トリニティ・テクノロジー/高齢者の財産管理を安心・便利に守る「スマート家族信託」

2021/5/10

トリニティ・テクノロジー株式会社(以下、トリニティ・テクノロジー)はこのたび国内初※1 となる高齢者の財産管理を安心・便利に守る「スマート家族信託」をローンチしました。

■スマート家族信託ローンチの背景
現在日本は、世界でも類を見ない超高齢社会に突入しています。
日本の総人口が減少する中で、高齢者人口は3,617万人と過去最多になり、高齢者が総人口に占める割合は世界で最も高い28.7%となりました。※2

高齢化の進展に伴い、認知症患者数、並びに認知症患者が保有する金融資産も急増しています。
高齢化が進む2030年度には、
・認知症患者が最大830万人に増え、総人口の7%を占める
・認知症患者が保有する金融資産は今の1.5倍の215兆円、家計金融資産全体のおよそ1割を超える
ことが予測されています。※3

認知症によって意思表示が難しくなると、「銀行預金の引出し」や「株式等有価証券・不動産の売却」等ができなくなる(財産の凍結)ため、本人及びその家族の生活に大きな打撃を与えます。
また、認知症患者が保有する資産の規模を鑑みれば、その流動性が棄損されることは、日本経済全体にとっても大きな打撃となることは間違いありません。
したがって、このような財産の凍結を防ぐ仕組みの普及が急務となっています。

 

トリニティ・テクノロジー株式会社1

■家族信託とは
家族信託とは、高齢者が自身の財産管理を家族などの信頼できる第三者に委託することで、認知症により本人による意思表示が難しくなった後においても、財産の凍結を防ぎ、本人及びその家族のための財産の利用・活用を担保する制度です。
信託という法的機能を使うことで、従来からある成年後見制度のような裁判所からの監督を受けずに、家族の中で財産管理をする仕組みをつくることができます。
超高齢社会への突入による認知症患者の増加に比例して、財産の凍結リスクに直面している方の数も急増しており、そのリスクをヘッジする手段である家族信託が現在注目を浴びています。

一方家族信託の組成には、信託契約書の作成や信託口口座の開設、不動産登記などの複雑な手続きを要し、それをサポートする専門家に支払う報酬も高額に上ることから、十分に普及していないことが課題となっています。


■スマート家族信託とは
スマート家族信託とは、業界でもトップクラスの家族信託サポート実績を有する※4 トリニティグループの運用経験をもとに、家族信託をより広く普及させるために開発されたサービスです。
スマート家族信託を用いることで、大きく3つのメリットを得ることができます。

1.従来のコスト・手間を大幅に削減
スマート家族信託が、信託の組成に必要な信託契約書の作成をはじめとする各種手続きをシステム上でサポートすることで、家族信託の組成にかかる手間及びコストの大幅な削減を実現しました。

2.専門の司法書士がサポート
スマート家族信託を運営しているトリニティグループは、業界でもトップクラスの家族信託サポート実績を有しています。在籍する経験豊富な専門の司法書士等がきめ細やかな相談対応・サポートを実施致します。

3.信託組成後も安心サポート
従来の家族信託組成サービスは、専門家が信託の組成にのみ関与するもので、信託組成後の信託財産の管理・運用についてはサポートがありませんでした。
しかし、家族信託は組成後も信託法に則った運用が必要であり、それが利用者に丸投げされる状況は好ましいとは言えません。
スマート家族信託は、家族信託組成後の資産管理についても強くサポート致します。
利用者はスマート家族信託のアプリを利用することで、信託法に則った信託財産の管理を手軽に行うことができます。
また、アプリを通じて司法書士・税理士等の専門家に相談することもできます。

 

トリニティ・テクノロジー株式会社2

 

※スマート家族信託アプリケーションの利用開始は7月1日を予定しております。

■ 会社概要
会社名:   トリニティ・テクノロジー株式会社
所在地:   東京都港区新橋2-1-1山口ビルディング5階
代表者:   代表取締役 磨 和寛
設立:    2020年10月30日
事業内容:  家族信託プラットフォーム「スマート家族信託」の開発及び提供
URL:    https://trinity-group.jp
サービスLP:  https://sma-shin.jp
グループ企業:司法書士法人トリニティグループ・弁護士法人トリニティグループ・行政書士法人トリニティグループ

※1 LIFE&MAGAZINE株式会社 2021.5.7付 FACTBOOKにて「国内初の家族信託の財産管理クラウドシステム」を開発と評価される
※2 総務省統計局 2020年9月15日現在推計 https://www.stat.go.jp/data/topics/topi1261.html
※3 日本経済新聞社 2018年12月23日 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34605990V20C18A8MM8000
※4 株式会社アックスコンサルティング 士業専門雑誌「月刊プロパートナー」2020年10月号 https://znews-online.com/accs/user/custompage/custompage.php?c=MzYw&cp=119&cpk=3

 

2021/5/10

コロナワクチン接種の予約が高齢者には難しいとの声多数・・・高齢者へのワクチン予約が各地で大混乱。20代の若者が遠隔で高齢者をサポート

◇高齢者へのワクチン予約が開始、各地で大混乱

株式会社MIHARU2

4月より高齢者のコロナワクチン接種の予約が開始されたが、人員体制や予約方法の課題が浮き彫りになった。特に、神奈川県横浜市では、予約開始とともにアクセスが集中、繋がりにくい状況が続き、ついにサーバーがダウンし受付を一時中断した。
実際に「電話を100回以上かけているが、全然繋がらない!」「ネットが一切できない両親にオンライン予約は無理」といった声が多く上がった。
確かに、自治体から送られてくる案内に記載されているQRコードを読み取り、専用サイトでマイアカウントを作成後、予約日時と接種会場を指定するオンライン予約ができた高齢者がどれくらいいただろうか。

 

◇高齢者へのデジタル支援が課題

株式会社MIHARU3

コロナ禍で「会えない孫とビデオ通話を利用したい!」など、高齢者のデジタル需要が高まったことにより、各自治体も高齢者のデジタル支援に力を入れている。東京都では、2億円を投資し、「デジタルデバイト(情報格差)の是正に向けた高齢者スマートフォン利用普及啓発事業」を展開。老人会や地方自治体を通じた格安でのスマホ教室の積極的な実施、端末を持っていない方を対象に、1ヶ月ほど貸し出すサービスを始めた。しかし、モバイル社会研究所の調査によると、70代以上のスマートフォン普及率は5割にとどまっている(2020年1月時点)。また、シニアのスマートフォンに関する考えは、「便利に感じる」との回答が8割以上だが、それに反して「操作が難しい」と感じるとの回答が6割強にも達している。
この結果が、コロナワクチン接種予約に関する混乱を招いた一因と想定される。
引用:https://www.moba-ken.jp/project/seniors/seniors20200617.html


◇孫世代が高齢者のワクチン予約をサポート
このような現状に対して、高齢者のデジタルサポートに力を入れている民間企業がある。(株)MIHARUが提供する『もっとメイト』では、孫世代にあたる20代のスタッフが、高齢者のワクチン接種予約をサポートしている。高齢者のお客様より「予約の日に電話が繋がらなかったらどうしよう」「QRコードの使い方がわからず申し込みサイトに繋がらない」「きちんと予約完了できるか不安」などの相談が多く寄せられたことがきっかけだ。各自治体のホームページより予約方法や接種開始日の最新情報を把握し、お客様にわかりやすく説明。予約開始日当日に、遠隔で予約のサポートを行っている。お客様からは、「一人でできるか不安だったけど、無事にできて本当に助かった」「近所に住む友人の予約も手伝って欲しいんだけどお願いできる?」など、安堵の声をいただいている。また「離れて暮らす両親のワクチン予約ができて安心した」など、高齢者のご家族からも嬉しい言葉を頂戴した。ワクチンの接種予約に関して不安に感じている高齢者、また、近くで高齢のご家族のサポートを行うことが難しい方などは、まず、気軽にご相談いただきたい。

◇株式会社 MIHARU

株式会社MIHARU1

「シニアとその家族から最も信頼される伴⾛者であり続ける」をミッションに掲げ、ライフコンシェルジュサービス「もっとメイト」を運営。デジタル支援(スマートフォン個別講座)をはじめとする暮らしの彩りや豊かさにフォーカスした生活サポートを行っている。
HP:http://motto-mate.com/digital

 

2021/5/7

過度に親切な介護が、寝たきり高齢者をつくりだす!?介護業界の常識を覆した、「日本一不親切」なケアとは――。

株式会社幻冬舎のグループ会社、株式会社幻冬舎メディアコンサルティング(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:久保田貴幸)は、『本物ケア』(二神 雅一 著)を2021年5月7日に発売いたします。

幻冬舎メディアコンサルティング2

介護は誰のものか?
医療制度からこぼれ落ちた高齢者が泣いている

利用者ファーストの介護へ、一人の男が立ち上がった!

「寝たきり」や「リハビリ依存」の高齢者。
必要以上のサポートを行う過度な介護が、高齢者から身体機能回復のチャンスを奪い、自立を妨げているのです。
20余年にわたり介護業界で活躍してきた著者が掲げる「本物ケア」は、“利用者のお世話をする”という業界の常識を打ち破りました。著者が目の当たりにしてきた介護業界の実情や、2006年・2020年の介護保険制度改定問題を通して、介護業界に真に必要な「利用者ファースト」の思いを伝えます。

【書籍情報】
書 名:『本物ケア』
著 者:二神 雅一(フタガミ マサカズ)
発売日:2021年5月7日
定 価:1,760円(1600円+税)
体 裁:四六版・並製/216ページ
ISBN :978-4-344-93237-1

【目次】
はじめに
第1章 不親切こそ親切なり
寝たきりゼロを実現する介護施設
第2章 徒手空拳
裸一貫で、在宅ケアサービスを開始
第3章 VS偽物ケア
利用者を寝たきりにさせない「本物ケア」を確立
第4章 理不尽な制度改革との闘い
見えてきた日本の医療の暗黒
第5章 制度改革のなかでも貫く
「本物ケア」が利用者を救う
おわりに

【著者プロフィール】
二神 雅一(フタガミ マサカズ)
株式会社創心會 代表取締役
作業療法士、介護支援専門員
1965 年生まれ、愛媛県出身。作業療法士養成専門学校を卒業し、精神科病院で作業療法士として勤務。その後、リハビリは病院などの医療機関で行うことが当たり前だった時代に、民間企業で訪問リハビリの取り組みを始める。1996 年に創心会在宅ケアサービス(現:株式会社創心會)を創業。退院後のリハビリが十分に行き届かず次第に悪くなっていく寝たきり高齢者が多くいることに問題意識をもち、介護とリハビリを融合させた「本物ケア」を確立。現在は、訪問・通所・入所サービスを展開し、岡山県を中心に36 拠点75 事業所(2021 年4 月時点) をもつ。さらに日本の在宅医療・介護の在り方を見据え、農福連携による就労支援や、障害児の発達支援をはじめ、常に新たな取り組みに挑戦し続けている。

 

2021/5/7

ホームを紹介するプロの相談員が失敗しない介護施設選びの極意を伝授!

株式会社幻冬舎のグループ会社、株式会社幻冬舎メディアコンサルティング(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:久保田貴幸)は、『関西版 介護業界のプロが本気で調査 有料老人ホーム三ツ星ガイド2021年度版』(介護の三ツ星コンシェルジュ編集部 著)を2021年5月6日に発売いたしました。

幻冬舎メディアコンサルティング

 

入居者にぴったりの有料老人ホームが見つかるヒントが満載!
北摂、北河内、大阪市内、阪神間、神戸市内から厳選した調査員イチオシ施設のコラム付き

少子高齢化により、介護施設を必要とする人は年々増えています。
しかし、有料老人ホーム選びについての知識を持ち合わせていないがゆえに、足踏みしてしまったり失敗してしまったりする方が非常に多いのです。
本書では介護施設の違いから、ホームを選ぶポイント、プロが選び抜いたおすすめのホーム紹介まで、有料老人ホームの選び方を徹底解説します。
ホーム選びの3つのポイントをおさえて、ご家族や自身にぴったりの有料老人ホームを見つけましょう!

【書籍情報】
書 名:『関西版 介護業界のプロが本気で調査 有料老人ホーム三ツ星ガイド2021年度版』
著 者:介護の三ツ星コンシェルジュ編集部(カイゴノミツボシコンシェルジュヘンシュウブ)
発売日:2021年5月6日
定 価:1,650円(1,500円+税)
体 裁:四六版・並製/216ページ
ISBN :978-4-344-93235-7

【目次】
はじめに
序章 介護施設選びに失敗・後悔しないために
第1章 おさえておきたい介護施設の種類と特長
第2章 実際に見学してみることが大事!
入居者のライフスタイルに合った施設を選ぶポイント
第3章 「有料老人ホーム三ツ星108選」と特別コラム30施設
おわりに

【著者プロフィール】
介護の三ツ星コンシェルジュ編集部(カイゴノミツボシコンシェルジュヘンシュウブ)
株式会社ベイシスの事業部として発足。
シニア世代やシニア世代をご家族にもつ方、シルバー産業に従事する方に向けた「介護の三ツ星コンシェルジュ――暮らしを豊かにするコラムサイト」を運営。同サイトは“より良く生きるためのノウハウ”や“要
介護時の対応”など、シニアライフを過ごしていただくための情報が満載。
シニア、そのご家族、介護従事者が潤いあふれる、そして幸せな人生を過ごしていただくことを目的に運営している。
 
 
 

2021/5/6

「Prodrome-AD(プロドロームエーディー)」の提供を6月1日より開始

予防医療の検査サービスを展開している株式会社プリメディカ(所在地:東京都港区芝公園、代表取締役社長:富永 朋、以下「当社」)は、Prodrome Sciences Inc.(所在地:アメリカ カリフォルニア州、CEO:Dayan Goodenowe、以下 PSI)との提携を強化し、PSIが新たに開発した、アルツハイマー型認知症の発症リスク検査「Prodrome-AD」を2021年6月1日より提供開始します。
 
株式会社プリメディカ1

1.背景と目的

 高齢化の進展に伴い、認知症患者は今後ますます増加していくと推定されています。厚生労働省の発表によると、日本の認知症患者は2012年時点で約462万人、高齢者(65歳以上)の約7人に1人と推計されており、2025年には約730万人、高齢者(65歳以上)の約5人に1人が認知症になると予測されております。
 認知症はもの忘れや記憶障害、今まで日常的にできていたことが少しずつできなくなるなどの症状が伴います。(※1)  医療技術の進歩とともに平均寿命が延伸している日本において、認知症の予防、早期発見への取り組みは非常に重要なテーマです。

※1:厚生労働省「認知症施策の総合的な推進について」より


 2.「Prodrome-AD」について
 認知症にはいくつかの種類があり、日本人に最も多いのは「アルツハイマー型認知症」で、認知症患者の約7割を占めております。本検査は、アルツハイマー型認知症の発症リスクを評価する血液検査です。認知機能の低下との関連性が確認されているプラズマローゲンという物質の血中濃度を測定し、アルツハイマー型認知症の発症リスクを評価しています。
 プラズマローゲンはリン脂質の一種で、脳に多く存在し、認知機能において重要な役割を果たす物質です。認知症患者は健常者と比較して、血中プラズマローゲンが有意に減少していることが研究で明らかになっております。アメリカで行われた1,672人を対象とした大規模研究にて、プラズマローゲンの減少がアルツハイマー型認知症・認知障害・脳脊髄液タウたんぱく質と関連を示していることが明らかとなっております。(※1) また、日本においても、アルツハイマー型認知症の可能性の高い80名と認知障害のない健常者80名で比較したところ、アルツハイマー型認知症の可能性の高い群は、血中プラズマローゲンの量が有意に減少していることが確認されました。(※2)
 本検査では血中プラズマローゲンの量が標準域とどれくらい乖離しているかを測定し、低リスク・中リスク・高リスクの三段階で評価します。血中プラズマローゲンの量を測定することで脳の疲労度を把握し、認知症の予防、早期発見につながることが期待できます。

※1:Mitchel A. Kling,[2020] Circulating ethanolamine plasmalogen indices in Alzheimer’s disease:Relation to diagnosis, cognition, and CSF tau
※2:Dayan B Goodenowe, [2007] Peripheral ethanolamine plasmalogen deficiency:a logical causative factor in Alzheimer’s disease and dementia
 

 


報告書サンプル:

株式会社プリメディカ3

3.今後の展開と取り組みついて
 当社とPSIは既に、「Prodrome-AD」以外にもすい臓がん発症リスク検査「Prodrome-PAC」、大腸がん発症リスク検査「Prodrome-CRC」を提供しております。
 今後も死亡率が高い、患者数が多い、医療費負担が重い、あるいはQOLが著しく低下する、といった疾患を予防していくための検査サービスを提供し、病気のリスク検査から始まる新しい医療を、医療機関をはじめさまざまなステークホルダーと共に推進してまいります。

すい臓がん発症リスク検査「Prodrome-PAC」について:
https://www.premedica.co.jp/project/prodorome-pac/
大腸がん発症リスク検査「Prodrome-CRC」について:
https://www.premedica.co.jp/project/prodorome-crc/

■本件に関するお問い合わせ先
株式会社プリメディカ
担当:佐藤(事業企画部)
MAIL: mar@premedica.co.jp

■会社概要
社名: 株式会社プリメディカ
本社: 東京都港区芝公園2丁目3-3 寺田ビル 5階
設立: 2010年7月
代表: 富永 朋
事業内容: 予防医療事業、最先端医療の研究開発事業
企業URL : https://www.premedica.co.jp/

社名: Prodrome Science Inc.
本社: 40880 County Center Drive, Suite R Temecula, CA 92591, USA
代表: Dayan Goodenowe
事業内容:疾患の早期発見と予防を目的とした測定解析と治療方法の開発
企業URL : https://www.prodromesciences.com/

 

創業大正十五年 蓼科 親湯温泉

合資会社親湯温泉 代表取締役社長 柳澤 幸輝様

蓼科倶楽部ユニバーサルデザインタイプ

 

Q.今回のシニアライフ総研ビジネスアワードで受賞された商品/サービスの概要やコンセプト、こだわり等をお教えください。

当社はシニアにも使いやすい環境作りに力を入れており、2019年の客室リニューアル工事では、スイートルーム客室「蓼科倶楽部」の一部を幅広い方にご利用いただけるユニバーサルデザイン客室に改装しました。同時にベッドタイプの客室も新たに15部屋新設し、ベッドタイプの客室には全て手すりを設置しました。今後より多くのシニアのお客様に蓼科親湯温泉を使いやすくご利用いただけるよう今回和室タイプの客室にも手すりを設置し全客室に手すりをご用意致しました。

ユニバーサルデザイン客室の入り口はフラット、またはスロープになっており車椅子の利用も可能です。それに加え、トイレとお風呂には必ず手すりが付いています。トイレの手すりは縦に掴める手すりと横に掴める手すりを組み合わせ、位置などにも配慮をし、実際に手すりを利用するお客様のお声を参考に設置しました。また客室は蓼科親湯温泉と関わりの深い文人達をイメージしたデザインで機能性だけでなく雰囲気も愉しめるのがポイントです。

2種類の手すりがあるユニバーサルデザイン客室のトイレ

2種類の手すりがあるユニバーサルデザイン客室のトイレ

 

Q.シニアに向けた商品・サービスを販売・提供開始するに至った理由・きっかけは何だったのでしょうか?

明治、大正、昭和史を彩るあまたの文人たちが創業大正十五年 蓼科 親湯温泉にお越しになり、多くの作品が生まれました。文人との関わりから、以前より岩波文庫の回廊を設置し、リニューアル時には3万冊の蔵書ラウンジや親湯温泉と関わりのある10人の文人たちをイメージした客室「蓼科倶楽部」を新設しました。当館のある蓼科温泉は楽天トラベルの「2019年 シニアに人気の温泉地ランキング」で2位を獲得するほどのシニアに人気の温泉地です。また以前より大浴場を畳敷きにしており、滑りにくく滑っても怪我しにくいことからシニアのお客様からお問い合わせも多くいただいておりました。そういったお客様によりご快適にお過ごしいただけるよう、ユニバーサルサービスの一環としてリニューアルの際にユニバーサルデザイン客室の新設や手すりの設置、ベッドタイプ客室の増室を行いました。また旅館の寛ぎを残し、ホテルの快適さを取り入れるため、和室のお部屋にベッドを配した客室もご用意し、シニアのお客様の使いやすさを考えリニューアルを行いました。

 

Q.具体的にどういったシニア層をターゲットにされているのでしょうか?

蓼科山の大自然の懐に抱かれた当館には、3万冊の蔵書ラウンジや岩波文庫の回廊、そして親湯温泉と関わりのある10人の文人たちをイメージした客室「蓼科倶楽部」など当館と文人たちの繋がりを表現するスペースがございます。その他にもプライベートを尊重した大人の寛ぎを味わえる個室レストランや貸切露天風呂も利用が可能です。日常の喧騒から離れ、新鮮な空気の中、大人の寛ぎを求めた文学好きのシニアの方にお愉しみいただける宿です。そしてユニバーサルデザイン客室やユニバーサルサービスの提供、畳敷きの大浴場のご用意もございますので、普通の宿では不便を感じる事情をお持ちのシニアの方が、不便なくご利用いただける環境を目指しております。

3万冊の蔵書Lounge&Bar

3万冊の蔵書Lounge&Bar

 

Q.ターゲットとのコミュニケーションはどうやって取っていますか?またコミュニケーションの中で感じる課題は何かありますか?

ご滞在中のお客様とコミュニケーションを取る際、そのお客様のペースに合わせて話すペーシングを大事にしております。またご利用いただいたお客様にご滞在中のご感想を伺うようにしております。特に当館のユニバーサルデザイン客室やベッドのお部屋、オストメイト対応の多目的トイレについては使い勝手はどうだったか、ベッドの高さはちょうどよかったかについてのご意見を社内で共有し、こういった実際に利用されるお客様の声をもとに、さらなる快適な滞在を提供できるよう改善を行っております。

 

Q.今後はどんな商品・サービスを開発・付加されたいでしょうか? 

当館では創業100周年に向けて、100周年カウントダウンプロジェクトと称したリニューアルを2016年より毎年行なっております。今回シニアライフ賞に選ばれた館内リニューアルもそのプロジェクトの一環です。今後もその一環としてよりしてよりご快適にお過ごしいただくためのリニューアルなどのイベントを行うと同時に、幅広いお客様が平等に使いやすく感じるようなユニバーサルサービスを磨いていきたいと思っております。そのために様々なお客様の意見を伺い、今後のサービス改善に生かしていきたいと思っております。

 



創業大正十五年 蓼科 親湯温泉 https://www.tateshina-shinyu.com/
特選ニュースURL http://seniorlife-soken.com/archives/16423

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