シニアライフ総研®特選ニュースを更新しました

 富士フイルム株式会社(代表取締役社長:助野 健児)は、人生100年時代を生きる人々の元気で前向きな人生を支えたい、という想いを伝えるために、企業広告「楽しい100歳。」を展開しています。
 「楽しい100歳。」では、本日敬老の日9月16日(月・祝)に、読売新聞および日本経済新聞において新たな新聞広告を掲載いたします。

【「楽しい100歳。」特設サイト】http://brand.fujifilm.co.jp/healthcare/

 
■敬老の日 新聞広告「さてと、元気に歳でもとりますか。」
 敬老の日は、多年にわたり社会につくしてきた方々を敬愛して長寿を祝うことを目的として制定された日です。人生100年時代、そして令和という新しい時代でも、歳を重ねることを前向きに明るく肯定できる社会でありたい。そして、「敬老」の意味を少しだけ広く捉えて、これから生まれてくる新しい命が楽しく歳を重ねていくことを願いたい。そのような思いから、メインビジュアルにはあえて赤ちゃんを据え、「さてと、元気に歳でもとりますか。」という愛らしくも少し年齢を感じさせるセリフを添えました。また、そのセリフに続くコピーでは、富士フイルムからのメッセージとして、赤ちゃんだけでなく全ての人の人生を、富士フイルムがこれまで培った技術を活かしたヘルスケア事業を通じて支えていく姿勢を表現しています。
 
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■富士フイルム「楽しい100歳。」について
 84.2歳。日本の平均寿命は世界一。※1「人生100年時代」という言葉も頻繁に聞かれるようになりました。
 50歳になってもまだ半分。長生きできることは素晴らしいことなのに、病気や老化が心配で素直に喜べない。だからこそ、人生100年時代を生きる人々の、元気で前向きな人生を支えたい。そのような想いをもって富士フイルムは、写真フィルムの分野で培い進化させてきたナノテクノロジー、画像処理、エンジニアリングなどの高度な技術を応用し、様々な医療分野で貢献していきます。たとえば、人々の肌悩みに応える「機能性化粧品」、医師の診断を幅広くサポートする「医用画像ITシステム」や将来的なAI技術の活用、治療法の確立していない病気に挑む最先端の「再生医療」など。年を重ねるほど楽しくなる人生へ。いくつになっても笑いあえる社会へ。独自の技術力で、これからも挑戦していきます。
技術で人を健康に 富士フイルム
※1 World Health Statistics 2019
 
 
 

“約71%が定年後も働く意欲アリ”も現実とスキルに差がアリ!?

株式会社わかるとできる(代表取締役社長:硲弘一(さこひろかず)、本社:東京都豊島区、以下当社)は、全国の50歳代の男女約220名を対象に、「今後のお仕事への意識に関するアンケート」を実施しました。
 
 
◆これから老後を迎える50歳代とは…日本の人口推計3位、労働者人数2位の世代
総務省統計局によると、2019年3月1日時点での日本の人口推計では40歳代が最も多く1,864万人、次いで60歳代の1,663万人、3番目に多いのは50歳代の1,608万人という確定値が発表されました。(※1)そんな、日本で3番目に多い50歳代は、年代別労働者数が40歳代の次に多くなっています。(※2)かつて、新人類やバブル世代と呼ばれていた世代にあたる50歳代に、今後(老後)の働き方について調査を行いました。
※1:総務省「人口推計」より / ※2:総務省「労働力調査」より
 

◆定年後も働き続けたい50歳代は約71%
 
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「何歳まで働き続けたいか」を伺ったところ、「61~65歳」と回答した人が最も多く約38%、「66歳以上」と回答した人は約20%、「働けるまで働きたい」と回答した人は約20%となりました。今回の調査対象者が勤める会社の定年退職年齢から算出すると、約71%が「定年後も働き続けたい」と考えていることが分かりました。

また、「今後、働いてみたい職種」を伺ったところ「一般事務」が約22%と最も多い結果となりました。 そんな一般事務で必要不可欠なパソコンについて、「働き続ける上でパソコンスキルは必要か」の設問には約80%が「必要」と回答しました。しかし「現在のご自身のパソコンスキルの満足度」を伺うと、約65%が「満足と感じていない」ことがわかりました。
 
 
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◆60歳代のパソコン学習事情「仕事」目的に変化
 
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今回の調査から61歳以降も働き続けたいという方が多い結果が分かりました。そこで当社パソコン教室への問い合わせデータを集計・分析したところ、60歳代のシニアは2017年を機にパソコン学習の目的が「趣味」から「仕事」へ変化していました。また、2019年度では、「仕事」目的の人の割合がさらに増加し、約32%となっておりました。
 
 
◆パソコンでの苦労と、仕事のためにパソコン学習をする理由
今回の調査で「パソコンについて苦労された経験」を伺ったところ、以下の回答がありました。
  • 前任者から仕事を引き継いだが、向こうのレベルが高すぎて、時間と努力を必要とした。
  • マウスを使うのが下手で、何度やってもコピー&ペーストがうまくできない。
  • きちんと学んだわけではないので用語もわからないし、簡単な作業もできないことがある。

また、当社パソコン教室に仕事目的で通う方の意見も伺いました。

  • 転職のためにWord/Excelの基本操作を知りたい。
  • 部下に仕事を教えるためにパソコンができるようになりたい。
  • 子育てがひと段落し、もう一度復職したいので必要なパソコンスキルを身に付けたい。
 
◆定年後も働く意欲があるからこそ、必要なスキルを身に付けるシニアが増加

今回の調査から、定年後も働く意欲に満ちている50歳代が多いことが分かりました。働く理由として「日々の生活費」や「今後の蓄え」はもちろんですが、社会や人との「社会との接点」「人との接点」も多く、世の中との[繋がり]を意識しているように感じます。しかし、働きたいけれど「現代社会において必要不可欠となっているパソコンスキル」では、満足につかいこなせていない人も多いのが現状です。「定年を迎えている」「働く意欲がある」でも「パソコンスキルが足りていない」と感じているシニアが、実際にパソコン教室へ通うというアクションを起こしているのだと考えます。

当社パソコン教室では、そんな「アクティブシニア」の「夢や希望」を実現できるよう、パソコンの基礎~ビジネス活用方法まで学習できる教材を用意しています。
 
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◆パソコン教室わかるとできる
「パソコン教室わかるとできる」は、全国に約210教室のパソコン教室を展開し、延べ90万人以上の方が受講しているパソコン教室です。パソコンの “苦手な事”“苦労した事” “出来ない事”を今後のために学びたい方のために、パソコン教室わかるとできるでは、ビジネス向けの講座や資格取得向けの講座をご用意しています。

◆会社概要◆
会社名:株式会社わかるとできる
代表者:代表取締役社長 硲 弘一
設立:平成15年4月16日(株式会社設立)
所在地:〒171-0014 東京都豊島区池袋2-43-1 池袋青柳ビル8F
TEL:03-6914-3288 / FAX:03-6914-3298
パソコン教室わかるとできる:https://www.wakarutodekiru.com/
コーポレートサイト:https://www.wakarutodekiru.co.jp/
 
 
<調査概要>
調査タイトル:今後のお仕事への意識に関するアンケート
調査期間:2019年9月2日~2019年9月4日
調査対象:全国の就業している50~59歳の男女(サンプル数:223)
調査方法:ファストアスクによるネットリサーチ
 

【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
株式会社わかるとできる  企画制作部 古屋敷(ふるやしき)
電話:03-6914-3288
Mail:info@wakarutodekiru.com
 

ヘルスケアAIで優しい社会を作るジョージ・アンド・ショーンがJAIST岡田研究室との共著論文「ライフログを活用した認知症の早期検知」で感情分析コンピューティングの国際学会”ACII 2019 ”に採択

 

「少しだけ優しい世界を創ろう。」をビジョンに掲げ、なくしもの防止&見守りタグ「biblle(ビブル))の展開やAIを活用したヘルスケアや認知症予知検知の技術開発をしているジョージ・アンド・ショーン株式会社(本社:東京都渋谷区・代表取締役:井上憲)と、北陸先端科学技術大学院大学(以下、JAIST) 岡田研究室との共同研究により、日常的な生活データから認知症を早期に発見する研究成果が、2019年9月3日(火)~9月6日(金)にケンブリッジ大学(英国)にて開催された 『ACII 2019 Cambridge』」にて論文選出されたことをお知らせします。
 
 
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■採択論文の概要
論文名:『Dementia Scale Classification Based on Ubiquitous Daily Activity and Interaction Sensing』
(日本語訳:センシングデータを用いたユビキタスな日常活動およびインタラクションに基づく認知症スケール分類)
論文への詳細リンク:http://george-shaun.com/pdf/ACII2019_Proof.pdf

本研究では、主に「睡眠」、「会話」、「移動」の情報をセンシング機器から取得し、日常的な行動ログとして解析・分析を行うことで、認知症高齢者の固有行動を特定し、高齢者の認知症の早期特定、また、特定のペーパーテストや、医療ログを用いない利用者負担の低い検知方法を構成することを目的としています。本研究成果として、高齢者のロボットとの対話や睡眠センサーから得られる日常生活データに対して、認知症スクリーニングテスト(長谷川式認知症スケールテスト)と明らかな正相関を持っていることを論文内で発表しています。

※本論文で記載されている数値は2018年3月時点での実績データをもとに構成されており、現在はさらに精緻な分析により、最大95%程度の精度で認知症のスクリーニングをすることが実現されています。

今回採択を受けた『ACII 2019 Cambridge』(詳細注釈)は、感情の分析・モデル化に関する研究領域における世界最大規模の国際会議であり、コンピューティング技術で感情を分析することを目的としたものです。論文採択の背景として、認知症高齢者の特定行動を、日常的なライフログを活用したAI技術でモデル化することに成功した国際的にも先進的な事例としての評価を受けての採択となります。

 

■認知症予知検知が目指す姿と今後の展開
認知症高齢者の人数は現在でもすでに、450万人をこえ、2025年までには700万人と、65歳以上高齢者の約5人に1人が認知症になる時代と言われています。この問題は国内での問題だけにとどまらず、海外、特に欧米やアジア圏を中心に深刻な問題になりつつあります。

認知症、特にその前段階であるMCI(Mild Cognitive Impairment : 軽度認知障害)については、早期に検知することで運動や食事などの適切な対応により回復する可能性も示唆されており、日常生活の中からいかに早く気付くことができるかが重要とされています。ジョージ・アンド・ショーンでは本社会課題に対してこの認知症前段階である、MCI(Mild Cognitive Impairment : 軽度認知障害)に着目し、ライフログとAIを活用した早期検知のアルゴリズムの開発を続けてまいりました。

中期的には、これら検知された結果を経て、各人に合わせた改善の一助となるサービスを提供していくことを目指しています。高齢者の方が健康で長く生きていける都市づくりをしていくことをミッションとして、ジョージ・アンド・ショーンでは、高齢者認知症の社会課題解決に向けて、多くの提携事業者とともに健康寿命延伸のためのサービス開発を続けてまいります。

 
 
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■ACIIについて
ACII(Affective Computing & Intelligent Interaction)は感情(Affective:アフェクティブ)分析コンピューティング分野における世界最大の国際会議です。主な研究テーマは人間の感情や情緒に関係するコンピューティングやサイエンスが対象となっています。
近年の研究では、人工知能研究の発展、また感情が関与する問題の多様性から、「人の感情をコンピュータで表現しようとする研究」、「表情、言語、心拍、呼吸などから人間の感情解析する人工知能を開発するための研究領域」、「感情、気分、態度、パーソナリティ等の感情的(アフェクティブ)な行動を感知、モデル化、表出することができる人工知能の研究」など、多様な研究成果が発表されています。

http://acii-conf.org/2019/

 
■北陸先端科学技術大学院大学 岡田研究室ホームページ
http://www.jaist.ac.jp/~okada-s/


<< 開発元お問合せ先 >>
ジョージ・アンド・ショーン株式会社
TEL : 03-3405-7230
問い合わせフォーム: https://george-shaun.com/contact/
 
 

ベネッセスタイルケアの介護技術等、ノウハウを無料公開。超高齢社会の課題解決に貢献

 

 ベネッセグループは、2019年に「サステナビリティビジョン」を制定し、あらゆる社会課題を「人」を軸に捉え直し、企業理念「よく生きる」の実践に取り組んでいます。
 このような中、株式会社ベネッセスタイルケア(本社:東京都新宿区、以下「ベネッセスタイルケア」)は、全国の介護スタッフ、介護に携わる方々のための情報サイト『介護アンテナ』を2019年9月12日よりオープンいたします。
 これからの一層の高齢化に際し、我々の介護事業で培った知見を広く社会に還元することを通して、よりご高齢者に寄りそう介護の実現に貢献してまいりたいと考えております。
 
 ベネッセスタイルケアは、1997年に第1号拠点となる高齢者向けホームを開設し、現在は大都市部を中心に326ヶ所の高齢者向けホームを運営しています(2019年9月時点)。『介護アンテナ』では、20年を超えるホーム運営で培ったノウハウや知見を無料公開。これまで社外秘としてきた、当社のメソッド・ガイドライン・研修育成テキスト等の中から、多くの皆様にお役立ていただけると考えるコンテンツをweb版として再編集し、順次掲載します。
 その他にも、介護が必要な方や車いすの方がお出かけする際に参考になる、お出かけスポットのバリアフリー情報、高齢者向けホームや介護事業所で印刷して使えるレクリエーション素材、介護に関する研修・セミナー情報などのコンテンツを多数掲載。当社は『介護アンテナ』を、全国の介護スタッフの皆様が仕事の中で迷ったり、困ったりした時に、いちばんに想起していただけるサイトにしていきたいと考えております。

 

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・サイト名:介護アンテナ(https://www.kaigo-antenna.jp/
・コンテンツ量:2,000件以上(サービスリリース時)

 

■介護技術などのノウハウ・ベネッセメソッドを無料公開
 ベネッセスタイルケアでは、「まるで自分で動いているかのように感じられる介護技術」の実践を目指しています。残存機能を活かしながら、痛みや違和感なく、介助を受けているのに、ご高齢者があたかもご自身で動いているかのように感じられる介護技術は、介護の「究極の専門性」です。その考えに基づいて開発した技術を「介護技術ガイドライン」としてメソッド化し、長年、社内研修・育成を行ってまいりました。『介護アンテナ』では、この「介護技術ガイドライン」を無料公開します。今後も順次、社外秘としてきた研修育成テキストや、「認知症ケアメソッド」等の「ベネッセメソッド」を掲載していく予定です。

 

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ベネッセグループ サステナビリティビジョン
https://www.benesse-hd.co.jp/ja/sustainability/vision/index.html
 『介護アンテナ』をリリースするにあたり、当社の拠点がない地域も含めた全国の介護に携わる方々に、当社のノウハウや知見を共有し、日々の介護にお役立ていただくことで、ベネッセグループの「サステナビリティビジョン」実現に一歩近づけるとともに、日本の介護全体の質向上に貢献してまいりたいと考えております。


▼『介護アンテナ』一例
■独自取材によるバリアフリー情報などココだけのお出かけスポット情報満載

 

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 『介護アンテナ』は、介護が必要な方や車いすを利用される方と介助する方、その両方の視点で外出スポットを独自取材。リリース時点では都内近郊を中心に50件程度のお出かけスポット情報を掲載いたします。数多くの画像はもちろん、路面やトイレ等のバリアフリー状況、利用ユーザーのコメント、AEDの配備など、ご高齢者と介助する方にとって、豊富なお役立ち情報を掲載しております。
『介護アンテナ』のオリジナルコンテンツとして、今後も掲載スポットを増やしてまいります。

 

■国内最大量のレクリエーション素材を無料提供
 『介護アンテナ』では、サービススタート時点から2,000点以上の介護レクリエーション素材(脳トレ・塗り絵・なぞり絵等)を用意しました。会員登録(無料)したユーザーはダウンロードができますので、印刷して、日々のレクリエーションの素材としてご活用いただけます。レクリエーション素材は、2019年度中に3,000点の掲載を予定しており、レクリエーション素材を掲載する国内最大級のサイトとなる予定です。早稲田大学の枝川義邦教授(脳科学者)による監修のもと、クオリティの高い素材を継続的にご提供していきます。

 

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 『介護アンテナ』は今後も、当社が開発したノウハウや知見を社会還元していくとともに、サイトをお使いいただく皆様のニーズをくみとり、介護に携わる方々の仕事をサポートするコンテンツづくりを行ってまいります。

 

 

ミドリムシサプリのシニア向けパックや夫婦セットを新発売

 

ミドリムシサプリ『いのちのユーグレナ』をはじめ様々なサプリメントなどの企画、通信販売を行なっている、シックスセンスラボ株式会社(本社:福岡/代表取締役:石川奈穂子/公式HP https://www.sixthsenselab.jp)は、9月16日の敬老の日を前に「人生100歳時代を、楽しみ、いきいき過ごしていただくために」(同社広報)ミドリムシサプリのシニア向けのパックを新発売しました。また同時に「シニアいきいきキャンペーン」をスタートさせ、健康寿命の大切さをより広く伝えていく考えです。
人生100年時代と言われる中、いかに健康寿命を伸ばし、人生を楽しむことができるかが課題になっています。その課題のひとつ、また社会的にも注目されるのが「頭の働き」。高齢者の認知機能、運動機能の低下が招いたと思われる交通事故がマスコミに大きく取り上げられ、単に病気にならない「元気な体」だけでは健康寿命を伸ばしているとは言えないことが実感されます。

そこで同社では、59種類の栄養素を持ち「高齢者の健康補助食品として適しており、実際に多くのシニア世代に支持いただいている」(同社広報)ミドリムシサプリ「いのちのユーグレナ」(女性向け)、「パワーユーグレナ」(男性向け)それぞれのシニア向けパックや、2つを組み合わせた「夫婦セット」を新発売。「シニアいきいきキャンペーン」をスタートさせ、「本当の健康寿命」のためのさまざまな情報を整理し、わかりやすく伝え、顧客への知識面でのバックアップもしていきます。


(参考)商品の主成分であるユーグレナグラシリスの機能について、株式会社ユーグレナから認知機能速度および運動速度の測定でスコアの向上が確認されたことが2019年5月17日〜19日に行われた第73回日本栄養・食物学会で発表され話題となっています。
株式会社ユーグレナのニュースリリースページ/https://www.euglena.jp/news/20190528/

 

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女性向けいのちのユーグレナと男性向けパワーユーグレナ

 

(シックスセンスラボ株式会社 公式HP  https://www.sixthsenselab.jp/ )
 

 

 

測定・運動・発声・脳トレ、約100種類のコンテンツが一つのシステムで完結。TANOで笑顔の環境づくりを。

 

TANOTECH株式会社(以下、TANOTECH)は、9月25日(水)から9月27日(金)10:00~17:30(27日のみ16:00閉会)東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される、アジア最大規模の福祉機器の総合展示会「第46回 国際福祉機器展 H.C.R.2019」に「TANO2019」最新版を出展する。


TANOTECHのリハビリテーション支援機器である「TANO」は、世界7か国で利用されているセンサーを使ったテクノロジー福祉機器です。TANOは「高齢者」「認知症」「療育」「リハビリテーション」「介護予防」「計測」等、全100種類のコンテンツを搭載し、福祉施設から病院、大学、研究機関等、幅広く利用されています。

今年は台湾大学病院でも導入され世界からの評価も高く期待されています。

 

TANOは国内の自治体だけでなく、世界との連携や大学との連携も進んでおり、シリアスゲームとしてプログラミング教育の教材としても展開しています。

 

事業概要

事業概要

 

「TANO2019」では新しいコンテンツの追加だけでなく操作キャラクター選択、ログイン、骨格の記録、メニューの簡略化等、利用者・スタッフ・専門家・販売店からのニーズに対応した機能追加を行いました。

 

【主な機能】

  • 操作キャラクター選択
  • ユーザーログイン
  • ユーザー骨格自動録画(ゲーム中)
  • タイマー(各ゲームの時間を任意に決められる機能)
  • コンテンツの追加
    (スキー・ボルダリング・バスケットボール・3D合成動画・骨格記録再生)

 

新しいコンテンツ・バスケットボール

新しいコンテンツ・バスケットボール

 

他、現場からの要望のフィードバックを修正・追加しました。
展示会期間では導入及び導入検討施設からの相談や販売店や代理店の相談、開発・産学連携のご相談を受け付けます。当日は香港や韓国・中国からの代理店が集い、世界各国からの商談に対応できるようにしております。

展示会以降2019年10月より公益財団法人東京都福祉保健財団の次世代介護機器コーナーに設置され、誰でも見学・体験が出来るようになりますので是非ご利用下さい。

http://www.fukushizaidan.jp/205jisedaikiki/taikentenji.html

展示会に先立ちまして、2019年9月20~21日(土)ではTANOTECH株式会社社内において内覧会も実施いたします。この機会に是非体験お問合せ下さい。

 

【第46回 国際福祉機器展 H.C.R.2019】

2019年9月25日(水)~9月27日(金)10:00~17:30(27日のみ16:00閉会)
東京ビッグサイト西・南展示ホール 小間[西2ホール W2-046]
入場料:無料:事前登録は下記ページより
https://www.hcr.or.jp/registration

 

【TANO2019事前内覧会】

2019年9月20日~9月21日(土)13:00~15:30(一般公開用)
TANOTECH株式会社 平塚市宮の前1-4パーレン平塚ビル5F(JR東海道線平塚駅北口徒歩4分)
入場料:無料 お申込み・予約は下記より時間指定して申し込み下さい。
http://tanotech.jp/admission.html

 

【東京都福祉保健財団次世代介護機器コーナー】(2019年10月以降)

入場料:見学無料/体験(要予約)
都営大江戸線「都庁前駅」徒歩2分
http://www.fukushizaidan.jp/205jisedaikiki/taikentenji.html
 

【ロボテラス】

2019年10月以降最新版差替
入場料:見学無料(貸切の場合がございますので予定をご確認下さい)
辻堂駅北口下車 徒歩4分
https://roboterrace.jp/

 

メニュー

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ワンプッシュでポータブルトイレのにおいを解決する 業界初の消臭剤『Toletta(トレッタ)』が発売

 

株式会社サナ(本社:埼玉県所沢市、代表取締役:秋山 哲紀)は、少子高齢化や老老介護が深刻化する中、介護経験のある10代~60代の男女を対象に、「介護生活でのにおい問題」に関するアンケートを実施しました。

 

【調査詳細】

期間:2019年7月29日
対象:「Gunosy」のユーザー100人(介護経験のある10~60代の男女)
調査:Gunosyリサーチ

 

■調査結果の詳細

(1) 88%が介護生活において「トイレのにおい」を気にしている

 

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この調査では、88%が介護生活において「トイレのにおい」を気にしていることが分かりました。他の場所では、「居間」(34%)、「風呂場」(30%)、「玄関」(21%)などがにおいを気にする場所として挙がりましたが、「トイレのにおい」にはその2.5倍以上の票が集まりました。

 

(2) 97.4%が「ポータブルトイレ用消臭剤」に不満を持っている

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この調査では97.4%が介護で使用している「ポータブルトイレ用消臭剤」に不満を持っていることが分かりました(対象:同アンケートで「トイレ用消臭剤を使用している」と回答した38名)。その理由として、「消臭剤の投入量を毎回量らなければいけない」(18.4%)、「消臭効果の継続時間が短い」 (15.8%)という理由が上位に挙がりました。

 

(3) 88%が「ワンプッシュで使用できるポータブルトイレの消臭剤」を使用したいと回答

 

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この調査では、88%が「ワンプッシュで使用できるポータブルトイレの消臭剤」があれば使用してみたいということが分かりました。この背景には、多くの人がトイレのにおいを気にしていても、面倒な計量や消臭効果の短さが原因で、使用している消臭剤に不満を持っていることが考えられます。

 

■『Toletta(トレッタ)』について

『Toletta(トレッタ)』は、業界初の「ワンプッシュ」で使用できるポータブルトイレ用消臭剤です。
ワンプッシュで1回分(1ml)が出てきますので、面倒な計量の必要はありません。2Lの水にワンプッシュした場合、本品1本(110ml)で約100回分、1日あたり約9.8円で、においの原因であるアンモニアや硫化水素を素早く除去することができます。脱臭剤メーカーのノウハウを活用した確かな消臭力で、毎日使用するポータブルトイレをもっと快適にします。

 

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〈使用方法〉

(1) 排せつ前のポータブルトイレのバケツに、指定された量の水を入れてください。
(2) 1.5~2Lの水にワンプッシュの本品を投入してください。
(3) 排泄物を含んだ汚水は24時間以内にトイレに流してください。

 

■商品情報

商品名    : SANA-Toletta
価格     : 980円/本(税抜、送料別)
容量     : 110ml
商品のジャンル: 介護用品
販売場所   : https://www.amazon.co.jp/dp/B07WSTJBX4
商品について : https://www.sana-bio.co.jp/stp

 

■株式会社サナについて

当社は1969年の創業以来、半世紀『自然の循環を強力に守る』を企業理念として掲げ、排水処理から悪臭対策、浄化槽管理剤、畜産資材、農業資材と幅広く環境にかかわる諸問題に対し、環境を守る製品群を開発してまいりました。

経済と産業の発展、高度化は、私たちの生活を豊かにしてくれました。しかし、同時に環境破壊を起こし、人や動物、水や土壌、微生物にまで悪影響を与え、『自然の循環』を壊してしまいました。

私たちの身近には多くの環境問題があります。私たちはお客様が抱える環境問題を豊かな経験と実績、確かな技術と製品群で快適な環境を創り出し、『未来の環境を創造する』ことが、私たちの使命であると思っております。

時代が著しいスピードで変化するなか、よりよい環境づくりを担う「環境改善のリーディングカンパニー」として、これからも私たちは、お客様をはじめ、社会から信頼され、魅力のある企業となれるよう日々精進していきます。これからも皆様のより一層のご支援、ご指導をお願い申し上げます。

 

■会社概要

商号  : 株式会社サナ
代表者 : 代表取締役 秋山 哲紀
所在地 : 埼玉県所沢市東所沢和田1-41-6
設立  : 1969年7月14日
事業内容: 排水処理剤、微生物剤の製造販売・脱臭剤、
      マスキング剤、芳香剤の製造販売 等
資本金 : 10,000千円
URL   : https://www.sana-bio.co.jp/

 

 

シニアのアンケート調査

57~77歳のシニア20人に聞きました!! シニアの日常の過ごし方!!

NC051 2013年5月に、山口県山口市内の50代以上の男女20名に生活に関するアンケート調査を行いました。メディア接触や日頃のライフスタイルなど、様々な調査結果がございますので、数回に分けてご紹介いたします。

調査概要

  • 調査期間:2013年5月1日~15日
  • 調査方法:アンケート用紙への記入
  • 対象エリア:山口県山口市内
  • 対象者年齢:50代以上男女
  • 対象者年齢平均:63.3歳

調査対象者プロフィール

【定性調査】プロフィール2

日頃の買物について

買い物についてのアンケート調査結果です。 山口県山口市は公共交通機関が少なく車社会です。そのため行動範囲が比較的広く、コンビニ、スーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンターはいくつかありますが、百貨店やブランド専門店はほどんどありません。都心エリアと行動手段・行動範囲が異なりますので非常におもしろい結果となりました。

Q.「あなたご自身が」買い物する場所と頻度について、 当てはまるものをそれぞれお答えください。

チャネル別買い物頻度2

  • コンビニ:1か月に1回が35%と最も多く、次いで週に1~2回という結果になりました。買い物をしない方が20%ですので、まだまだ普段の買い物場所としては根付いていないようです。
  • スーパーマーケット:20人のうち女性が15人のため、週に1回以上行かれる方は全体の70%で、中でも毎日行かれる方が10%と高頻度で買い物をされているようです。
  • GMS:1か月に1回買い物をされる方が35%、買い物しないという方が35%と一番多い結果となりました。コンビニで買い物をしない方が20%だったのに対し35%と多く、自宅近くにGMSがないためかコンビニよりも接点が少ないようです。
  • ドラッグストア:1か月に1回の方が40%、次いで2週間に1回、週に1~2回という結果になりました。スーパーに次いで比較的買い物頻度が高いようです。
  • ホームセンター:1か月に1回という方が45%とほぼ半数となり、日常的な買い物場所ではないという結果になりました。
  • 宅配サービス:生協の利用が多いのか週に1~2回という方が40%と日常的な買い物として宅配サービスを利用されている方が約半数となりました。その反面買い物をしない方が50%と、利用される方は高頻度で利用されない方は全く利用されないようです
  • ネット通販:一番高頻度の方でも3か月に1回と、まだまだネット通販は浸透していないようです。ブランド百貨店と同じ頻度のようです。

メディアについて

Q.あなたは普段どのくらいメディアに触れていますか? 当てはまるものをそれぞれお答えください。

メディア接触2 テレビを「見る」と回答した方が全体の90%と他メディアと比較すると圧倒的な接触率。「あまり見ない」と回答した方は他メディアも同様に接触率が低くなっています。 テレビに次いで接触率が高いのは75%の新聞、35%のラジオ/フリーペーパーと続きます。 山口市が車社会のためラジオの接触率が高いのではと想定していましたが、「聞かない」と答えた3名のうち2名が75歳以上でしたので、車にではなく家で聞いていると想定されます。 会員誌については80%が「読まない」と回答しており、接触率が低くなっています。

Q.普段「あなたご自身」がお使いのものをすべてお答えください。

デジタルデバイス 調査した20人全員がガラケーもしくはスマートフォンを使用しています。スマートフォン使用者4人の年齢は、57歳~70歳。 タブレット端末使用者4人については、60歳~76歳と年齢層が高くなっており、 パソコンに関しては、デスクトップパソコンよりもノートパソコンの方が人気のようです。

Q.あなたが携帯電話(ガラケー/スマートフォンは問わず)で 「よく使う」機能は何ですか。

使用機能 電話機能をよく使っているという回答者は全体の90%。電話機能をあまり使わない2人のうち1人はメール・写真撮影機能は使っており、もう1人はインターネットでの検索、ゲーム等電話機能以外は全て使っているという回答しています。 その他メール機能・写真撮影機能を使われる方が比較的多い中、使われない層の3人が70代であるため、年齢層の高い方は電話機能のみを使われているようです。 またインターネットでの検索機能を使用している4人は全員スマートフォン保有者でした。

Q.あなたがよく見るインターネットサイトがありますか?

よく見るサイト よく見るインターネットサイトについては、半数の方があると回答し、年齢層は比較的若く平均60.9歳。なしと答えた方の年齢は65.7歳と年齢層が高くなっています。

Q.あなたがよく見るインターネットサイトは何ですか?

見るサイト 数は少ないですが、全体的にYahoo!をよく見られているようです。

いつも見ているテレビ番組・好きな映画

Q.いつも見ているテレビ番組は何ですか?

1位:あまちゃん
  • 60歳女性:最初のテンポの良い主題歌が大好きです
  • 60歳女性:ストレッチをしながら観るのに丁度いいから
  • 77歳女性:面白いから
2位:水戸黄門
  • 72歳男性:一話完結だから
  • 66歳女性:前から見ているから
その他の回答
  • 52歳女性:プロ野球中継 …巨人が好きだから
  • 59歳女性:天才!志村どうぶつ園 …かわいい動物が出るから
  • 59歳女性:Qさま!! …クイズ番組が好きだから
  • 64歳女性:ナニコレ珍百景 …各地のおもしろ百景が見られるから
  • 70歳女性:報道ステーション …司会者の私情が入るのが面白い
  • 76歳男性:神々の晩餐(BS朝日)、薯童謠(BSジャパン) …韓国ドラマが好き
  • 57歳女性:趣味の園芸(NHK) …参考になるから
  • 62歳女性:サスペンスドラマ
  • 65歳男性:たかじんのそこまで言って委員会 …考えが同じである
  • 77歳女性:八重の桜 …歴史の探訪
  • 57歳女性:ホンマでっか!?TV …色々な情報が聞ける、面白く説明する
  • 64歳男性:おはよう日本
  • 75歳女性:イ・サン(韓国時代劇)、トンイ(韓国時代劇)、大改造!!劇的ビフォーアフター、開運!何でも鑑定団
やはりNHKの朝の連続テレビ小説は人気のようですね。2013年末に発表された流行語にも名台詞が大賞を取ったりと、2013年話題のドラマでした。 また、水戸黄門も同じく人気です。勧善懲悪で1日1話で完結するのが好まれる理由のようです。 その他の回答を見ると、皆さんお好みはバラバラのようですね。注目なのは、76歳男性が韓国ドラマをよく見ているということです。韓国ドラマ=女性向けだと思っていますが、意外と年配の男性も見られているようです。

Q.あなたが好きな映画は何ですか?

  • 65歳男性:アラビアのロレンス
  • 76歳男性:スティーブン・セガール出演作 …やられるシーンがなく、必ず勝つから
  • 52歳女性:デスノート …主人公エルの頭脳の良さがすごい
  • 57歳女性:ローマの休日 …オードリー・ヘップバーンがかわいい
  • 57歳女性:チキンリトル、カールおじさんと空飛ぶ家 …ほのぼのとして良い
  • 57歳女性:相棒 …ずっと昔から見ているから
  • 57歳女性:ニューシネマパラダイス …感動的
  • 60歳女性:スピルバーグの映画 …有名な役者を使わないのに、心に響くものがある
  • 60歳女性:タイタニック …現実にあったことなので、驚きと感動がある
  • 70歳女性:おくりびと …タイトルのインパクト
  • 75歳女性:ロード・オブ・ザ・リング …大きな物語、孫と一緒に観ました
  • 77歳女性:長州ファイブ
海外の名作から邦画まで幅広いですね。全体的に、アクション映画ではなく、ストーリーが感動的であったり、何らか訴えかけるものが好印象の傾向があるようです。 また、75歳女性は「ロード・オブ・ザ・リング」で孫と一緒にご覧になったとのことです。 その他、57歳女性の「チキンリトル」「カールおじさんと空飛ぶ家」は、2つともアニメ映画ですので、こちらも恐らくお孫さんとご覧になったのでしょう。 孫と一緒に見る映画は、映画自体も勿論ですが、「一緒に見る」という素敵な思い出も加わり好印象になったのではないでしょうか。3世代マーケティングのヒントになりそうですね。

独自調査をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。

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75歳以上の“粗食”は“フレイル”(加齢による心身の衰弱)と関連

必要な食事量が摂れていない高齢者が多く存在 高齢者の意識は「粗食が大切」、一方、管理栄養士は「逆に不健康」と回答
 
ネスレ日本株式会社 ネスレ ヘルスサイエンス カンパニー(本社: 兵庫県神戸市、カンパニープレジデント: 中島 昭広、以下「ネスレ ヘルスサイエンス」)は、「後期高齢者(75歳以上)の食と健康に関する実態調査」を実施しました。75歳以上の男女(以下、高齢者)、75歳以上の同居家族を介護・支援する男女(以下、介護・支援者)、管理栄養士の合計1,200名の回答により、高齢者の食と健康の現状が推測されました。

 当実態調査の結果、“後期高齢者”と言われる75歳以上の多くが、必要な食事量が摂れていないことがわかりました。多くの方が自ら健康のために食事量を減らしており、その背景には、「粗食が大切」という認識が浸透していることが読み取れます。しかし、高齢者の2人に1人が、昨今問題視されている “フレイル” (加齢による心身の衰弱)の疑いがあることがわかりました。

日本全国で“栄養ケアの大切さ”を広める活動を行う一般社団法人WAVES Japanの理事長を務める栄養の専門家、東口 髙志先生 (藤田医科大学医学部 外科・緩和医療学講座 主任教授)は、「現在、世界で最もホットな話題のひとつは、“高齢者の低栄養”です。高齢者の低栄養は、全身が衰弱して生活力が損なわれるフレイルの大きな原因といわれています。また、生活の質が低下し、要介護度が増し、疾病からの回復が遅延することによって、寿命の短縮を招いてしまいます。高齢者には、特にたんぱく質とエネルギーを十分に摂取して楽しい老後をお過ごしいただきたいです。」と話しました。
 
 
1.     “粗食志向”をはじめ、間違った食知識が高齢者自身やその周辺に散見
  • 約9割の高齢者、約7割の介護・支援者は今の食事量でも栄養が十分だと思っているが、栄養のプロである管理栄養士の約7割は「足りていると思わない」と回答。
  • その背景には、根強い“粗食志向”。しかし、栄養のプロ・管理栄養士から見たら“不健康”
  • 「粗食が大切だと思う」と回答した高齢者は76%、介護・支援者は51%。一方、管理栄養士はたった20%
 
2.     高齢者の2人に1人が「フレイル(加齢による心身の衰弱)」の疑いあり*。食とフレイルには密接な関係が
  • フレイルの疑いがある人のうち約8割が「粗食が大切」と信じていた
  • フレイルの疑いがある人のうち約7割が「食事量を減らしていた」
  • 食に対する悩みが、フレイルの疑いがある人は、フレイルの疑いがない人の1.5倍あった *基本チェックリスト(厚生労働省)を使用

 

■ 高齢者は今の食事量でも栄養が十分だと思っている

「あなた(あるいはサポートしている高齢者)の現在の食事量、食事内容で、必要な栄養素が十分足りていると思いますか。」と質問したところ、高齢者は「思う」と「まあまあ思う」が合わせて90%、介護・支援者は「思う」と「まあまあ思う」が合わせて73%という結果に。今のままで十分に栄養が足りていると思っている人がほとんどであることがわかりました。しかし、管理栄養士は、「思わない」が71%、「思う」と「まあまあ思う」が合わせて29%であり、現状では栄養が足りていないと思っています。(図1)

高齢者当人やその周辺と、栄養のプロである管理栄養士との間には食事・栄養摂取の実態に関しての認識に差があることがわかりました。

 

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■ 背景には、根強い“粗食志向”。しかし、栄養のプロ・管理栄養士から見たら“不健康”

食と健康に対する考えを聞くため、「あなたは(もしくはあなたがサポートしている高齢者にとっては)、健康のためには、食事量やカロリーを摂りすぎない「粗食」が大切であると思いますか。」と質問をしたところ、「はい」と回答した高齢者は76%、介護・支援者は51%。管理栄養士はたった20%という結果となりました。この結果より、高齢者やその周辺では粗食が健康の秘訣だと考えられているが、管理栄養士からみると、逆に不健康であると考えられていることが読み取れます。(図2、図3、図4)

 

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■ 高齢者の2人に1人が、“フレイル”の疑いあり

フレイルの疑いがあるかどうかを確認するため、生活や健康状態をチェックする「基本チェックリスト(厚生労働省作成)」に回答してもらったところ、フレイルが疑われる人が59%、非フレイル(フレイルの疑いがない人)が41%という結果になり(図5)、75歳以上の約2人に1人がフレイルの疑いがあることがわかりました。フレイルは、健常と要介護の中間段階と言われています。

 

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■ 食とフレイルは密接な関係か

高齢者の半数以上にフレイルの疑いがあると思われる中、以下の結果から、フレイルの疑いがある人は“粗食志向”が強く、食事量が少なく、食の悩みを持っていることが読み取れます。

・フレイルの疑いがある人の約8割が“粗食が大切である”と信じていた
「あなたは、健康のためには、食事量やカロリーを摂りすぎない「粗食」が大切であると思いますか。」という質問に対するフレイルの疑いがある人の回答をみると、「はい」が80%、 「いいえ」が20%という結果でした。(図6)

 

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・フレイルの疑いがある人の約7割が自ら食事量を減らしていた
フレイルの疑いがある人に食事量について質問したところ、「量を減らしている(8%)」と「量を少し減らしている(62%)」と回答した人が合わせて70%という結果でした。(図7)

 

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・食に対する悩みが、フレイルの疑いがある人は、非フレイル(フレイルの疑いがない人)の1.5倍あった

「あなたが、食生活について悩んでいることを選んで回答ください。」という質問(MA)2)について、悩みの合計数値をフレイルの疑いがある人と非フレイル(フレイルの疑いがない人)とで比較すると、フレイルの疑いがある人は136%、非フレイル(フレイルの疑いがない人)は88%と、フレイルの疑いがある人のほうが多い結果となりました。(図8)

具体的な悩みとしては、「メニューを考えるのが面倒」、「特定の食材ばかりを食べてしまう」といった食事の準備が億劫になる傾向があるほか、「食事をするときにむせることがある」、「食事量が減って空腹を感じにくくなった」など身体的な不具合が出現しているのが特徴的だといえます。
 

 

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■調査概要

調査名:                75歳以上の食と健康に関する実態調査
調査期間:             2019年6月
調査手法:             インターネット調査
調査数と対象:       ①75歳以上の男女500名、②75歳以上の同居家族を介護・支援する男女500名 ③管理栄養士200名

1)SA(シングル・アンサー)
  ひとつの質問に対して、複数選択肢を示してそのなかからひとつの回答を選択させる回答形式
2)MA(マルチプル・アンサー)
ひとつの質問に対して、複数選択肢を示してそのなかからあてはまるものをひとつ以上いくつでも選択させる回答形式


参考資料

■ 東口 髙志先生コメント
(一般社団法人 日本静脈経腸栄養学会 理事長 / 一般社団法人WAVES Japan 理事長/
藤田医科大学医学部 外科・緩和医療学講座 主任教授)

今回の結果では、わが国の75歳以上のほとんどの方が、必要とされる食事量に足りていないこと、その原因が「高齢者でも粗食が大切」とする間違った認識の浸透によることが明らかにされました。確かに、壮年層での肥満は生活習慣病発症の高リスク因子です。しかし、過度の痩せや高齢者の低栄養は、逆に生活の質を低下させ、要介護度を増し、疾病からの回復遅延さらには寿命の短縮につながってしまうのです。

現在、世界で最もホットな話題のひとつは、「高齢者の低栄養」です。これまで、体重(Kg)/身長(m)/身長(m)で算出されるBody Mass Index(BMI)が22の人が最も長生きし、これを越えると肥満から糖尿病などをきたしやすくなるため、BMI高値の方は早期死亡のリスクが高いといわれてきました。しかし、最近のデータでは、欧米ではBMIが27の人が最も長生きするとの結果が示され、これまでとは全く逆に、痩せている人の方が高リスクであることが明確にされました。私たちは、BMI低値で示される低栄養は、特に高齢者では四肢の筋肉である骨格筋量や筋力が減衰するサルコペニア、またそれに伴って全身が衰弱して生活力が損なわれるフレイルの大きな原因となることを指摘してきました。そして、その予防策として、高齢者が各地域でいきいきと生きていけるように一般社団法人WAVES Japan(ウェイブズ ジャパン)という全医療職が集まり社会栄養学を実践する集団を組織して、低栄養の怖さとその回避方法を様々なところで啓蒙してまいりました。

是非とも、皆さまには特にたんぱく質とエネルギーを始めとした栄養を十分に摂取して楽しい老後をお過ごしいただき、いきいきと生ききっていただきたいと思います。


■ネスレ ヘルスサイエンス

世界の「栄養・健康・ウェルネス」のリーダー企業であり続けることを目指すネスレグループが展開する、先端的かつ中核の事業。新たな健康管理法の推進を目指し、お客様や医療従事者に対して、「栄養の力」を上手に引き出して総合的に健康をサポートする「栄養療法」を提案している。日本では特に、医療機関において特別な栄養ケアが必要な方への集中的な栄養管理や、介護現場での高齢者向けの栄養管理のための栄養補助食品を展開している(約10,000軒の医療機関や高齢者施設での展開実績あり)。さらに、医療・介護現場で培った知見や開発力を一般消費者向け商品にも活かすことで、高齢化が進む社会へのソリューションを提供することにも取り組んでいる。http://www.nestlehealthscience.jp/

 

 

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