を母体とし、創業当初から、自然な日本語でやりとりができる日本語の会話制御エンジンの研究・開発を進めてきました。

 

型にはまった一問一答の無機質な会話ではなく、話の文脈を記憶し、相手に合わせて話題を広げたり、さりげなく日々の行動を確認したり、ときにツッコミを入れる。

 

本製品が目指すのは、そんな人と人とがごく普通にかわす、自然な言葉のやりとりです。AIによるあたたかみのある会話が、高齢者の孤独感をやわらげ、QOLを向上させると考えています。

 

 

② 川俣町の伝承にもとづいたキャラクター設定

 

俣兵衛(またべえ)のキャラクタイメージ

 

見守り機器とはいえ、利用者には機械に監視・管理されているといった緊張感を与えず、より楽しく使っていただきたいと当社は考え、今回の試みでは、本製品に「俣兵衛」という名前のキャラクターをつくり、甘え口調やヤキモチ焼きな性格を付与しました。

 

川俣町の乳子岩(ちごいわ)にまつわる伝承(口減らしのため、乳飲み子を岩穴に捨てたというもの)をベースとし、「天真爛漫ながら、母親への強い憧れを持ちあわせ、ときにヤキモチを焼くような子どもの妖怪」というキャラクターとして言語を生成しています。

 

また、「俣兵衛」の声はオーディションに合格した川俣町在住の小学生の方の音声をサンプリングし、AI技術によって生成しています。

 

 

<<今回声優オーディションで採用されたお二人>>

 

川俣小学校1年生の女の子(7歳)
川俣小学校2年生の女の子(8歳)

 

 

③ 一人ひとりのライフスタイルに合わせてカスタマイズ

川俣町との連携のもと、町内各種団体の協力により、利用する高齢者の服薬状況や緊急連絡先などの基本情報のサーバー設定を事前にカスタマイズすることで、ご要望に応じ一人ひとりに合わせて発話内容を変えることが可能です。

 

心身不調時の早期発見にもつながるなど、高齢者、ご家族、地域の安心安全を確保しながら、より高齢者の暮らしに寄り添う仕様となっています。

 

 

【本事業の社会的意義】

日本の総人口に占める高齢者人口の割合は年々上昇が続き、2022年には29.1%に到達。2040年には35%を超えると予測されています。

 

図1. 高齢者人口及びウェアリアいの推移(1950年〜2040年)[出典:総務省統計局]

 

 

本実証実験を行う川俣町においては、人口12,170人(外国人を含む)のうち、60歳以上の割合は50.1%と高い水準となっています(2020年10月1日現在)。とくに山木屋地区は原発事故による避難地域となり、それをきっかけに人口減少、高齢化が深刻化しています。

 

川俣町に限らず、今後ますますひとり暮らしの高齢者が増えることが予想されていますが、ひとり暮らしの高齢者が安心して暮らせる社会の構築、孤独感の解消への対策はいまだ社会実装されていないのが現状です。このような背景から、本事業を実施することは社会課題の解決に向けたひとつの提案でもあり、挑戦でもあるととらえています。

 

また、SDG’sでは、3番を中心に、9、11に貢献するものです。

 

本事業におけるSDG’s貢献分野

 

 

【シーマン人工知能研究所について】

 

ロゴ:シーマン人工知能研究所

 

本製品を開発・提供するシーマン人工知能研究所は、もともと喋る人面魚『シーマン~禁断のペット~』というゲームソフトの開発者によって起こされたベンチャー企業であり、会話の楽しさ、柔軟さといったものをゲーム開発での経験をもとにAI機能を社会実装する目的で始まったベンチャー企業です。

 

将来的には、本製品だけではなく、様々な分野で、シーマン人工知能研究所独自のAI日本語会話制御エンジンを広めていきたいと考えています。

 

  • 会社名:株式会社シーマン人工知能研究所

  • 所在地

    本社:〒160-0022 東京都新宿区新宿1-7-10 グランドメゾン新宿御苑1108

    支社:〒970-8026 福島県いわき市平字田町120番地 LATOV(ラトブ)6階 いわき産業創造館内 M2

  • 代表者:代表取締役 斎藤 由多加

  • 設立:平成27年(2015年)10月5日

  • 公式ホームページ:http://seaman.ai/

 

 

【オプテージについて】

 

ロゴ:オプテージ

 

オプテージは、1988年4月設立。携帯電話サービス「mineo(マイネオ)」、法人向け情報通信サービス、クラウドサービスや自社運営のデータセンター、関西エリアで家庭向け光インターネットサービス「eo(イオ)」などを提供している、関西電力100%出資の情報通信企業です。

 

「DENPAto(でんぱと)」は、企業・個人のビジネスアイデアと、オプテージの通信インフラを組み合わせることで、「IoX(Internet of 何か)」を共に創り、社会課題の解決を目指す新規事業創出プログラムです。「日本社会から“孤独“を無くしたい」というシーマン人工知能研究所の目標に共感し、高齢者向けおしゃべりAI見守りスピーカー「俣兵衛」への当社の通信インフラの提供を通して、「高齢者の孤独」という社会課題解決を共に目指します。

 

  • 会社名:株式会社オプテージ

  • 所在地

    本社:〒540-8622 大阪市中央区城見2丁目1番5号 オプテージビル

  • 代表者:代表取締役社長 名部 正彦

  • 設立:昭和63年(1988年)4月2日

  • 公式ホームページ:https://optage.co.jp/

  • DENPAto Webサイト:https://denpa-to.com/

 

 

【川俣町について】

 

ロゴ:川俣町

 

 

川俣町は、県庁所在地の福島市に隣接し、東北地方の一番南にある福島県の北部に位置している、人口12,170人(外国人を含む。2020年10月1日現在)の町です。また、南東部にある山木屋地区は、東日本大震災による原発事故の影響による避難指示区域の指定を受け、震災以降約7年もの間居住が制限されていましたが、その影響で、少子化、高齢化(高齢化率40%以上)が進んでいます。

 

シーマン人工知能研究所とは、「AI生活会話見守りスピーカーを活用した快適な地域社会の構築に向けた事業連携協定」を2022年に締結し、高齢の方々や高齢者を支える方々が安心して生活できる社会の構築に寄与できるよう取り組んでいます。

 

  • 所在地: 福島県伊達郡川俣町

  • 総人口: 12,170人(外国人含む。2020年10月1日現在)

  • 公式ホームページ:https://www.town.kawamata.lg.jp/

 

【本実証実験の詳細】

・対象者:川俣町在住の主に65歳〜85歳程度の方(聴覚が健常な方)

・実証実験期間:2025年1月〜2025年2月

・実施場所:福島県伊達郡川俣町

・参加者数: 50人(決定済み)

 

 

【主催・お問い合わせ】

■株式会社シーマン人工知能研究所 いわき支社

〒970-8026 福島県いわき市平字田町120番地 LATOV(ラトブ)6階 いわき産業創造館内 M2

担当者名:小林克行

メールアドレス:press@seaman.ai

 

 

【協力・提携】

■株式会社オプテージ

■福島県川俣町

 


関連記事

 

 

 

 Hubbit株式会社は、2024年9月にイオンリテール株式会社として初めてオープンした介護サービス特化型店舗の「MySCUE」イオン品川シーサイド店にて、弊社製品である「ケアびー」を2024年12月〜2025年3月まで店頭展示致しました。これまでも、介護事業者等向けには介護・福祉関連の展示会などで、出展して参りましたが、「ケアびー」の店頭展示はHubbit株式会社として初めての試みとなります。

 こちらの店舗では、展示されているスマートフォンからケアびー側へ連絡することが出来る自動ビデオ通話機能などを体験することが出来ます。また、展示スペースに置かれているチラシに印刷されているQRコードを読み込むことで、「MyScue」専用特別価格にてお申し込みをすることが出来ます。

 

 

■店頭展示の背景

 シニア向けのタブレットとして開発をした「ケアびー」はスマホが苦手なシニアの方だけでなく、認知症の方や難聴の方など幅広い方々にご利用を頂いております。また昨今では介護の現場において、利用者のみならず、ご家族や支援者の負担軽減ツールとしても注目をされております。

 そんな中で、イオンリテール株式会社が、シニアの方々を日々サポートしている、ご家族や支援者の悩みや課題の解決を目的としたプラットフォーム「MySCUE」の実店舗の立ち上げと「ケアびー」店頭展示のお話を頂き、「MySCUE」実店舗による周知を通じて、対象者の課題解決に貢献出来ると考え、展示することと致しました。

 

 

■展示概要

場所:イオン品川シーサイド店 MySCUE店舗内

期間:2024年12月〜2025年3月

体験 : ケアびーの「ビデオ通話機能」や「お知らせ機能」を体験することが出来ます。

特典 : 「MyScue」専用特別価格にてお申し込みをすることが出来ます。

 

 

 

【ご参考】ケアびーとは

利用者一人ひとりの身体機能・認知機能に合わせて、製品を個別にカスタマイズすることで、認知症患者でも使えるコミュニケーションツールです。利用者は「ケアびー」を通じて、離れている家族や友人と繋がることができ、家族や介護関係者は、離れているときも簡単に利用者と繋がり見守ることができます。

サービスサイト https://carebee.io/

 

 

 

【ご参考】イオン MySCUEとは

MySCUE(マイスキュー)は、主にシニアの方々を日々サポートしている、ご家族や身近な人たちの悩みや課題の解決を目的に創られたプラットフォームです。このプラットフォームでは、悩みや課題の解決に不可欠な「情報」を提供するだけでなく、それをサポートする「商品」や「サービス」を紹介していきます。

2024年9月に初の実店舗をイオン品川シーサイド店にオープンしました。

 

 

 

<会社概要>

会社名 :Hubbit株式会社

事業内容:話せる伝言板”ケアびー”:https://carebee.io/

     セカンドライフメディア GoldenYears:https://gldnyears.com/

設立  :2019年3月5日

代表者 :臼井 貴紀

会社URL:https://www.hubbit.io/

連絡先 : Tel 050-3138-3535

 


関連記事

 

 

 

 

株式会社小学館(本社:東京都千代田区)が運営する『介護マーケティング研究所 by 介護ポストセブン』(https://kaigo-postseven.com/marketing-research)は、『介護ポストセブン』(https://kaigo-postseven.com/)の会員組織『介護のなかま』登録者を対象とした「大人用の紙おむつ購入動向調査」を行いました。その結果を報告します。

 

 

●調査概要

介護中の排泄ケアについては、それがデリケートなことであるため、なかなかその実態が顕在化しないことが多いと考えられます。このたび、介護マーケティング研究所 by 介護ポストセブンでは、現在介護中の人が「はじめて購入した紙おむつ」について、その「メーカー名」や「購入の決め手」「入手場所」、また、2回目以降の購入については、動向に変化があるのかなどの調査を行いました。

初回購入後に選んだメーカーをそのまま使い続けるのか、2回目以降の購入場所に変化はあるのかなど、調査結果からは、紙おむつ購入にまつわる興味深い消費者動向が浮き彫りになりました。

 

 

■アンケート概要

調査主体:介護マーケティング研究所 by 介護ポストセブン

調査方法:インターネットによるアンケート調査

調査対象:『介護ポストセブン』会員組織『介護のなかま』登録者

調査期間:2024年11月15日~12月9日

有効回答者数:4,783名(内訳:男性 2603名、女性2140名)その他7、回答なし33

 

 

●「大人用 紙おむつ購入動向調査」結果一部抜粋

 

◆はじめて購入した「紙おむつ」のメーカーは?

1. 「ユニ・チャーム(ライフリー)」と回答した割合が半数以上

「介護対象者のために、はじめて購入した紙おむつのメーカー名を教えてください」という質問に対して、「ユニ・チャーム(ライフリー)」と回答した割合は53.43%、「大王製紙(アテント)」23.18%、「花王(リリーフ)」12.42%という結果になりました(図1)。市場シェアに近い数字ではあると思われるものの、ここでの結果はあくまで「はじめて購入した」紙おむつであることが集計のポイントです。

 
 
(図1)はじめて購入した「紙おむつ」のメーカー名【SA; n=1,514】

 

 

2. 初回購入で、その商品を選んだ理由は「介護する側の負担を減らせる」こと

「前問で回答されたメーカーの『紙おむつ』を購入した理由を教えてください」という質問に対して、「吸水できる量」が44.93%と最も多いものの、次いで「履きやすさ、履かせやすさ(交換のしやすさ)」36.40%、「入手しやすさ」30.71%が上位に入る結果となりました。

 

紙おむつを使用する介護対象者にとっての快適さを重視して「吸水できる量」や「肌触り」、「通気性」などの機能性が上位を占めると予想されていましたが、どちらかといえば、介護をする側の意向や都合によって購入品を決定しているという興味深い結果となりました。

 

介護中は、仕事や家事、介護対象者以外の家族のサポートに忙殺される場合は多く、限られた時間の中で介護をする側が工夫をしている状況が窺い知れます。

 
 
(図2)初回購入メーカーの「紙おむつ」を購入した理由【MA; n=1,794】

 

 

本調査では、このほかに、

3. はじめて紙おむつを購入した場所

4. 購入場所として選んだ理由

5. 2回目以降の購入時に初回と同じものを購入したのか

6. 2回目以降購入時によく購入した場所、その理由

 

などの質問をしており、初回と2回目以降での購入動向の違いを浮き彫りにしています。

 

「2回目以降の購入時も、初回に購入したメーカー品と同じメーカーのものを購入しましたか」という質問に対しては、「同じメーカーのものを購入した、購入し続けた」割合は68.90%、「途中で違うメーカーのものに切り替えた」割合は31.10%で、はじめて購入した商品が選ばれ続ける傾向にあることがわかりました。

 

 

(図5)初回購入メーカーの再購入状況【SA; n=1,746】

 

 

◆本調査の結果を通じて

「紙おむつ」の購入実態について、“はじめての購入”と“2回目以降の購入”について、実際に購入したメーカー名、購入理由、購入場所、同じメーカー品を購入し続けているかなどのアンケート結果を通して、購入理由では、「交換のしやすさ」や「入手しやすさ」といった、介護をする人の意向が大きく反映され、2回目以降も引き続き同じ商品を使う人が多い結果となりました。

 

購入場所では、初回は生活圏内の店頭が選ばれやすいものの、2回目以降は通販サイトも選ばれていることが判明しました。

 

また各設問のその他(自由記述)では、さまざまな回答が寄せられ、購入場所として選ぶ理由には、「クーポン券」や「ポイントが貯まる」ことを挙げていた人も多く、同じ店(通販サイトも含め)を利用し続ける理由の一つとなっていることが窺えます。

 

また、「買うとき、捨てるとき、持ち歩くときにも恥ずかしくない」「「おむつだとは一見わからないコンパクトなパッケージだから持ち歩くのに良い」など、紙おむつのデザインについて言及する回答もあり、「紙おむつを購入すること」自体に対する抵抗感が少なからずあることもわかりました。

 

「紙おむつは、排泄ケアで、日々消費する必需品となっている人も多いからこそ、介護をする側の、時間的・身体的・心理的な負担を軽くすることが求められており、2回目以降も同じ商品を購入し続ける理由は、そこから見えてくるかもしれません。

 

一方で、介護対象者が、着用している紙おむつへの不満や悩みがある場合、本人の意向や気持ちをどのように吸い上げ、考慮し、対処するのかは、メーカー側が今後の商品開発の課題や訴求方法を考えるヒントとなってくるでしょう。

 

※掲載しているデータは調査の一部です。掲載していないデータや自由記述設問に寄せられたコメント詳細については、以下までお問い合わせください。お問い合わせの際は、企業・部署名をご明記ください。


■介護マーケティング研究所 お問い合わせフォーム

https://kaigo-postseven.com/contact

 

『介護マーケティング研究所 by 介護ポストセブン』は、現在まさに介護中の方、介護に関心の高い方のリアルなデータをもとに、ユーザー動向分析・マーケティング・認知度向上・商品開発に役立てられるサービスを目指しています。

 

介護マーケティング研究所 https://kaigo-postseven.com/marketing-research

介護ポストセブン 公式サイト https://kaigo-postseven.com/

介護ポストセブン 介護施設・サービス検索 https://kaigo-postseven.com/kaigo-search/

介護ポストセブン X公式アカウント https://twitter.com/kaigo_postseven

 

 

■本リリースに関するお問い合わせ

株式会社小学館 広告局 第一企画営業室

TEL :03-3230-5375(直通)

FAX :03-3264-8471

E-Mail:net-biz@shogakukan.co.jp

 


関連記事

 

 

1人で水着の着脱ができない、着替えに時間がかかる… そんな不安・ストレスを解決

 

 

座ったまま脱げる水着 商品画像と脱ぎ方イメージ

 

 

フットマーク株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:三瓶 芳)は、「座ったままでも脱げる水着・下 男性用」を1月8日(水)より発売いたします。「座ったままでも脱げる水着・下 男性用」は、フィットネス水着のメイン利用者である高齢者の悩みの一つ「水着の脱ぎ着の難しさ」を解消させるために作りました。男性用のスパッツ型で、サイズはM~3Lの4サイズ展開、価格は5,720円(税込小売希望価格)です。フットマーク直営ネットショップ、フットマークオンラインショップ楽天店、一部スポーツクラブやスポーツ専門店などで販売いたします。

 

 

【開発背景】

水着は洋服と違い、ある程度の密着性が必要なため脱ぎ着がしにくい構造になっています。しかし水着の着脱はパンツを持ち上げ片足ずつ穿くなど衣類と同様の着方がこれまでの主流で、脱ぎ着に苦労する高齢者の姿をたびたび見かけていました。特にパンツを脱ぐ時について、『起立しパンツのウェストを足首まで引き下げ片足ずつ抜き脱ぐ』という行為が難しいという声が多くあります。「起立したまま」という状態や、「起立したままかがむ」ことが障壁となっています。

現在、当社で販売するフィットネス水着の購入者の約半数以上は高齢者です。そのメインユーザーの方々にとって、もっと着脱のしやすい水着の開発が必要だと感じ、2021年に女性用の「座ったままでも脱げる水着」を発売したところ「こんなものが欲しかった」というお声をたくさん聴くことができました。それと同時に「男性用はありますか?」「(女性用のセパレーツ下は)男性でも着ることはできますか?」というお問い合わせが多く寄せられ、男性にも同じ悩みがあるとわかり、今回の開発に着手。座ったまま脱ぐことを可能にするために、既存の介護服を参考に両足前にファスナーをつけ、座ったまま脱げる仕様にしました。

 

 

【水着の脱ぎ方】    

座ったままの状態で、簡単に脱ぐことができます。プールから上がり体が濡れた状態でトイレに行く際も、ファスナーを少し開けることで水着の着脱が楽になります。

 

座ったまま脱げる水着 脱ぎ方

 

 

【特徴】

  1. 視認性の高い白のファスナーを使用

    視認性が高いことでファスナーの場所がすぐに分かり、着脱をスムーズに行うことができます。また、両足前の白いファスナーのラインがスポーティなデザインとなっています。

  2. ストレッチ性のあるファスナーを使用

    着用した際にファスナー部分が波打ってしまうのを解消し、一般的なスパッツタイプの水着のデザインと差が出ない仕様にしました。

  3. ファスナーが肌に当たらない裏地

    ファスナーの裏面が直接肌に当たり、ファスナーによって肌が擦れることを防ぎます。

  4. 腰ひもの通し方を工夫

    一般的な男性用水着は、腰ひもでウエストサイズを調節していますが、この水着は両足前にファスナーを付けたことで、腰回りをひもで1周通すことができないという課題がありました。そこで、背面側半分だけにひもを通した状態で水着を穿いた後に、腹部に取り付けられた2つのループにひもを通

    し結ぶことで、水着がずれ落ちない仕様を考えました。

 
 
 
座ったまま脱げる水着メンズ 左:ファスナーを開けた状態 / 右:水着を裏返した状態

 

 

【開発担当者のコメント】

 現場のヒアリング時に印象的だったのは、とあるデイサービス利用者様の『施設に来るときはゆっくり家で着てくるのだけど、脱ぐ時は時間が掛かってしまって申し訳ない・・・』という声です。そこには誰かを待たせていることへの罪悪感やスタッフの方に着脱を手伝ってもらうケースもあり、迷惑をかけていることへのストレスを感じていることがわかりました。そこで、自分で着脱できる水着を企画することにより、ユーザーの方が自信を持って一人で脱ぎ着ができ、余計なストレスを少しでも軽減することが出来ればという思いから開発をはじめました。また介護現場においても、脱ぎ着を楽にすることで介護スタッフの方のお役に立てると考えています。

商品開発をする中で実際に着用いただいた際には、『これなら一人でも脱ぐことが出来る』というお声もいただきました。

 

更衣室のイメージ

 

 

【商品概要】

品 番:250092

商品名:座ったままでも脱げる水着・下 男性用

価 格:5,720円(税込小売希望価格)

サイズ:M、L、LL、3L

カラー:ブラック

素 材:表地 / ポリエステル90%、ポリウレタン10%

   裏地 / ポリエステル100%

生産国:日本

販売ページ:

フットマーク直営オンラインショップ https://www.ukiuki.jp/SHOP/250092.html

フットマークオンラインショップ楽天店 https://item.rakuten.co.jp/ukiukiya/250092/

 

 

【参考】

品番  : 256058

品名  :座ったままでも脱げる水着・下 女性用     

価格  : 4,400円(税込小売希望価格)

カラー : ブラック

サイズ : S、M、L、LL、3L、4L、5L

素材  : 表地:ポリエステル100% 裏地:ポリエステル100%

 

 

座ったまま脱げる水着・下 女性用

 

 

【会社概要】

会社名 : フットマーク株式会社

所在地 : 東京都墨田区緑2-7-12

設立  : 1950年4月28日(創業1946年) 

代表者 : 代表取締役社長 三瓶 芳

資本金 : 8,500万円

事業内容: 水泳用品・介護用品・健康スポーツインナーの企画、製造、販売

URL  :https://www.footmark.co.jp/

 


関連記事

 

 

健康家具ブランドEMOOR(エムール)は、人間工学から生まれたユニバーサルデザインチェア「【akari-あかり-】立ち上がり補助機能付き ポケットコイル高座椅子」を販売開始しました。

 

 

【あかり】立ち上がり補助機能付き ポケットコイル高座椅子

 

 

「身体に合った寝る・座る」を提案する健康家具ブランドEMOORを運営する株式会社エムール(東京都立川市:代表取締役 高橋 幸司、以下エムール)は、2025年1月7日より、長時間座っても快適な座り心地の『akari-あかり-』シリーズから、立ち上がり補助機能を備えた高機能高座椅子の販売を開始しました。

 

 

人生の2/3は「寝る・座る」

しばしば「人生の1/3は睡眠」と謳われますが、睡眠と同じかそれ以上に座る時間は長く、座り姿勢は、二足歩行の人間にとって重要な休息姿勢の一つです。エムールは、日常生活における長時間の座り姿勢に着目し、人間工学の観点から理想的な体圧分散を実現したユニバーサルデザインチェアを提案しています。

 

 

「座る」だけでなく、「立つ」も快適に

 
 
 
人間工学から生まれたユニバーサルデザインチェア。

 

 

背もたれにこだわった人気の高座椅子シリーズ『akari-あかり-』から、安心の立ち上がり補助機能を備えたタイプが登場しました。快適な座り心地はそのままに、ガス式シリンダーにより立ち上がり時の負担を軽減します。座るだけでなく立ち上がりまでサポートし、足腰に不安を抱える方の暮らしをより快適にします。

 

 

立ち上がろうとすると座面を押し上げて起立を補助

 

 

開発の背景

 
 
エムール体験ショールーム青山の様子

 

 

目で愉しむ家具から身体に合わせる家具、そして健康のための家具へ

身体に合った高座椅子体験ができる「エムール体験ショールーム」に来場されるお客様は、座り心地と同じかそれ以上に立ち上がり時のご負担を懸念されます。立ち上がる負担が少なければ、立ち上がる頻度が増え、室内での行動量は増えます。健康寿命の延伸のために、フレイル※が社会問題となる中、エムールは「適切な休息姿勢と負担感の少ない立ち上がり」を両立した椅子の開発に着手しました。

 

※フレイル(Frailty)とは、「健康な状態と要介護状態の中間に位置し、身体機能や認知機能の低下がみられる状態」であり、フレイル予備軍のプレフレイルを含めると日本人高齢者の約50%にもなる。

【出典:東京都健康長寿医療センター研究所 https://www.tmghig.jp/research/release/2020/0903.html 】

 

 

昇降式の座面で足腰に不安な方の生活をサポート

 

立ち上がり補助機能付き座面で「立つ」、「座る」を快適に

 

 

ガス式シリンダーが、立ち上がり動作に応じて座面を押し上げることで、座面が上昇。足腰に負担をかけず、安心して立ち上がれます。座る際はゆっくりとした動作で座面が下降するので、足腰の負担なく座れます。

 

 

高身長の方でも広々と使えるハイバックシート

 

※モデル身長:約165㎝

 

 

背もたれは高さ約70㎝のハイバックシートで、高身長の方や大柄な方でも窮屈さを感じずくつろげます。体圧を足元、座面、背もたれと適切に分散することで、長時間の座り姿勢を快適に保ちます。

 

 

簡単操作で利用シーンに合わせた理想的な座り姿勢を実現

 

2つのリクライニング機能で身体にフィット

 

 

背もたれはレバー式のリクライニング。読書やお昼寝、映画鑑賞など、用途に合わせて座ったまま7段階でリクライニング可能です。くつろぎたいときは背もたれ角度120~130度前後の安楽姿勢がおすすめです。また、ふんわりと頭部を支えるヘッドレストは、14段階に調節が可能。利用シーンに合わせた角度にすることで、首や肩周りの負担を軽減し、長時間でも疲れにくい快適な座り姿勢を保ちます。

 

 

座り心地へのこだわり

 

2つの可動性クッション

 

 

体型に合わせて凹凸を埋める低反発クッション

疲れにくく快適な座り姿勢の秘訣は背もたれにあります。『akari-あかり-』シリーズは、人それぞれ異なる背中の形やお好みに合わせて、理想的な背もたれにカスタマイズが可能。寝具・家具、双方に専門性をもったエムールだから実現できる、高品質な可動式クッションが付属します。座面には耐久性に優れたポケットコイルシートを採用。一般的なウレタンを使用した座面より、寿命が長くヘタりにくいのが特徴です。

 

 

高齢者の暮らしをもっと楽にする、新しい高座椅子

 
 
起立補助付き『akari』で毎日をもっと快適に

 

 

上質な座り心地に起立補助機能を備えた高座椅子『akari-あかり-』は、身体にフィットする低反発クッションとリクライニング機能で、リビングやワークスペース、趣味の時間まで、さまざまなシーンを快適に演出します。完成品でお届けしますので、大切なご家族への贈り物としてもご活用ください。

 

 

商品名

【akari-あかり-】立ち上がり補助機能付き ポケットコイル高座椅子

価格

48,000円(消費税・送料込み)

サイズ

全体:約幅60.5×奥行68-94×高さ68-94cm
座面:約幅50×奥行46cm
座面高:42cm
座面から肘掛けの高さ:約22cm
背もたれ:約幅47×長さ68cm

組成

肘・脚:ビーチ無垢材(水性塗装)

シート:スチール、ポケットコイル、ウレタンフォーム

クッション:ウレタンフォーム(モールド成形)

生地:ポリエステル100%

製品重量

約15.3kg

耐荷重

約100kg

洗濯

可動式クッションのカバーのみ洗濯可能(洗濯ネット使用推奨)

組み立て

組立不要(完成品)

販売サイト

■エムール公式オンラインショップ

https://www.emoor.jp/c/em-takazaisu/su-2591hv-s

 

■楽天市場店

https://item.rakuten.co.jp/emoorlife/su-2591hv-s/

 

■Yahoo!ショッピング店

https://store.shopping.yahoo.co.jp/at-emoor/su-2591hv-s.html

 

 

エムールについて

 
 

 

 

『寝る・座る・たたむ』はエムールで

EMOOR(エムール)は『眠りで世界の人を元気にする』というビジョンのもと、2006年より寝室と睡眠、休息をテーマとした商品・サービス開発、ECサイトの運営を行っています。人生100年時代において、健康であることは人生の中心と言えます。また、都市部における居住面積は年々減少傾向にあります。EMOOR(エムール)は、睡眠学や人間工学を背景とした基礎研究と日本の住文化である「たたむ」を組み合わせることで、健康家具ブランドとして、心身共に健康的な暮らしを提案しています。

 

<研究/学会発表実績>

日本睡眠学会第44回定期学術集会(2019年)

日本睡眠学会第46回定期学術集会(2021年)

日本睡眠学会第47回定期学術集会(2022年)

日本睡眠学会第48回定期学術集会(2023年)

睡眠環境学会第32回学術大会 奨励賞受賞(2023年)

マットレスの寝心地に関する要因分析の論文発表(2024年)

 

エムールの高座椅子/公式ブランドサイト

https://emoor.world/jp/product/#chair

 

 

 

 

株式会社エムール

会社名:株式会社エムール
本社:東京都立川市曙町1-25-12オリンピック曙町ビル9F
代表取締役:高橋 幸司
設立:2006年7月
資本金:4,500万円
事業内容:
・快適な「寝る、座る」を実現する製品の企画開発
・国内および海外向けECサイトの運営
・睡眠教育サービスの企画開発
関連サイト:
・ホームページ
https://emoor.co.jp
・公式オンラインショップ
https://www.emoor.jp
・オウンドメディア「日本の寝室と寝具」
https://www.emoor.jp/em/
・ブランドサイト
https://emoor.world/jp/
体験ショールーム立川・青山:
https://emoor.world/jp/showroom/

 
 

関連記事

 

 

2025年1月6日(月)19:30より「FUNDINNO」にて株主の募集を開始いたします。社会課題解決と事業成長を両立する挑戦に賛同する投資家を募集します。

 

 

 

 

Nurse and Craft株式会社(本社:広島県呉市/代表取締役:深澤裕之)は株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」において、2025年1月6日(月)より募集による投資申込みの受付を開始いたします。

 

今回の資金調達は、高齢者向けヘルスケアサービス「STARTWELL」の技術開発と新たな地域での導入促進を目的としており、重要なステップとなります。目標募集金額は 11,000,000円、上限とする募集額は45,000,000円です。

 

募集ページでは、当サービスの詳細や成長戦略について詳しくご紹介していますので、ぜひ以下のリンクより詳細をご確認ください。

 

【Nurse and Craft株式会社募集ページ】

2025年1月6日(月)の19時半に募集を開始いたしますが、早期に上限額に達する可能性もございますので、早めの投資家登録と投資のお申し込みをお願いいたします。

https://fundinno.com/projects/613

 

【投資家登録のフォーム(優先審査)】

投資家のご登録には一定のお時間が必要となりますので、あらかじめご注意ください。なお、以下のURLから申し込むと優先的に審査が行われます。※法人での投資家登録も可能です。

https://fundinno.com/users/sign_up?invite_token=28sgpxdehk

 

【株主優待について】

株主優待の詳細については、以下のページをご覧ください。

https://nurseandcraft.io/news/20241220-2/

 

 

高齢者向けヘルスケアサービス「STARTWELL(スタートウェル)」

「STARTWELL」は、Fitbitを活用した24時間の身体データ・行動データのモニタリングと、定期的な尿検査キットの提供を通じ、利用者の栄養状態の傾向を把握し、運動促進や睡眠・栄養改善、社会的交流の創出による高齢者の健康づくりを実現します。

 

現在、高齢化率が約70%である弊社拠点において、独居高齢者の約10%がこのサービスを利用しています。さらに、愛媛県松山市や東京都内でも「STARTWELL」の実装を進めています。“良好な人間関係とテクノロジーによる一次予防モデル”として全国展開していきたいと考えています。

 

図:事業内容

 

 

活動の背景

広島県呉市の大崎下島は、人口約1600人、高齢化率約70%の地区もある過疎地域で、医療・介護サービスや生活サービスの慢性的かつ圧倒的な不足、地域コミュニティの崩壊から在宅療養や看取りが困難な状況にありました。島は本土と橋で繋がっているものの、通行料金や交通の不便さから外部サービスの利用が難しく、住民の多くは老夫婦や独居世帯で、社会的孤立や孤独が進んでいます。

 

弊社は、大きな時代の変化である「長寿命化」「医療費・介護費の抑制」「地域福祉の崩壊」によって顕在化された顧客ニーズに応えるため、健康データのモニタリングと看護師の定期訪問サービスを組み合わせ、高齢者の健康維持と社会的孤立・孤独の解消を図る「STARTWELL」を開発しました。

 

 

代表取締役のコメント

「STARTWELL」は、単なる見守りサービスにとどまらず、高齢者が主体的に健康維持に取り組める環境をサポートするとともに、人とのつながりを生み出すことで、高齢になっても社会の一員としていられる喜びや充実感を提供しています。

 

近年、高齢者向けの予防医療やヘルスケアサービスの需要は増加の一途をたどり、成長性の高い市場として注目を集めています。また、投資家の間でも「孤独」をテーマとした投資が関心を集め、「孤独」を解消する取り組みが新たな市場として注目されています。

 

私たちは、超高齢社会が直面する課題に真摯に取り組み、社会貢献と成長性を両立するビジネスモデルを展開しています。日本国内にとどまらず、アジア全域を視野に入れた取り組みにより、大きな可能性を秘めていると確信しています。ぜひ、皆さまのご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

 

その他参考情報

アジア健康長寿イノベーション賞の大賞受賞に関するプレスリリース

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000069521.html

 

 

会社紹介

 
 
タグライン:「100年生きたら、おもしろかった」

 

 

企業名:Nurse and Craft株式会社

本社所在地:広島県呉市豊町久比2312

設立:2019年8月

代表者:代表取締役 深澤裕之

VISON:今が一番楽しく、明日が楽しみになる社会

MISSION:人生100年時代の新しい暮らし方をつくり、それを支えるナースの精神を調整する

コーポレートサイト:https://nurseandcraft.io/

コーポレートサイト(英語版):https://nurseandcraft.com/

高齢者向けヘルスケアサービス「STARTWELL」:https://startwell.nurseandcraft.io/

ヘルスツーリズム:https://healthtourism.nurseandcraft.io/

 

 


関連記事

更新日:2025年1月10日

シニアライフ総研®では、2024年9月に、シニア世代の食生活に関する実態をより深く理解するため、全国の55歳以上の男女を対象とした独自調査を実施しました。

本調査では、シニア世代が1週間を通じて朝食、昼食、夕食をどの程度の頻度で摂取しているのかに加え、間食や夜食といった補助的な食事に関する習慣についても焦点を当てています。これらの調査結果をもとに、シニア世代の食生活における傾向や特徴を分析したデータをご紹介します。


総括

全体的に、女性は規則正しい食生活を維持し、特に60歳以上の女性は朝食や昼食を毎日摂る割合が非常に高いことが特徴です。一方、男性は働き盛りの55~59歳の世代で食事を抜く割合が高く、食生活が乱れがちであることが示されています。60歳以上になると男性も女性同様に規則的な食生活に移行し、特に夕食はほぼ毎日摂る習慣が定着しています。夜食や間食に関しては女性が控える傾向が強く、男性はやや摂る割合が高いようです。

シニアの食事シーンのイメージ
シニアの食事シーンのイメージ

1週間の【朝食】摂取回数

女性の方が規則正しい朝食習慣があり、特に60~64歳の女性はその傾向が顕著。一方で、55~59歳の男性は朝食を抜く割合が高い。

  • 全体では75.1%が毎日朝食を食べており、「全く食べない」層は6.8%です。
  • 女性は76.4%が毎日朝食を摂っており、男性(73.8%)よりもやや高い割合です。一方で、「全く食べない」割合は男性が7.1%、女性が6.5%と、男性の方が朝食を抜く傾向があります。
  • 55~59歳の世代では、62.7%が毎日朝食を食べており、12.6%が「全く食べない」という結果です。
    60~64歳の世代では、毎日朝食を摂る割合が77.9%に上がり、「全く食べない」割合は5.6%と減少しています。
  • 70歳以上の世代では80.3%が毎日朝食を摂っており、最も高い割合を示しています。
  • 特に女性60~64歳では91.2%が毎日朝食を食べ、極めて高い規則正しい食生活が見られます。一方、男性60~64歳では64.5%が毎日朝食を摂っているものの、「全く食べない」割合が9.7%と他の年代よりも高めです。また、男性65~69歳では82.2%が毎日朝食を摂り、高齢になるほど朝食をしっかり摂る傾向が強まります。

Q.1週間で「朝食」は何回摂りますか?(SA)

シニアの朝食摂取頻度

1週間の【昼食】摂取回数

女性の方が規則正しい食生活を送る傾向が強く、働き盛りの男性や高齢男性は昼食を抜く割合が高い

  • 全体では約8割が毎日昼食を摂っており、全く食べない層は3.0%であり少数ではあるものの、昼食を抜く人も一定数存在します。

  • 女性は全体的に毎日昼食を食べる割合が高く(80.5%)、特に60~64歳の女性は89.7%で最も高い。一方、男性は年齢が上がるほど「毎日」昼食を食べる割合が高くなります。

  • 55~59歳の世代は「毎日」昼食を食べる割合が低く(69.1%)、特に男性は「全く食べない」人の割合が高い(5.0%)。忙しい生活が影響している可能性があります。

  • 昼食を「全く食べない」人の割合は全体で3.0%で、特に男性65~69歳(5.5%)や55~59歳(5.0%)に多い傾向があります。

Q.1週間で「昼食」は何回摂りますか?(SA)

シニアの昼食摂取頻度

1週間の【夕食】摂取回数

全体的に規則正しい夕食の習慣を持っている一方で、55~59歳の男性は夕食を抜く傾向がやや見られる

  • 全体では91.3%が毎日夕食を摂っており、「全く食べない」層は0.4%と非常に少ないです。
  • 男性は91.9%が毎日夕食を食べており、女性よりわずかに高い割合です(女性90.8%)。
  • 60~69歳の世代では「毎日」夕食を食べる割合が高く、65~69歳は93.7%と最も高いです。
  • 55~59歳の男性は「毎日」夕食を食べる割合が87.2%と他の年代より低く、9.2%が週に5~6日夕食を食べています。一方、70歳以上の男性では98.0%が毎日夕食を食べており、最も高い割合を示しています。
  • 女性60~64歳は「毎日」夕食を食べる割合が94.1%と高く、規則正しい食生活を送っていることが伺えます。70歳以上の女性では「毎日」夕食を食べる割合が86.3%で他の世代に比べて少し低いですが、それでも高い割合です。

Q.1週間で「夕食」は何回摂りますか?(SA)

シニアの夕食摂取頻度.png

1週間の【間食】摂取回数

女性や年配者が間食を摂る頻度が高い傾向に。特に女性は毎日間食を摂る割合が多く、一方で男性は間食をしない傾向が目立つ。また、年齢が上がるにつれて、間食をする割合が増える傾向に。

  • 全体では29.5%が毎日間食を摂っており、「全く食べない」層は14.0%です。
  • 女性は39.0%が毎日間食を摂っており、男性よりも間食をする割合が高いです(男性は20.1%)。
    男性は「全く食べない」割合が21.9%と高く、女性(6.2%)との差が大きいのが特徴です。
  • 55~59歳の世代では、28.8%が毎日間食を摂っており、12.1%が「全く食べない」結果です。60~64歳では毎日間食を摂る割合が27.5%、「全く食べない」割合が16.2%となっています。70歳以上の世代では、36.6%が毎日間食を摂っており、他の年代よりも高い割合を示しています。
  • 特に、男性55~59歳や60~69歳の男性では「全く食べない」割合が高く、65~69歳の男性では26.0%に達しています。
  • 一方、女性70歳以上では43.2%が毎日間食を摂っており、間食習慣が強く見られます。

Q.1週間で「間食」は何回摂りますか?(SA)

シニアの間食摂取頻度

1週間の【夜食】摂取回数

間食と同様に、女性や年配者が規則的に夜食を摂る傾向が見られる一方で、男性は夜食を摂らない割合が高い

  • 全体では8.8%が毎日夜食を摂っており、58.7%が全く食べないという結果です。
  • 男性は9.1%が毎日夜食を摂っており、女性(8.5%)とほぼ同じですが、「全く食べない」割合は男性55.5%、女性61.9%で、女性の方が夜食を控える傾向が強いです。
  • 55~59歳の世代では、8.6%が毎日夜食を摂り、52.7%が全く食べない。一方、60~64歳の世代では、6.7%が毎日摂り、62.4%が全く食べないという結果です。
  • 65~69歳では11.9%が毎日夜食を摂り、他の年代に比べてやや高い割合を示しています。特に男性65~69歳では12.3%が毎日夜食を摂り、女性よりも高い割合です。
  • 一方、女性60~64歳では72.1%が全く夜食を摂らないという結果で、他の層に比べて夜食を控える傾向が強いことがわかります。

Q.1週間で「夜食」は何回摂りますか?(SA)

シニアの夜食摂取頻度
参考記事
2023年11月に全国の55歳以上の男女を対象とした独自調査を実施しました。シニアの食事への意識、食生活の評価についての分析データをご紹介しています。

シニアの食生活への意識に関するリサーチデーター2023年11月調査 を読む

全体の傾向

全体では、約75%が毎日朝食を摂り、夕食では91.3%が毎日食事をしているため、夕食が最も規則的に摂られている食事です。間食や夜食は控えられる傾向が強く、特に夜食では約59%が全く食べないことがわかります。また、昼食は全体の79.0%が毎日食べており、比較的規則正しい食事習慣が見られます。

男女別の傾向

  • 女性は全体的に食事を規則正しく摂っており、朝食、昼食、夕食、間食において男性より高い「毎日食べる」割合を示しています。特に昼食では80.5%が毎日食べており、女性の方が規則正しい生活リズムが伺えます。
  • 男性は、食事を抜く割合が女性より高く、特に朝食や昼食では**「全く食べない」割合が高い**ことが特徴です。また、夜食を摂る割合は男性の方が多く、仕事の影響やストレスが反映されている可能性があります。

年代別の傾向

  • 55~59歳の世代では、全体的に食事を抜く割合が高いです。特に朝食では62.7%が毎日食べている一方で、12.6%が全く食べない。この年代は仕事の影響で食生活が乱れやすいことが示唆されます。
  • 60~64歳の世代では、規則正しい食生活が見られ、特に昼食では77.9%が毎日食べており、夕食も91.7%が毎日摂っているため、生活習慣が安定していることがわかります。
  • 65~69歳の世代はさらに食事の習慣が安定し、79.5%が毎日朝食を摂り、夕食では93.7%が毎日食べていることが特徴です。
  • 70歳以上になると、全体的に食事を規則正しく摂る傾向がさらに強まり、特に夕食では98.0%の男性が毎日夕食を摂るなど、食習慣が非常に安定しています。

性別×年代別の傾向

  • 55~59歳の男性は、朝食を毎日摂る割合が64.5%と低く、12.1%が全く食べないという結果が出ています。女性も同年代では60.9%が毎日朝食を摂りますが、男性よりも規則正しい傾向があります。
  • 60~64歳の女性は、91.2%が毎日朝食を摂っているのに対し、男性は**64.5%**に留まります。この年代では、男性が朝食を抜く割合が高いことが目立ちます。
  • 65~69歳の男性では、82.2%が毎日朝食を摂り、夕食では93.1%が毎日食べていることから、生活が安定していることが伺えます。女性65~69歳も朝食や夕食で高い割合を示していますが、間食を毎日摂る割合が他の年代よりも高いことが特徴です。
  • 70歳以上の男性では、98.0%が毎日夕食を摂っており、女性も**86.3%**と高い数値を示していますが、間食や夜食を摂る割合は男性よりも控えめです。

調査概要

  • 調査時期:2024年9月
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象者:55歳以上の男女 (要支援・要介護の認定者を除く) 
  • 調査対象エリア:全国
  • サンプル数:597サンプル

関連記事

シニアライフ総研®では、シニアマーケティングやシニアビジネスにおいて、さまざまなニーズやトレンドを把握するため、幅広いテーマで独自調査を行い調査データを分析しご紹介しています。

 
マーケット最前線
データ集
メディア集
ビジネスマッチング
注目ビジネス
シニアマーケティングの考え方
連載コラム
編集室から
シニアライフ総研について
ニュース
お問い合わせ

Copyright©Roots of communication Co.,Ltd. All rights reserved.