全国老人福祉施設協議会/新型コロナウイルス感染症に伴う介護現場の窮状を課題提起、更なる支援を要請

2020/5/11

全国老施協加盟施設に対して緊急アンケートを実施し、
厚生労働省老健局長に対して要望

 

全国の特別養護老人ホームをはじめとする高齢者福祉施設・事業所約11,000か所が加盟する公益社団法人全国老人福祉施設協議会(東京都千代田区)は、厚生労働省老健局長に対して新型コロナウイルス感染症に対する現場の実情を伝え、早期な対応を要請した。
 
 令和元年1月14日に新型コロナウイルス感染症の一例目が発覚して以降、4月30日時点の感染者数は14,088例となっている。他国と比較して高齢者福祉施設における感染者数は低い状況にあるが、新型コロナウイルス感染症については、高齢者は重症化する恐れが指摘されており、現場では緊張状態が続いている。
 
全国老人福祉施設における新型コロナウイルス感染症対策に係る現状と要望の概要
 
 
全国老施協は、会員で構成される代議員(社員)に対して緊急アンケート調査を実施し、現場において課題となっている事項を整理のうえ、発出した。

 
1.マスク(質の確保を含む)、手袋、防護服等の衛生用品等の安定的供給体制の確保
 感染防護用品については、医療提供施設でも確保が困難な状況があり、介護施設ではそもそも備蓄も十分ではなく、仮に感染等発生した場合の対応を懸念する声が強い。感染症が発生した場合に保健所等の指示が得られるとしても、感染防護用品は備蓄により対応したケースも多いことから、適切な供給確保を求めている。

2. クラスターが発生した場合の対応方針の明示、利用者の円滑な入院、防護用品の供給等
 厚生労働省では、感染者が発生した場合の対応について通知等で示されてはいるものの、より具体的な対応方法について求める声が強い。地域の医療機関の状況によっては、クラスターが発生した場合であっても高リスクであるとされる高齢者が入院できなかった事例も報告されていることから、適切な入院措置を求めている。

3. 介護現場の職員に対する優先的なPCR検査や早期治療
 介護職員についても発熱等により職場に出勤できない場合が散見されており、職員が不足している現場が、よりひっ迫する結果となってしまし、特定の職員に過重な負荷がかかってしまう場合がある。このため、介護職員については、早期に陽性かどうかを把握できるよう優先的なPCR検査を求めている。

4. 人員基準体制の柔軟かつ弾力的な運用と、クラスター対策専門チームの派遣
 新型コロナウイルス感染症の感染疑い等のために職員が自宅待機となった場合に運営にひっ迫する場合がある。そうした場合には、職員配置において満たさなければならない基準について緩和がなされているが、保険者(市町村)等において適切に問題がないと判断するか懸念する声が現場にはあった。有事の際には感染症対応に注力できるよう適切な対応を求めている。

5. 介護従事者への特別手当等の給付
 人手不足の中で、感染拡大防止対策で相当な負担を強いられ、さらに感染防止などの観点から欠勤せざるを得ない職員もでてきる状況の中で、現在勤務している職員の体力的・心理的な負担、緊張・不安は限界に達してきており、これらの職員に対して手当等の支援策を求めた。
 その他、経営資金の融通の簡素化、迅速化等の措置の他、わかりやすい通知や指導、治療薬・ワクチンの早期開発を求めた。

 
  全国老施協では、高齢者福祉施設における感染症拡大防止に係る様々な支援を講じている。今後の介護報酬改定や予算等の拡充を実現すべく、引き続き現場の課題や実態を取り纏め、高齢者福祉の増進に向け活動を進めていく。

(全国老施協)コロナ特設ページ 老施協の活動
https://www.roushikyo.or.jp/?p=we-page-single-entry&type=contents&spot=319269
 

2020/5/12

一般社団法人日本在宅介護協会

 

1. 緊急アンケート実施概要
日本在宅介護協会東京・北関東支部に所属する在宅介護事業者を対象にWebアンケートを実施。アンケート実施期間は2020年4月26日から4月30日で、108名の会員事業者から回答を得る事ができた。

アンケートは、質問に対して「あてはまる」「ややあてはまる」「どちらともいえない」「ややあてはまらない」「あてはまらない」の5段階で回答する形式の他、現在困っている事や国の施策に反映して欲しいと考える内容を自由記載として意見を求めた。


2. アンケート集計結果
(1)回答者の属性
経営管理34%、介護支援専門員22%、事業所管理者20%、事務8%、サービス提供責任者5%と、実際に事業の管理や運営を行っている経営層からの回答をはじめ、現場の介護支援専門員(ケアマネジャー)からも多くの回答を得る事ができた。

(2)回答者が提供しているサービス
居宅介護支援34名、訪問介護31名、住宅型有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅11名、通所介護・療養通所6名等、主要な在宅介護サービスの他、訪問看護、福祉用具貸与、短期入所生活介護・短期入所療養介護、看護小規模多機能型居宅介護等、多様な在宅介護サービスから幅広く回答を得る事ができた。

(3)居宅介護支援事業所の状況
在宅介護サービスの要ともいえる居宅介護支援事業所の状況について、得られた回答は以下の通りである。

 ■現在の運営状況について
「大きな影響なく運営している」との項目に対し、「あてはまる」「ややあてはまる」との回答が43%と多数を占める反面、「ややあてはまらない」「あてはまらない」との回答が24%と、少なからず影響を受けている居宅介護支援事業者が存在している事がわかった。
また、「事業所としてなるべく在宅勤務を行うようにしている」との項目に対し、「あてはまる」「ややあてはまる」との回答が39%、また「定期面談等は居宅に訪問せず電話等で対応している」との項目に対し、「あてはまる」「ややあてはまる」との回答が53%と、感染拡大防止のため、各居宅介護支援事業所において運営の工夫をしている事がわかった。

■居宅介護支援事業所の利用状況について
「例年よりも居宅介護支援の新規利用者が少ない」との項目に対し、「あてはまる」「ややあてはまる」との回答が46%、「地域の要介護認定等の要望が減っている」との項目に対し、「あてはまる」「ややあてはまる」との回答が44%と、本来必要である介護サービスが高齢者に届いていない可能性がある事がわかった。

■居宅介護支援事業所におけるサービス利用調整について
「発熱者・疑感染者への訪問サービス提供調整を行っている」との項目に対し、「あてはまる」「ややあてはまる」との回答が61%、「発熱者・疑感染者への医療機関の診察調整を行っている」との項目に対し、「あてはまる」「ややあてはまる」との回答が54%と、多くのケアマネジャーが、在宅でのサービス提供が継続できるよう調整している事がわかった。

(4)在宅介護サービスの状況
在宅介護サービス(居宅介護支援事業所含む)を行う上で困っている点について得られた回答は以下の通りである。

■行政の対応について
「発熱者・疑感染者に対して必要なPCR検査を受検できない」との項目に対し、「あてはまる」「ややあてはまる」との回答が55%、「発熱者・疑感染者発生時に、保健所に連絡がつかない」との項目に対し、「あてはまる」「ややあてはまる」との回答が39%と、実際に発熱者や疑感染者が発生した際の保健所の対応について困っている事業者が多い事がわかった。

 ■地域や医療機関の対応について
「利用者からのサービスキャンセルが多い」との項目に対し、「あてはまる」「ややあてはまる」との回答が66%と多数を占めており、経営状況の悪化だけでなく、利用者の在宅生活継続や身体機能の低下等の可能性も否定できない事がわかった。
また、「感染者・疑感染者・接触者発生時、区分して対応する方法がわからない」との項目に対し、「あてはまる」「ややあてはまる」との回答が36%、「感染者・疑感染者・接触者・発熱者の診察拒否がある」との項目に対し、「あてはまる」「ややあてはまる」との回答が23%と、不安な思いを抱えながら在宅介護サービスを提供している実態がわかった。

■事業所内での状況について
「発熱者・疑感染者発生時の会社からの指示がないまたは不明瞭」との項目に対し、「ややあてはまらない」「あてはまらない」との回答が73%、「発熱者・疑感染者発生時の会社のマニュアルがない」との項目に対し、「ややあてはまらない」「あてはまらない」との回答が72%と、在宅介護サービス事業者において、感染拡大防止に向けた取り組みを実施している事がわかった。

■衛生用品の不足状況について
「マスクが不足している」との項目に対し、「あてはまる」「ややあてはまる」との回答が74%、同様に「予防衣や防護服が不足している」は80%、「ディスポーザルグルーブが不足している」は76%、「アルコール消毒液が不足している」は73%と、大多数の在宅介護事業者が依然として衛生用品が不足している状況である事がわかった。

(5)PCR検査の適切な実施による効果
要介護者、自宅療養者にPCR検査を適切に行う事でどのような効果が期待されると考えるかとの質問について、「発熱者・疑感染者・接触者と非感染・非接触との区分が明確になる」との項目に対し、「あてはまる」「ややあてはまる」との回答が96%、「職員が安心してサービスを提供できる」との項目に対し、「あてはまる」「ややあてはまる」との回答が91%と、大多数の在宅介護事業者が、適正なPCR検査が行われる事で、利用者へのサービス提供がしやすくなり、今後の感染拡大を最小限に抑える事ができると考えている事がわかった。

 (6)国の政策に反映して欲しい内容
その他、各事業所にて現在困っている事や、国の施策に反映して欲しいと考える内容を自由記載として意見を求めた所、以下の意見が多く寄せられた。

■PCR検査体制を拡充し、適正に受検できるようにする事で、要介護高齢者が安心して在宅介護サービスの提供を受け、またサービス提供を行う介護職員も安心して在宅介護サービスを提供する事ができるのではないか。

■医療現場や介護施設同様、在宅介護の現場においても、衛生物品が不足しており、限界に近づいている。

■介護職員自身が感染のリスクを負い、また自身が媒介者とならないよう不安な気持ちでサービス提供を行っており、一定の介護報酬上の評価が必要ではないか。

3.総括

 今回、大変短い期間でのアンケート実施であったが、在宅介護事業者が、要介護高齢者に対して、様々な工夫をして、在宅生活継続のために努力をしている現状が明らかとなった。

一方、サービス継続にあたっての課題も多く、以下の対応を早急に行っていく事が、今後の在宅で生活する要介護高齢者にとって、また感染拡大を回避するためには必要であると考える。

(1)在宅介護利用者や介護職員へのPCR検査体制の拡充
PCR検査体制を拡充し、適正に実施される事で、感染者と非感染者の区分が明確となり、在宅介護サービスの提供を継続し、また感染拡大を最小限に抑える事ができると考える。速やかにPCR検査体制の拡充が必要。

(2)在宅介護の現場への衛生物品の支給
在宅介護の現場では必要な衛生物品が枯渇している状況。在宅においても非常に多くの要介護高齢者が生活しており、また非常に多くの介護職員が在宅介護に関わっている。マスクをはじめ、予防着、ディスポーザルグローブ、アルコール消毒液等衛生物品の在宅介護の現場への優先的支給が必要。

(3)在宅介護に関わる介護報酬上の評価
医療機関同様、在宅介護の現場においても、要介護高齢者の命を守り、在宅での生活を継続できるよう取り組んでいる。また医療機関の外来や入院が制限される中、感染者や疑感染者等に対する在宅介護サービスの提供を行っている。この点について介護報酬上の評価が必要。

現在、国や地方自治体において、感染者等への対応や、感染拡大防止について、大変尽力いただいており、諸外国のような最悪の状況を回避できている事は感謝に堪えない。

今後、当協会においては、要介護高齢者の在宅生活を更に継続していくため、また介護職員が安心して在宅介護サービスを提供できる環境整備を更に進めていくため、今回実施した緊急アンケートの結果を各関係機関に発信していきたいと考えている。

 

2020/5/11

感謝と応援の気持ちを込めて、
介護関係5団体の代表者が応援メッセージを公開しました

 

新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、全国に緊急事態宣言が発令されています。 大型連休明けの5月7日、介護崩壊を回避すべく、日々献身的に働いている介護職員に向け、感謝と応援の気持ちを込めて「がんばろう介護!」のフレーズで、介護関係団体連携の取り組みとして、代表者によるリレー形式の応援メッセージ動画を公開しました。

 

高齢者を見守る介護の現場では、全ての職員が一致団結して懸命に感染防止に努めています。この動画メッセージはそのような介護現場の苦労が報われることを願って、介護関係5団体の代表者がそれぞれに思いを込めて作成したメッセージを集めて作りました。介護に携わる全てのスタッフへ向けた、感謝と応援のメッセージ動画です。全国にエールの輪が広まることを願っています。

 

 

−勇気を持ってこの難局を乗り越えましょう・がんばろう 介護!−

~メッセージ動画参加団体(出演順)~

  1. 公益社団法人 全国老人福祉施設協議会    : 会長 平石 朗
    https://www.roushikyo.or.jp/
  2. 公益社団法人 日本認知症グループホーム協会 : 会長 河﨑茂子
    https://www.ghkyo.or.jp/
  3. 一般社団法人 日本介護支援専門員協会    : 会長 柴口里則
    https://www.jcma.or.jp/
  4. 公益社団法人 日本介護福祉士会       : 会長 石本淳也
    http://www.jaccw.or.jp/home/index.php
  5. 公益社団法人 全国老人保健施設協会     : 会長 東 憲太郎
    http://www.roken.or.jp/

 

 

2020/5/11

日本初のサービスを開始
皮膚科診断支援サービス「ヒフミル君」、眼科「メミルちゃん」に次いで3領域目

 

医療者向け臨床課題解決サービス「ヒポクラ × マイナビ」を提供する株式会社エクスメディオ(東京都千代田区:代表 物部真一郎、以下エクスメディオ)が、非専門医が匿名で専門医に診断のアドバイスを受けることのできる「コンサルト」の3領域目として、「心不全相談 ハトミルさん」を開設いたします。

 

心不全緩和ケア

 

 医師―医師間(DtoD)の遠隔医療プラットフォームとしては日本最大規模で、すでに数万人の医師に愛用されている「ヒポクラ × マイナビ」で、非専門医向け診断支援サービス「コンサルト」を提供するエクスメディオが、このたびスマートフォンを用いた心不全緩和ケアの遠隔診療補助サービス「心不全相談 ハトミルさん」の提供を開始します。心不全緩和ケアは、これまで提供していた皮膚科、眼科領域の診断支援サービスに加え、3領域目となります。
 「心不全相談 ハトミルさん」は、飯塚病院 連携医療・緩和ケア科 大森 崇史 先生が監修を行います。

 【心不全と緩和ケアについて】
 心不全は増悪と緩解を繰り返しながら進行し、末期患者の多くは、呼吸困難・倦怠感・疼痛などの身体的苦痛に加えて、精神心理的苦痛や社会的苦痛といった問題も抱えています。本邦では、患者総数に関する正確な統計はありませんが、推計で2020年には120万人、2030年には130万人に達するとされており(*1)、これら全ての心不全患者と、そのご家族が心不全緩和ケアの対象となります。
 このような背景から、2018年度の診療報酬改定では、A226-2【緩和ケア診療加算】の対象に「末期心不全」患者が追加(*2)され、急性・慢性心不全診療ガイドラインにおいても図1で示す通り、心不全が症候性となった早期の段階から「アドバンス・ケア・プランニングの実施」「心不全や合併症に対する治療の継続と症状の緩和」「多職種チームによる患者の身体的、心理的、精神的な要求に対する頻回の評価」が推奨(*3)されていますが、心不全の治療及び緩和ケアを適切に行うことのできる経験豊かな医師の数はまだまだ不足しており、その診療をサポートすることは有効であると考えられます。
 

図1:心不全患者の臨床経過及び提供されるケアのイメージ

図1:心不全患者の臨床経過及び提供されるケアのイメージ

 

【「心不全相談 ハトミルさん」概要】

心不全相談 ハトミルさん

  • 名称   :心不全相談 ハトミルさん
  • 対応OS :Android、iOS
  • 利用料  :無料
  • サービス開始日:2020年4月28日
  • 利用対象者:医師
  • 相談内容 :心不全に関する相談全般、身体症状の緩和、精神症状の緩和、社会的苦痛の緩和、スピリチュアルペインへの緩和、倫理的な問題への緩和、スタッフのケア
  • URL   :https://www.marketing.hpcr.jp/hatomiru

 

 【監修医】
飯塚病院 連携医療・緩和ケア科 医師 大森 崇史 先生
 専門は総合内科、循環器内科、緩和ケア。地域密着型の循環器緩和ケアの確立を目指す「九州心不全緩和ケア深論プロジェクト」の中心メンバーで、HEPT、緩和ケア研修会WGのメンバーとして心不全緩和の普及、啓発、実践に取り組んでいる。
〈認定資格〉日本内科学会認定内科医、日本内科学会総合内科専門医、日本循環器学会循環器専門医、日本循環器学会COVID-19対策特命チーム協力員
〈所属学会〉日本緩和医療学会、緩和ケア研修モジュール検討WG員、日本内科学会、日本循環器学会、日本不整脈心電学会、日本感染症学会、日本心臓リハビリテーション学会


 尚、「ヒポクラ × マイナビ」はiOSアプリ、Androidアプリ、webサイト(PC/スマートフォン)の4つのデバイスで展開しておりますが、「心不全相談 ハトミルさん」は現在のところ、スマートフォンアプリのみでの提供となります。

(*1) Yuji Okura, MD; Mahmoud M. Ramadan, MD; Yukiko Ohno, et al. Impending Epidemic Future Projection of Heart Failure in Japan to the Year 2055. Circ J 2008; 72: 489 – 491
(*2) 平成30年度診療報酬改定の概要医科Ⅰ
(*3) 急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)

2020/5/11

「宅配クック123」 お弁当と一緒に日用品の宅配を開始
スマート介護のプラスと連携し「介護お助け便」 5月18日よりスタート

 

高齢者専門宅配弁当サービスを展開する株式会社シニアライフクリエイト(本社:東京都港区、代表取締役社長:高橋洋)は、介護・福祉施設向けの商品デリバリーサービス「スマート介護」を運営するプラス株式会社(東京都港区、代表取締役会長兼社長 今泉 嘉久)と連携し、宅配弁当サービス「宅配クック ワン・ツゥ・スリー」を利用するお客様を対象に、日用品の注文配達『介護お助け便』を2020年5月18日より順次開始します。※一部離島を除く

 

シニアライフクリエイト

 

◆買い物に出かけることが不安な高齢者を支援
「宅配クック ワン・ツゥ・スリー」は現在毎日約9万人のお客様に利用いただいています。以前から弁当を配達した際に「重いものやかさばるものを自宅に持ち帰ることが大変」との声がありましたが、新型コロナウイルスの影響で外出が自粛されている中、お客様から「お弁当と一緒に日用品を持ってきてくれたら嬉しい」「いつも来てくれる人が届けてくれたら安心」という要望が増えていました。
当社はこのような要望に応えるため、仕入れ、流通等を連携できる企業が必要でした。今回開始する『介護お助け便』は、介護・福祉施設向けに商品のデリバリーサービス「スマート介護」の運営会社であるプラス株式会社の協力で実現することができました。
プラス株式会社とは、当社の高齢者施設向け食材供給サービス「特助くん」の事業で関わりがあり、日用品を一括して店舗に納品できる流通システムもあることから今回の連携が決定しています。


◆日用品、加工食品等を弁当と一緒に宅配
お客様の注文は弁当宅配時に受付し、納品は対象の商品の納品予定日以降で一番早い弁当宅配日になります。注文はカタログから商品を選んで、弁当宅配時にスタッフに口頭で伝えるだけで完了でき、宅配弁当と一緒にお届けするため送料もかかりません。品揃えは、日用品、高齢者向け商品、加工食品等の全200点となり、生鮮食料品以外の商品を幅広くご用意しています。
連携するプラス株式会社は、その対象商品をプラスの社内カンパニー、ジョインテックスが文具事務用品店や介護・医療用品販売店と協働で展開する営業サポート付きデリバリーサービス「スマート介護」の全国5カ所の配送センターから「宅配クック ワン・ツゥ・スリー」の全国約350店舗へ翌日配送し、弁当とともにお届けすることを可能にします。


【高齢者専門宅配弁当店「宅配クック ワン・ツゥ・スリー」】
高齢者専門宅配弁当「宅配クック ワン・ツゥ・スリー」は、現在全国で約350店舗展開しており、うち約300箇所の市区町村行政から配食サービスを受託しています。
「宅配クック ワン・ツゥ・スリー」では、在宅の高齢者を中心に、宅配時の手渡しによる見守り・安否確認を創業時より実践しています。昼食・夕食を別々に届け1日2回訪問することで、より顧客に近しい存在となるべく努めています。また、お届けの際に倒れているなどの異常が発見された場合には、速やかにケアマネジャーやご家族と連動する地域密着型の独自のサービスを展開しています。


【高齢者施設への食材供給サービス「特助くん」】
高齢者施設への食材供給サービス「特助くん」は、全国の食品メーカーと共同開発した当社独自の食材を中心に、高齢者向けの食材を常時500種類以上取り揃え、高齢者施設へお届けするサービスです。調理済の食材を急速冷凍してお届けするため、湯煎や冷蔵解凍等によって簡単に提供が可能です。栄養価や味のばらつきがなく、安全性の高い食事を簡単に提供できることから、全国1,000箇所以上の施設にご利用いただいています。管理栄養士が考えた高齢者向けの献立と組み合わせて注文する方法から、副菜やデザート等を単品で注文する方法まで、高齢者施設のさまざまなニーズに合わせて利用可能となっています。


【会社概要】
会社名: 株式会社シニアライフクリエイト
代表: 代表取締役社長  高橋 洋
本社: 東京都港区三田3丁目12番14号 ニッテン三田ビル6F
TEL. 03-5427-3981
ホームページ: http://slc-123.co.jp/
設立: 1999年12月
資本金: 28,000万円
事業内容: 1)高齢者専門宅配弁当「宅配クック ワン・ツゥ・スリー」 フランチャイズ本部の運営
2)高齢者施設向食材卸事業「特助くん」の運営
3)高齢者向コミュニティサロン「昭和浪漫倶楽部」の運営
4)高齢者施設向厨房受託事業「結の台所」の運営

<本件に関するお問い合わせ先>
シニアライフクリエイト広報事務局
担当:柴山(070-1389-0172)メール:pr@netamoto.co.jp
TEL:03-5411-0066  FAX:03-3401-7788

 

2020/5/8

インヴェンティット株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木敦仁、以下 インヴェンティット)のルスケアIoTサービス「コネテク」が、日本精密測器株式会社の皮膚赤外線体温計「サーモフレーズ MT-500BT」に対応いたしました。

 

サーモフレーズ MT-500BT

サーモフレーズ MT-500BT

 

介護施設や訪問介護などで使われる利用頻度の高い非接触タイプの医療用皮膚赤外線体温計「サーモフレーズ MT-500BT」に対応することで、すでに対応済のパルスオキシメータ、体重体組成計などと合わせ、「コネテク」でさらなるデータ活用が可能となります。

また、新型コロナウイルス「COVID-19(コビッド・ナインティーン)」における院内での体温測定において、非接触タイプの体温計を利用することで、患者様の身体に触れることなく測定できることから、体温計を介した感染のリスクを低減できます。

コネテク for ヘルスケアをご利用いただくことで、患者様のバイタル測定値を時系列で一元管理できますので、医師、看護師の測定における負担を軽減するとともに推移の把握が容易になります。

 

コネテクと非接触体温計利用の流れ

コネテクと非接触体温計利用の流れ

 

■皮膚赤外線体温計「サーモフレーズ MT-500BT」の特徴
・額で体温を測定する、正確さを追求した非接触タイプの医療用体温計
・測定時間は最短でわずか1秒、距離センサを搭載し適正な距離で測定を実施
・体温の他、物体測定モードで食品や哺乳瓶などの温度測定も可能な日本製モデル
・メーカーサイト
http://www.nissei-kk.co.jp/product/thermometer/mt_500.html

■コネテク for ヘルスケアについて
https://www.yourinventit.com/iot/healthcare/

■インヴェンティットについて
社名:インヴェンティット株式会社
東京本社:〒102-0083 東京都千代田区麹町4丁目4番7号
設立:2007年6月12日
資本金:1億円
代表者:代表取締役社長 鈴木 敦仁
URL:https://www.yourinventit.com/

 

2020/5/8

離れて暮らす親に、今すぐできるサポート。簡単手作りおかずをクール便で送ろう『親孝行レシピ 誰でもできる作りおき』発売。誰でも簡単に作れて、忙しくても時間がなくても、ムリなく作れて、冷蔵のクール便で送れます。

 

株式会社 学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社、株式会社 学研プラス(東京・品川/代表取締役社長:碇 秀行)は、2020年5月12日(火)に『親孝行レシピ 誰でもできる作りおき』を発売いたします。
 
実家や義実家に顔を出すたび気になる親の衰え。以前に比べて食事に無頓着になっている様子だったり、指先の力が弱くなっていたり…。そんなふうに、年齢を重ねた親の小さな変化に戸惑うことはありませんか? とくに、外出もままならない今日このごろでは、「ちゃんと食べているかしら…」と心配は募るばかり。何かサポートしてあげたいとは思っても、離れて暮らしていると、できることが限られるうえ、どうすれば親に喜んでもらえるかわからない…。そんなとき、誰でもできるのが「作りおきおかず」で親孝行すること。
 
 
親孝行レシピ 誰でもできる作りおき
 
 
■忙しくてもムリなく作れて、シニア世代でも食べやすい作りおきおかず

この本では、誰でも簡単に作れて、シニア世代がおいしく食べられる工夫がいっぱいの作りおきレシピを紹介しています。どのレシピも、少ない材料&短い工程で作れるから、日々の負担になることなく、ムリのない範囲で親孝行できます。冷蔵のクール便でそのまま送ることができ、食べきれない分は冷凍保存もOK。訪問栄養指導のプロが監修しているので、食べやすくて栄養満点のレシピばかりです。
 
▲誰でもムリなく作れて、親に喜んでもらえるポイントをわかりやすく解説

▲誰でもムリなく作れて、親に喜んでもらえるポイントをわかりやすく解説

 

■作る人にも食べる人にもやさしい簡単レシピ

介護予防には、高齢者の自立を支援することが重要といわれています。そのため、この本のレシピでは、作りおきおかずのアレンジ例や、温め方、盛りつけ方など、親世代に自分でやってもらいたいことも紹介しています。温め直したり、つけ合わせを用意したり…、送った作りおきおかずをおいしく食べる工夫をしてもらうことが、介護予防にもつながります。作る側も張り切りすぎず、「よかったら食べてみて」くらいの気持ちで、まずは電話やメールで親とコミュニケーションをとってみてください。この本で紹介するレシピが、離れて暮らす親子の絆をつなぐきっかけになれば幸いです。

▲火が通りやすい具材だから、失敗せずにササッと作れるかき揚げ。トースターで温め直せばサクサクに

▲火が通りやすい具材だから、失敗せずにササッと作れるかき揚げ。トースターで温め直せばサクサクに

▲時間がないときは、ゆで野菜やドレッシング類を送るだけでも喜ばれます

▲時間がないときは、ゆで野菜やドレッシング類を送るだけでも喜ばれます

 

【プロフィール】
料理 館野鏡子/料理研究家。NHK「きょうの料理」の料理アシスタントを10年余り続けて独立。三世代で暮らす台所から生まれる、手早くおいしいアイデアいっぱいのレシピが好評。『朝つめるだけ! 作りおきのお弁当380』 (新星出版社)、『かんたん! ラクチン! 冷凍保存の便利レシピ266』(西東社)など著書多数。

監修 中村育子/医療法人社団福寿会福岡クリニック在宅部栄養課課長。一般社団法人日本在宅栄養管理学会(通称:訪栄研)副理事長。訪問管理栄養士の第一人者としてNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」などに出演。これまでに1000人以上の高齢者の栄養指導を行い、食生活を改善させてきた。

[商品概要]
『親孝行レシピ 誰でもできる作りおき』
料理 舘野鏡子
監修 中村育子(医療法人社団福寿会福岡クリニック在宅部)
定価:本体1,400円+税
発売日:2020年5月12日(火)
判型:B5判/96ページ
電子版:同時配信
ISBN:978-4-05-801152-2
発行所:(株)学研プラス
学研出版サイト:https://hon.gakken.jp/


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・Amazon  https://www.amazon.co.jp/dp/4058011521
・楽天ブックス https://books.rakuten.co.jp/rb/16233950/
・セブンネット https://7net.omni7.jp/detail/1107079498
・学研出版サイト https://hon.gakken.jp/book/2380115200

2020/5/7

第67回産経児童出版文化賞・翻訳作品賞を受賞!

株式会社主婦の友社が2019年9月に刊行した絵本『あおいアヒル』が、このたび5月5日(土・祝)に発表された第67回産経児童出版文化賞で、翻訳作品賞を受賞しました。韓国で活躍中の著者、リリアさんが描く家族の世界観を、絵本作家で翻訳家の前田まゆみさんが日本へ紹介した絵本です。
 
あおいアヒル
 
『あおいアヒル』https://www.amazon.co.jp/dp/4074397765
 

産経児童出版文化賞とは

1954年の学校図書館法施行とともに、「次の世代をになう子どもたちに良い本を」という主旨で創設された賞です。毎年、前年1年間に初版として発行された児童書を対象に審査が行われ、優秀作品が決定されます。大賞のほか、JR賞、美術賞、産経新聞社賞、フジテレビ賞、ニッポン放送賞、翻訳作品賞の7つの賞があり、『あおいアヒル』は翻訳作品賞を受賞しました。

第67回産経児童出版文化賞
https://www.eventsankei.jp/child_award/index.html
 

 

世代交代の親子の愛情を描く受賞作『あおいアヒル』

成長したワニがアヒルを抱えて回想する場面ではじまるこの絵本は、認知症の祖母と過ごす家族との時間の中で感じた、著者の体験をもとに描かれています。ある日、アヒルは青い池で赤ちゃんワニと出会い、ママになります。やがてワニが大きく頼もしく成長したある日、アヒルの記憶が少しずつ消えはじめました…。そんな日々の中でも、ワニとアヒルの心の奥底にある、ゆるがない愛情が紡がれていきます。
 

 

子どもが成長すると、いつの間にか親子の役割が変わる瞬間が訪れます。この絵本には、親から子、子から孫へ、世代を繋いでいく私たちの姿が描かれています。

落合恵子さん選評「心に響く拓かれた家族」
https://www.sankei.com/life/news/200505/lif2005050009-n1.html

作者紹介リリア

リリア

作:リリア
ブエノスアイレスで生まれ育ったのち、韓国に渡り子どもの絵本にイラストを描く。本だけでなく、多方面で活躍している。絵本の中の世界を想像して描くのが幸せ。自分自身がウサギ、鳥、クマ、オオカミ、ワニ、ヘビ、リスだけでなく、時には山や川、木、春夏秋冬に変身できる絵本の世界が、いちばん楽しい。本作は、認知症の祖母を見守る家庭で育つ中で、将来の両親を想い、ワニのように強く優しく見守りたいと描いた。

前田 まゆみ

訳:前田 まゆみ
絵本作家、翻訳家。著書に『くまのこポーロ』(主婦の友社)『庭に咲く花えほん』(あすなろ書房)『幸せの鍵がみつかる世界の美しいことば』(創元社)など。翻訳書に『翻訳できない世界のことば』『ことばにできない宇宙のふしぎ』(創元社)、翻訳絵本に『なんでもおんなじ?』(フレーベル館)などがある。絵本は、“世界の本質的な何か”を伝える力を持つと思っていて、この絵本も、それにあたると感じている。

 

書籍情報

あおいアヒル2

 

書名:『あおいアヒル』
作:リリア 訳:前田まゆみ 
定価:本体1300円+税
仕様:ハードカバー/48ページ
ISBN:978-4-07-439776-1
発売日:2019年9月26日


◆Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/4074397765
 

 

2020/5/7

コロナ下での急な退院、外来受付禁止による困りごとを解決する

2020年5月8日~6月7日の間、在宅療養生活での困り事を、在宅での看護経験を豊富に持つ在宅専門の看護師が解決すべく、オンラインでの無料相談所(以下、本相談所)を開設します。

 

Recovery International

 

URL:https://peraichi.com/landing_pages/view/nurse-consultation

■「在宅のプロ看護師によるオンライン無料相談所」開設の経緯

日本国内の新型コロナウィルス感染者は累計で15,000人を超えました(2020年5月7日時点)。院内感染も発生する中で、病院側もひっ迫しています。訪問看護を営んでいる当社にも、在宅療養中のご利用者様やそのご家族から、困っているとの声が多く届くようになりました。そこで、在宅療養生活を支え続ける当社が今できることを考え、本相談所を開設することといたしました。

■訪問看護ステーション リカバリーとは
訪問看護ステーション リカバリーを一都三県11拠点に展開するRecovery International株式会社(所在地:東京都新宿区、代表取締役社長/看護師:大河原 峻)は、「もうひとりのあたたかい家族として在宅生活の安心を届け、地域社会へ貢献する」を企業理念に掲げ、ご自宅での療養生活を希望する方へ、看護・リハビリのサービスを提供しています。
また、「看護師が憧れる看護師へ」をメディアミッションに掲げるウェブメディア【ナーステート(https://nurstetho.com/)】を運営し、学校や病院では教えてくれないような、看護師人生を明るく輝かせる情報を発信しています。

■会社概要
https://www.recovery-group.co.jp/
会社名:Recovery Internaional株式会社
所在地:東京都新宿区西新宿6-16-12 第一丸善ビル6F
代表者:大河原 峻(オオカワラ シュン)/ 看護師
設 立:2013年11月

■その他関連サービス
ウェブメディア【ナーステート】
URL:https://nurstetho.com/

■本件のお問合せ
メール:u_pr@recovery-group.co.jp(担当:柴田)
 

 

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